2010-02-09
【告知】第二回『アニメルカ』公開会議+テスト座談会
- 日時: 2月13日(土)22時〜24時30分(予定)
- 司会: ぼく(反=アニメ批評) と EPISODE_ZERO さん
- 座談会パネラー:ろくさん@WebLab.ota , noir_kさん@noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った
- 進行表
- 1. 『アニメルカ』寄稿者発表+公開編集会議
- リスナーのみなさまからも具体例・具体案を大募集します
- 3. 公開座談会の公開反省会
追記説明:ちなみに、「テスト座談会」というのは、前回の公開会議で話に出たような、「twitter連動型の座談会」がどうやったら上手く成り立つか、を検討するためにとりあえず試しに座談会やってみるテストのことです。そのため、今回は最後に「公開座談会の公開反省会」という検討会を組み込んでいます。
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2010-01-31
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』に散りばめられた不吉さ――鵺(ぬえ)が運ぶ死のイメージについて
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は不吉さをまとう。
OP映像が模しているグスタフ・クリムトの絵画群は、
クリムトの作品と同様、作品全体に不穏な気配を漂わせはじめ、
クリムトの作品は、甘美で妖艶なエロスと同時に、常に死の香りが感じられる
回想シーンで女性軍人がトランペットで奏でる『アメイジング・グレイス』は、意味深な言葉を謳いだし、
Yes, when this heart and flesh shall fail, And mortal life shall cease, I shall possess within the vail, A life of joy and peace.
そうだ この心と体が朽ち果て そして限りある命が止むとき 私はベールに包まれ喜びと安らぎの命を手に入れるのだ
第2話では、実際に(稲光のたびに)死者の姿までもが描かれだす。
ここまでくれば、もはやあの不細工なオオコノハズクを、
『雨月物語』をもとに「死の象徴」として解釈し出す方がいらっしゃっても何らおかしくもなければ、
■本当はこわい『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の話――雨月物語から読み解く、コノハズク(フクロウ)の象徴するもの。 - ばべのれ
このように登場キャラが可愛い女の子ばかりでどこか萌えアニメ然とした雰囲気とは裏腹に、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は随所に強烈な死と滅びのイメージが散見され、不穏な空気が瀰漫している。このアニメ怖いです。やたら牧歌的な公式サイトとか釣りとしか思えない。朝の山に響くラッパの音色も、もはや鎮魂曲としか思えない。
いつモードが切り替わるのかは判らないが(表層的には当分ゆるいままだと思う)、いずれ萌え豚たちの「ソラノヲトは雰囲気アニメ」という甘い幻想が叩き潰されることになるのは、まず間違いないと言えるのではないだろうか。コノハズクのなく頃に、果たして何人が生き残っていることやら……。
現にこのぼく自身が、そのコノハズクをめぐる鳥(=ニワトリ)表現に魅せられては、不吉な予言を口走ってしまったりもしていたわけですが、
■『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』における雑種性――『けいおん!』との類似性を超えて - 反=アニメ批評
第1話から活躍を見せつけたこの丸々と太った不細工な鳥だけは、今後絶対に無事では済まないはずだと強く確信いたしております。
この直感は、先ほど紹介させていただいた杉田さんによる別の記事に目を通すことによって、その正しさが補強されだしもするでしょう。
というのも、その注目した記事においては、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第4話で、不意に語られだした「鵺(ぬえ)」(「最初のは鵺、トロワ州独特の屋根飾り。魔除や厄除けなどの目的を持つ」)に関して(反=天皇主義の象徴であると)論じていらっしゃるのですが、
■つまり『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の世界は◯◯◯だったんだよ! ――『平家物語』から読み解く、鵺(ぬえ)の屋根飾りが象徴するもの。
ここで、Wikipediaで「鵺(ぬえ)」を、
『平家物語』などに登場し、サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビで(文献によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。また、頭がネコで胴はニワトリと書かれた資料も存在する。)
※強調は筆者による
さらにそのまま「雷獣」まで調べてしまえば、
※強調は筆者による
胴体がニワトリの雷獣――すなわち、鵺(ぬえ)とは『true tears』における「雷轟丸」のことであったことが判明してしまいます。
事実、鵺(ぬえ)を雷轟丸として捉えれば、鵺(ぬえ)=飛べるニワトリ・雷轟丸のオブジェが「天に最も近い場所」に設置されている=「屋根飾り」になっていることの意味もわかりますし、
そもそも、第4話で鵺(ぬえ)(=雷轟丸)の説明を始めるのが、メインヒロインの一人「乃絵留(ノエル)」(漢字表記は公式のもの)であったことも必然として理解できる(ただしここではとりあえず、「鵺(ぬえ)=乃絵(のえ)」論に関しては言及しません)。
そしてここで改めて第1話を思い出していただけるならば、そこにおいて既に、鵺=雷轟丸の屠殺死体という、如何にも不吉なイメージが、つまり鵺が死の象徴として、あらかじめ大々的に描かれていたことに思い当たるはずです。
このように、作品の第1話から、不吉さをこれでもかと散りばめられていた『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。
もはや誰一人、日常系ほのぼの作品だなどとは信じられないこの作品に関して、次回は、極めてクリティカルな存在である鵺(ぬえ)=コノハズク=ニワトリが、そうした凶兆を司る以外にも、他作品をまたぎ飛び回っては重要な役割を演じ始めているという点にまで議論を進めていきたいと思います。
つづく。
最後に告知。
■絶対アニメルカ宣言――第一回『アニメルカ』公開企画会議まとめ
第2回『アニメルカ』公開会議
- 日時:2月13日(土)22時〜(予定)
- 参加者: ぼく(反=アニメ批評)とEPISODE ZERO さん、他
- 内容(予定)
- 寄稿者の発表
- 公開会議
- 第一回公開座談会
2010-01-23
絶対アニメルカ宣言――第一回『アニメルカ』公開企画会議まとめ
そういえばこないだ行われた同人誌公開会議の件、
- 日時: 1月16日(土)22時〜(1,2時間程度)
- 参加者: ぼく(反=アニメ批評) と EPISODE_ZERO さん
- 議題
- サークル名
- 同人誌タイトル
- 特集企画案
- 関連企画案
- 表紙・レイアウト
まとめ記事とか作ってなかったなーと思い出したので、いまさらながら簡単に整理してみようと思います。
といってもまあ、既にエピゼロさんが彼なりのまとめ記事を書いてくださってますし、ぼくのほうは、この同人誌の件を含め、また最近色々な面で慌ただしくなってきたため、一切の工夫を欠いた個人的なメモ書きというエクスキューズの元、手抜きを見逃していただこうかと。
で、「同人誌タイトル」、「サークル名」、「特集企画案」の決定(+ep_zeroさんのtwitter推しを粉砕する)が課されていた今回の公開企画会議は、最大同時リスナー数80人+、twitterハッシュタグ+掲示板でご意見くださった20名+といった多くの方々のご協力のおかげで、無事に全てのノルマを果たすことができました。
以下が決定事項。
■ サークル名: アニメルカ製作委員会
正常な方であれば、思わず失笑を漏らされるところなのかもしれませんが、しかし、会議の途中、『アニメルカ』という決定がくだされる前段階においては、タイトル候補が「アニメルカトル図法」などという名称であったことをお知らせすれば、この結果からでも確かな前進を感じていただけるのではないかと思います。
といっても、何も「アニメルカトル図法」にしたところで、ただのダジャレというわけではありません。
会議の冒頭でも説明させていただきましたが、このアニメ同人誌においては、未だ明確な編集方針=派閥を打ち出す前段階であることを自覚しては、「web上にバラバラに偏在する無数のアニメ語りの数々を、その雑多性を保ったままカタログ的にまとめることによって、そこにおける議論の多様性や問題意識の射程を明らかにしたい」とでもいったコンセプトが捏造されているのですが、その意味においても、この「アニメルカトル図法」という言葉は、そうした広大なアニメをめぐる言説を一望するための道標であり「地図」でありたいというこの同人誌のコンセプトと共鳴しはじめていたわけです。
そうであったがゆえでしょうか、「アニメルカトル図法」の略称として『アニメルカ』という言葉が生まれるやいやな、掲示板・twitterでの参加者から少なからぬ賛同の声があがったかと思えば、しまいにはまるで全員が集団催眠にでもかけられたかのように、各々が『アニメルカ』に対して多様な意味を吹きこみだします。
アニメ・ミ・ルカ、アニメル科、アニメル家etc...このように、早くも一人歩きな暴走をはじめてしまっているアニメルカタンに関しては、公開会議の場においてさえ、「このキャラを勝手にドンドン二次創作してもらって、pixivとかでもガンガン流行らせちゃおうよ」などといった戯言をほざいてしまった気もしないわけではありませんが、しかしもちろん、こうした夢想が小規模にでも実現されるという事態は、同人誌の宣伝的な意味でも大歓迎なことをはじめ、それに関連して、あまりに殺風景な紙面を彩る要素として検討されていた挿絵を、このアニメルカタン萌え擬人化案で統一するのも良いのではないかなどという計画までもが、秘密裏に進行しつつあることを言い添えておきましょう。
ただ流石に、「同人誌『アニメルカ』の最終目標は『アニメルカ』アニメ化にしよう!」などといった妄言までをも再録する気にはなれないのですが、しかし、それこそが「アニメを批評すること=アニメを創造すること」がダイレクトに体現された、「批評」のある種の理想系ではないかと思わないわけではありません。
現に、サークル名である「アニメルカ製作委員会」なぞは、まさに、「アニメルカのアニメ化」を目論むトンでも組織という体裁が意図されているわけですし。
他、余談としては、「アニメルカ」ってなんかVOCALOIDっぽい名前だし、ならCRITICALOIDかな、「-oid」は「-もどき」という意味の接尾辞だから「アニメ批評じゃないから恥ずかしくないもん!」というキャッチフレーズまで意味するわけだしとか、「アニメルカ」タンにはもうひとつの最終候補タイトルであった『あにろぐ!』こと「アニログ」タンというショタor男の娘な弟がいることにしようよとか、記事の一つとして、架空のアニメ作品『アニメルカ』の批評や、その企画書や脚本まで載せていこう等々、病理的な妄想はどこまでも進行し続けます。
――その他、なんかもう色々な案を出し過ぎて、自分でも何がなんだかよくわからなくなっていますが、とりあえず、公開会議で話したことくらいはまとめておきます。
ただまあ、ぼくが最も強調していた同人誌の正当化・理論的裏付けの話は、あまりこうした場で述べ立てることではないので控えようと思いますが、ようは一言でいえば、編集方針やコンセプトの一貫性をもっと強めていこう、そういった作業こそが、編集委員の役割であり、同人誌の対外的価値を形作るものだろういった話でした。
■特集・企画に関する私見や討議中の議題
今回の会議で決まったことのもう一つとして、特集ないし座談会のテーマとして「webとアニメ」でいこう、というものがあります。
これは第1号の「web上におけるアニメ語りの多様性を明らかにする」云々といったコンセプト的にも合致してるとか、無理のない等身大のテーマだろうとか、なんか色々と言った気がしますが、それらは今後機会があればまとめるとして、同時にもう一つ討議された議題というのが、ustreamとtwitterを連携させた多人数参加型公開座談会の試案でした(これも詳細についてはとりあえず略)。
この実現可能性に関しては、建設的批判などと言う以前に、ここで一々列挙こそしませんが問題が山積みなのは明白です。ただ、ぼくの知る限り前例のないスタイルですし、確かに企画としてのインパクトだけはあるので、もし実現可能なようであればなるべく組み込んでいきたい。
そこでとりあえず検討している方向性としては、座談会実現のためにあーだこーだ言っているよりも、とりあえずやってみてから考えればいいのではないかというものです。幸いまだ時間は多少余裕がありますし、実行してみてから何か問題があればその時点でパッチを当てて、やり方や企画を再検討すればいい。
複数回行ってみて、そこから使えるところだけ切り貼りして使ったり、もし失敗したら全てなかったことにしたり、twitterとの連携が上手くいかなかったらその場合は討議の部分だけ普通の座談会っぽくまとめたり、あるいはその座談会自体ではなく、複数回行われたその座談会をレポート記事としてまとめるといった形でのアウトプットなんかもいいのではないかと思います。
また、この企画のインパクト的には、参加者名のところに(twitterでの参加者も含めた)大量の名前が並ぶという点がありますが、その点においても、複数回に分けて収録したほうが、多くの参加人数を望めるはず。他、説明書くのがめんどくさくなったので列挙。
- それと、自分でプレゼンしておいてなんですが、特集「webとアニメ」すら、結構実現が難しい気がしないでもありません。既に書き手はかなり埋まっていて、特集に関する論考を入れるスペースも、あるいは書き手を募る時間もあまりない感じです。そんな中とりあえずは、web上におけるアニメ語りの歴史なり、webとアニメ業界などのこれからのテーマに関して詳しい方、自薦他薦問わず、大募集しておきます。あるいは、夏コミで発表予定の第二号において、この特集企画を実現させるかもしれません。
- こうなったら開き直って、今回は自己言及的に、この同人誌の方向性や理念に関しての座談会なり、あるいは前回も含めたtwitterを含む多人数参加型公開会議のまとめ、またはそれらのレポートという形でもいいのかも。制作日誌的なのとか。
■その他、個人的メモ(私見や討議中の議題)
- コンセプトや、そのコンセプトに沿った多様な書き手に加え、企画自体ももっと雑多なものを入れてもう少し「雑」誌っぽい作りにしたい
- また、定期刊行を目指すのだとしたら、今号におけるコンセプトに加え、同人誌自体のコンセプトが必要なはず
- 『アニメルカ』用の公式サイトを作りたい。普通のブログ記事に混じって、たまに同人誌情報が載るという形はわかりにくすぎるのではないか。宣伝用にも後から流れを追うのにも、公式サイトがあったほうが便利では。個人的に、このブログにあまりまともっぽい記事を載せたくない、ってこともありますが
- 「アニメルカ」という名称は、SEO対策的には、一応現状でも「アニメルカ」で検索をかけた際に、関連サイトが上位を独占する程度の低いラインはクリアできていますが、もう少し工夫したいところ(特に公式サイト)
- 各々の寄稿原稿に関しては、理想としては、文フリ(初出)の翌日には、全コンテンツがweb上で無償で閲覧可能な状態にしたい。それをわかったうえでもお金を出していいと考えてくださる方に売るという形式が、クリエイティブ・コモンズ的にも理想系ではないか。ただ同時に、販売するからには、印刷代に諸経費まで含めて、一円たりとも赤を出したくありませんし、一部でも多く売りたいため、その辺りの現実的な折り合いを模索中(実際には、とりあえず、一部コンテンツのみ公開という形になったり、時期的にも、発売の一週間後、一ヶ月後の公開なんてことになってしまうかもしれませんが)
- 他、ご意見等ありましたら、twitterでもスカイプでも(共にID: ill_critique)受け付けてます
最後に告知を。
第2回『アニメルカ』公開会議
- 日時:2月13日(土)22時〜(予定)
- 参加者: ぼく(反=アニメ批評)とEPISODE ZERO さん、他
- 内容(予定)
- 寄稿者の発表
- 企画の発表
- 公開会議
- 第一回座談会


























