写真にこだわる Twitter

2018-09-05

フルサイズミラーレス、キヤノンはEOS Rシステム

00:19

 9月24日からのフォトキナを前に各社から新製品が相次いでいますが、やはりこの時期の注目はニコンキヤノンのフルサイズミラーレス機です。ソニーが、ミラーレスのフルサイズ機のα7とα7Rをだしたのが2013年11月15日ですから、すでに5年の歳月が流れました。この間ソニーは、フルサイズミラーレス機として、すでに第3世代機ともいうべきα7R IIIとα9へと進化させました。その結果、さまざまな要因もあってカメラ勢力範囲もカメラ技術の向かう方向も大きく変わろうとしているのが、今だと思うのです。発表を先行したニコンZシリーズはファンミーティングで手にした人も多いでしょうが、本日発表された「キヤノンEOS Rシステム」については、発表時に公開された資料を基にどのような可能性を持っているのかなど、私なりに考えてみたいと思います。

 キヤノンEOS Rシステムを、ニュースレリーズの冒頭で『レンズ設計の自由度を高め、光学の可能性を広げる、カメラ・レンズで構成する新たなイメージングシステム"EOS Rシステム"を立ち上げます。また、同システムの対応製品としてミラーレスカメラ"EOS R"と、"RFレンズ"4機種、マウントアダプター4種を順次発売します。』として紹介しています。

f:id:ilovephoto:20180905212902j:image

≪発表されたボディは「EOS R」、3,030万画素、常用感度ISO 100〜40000、シャッター:30秒〜1/8000秒、AF測距範囲:EV−6〜18(50mmF1.2)、連写:AF連動・5コマ/秒、AF固定・8コマ/秒、レンズ内手ブレ補正機構とボディ内電子手ブレ補正機構の組み合わせによりシャッター速度5段分の手ブレ補正、EVF:有機EL369万画素、背面LCD:約210万画素、大きさ・重さ:135.8×98.3×84.4mm、約660g(バッテリーSDカード含)、価格:237,500円、発売:2018年10月下旬≫

 そして、まず注目したのはミラーレスフルサイズ対応のRマウントとRF交換レンズとしての4本と4種の交換マウントアダプターです。ここに、キヤノンの考える「レンズ設計の自由度を高め、光学の可能性を広げる、カメラ・レンズ」というあたりが、表れていて、将来のカメラシステム展開への思いを感じさせるのです。

f:id:ilovephoto:20180905221239j:image

≪左から、ドロップインフィルターマウントアダプターEF-EOS R:円偏光フィルター付き45,000円(2019年2月下旬)、可変NDフィルター付き60,000円(2019年2月下旬)、RF28-70mmF2 L USM(420,000円、2018年12月下旬発売)、RF50mmF1.2L USM(325,000円、2018年10月下旬)≫

f:id:ilovephoto:20180905221236j:image

≪左から、RF35mmF1.8 Macro IS STM(75,000円、2018年12月下旬発売)、RF24-105mmF4 LIS USM(155,000円、2018年10月下旬発売)、コントロールリングマウントアダプターEF-EOS R(30,000円、2018年10月下旬)、マウントアダプターEF-EOS R(15,000円、2018年10月下旬)≫

 以下には、4本のレンズ構成を示しますが、それぞれのレンズには、ASCAir Sphere Coating)、SWC(Subwavelength Structure Coating)などキヤノン独自のコーティング技術が施されています。

f:id:ilovephoto:20180905233426j:image

≪左:RF28-70mmF2 L USM(RFマウントならではのF2大口径、(Lレンズ))、右:RF50mmF1.2L USM(Lレンズ)≫

f:id:ilovephoto:20180905235401j:image

≪左:RF35mmF1.8 Macro IS STM(最大撮影倍率0.5倍)、右:RF24-105mmF4 LIS USM(Lレンズ)≫

f:id:ilovephoto:20180906004125j:image

≪レンズなしのボディ正面。電子接点は12個。EOS Rマウント(内径:54mmφ、フランジバック:20mm)、EF(54/44)、EF-M(47/18)≫

 ここで注目したいのはレンズマウントアダプターです。マウントアダプターEF-EOS Rは、価格的に15,000円と安価ですが、基本的には機械的な可動部分がなく電気接点しかない、完全電子マウントのキヤノンならではの価格設定となります。またコントロールリングマウントアダプターEF-EOS Rは、リングに絞り値やシャッター速度、ISO感度、露出補正などのカメラ側の機能を割り当てることができ、ドロップインフィルターマウントアダプターEF-EOS Rでは、フィルターを付加することができるなど、単なるマウントアダプターから付加価値をもたせたところが新しい考え方です。このあたりは、何を意味するのか、発売後の時間経過の中で見ていきたい部分です。 (^_-)-☆

※噂ではパナソニックもミラーレスフルサイズをとあります。今年のフォトキナは注目ですね。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ilovephoto/20180905/1536160792