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2011-06-09

「良いコードを書く技術」読みました。


読みました。

良いコードを書く技術 ?読みやすく保守しやすいプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

良いコードを書く技術 ?読みやすく保守しやすいプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)


どういった人が読むべき本かと言いますと、以下の2種類の人だと思います。

(1) 初心者・初学者ではなく、ある程度プログラミングに接してきて、自分の仕事の質をもう一段高めたいと思っている方。

(2) デザインパターンを理解したり、多くのコードに接してきて十分な経験を持っている方で、自分のプログラミング技能を棚卸ししたいと思っている方。

当然、僕は前者です><


まずこの本の特筆すべきところは、その「読み易さ」です。

技術書にありがちな、堅苦しい言い回しや膨大なソースコード、コメントより登場頻度の少ない、またはべらぼうに長いソースコードの説明など、気軽に読めない要素が皆無です。電車の中でも気負わず読めます。

これは(1)の人にたいへん優しいです。


次に、非常に広い範囲について言及してある、という点です。

もちろん、深く掘り下げてはありませんしそれがゆえの「読み易さ」なのですが、カテゴリーとしてはほぼ漏れ無く書かれているんではないかな、と。つまり、(2)の人が「プログラミング」という技能における自分の得手不得手を見直す時に非常に良い俯瞰図を示してくれている、ということです。

しかも、さらっと読めるレベルで書かれていますので、さらっと自分のスキルの棚卸しが出来ちゃう訳です。


ついでに言うと、僕は「コードの品質」は「ソフトウェアの品質」より低いポジションにある品質で、極論を言ってしまえばソフトウェアの品質が保たれるならコードの品質なんてどうでも良いと思ったりもしています。でも、ソフトウェアの品質にとってコードの品質は決して無関係なものではなく、ぎりぎりのところで「持ちつ持たれつ」という結び付きがあります。

このように、「コードの品質」そのものにさほど興味を持てない人にとってこういう本は非常に有用だと思います。


仕事に役立つ本は大きく2通りありまして、ひとつが「具体的な技能や知識を与えてくれるもの」。もうひとつが「気付きを与えてくれるもの」です。

この本は、プログラミングというテーマを持ちつつも後者のスタンスで書かれたものだと感じました。