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オーディオ寝室四畳半

2017-06-17

ESOTERIC K-05導入しました。(6/20加筆)

長らく時間が空いてしまいましたが、皆様お元気でしょうか。梅雨入りしたというのに今のところ空梅雨で、晴れた日が続いていますね。オーディオをやるには段々暑くなってきました。本格的に暑くなる前にじっくり楽しみたいですね。

今日は大きなニュースといいますか、報告が。このたびESOTERIC K-05を我が家に迎えることができました。以前からマイシステムを満足のいくものにしたいと考えたときに、SACD/CDプレーヤーの刷新は必要であると考えてきました。さらにもうひとつ、パワーアンプの力不足を感じています。ではどちらを優先させるかとなりますが、この四畳半でTHIEL CS2.3を使用したときに生じる欠乏感は、実はパワーよりも情報量だったのです。もう一点、先にパワーアンプを導入した場合に露わになるであろう情報量の不足感は次の機器のために資金を貯める際に、結構なストレスとなりそうだったのです。これらのことから、K-05を先に導入しました。

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今の音を忘れないうちに、K-05のインプレッションを残しておこうと思います。もう一ヶ月ほど使用しましたが、色々弄ってみてCDを聴く為の勘どころを捕まえました。アップコンバートは使用したほうが耳当たりがよく滑らかです。僕は4倍にしています。そしてデジタルフィルターですが、OFFと四種類のフィルターが選べます。大きく分けて2つのフィルターからなり、FIR型とショートディレイ型があります。僕には何のことかよくわかりませんが、聴き比べれば確かに違います。FIR型はゴージャスです。逆にショートディレイは耳当たりよくマイルドです。OFFは透明度の高い音がします。エソテリックさんの推奨はOFFということで、色々聴いてみた結果、やはりOFFにたどり着きました。PCMらしい音がするのがOFFだったからです。DSDにコンバートする機能もあるのですが、これはあまり使いたいとは思いませんでした。PCMはPCMらしさを楽しむのが一番気持ちがいいと思うのです。

フィルターによって音色が違うので、インプレするのにもいちいち書いていくと退屈だなと思いました。ですので、4倍アップサンプリングでフィルターOFFの音を基準として書いておきます。空間は今まで使ったどのプレーヤーよりも広く、高さ方向、そして奥行きが広い印象がありました。響きの純度が高いです。ややクールで硬めの音色ですがそれだけにとどまらない多彩な音をきちんと描き分けるので、一辺倒というわけではありません。インプレは以上です。

これから共に音楽を楽しむ相棒として歓迎したいと思います。

僕にとっては、はじめてのVRDS-NEO機です。K-05はVRDS-NEOの中でもコストダウンしたVMK-5が使われているので、ESOTERICのプレーヤーを買うなら03シリーズ以上なんて声もあります。比較試聴したらそりゃ03に軍配が上がるでしょう。だから僕は今回このK-05を導入するに当たってK-03或いはK-03Xを聴かないように努めてきました。他にも対抗する機種があるにはあったのですが、今までの音を崩しても欲しい音調はESOTERICにしかなさそうだったのです。ですから預金残高のことさえ考えなければ、非常にハッピーな買い物でした。6/20加筆

2017-02-23

オーディオマニアのための極私的名盤vol.2 EXTREME 〜SIDES TO EVERY STORY〜

僕の物語

明けましておめでとうございます。立春も過ぎ暦の上では春だというのに、この挨拶。少々情けないものがありますが、またこうしてブログを更新することができて、個人的にはやったぜという気持ちであります。このブログを心待ちにしている奇特な方(いるんでしょうか?)にはお待たせしました。色々あって、そして色々なものがなくて、更新が滞っていました。皆様お元気でしょうか。元気があれば何でもできるとはアントニオ猪木さんの言葉ですが、本当にそうだと思います。皆様がどうかお元気でありますように心からお祈り申し上げます。

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真実の物語

今回取り上げたのはエクストリームのスリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー。かなりチャレンジングなタイトルになっています。オーディオマニアにも次々と若い世代が育ってきてはいるものの、メインとなる層というのはオーディオブームを体験したことのある現在40〜70代の方ではないでしょうか。そしてメインソースになるのはやはりクラシックジャズ。そういった方が多いと思いますので、簡単に説明を。エクストリームアメリカハードロックへヴィメタルに属するバンドなのですが、ファンキーなリズムを取り入れた、「ファンクメタル」と呼ばれています。抜群のテクニックとプロデュース能力を持つギタリスト、ヌーノ・ベッテンコートと、超有名バンド、ヴァン・ヘイレンにも所属したヴォーカリストのゲイリー・シェローンが中心となっています。

ではなぜエクストリームかということなのですが、今回取り上げるスリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリーはピンク・フロイド的なサウンドエフェクトとイエス的な大作が織り交ざるコンセプトアルバムで、特にサウンドエフェクトの部分がかなり興味深いのです。楽曲も素晴らしいの一言。規格品番はPOCM-1001です。


あなたの物語

スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリーを1曲目のウォー・ヘッズから聴き始めたあなたはすぐに自分の右手側から心臓のドクンドクンという鼓動を耳にします。もちろんスピーカーは前方にあるにもかかわらずです。そしてそれがピンク・フロイドの「狂気」へのオマージュだと気づきます。そして左手の壁の天井付近から右手の壁まで飛行機が降りてくるのを目の当たりにします。まさに見えるようなサウンドエフェクトです。サイレンと同時に左側から心臓の音が聴こえ始め、ヘリコプターの飛び回る音、銃撃音、爆発音などが聴こえます。右手へ消えていった飛行機がまた戻って左手へ消えていくところまで聴き取れたあなたは、まさに戦場にいるような錯覚におちいるかもしれません。次に10曲目ストップ・ザ・ワールドでは列車が左手方向から右手方向へ移動していくエフェクトに気づくかもしれません。かなりリアルにスピーカーの存在など無視して聴こえます。

もしこのほかにもサウンドエフェクトが聴こえたらぜひ僕に教えてください。あなたの物語が新たな真実の物語になるはずです。


スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー
エクストリーム
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2016-12-29

謎箱付き(ノイズフィルター付き)電源ケーブルを製作しました

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オーディオがかなり好きな人なら誰もが一度は気になる?謎箱付きケーブル。その中身がLCRネットワークだということは一応知識としては知っていました。しかし昨今PSE法の影響かその姿はめっきり減り、グレードの高いものはやはりお高い。そんなある種の憧れを抱いていた謎箱付きケーブルも買えないなら作ってしまえばいいじゃない、ということで製作してみました。

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そのための前段階として、ヴィボーオーディオのロジウムメッキ電源プラグとサエクのAC-5000でケーブルを製作。その音がなかなか良いと感じたので、材料として流用し、新たな部品を付け加えて製作。その新たな部品とは写真にあるものと手持ちのネジだけです。

このノイズフィルター付き電源ケーブルを作るにあたって、旧来の友人であるところの、じゅん氏に力をお借りしました。あらためてお礼を申し上げます。

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アルミケースにケーブルを通す大きな穴とノイズフィルターをネジ止めする小さな穴を開け、TDKラムダのRSMN-2020を取り付けます。ケーブルクランプを仕込んで端子に接続し、蓋をします。そしてじゅん氏と二人で、でっち上げた会社と製品名のステッカーを貼って完成となりました。

完成写真では会社のロゴマークの黄色い正弦波が白飛びしてしまったのが悔やまれます。しかし、かなりかっこいい仕上がりになったのではないでしょうか。

コンセントからアナログ系統への給電に入れました。

肝心の音のほうは、まずSN感の向上が上げられます。ノイズがぐっと減って闇とも思える無音とサウンドステージとの対比が際立ちます。そしてどこまででもボリュームを上げていけるような滑らかな音です。残響は広がり、音像の実体感が増します。ヴァイオリンソナタなどのソースでは演奏者の息遣いが良く聴こえる様になりましたし、こんな音が入っていたのかと気づかされる盤もありました。とんでもないコストパフォーマンスだと思います。

それではよきオーディオライフを。またこの一年お付き合い頂きましてありがとうございました。良いお年をお過ごしください。


※自作系の記事ではなるべく書くようにしていますが、この記事を見て作ってみようと思った方がいたら、その際は自己責任でお願いします。AC100Vは怖いものです。短絡などの事故が起きても僕は責任を取れないので必ず自己責任という言葉を忘れないでください。

2016-11-17

オーディオマニアのための極私的名盤vol.1 サン=サーンス交響曲第3番「オルガン付き」

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皆様いかがお過ごしですか。だんだんと涼しさが増してきて過ごしやすい秋から冬並行しようとするそんな季節ですね。早くもインフルエンザが流行しているということなので、必要な方は早めの対処をされると良いかもしれませんね。


新しいシリーズを立ち上げました。タイトル通りなのですが、久しぶりのディスク紹介となります。今までと違うのは、集中的に取り上げるのではなく継続し、散発的に紹介するということです。皆様のディスク蒐集に少しでも力添えできればと思っています。

それでは第1回目に入りたいと思います。これまたタイトル通り、サン=サーンスの通称オルガンと呼ばれる曲です。名演奏や名盤と呼ばれるものが数多くある曲だと思いますが、僕が選んだのはREFERENCE RECORDINGSのSAINT-SAENS SYMPHONY NO.3"ORGAN"です。規格品番はRR-136SACDです。僕の大好きなリファレンスレコーディングスの中でも、キース・ジョンソン博士が手がけていることで、近年では一際抜きん出た存在のように感じます。

曲目は序奏とロンド・カプリチオーソOp.28、ミューズ詩人たちOp.132、交響曲第3番「オルガン付き」となっています。ですので、第2楽章後半部(第2部)のオルガンで幕を開けるトラックを聴きたい場合は6トラック目を指定することになります。

さてそのオーディオ的快楽を求める方々に注目のオルガンですが、僕が初めてこのディスクを聴いたとき、拍子抜けした瞬間に恐怖ともいえる戦慄を感じたのでした。それは量感のある低域がドーンと来るようなものではなく、ひたすらに深く沈みこんだ超低域が地鳴りの様に襲ってきたからです。マイスピーカーであるCS2.3の低域再生能力をはるかに超えた超低音がこのディスクには含まれているように想像します。まさに底が知れないディスクです。低域再生能力に自信のある方はぜひトライしてみてください。

オルガンに注目が行きがちですが、全編を通して録音が素晴らしいのです。まるでホールにいるかのような、もしくは自分の部屋にオーケストラが来ちゃったかのような音場が展開されるのです。特に楽器の前後感が素晴らしく、例えばティンパニがステージの奥にいるのがとてもよくわかります。さらに素敵なことに、各楽器の音色や響きが生々しく、そして美しいです。どこを切っても楽しめる盤です。

Saint
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2016-09-20

さらば御影石!となるのか?TAOCのオーディオボードSCB-RS-HC45Gを導入

暑さもやわらぎ、過ごしやすくなってきました。いかがお過ごしでしょうか。例年のことではありますが、台風の接近や地震もあり、防災対策はしっかりしたいですね。オーディオ的にはスピーカーの転倒などは絶対に避けたいところです。

さて今回の記事はオーディオボードです。災害対策という観点ではなく、単純に音質上のグレードアップを求めてのことです。これまでは薄くて比較的柔らかい色の御影石に、ホームセンターで手に入る滑り止めシートを、適宜サンドイッチしたものを重ねて使ってきました。しかしそれが音質上のボトルネックになっているのではないかと考え始めました。御影石は音が悪いというネットの声を聴くにつけ、それは工夫してないからだ、と決め付けていました。しかし御影石にこだわる理由もないなと思い浮かんだとき、オーディオボードの導入を決めました。人が言うことには何らかの理由があるはずで、これは自分でやってみなければわからないだろうということですね。

導入を決めたまではいいものの、相変わらず僕は悩みます。オーディオボードの考え方としては、リジッドに固めて物性で勝負するか、フローティングして床の影響を排除するかだと思うのです。リジッド派の極端な例が御影石などの石材系。フローティング派の代表はウェルフロートなのではないかと考えていました。

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うちはブログタイトル通り、和室です。畳の上に茣蓙まで敷いてあるわけで、これでリジッドに固めるには、重量物をスピーカーとの間に挟むしかないと思ったわけです。正直なところお金もなかったですし。今はあるのかと言われればそうでもないんですけれど。そこで御影石でした。代替のボードを選ぶにあたって、上記の理由からリジッドは無理と思い、フローティングに興味がありました。が、スピーカーに敷くサイズのウェルフロートは予算的に無理となり、リジッドに固める方向へ。

あれこれ悩んだ結果選んだのは、またもやTAOC。最近なんだかTAOCづいてるなあと感じてもいますが、決め手はスピーカーのサイズとピッタリだったこと。それからもうひとつは、一工夫あったということですね。木材でサンドイッチされているコア材がハニカム構造と知るとなんだか良さそうに思えてくるのです。

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さて、ここからは使ってみた印象を書いていこうと思います。前置きが長いのは相変わらずです。THIELのCS2.3の足には付属のスパイクとJ1プロジェクトのB35DLCでスパイクを受けています。低域はドンと量感が出るタイプではなく、下へ沈み込むような感覚がありました。ヴォーカルなどの中域はリヴァーブなどのエフェクトが乗っている場合、きれいに分離するようになりました。大きな違いはやはりシンバルなどの高域で、ガッと強く叩いたときの音と優しく叩いたときの強弱がはっきりしたように思います。質感はさらさらした感じで、これは表面のコーティングの関係かもしれませんし、木の響きが乗っているのかもしれません。音場はふわっと広がる感じで、耳に心地よい響きが付加されているように思います。これをどう捉えるかで、このボードの是非が判断されるのではないかと思います。僕はありだと思いました。

TAOCの今の考え方としては、響くものは響くのだから、きれいに響かせて(減衰させて)、不要な振動はできるだけカットしようというものだと思います。実際に鳴らしているとき、例えばEDMのような低域が規則的に連続して響くようなソースでは、ボードが振動しているのを触って確かめていますし、何が何でも響きを殺そうという方向ではないようです。

今回、御影石からオーディオボードに換えてみましたが、メーカー製のオーディオボードの良さが分かる結果となりました。余った御影石は庭に敷くことになりました。余談ですが。