Bedroom Audio Style

寝室で、気負わずに良い音と気持ちの良い住環境を求めていくトコロです。

フルテック AC1001(R)を使用したノイズフィルタータップを自作しました

L-507sを導入してからしばらくすると、蛍光灯やエアコン、はては他所の部屋のスイッチをON/OFFするときにまで、ACラインのバチバチッといったパルス状のノイズを拾ってしまうことが分かり、対策が急務となりました。自室の古い蛍光灯をインバータ式のシーリングライトに変えたり(これはこれでインバータのノイズが懸念されるのですが背に腹は代えられないということで)、ノイズ源にフェライトコアをかましたりしてそれなりの効果を上げたのですが、まだ足りない部分があり、ノイズフィルタータップを作ることにしました。ちなみに改造したファーマンのタップはノイズ源であるPCに繋いであるためもう一つノイズフィルタータップが必要になったわけです。

先のStereo誌の自作ムック本で紹介されていた、コイルを使ったノイズフィルターも考えましたがケース工作等が面倒そうなので、出来合いのもので簡単にできそうなAC1001(R)を使うことにしました。

筐体はインレット取り付け加工済み2連塩ビBOXを使用

AC1001(R)との接続用にオヤイデのファストン端子FTL-PP

内部配線にはHS&TのEEF/Fケーブル2芯2スケア
コンセントには手持ちのオヤイデSWO-NT
プラスチック製のコンセントカバー1個用


これであとは組むだけのはずだったのですが、ノイズフィルターでもあるインレットを取り付ける穴がやや小さく入らないことが判明し、ケースを削る羽目になりました。結局ケース工作することに。やすりでゴリゴリ削ること一時間くらいでしょうか。インレットが通る大きさまで広げられました。インレットは取り付けたもののファストン端子の接続に手間取りました。結構難しいです。塩ビBOXの容積が小さく、インレットとコンセントがぶつかるためインレットを斜めに取り付けざるをえませんでした。内部配線に取り回しの悪いFケーブルを使ったことと、塩ビBOXの小ささからコンセントの接続にさらに時間を取られました。やはり、思い付きで入るだろうというようなどんぶり勘定をやっているとうまくいかないのも当たり前ですね。何とか接続しねじ止めしてカバーをかけました。手持ちのカバーしかないのでスカスカわきが空いてますが一応の完成ということで、もう一つのコンセントとカバーは後程ということにします。


Stereo誌の付録ケーブルでコンセントから給電

このノイズフィルタータップから給電するようにしてからパルス状のノイズはかなり減少したので安心して音楽を聴けるようになりました。音質への影響ですが、全体的に透き通るような見晴らしの良さを感じました。高域に伸びを感じます。全体的にソリッド気味で、背景が静かになり、ライヴ音源の騒音などもより聞き取れるようになりました。やはりデメリットもあって、ガッツとか勢いといった類のキーワードは出てこないですし、良く言えばやや穏やかな印象になります。僕はあまり押し出し感や勢いを重視しないので構わないのですが、それを重視する方はこのフルテックのノイズフィルターを使った製品には、少なくとも使い方などの注意が必要だと思います。