北朝鮮に対する制裁発動時期

北朝鮮拉致事件解決のため、早く経済制裁をとの声が強かった中、政府はなかなか発動に踏み切らなかった。それが今回のミサイル連射を契機に、安保理に決議案を提出するとともに、国内においては万景峰号の入港禁止その他の制裁措置を一斉に発動し、追加措置も検討していると発表した。この一連の措置を見ると、政府は制裁発動の時期を探っていたのかも知れないと言う気がする。
もっと早く発動したら、一部諸外国からの非難も予想され、国内でも反日勢力の反対も強かったであろう。それが今なら国際的な支持も得られ、特亜の国も正面切って反対出来ず、国内でも多くの国民が支持し、反対するのはごく限られた勢力のみである。まことに上手いタイミングを掴んだと感心する。
G8サミットでも小泉首相は拉致や核の包括的解決の必要性を主張し、各国首脳の支持を得たと報じられている。更に有志連合で経済制裁を検討しているとの報道もある。かかる成果を生んだ要因の一つは、良く準備された一連の措置を最高のタイミングで打ち出したことにあると思う。