バーランダーが大谷を圧倒

バーランダーの鬼気迫るピッチングに大谷は完全に圧倒され、4打数無安打三三振。バーランダーは見事と言う他は無い。バーランダーは大谷には全力投球で圧倒し、他の打者は楽なピッチングで翻弄してエンジェルスを零封。大谷に取ってはこの大きな壁を経験したことは、良い勉強だったと思う。
バーランダーの投球で目についてのは、外角高めの伸びる快速球で、この球に大谷のバットはかすりもしなかった。この球が有るので、膝元のスライダーなどの変化球が総て生きて来る。あのアウト:ハイに伸びて来る快速球は本当に素晴らしい。大谷があの球に立ち向かうには、打席で構えた時、バットを立てずに寝かせることが必要だろう。今のようにバットを立てていてはバーランダーにまた翻弄サレル。メジャーのバッターでバットを立てて構えるバッターは居ない。もう少し寝かせた方が、どのコースでもバットがスのムーズに出る筈だ。
大谷のピッチング面でもバーランダーの投球は大きな手本を示して呉れたと思う。大谷の160km/hの球はバットに当てられてしまう。大谷の球は速いが伸びが乏しい。それは回転数が少ないからである。上原が140km/hの球で空振りを取っていたのは、回転数が高く球が伸びていたからである。大谷の速球に回転数が加われば、打者のバットは空を切ることとなる。打者に取っ手は自分に向かって伸びて来る速球ほど怖い球は無い。
バーランダーはこの二つを大谷に示して呉れた。これを糧に大きく伸びて欲しい。
【追記】今日の対レイズ戦の最終打席でセンター稍左にホームラを叩き込み、連続零封負けを阻止。バーランドとの対戦の後遺症が2〜3試合残るのではないかと思っていたが、その心配を吹き飛ばして呉れた。やっぱり只者ではない。本当に驚いた。