今日は210日

昔は9月1日を210日(にひゃくとおか)、11日を220日(にひゃくはつか)と呼び、台風に対する警戒を強める日だった。確かに台風は9月に多く、今年のように8月に9回も台風が来ることは無く、9月に多かった。雨量も桁違いに多くなった。
今年のように雨量が増えては川の流量も桁違いに増大し、小手先の治水対策では到底対処出来ず、以前にも川幅を3倍くらいに広げることが必要だと主張したことが有る。今朝の愛媛新聞はオランダが川幅の拡張を遣って退けたことを報じている。何年か前に洪水が発生し、その後の検討の結果、堤防を高くするのは危険が多く、もし堤防が破れた場合には災害がより大きくなるとして、川幅の拡張に踏み切ったそうだ。川幅を広げるには当然立ち退きが起きるが、それらに全部対処して完成させたと言う。
温暖化の進行に伴い、台風は凶暴化し、雨量も従来の3倍から5倍に増大した感がある。そのような状況下では小手先の対策は通用しない。天地がひっくり返るような思い切った対策を打ち出してほしいものだ。