トゥエルブYO

亡国のイージスの前。
薄い話。
現実離れした妄想ばかり。
登場人物はライトノベルのよう。
痩せた少女が最強とか、わけわからん。よほど無茶な設定でも、人間だったらカロリー使い切って倒れるだろ。
あと、なんで、とある感情的なキャラクターをもって黒幕の一人は絶対安全な保険と思っていたのかね。

P364
アトロピン打つシーンがあるがザ・ロックの最後で打ってたのもアトロピンらしい。
インスパイア疑惑があるだけのことはある。


軍事知識が散りばめられているのが面白い点としてあると思うのだけど、一人称視点なのにそのキャラが知らないであろう固有名詞が出てくるのは読んでいて違和感がある。
三人称の神の視点の部分であれば問題ないと思うが。


あと、読んでいて感じたのは、軍事知識そのものが当時はかなり薄かったのではないかなと。
終盤にアパッチが出てくるのだが、残念ながら在日米軍は持っていないし、万一移動中でたまたまあったとしても管轄はアメリカ陸軍なので海兵隊は使えないだろう。特に今回の設定だと現地の海兵隊が独自で動いているのでおかしい。
海兵隊だと今ならAH-1Zとか。当時でも少なくともAH-1の海兵隊型のはず。


時代を感じさせる言葉
地連→地本
禁治産者成年被後見人
防衛庁防衛省
モデム 今時。
ブルーリッジ 当時から第七艦隊旗艦なのか。
C^3-I(シーキューブドアイ)→C4I(C Quadruple I system、Command Control Communication Computer Information system)
RMA(こんな昔からあるのか、この言葉)
セットリングウィズパワーは時代は関係ないあ知らない言葉。


p99
H&K製の軽機関銃