朝井りょう 何者


直木賞受賞作が文庫化されていました。
桐島、部活やめるってよ」の朝井りょうの作品です。

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)


↓帯にはこんな見出しが

<就活>が、いちばん汚い感情を暴き切る。
299ページ12行目、物語があなたに襲いかかる─。

↓これで収まったのかと思いきや、どんでん返しが待っています。

ほんとうのことが、埋もれていく。手軽に、気軽に伝えられることが増えた分、ほんとうに伝えたいことを、伝えられなくなっていく。


クライマックスの加速感は爽快です。
最初は、構成に慣れるまでしんどかったのですが、そのうち面白くなり、一気に読み進みました。