安芸灘大橋通行助成 ずれてない?

中国新聞に、安芸灘大橋通行助成についての記事が載っていた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202070027.html

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 呉市は新年度、川尻町と下蒲刈島下蒲刈町)を結ぶ有料の安芸灘大橋(全長約1・2キロ)について、
観光などで島に渡った客の復路の通行料金を助成する社会実験を始める。
広島県が始めた回数券を値下げする社会実験と連動し、安芸灘諸島の振興を図る。
新年度当初予算案に関連費用1140万円を計上する。
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 このため、呉市は本土部と七つの橋で結ばれた安芸灘諸島への観光客誘致に向けて、助成制度を試みる。
13年度以降の対応は実験の結果を踏まえて検討する。

      • 引用ここまで -------------------------------------------

観光客誘致に向けて助成制度を試みるらしいけど、仮に安芸灘大橋が無料に
なったからといって、観光客が増えるとは思えない。


この記事を読んで、安芸灘大橋がかかる島々の観光資源について調べてみたけど、
主にビーチやキャンプ地、美術館や町並み保存地区があった。


ここに行く人って、無料だろうが有料だろうが行くんじゃないかなぁ。
キャンプに行く、町並み保存地区に行く、と決めて行くのであって、
無料だから行ってみようか、という考えで行くところではないと思う。


大和ミュージアムのような代替できない施設があるわけでもないし、大久野島のように
県外からでも行ってみたいと思わせるような魅力があるとは思えない。


安芸灘大橋のかかる島々の生きる道は観光では無いと思う。
まずは農業。
もし、人口を増やしたいなら、大型車の通行料金の値下げを前提として、物流会社の
支店(倉庫)を誘致すべきだと思う。
(ビルを建ててもフロアは空きだらけになる。支店レベルで地道に誘致すべき。)


とにかく、観光客目当てだけはヤケドすると思う。