とりとめ


日記を書きます。

・引越し
 大学4年間を過ごしたアパートを引き払いました。
 夜中に先輩がやってきていきなりスポッチャに連れて行かれる
 ことも、散々飲んだ後で友達と朝まで下らない話をすることも
 酒を携えた友達が早朝にいきなりやってきてお酒を飲むことも
 僕の旅行中に我が家で勝手に鍋パーティを開かれることも…

 って、よく考えてみると我が家にはちょっと勝手に人がやって
 来すぎだったんですが、とにかくそういった諸々が今後もう
 なくなるという寂しさは筆舌に尽くしがたい物がありました。

 何もなくなった薄暗い部屋の中、引越しを手伝いに来てくれた
 両親の眠る横で声を上げて泣くわけにもいかず、しかし涙は
 止まらずという感じで、唇を噛んで声を殺しながら、枕だけが
 ただ冷たくなっていったあの夜は、きっとこれからもずっと
 忘れないのだろうな、と思います。4年間。長くて短い。

・労働
 というわけで、引越しの後は早速就職先の研修に精を出して
 おります。地元といえども職場は実家からかなり遠いところに
 あるので、毎朝5時に起床して夜の8時に帰ってくるという
 今までの僕ではちょっと考えられない生活を送っています。

 長いこと社会的・生産的な営みから外れていたため、現在の
 この「労働してる」という感じは僕にかなりの充実感を与えて
 くれています。通勤時間が長いことを除けば、会社自体は結構
 緩いしアットホームなので、毎日割と楽しいです。

 研修が明けてからもこんな風に軽口を叩いていられるか僕自身
 今から楽しみといったところ(絶対無理)ですが、研修自体は
 結構ガチの肉体労働なので、筋肉痛は僕の中で目下憂慮事項と
 なっております。睡眠時間が短いと翌朝リアルな疲労が待って
 いるのだ。リアルで社会的な疲労を宿した僕の身体を、朝日が
 熱く焦がす。そして僕は背中を丸め、小さくため息をついた。
                           -完-
 
地震
 今春からの妹の進学先と母方の実家が関東なので心配しきり
 です。被災地を映すテレビはとても悲しい。煙草を買うたびに
 募金するという自分律を立てました。