嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん ２ 善意の指針は悪意 入間人間

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)

まーちゃん。キミは、人の『悪意』と両想いみたいだね。

入院した。僕は殺人未遂という被害の末に。マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。
二人が入院した先では、患者が一人、行方不明になっていた。

思いがけず続いた嘘吐きみ（略・これ、いい略しかた無いかな？）。開始２ページで１巻のネタバレしてて吹いた。…そうかー、前の巻のネタバレは惜しまず出しまくるスタンスかあー。戯言はそのへん無駄に気を利かせてどこから読んでも前の巻のネタバレをしない仕様になってるけどね。
えーと、相変わらずのみーくんとまーちゃん。相変わらずすぎる。前の巻からどうやって続くのかと思ったら、何も変わってねえということで続かせた。みーくん、好きものすぎる。
今回はみーくんの元カノ登場でみーくんピンチ。まーちゃんがいるから本当にピンチ。ヤバイヤバイコロサレルー。
犯人は…というかトリックは、イマイチでした。出来のいい仕掛けではないというか。でも事前にちゃんと手がかりがあるので解こうと思えば解けるかと。ミステリとして読んでる人はあんまりいないと思うけど。
今回も微妙にパロディが。ミミズクと夜の王とか、「何をするだあー」とか「インド人を右にー」とか。
一見、典型的なヤンデレのまーちゃんですが、まーちゃんはヤンデレの定義から外れているという人もいますね。病みは申し分ないけど、デレの対象が、みーくん本人が好きなわけじゃないから。
というかみーくんの壊れ方の方が好きです。××してるとか、伏字じゃなきゃ言えないところとか。
今回もカバー裏ありです。

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