nmn::RSSで読みたいサイト・人文科学関連

　というところからトラバが飛んできてます。なんかリストつくっているみたいですけど、id:june_t さんとか、下にコメントつけている加齢御飯さんとか、私のアンテナにある文赤兵衛さんとか、そしおろぐのきしさんとか、若者と仕事の人とか、ドウサダ論の人とか、私が普段ときおりみているところだけでも、漏れがあるように思われますた。

西原理恵子『営業ものがたり』

　日曜の伊勢佐木町、文芸書か学術書を買おうと思い有隣堂をひやかしていたら、西原理恵子の『営業ものがたり』が平積みになっていた。ずいぶん前に出ていたみたいだが、気がつかなかった。「西原、生涯の最高傑作」である、「うつくしいのはら」というのが収録されているらしい。何かと思ったら、釣り広告がかまびすかった「ＰＬＵＴＯ」の改題みたいだ。ぺらぺらとめくり、なんかこれって欽ちゃんの仮装大賞に出てきた原爆の仮装みたいなものか？まさかねぇ。都知事に「早くカジノつくってちょ」とかゆってると、前知事にばかにされるようと言いそうになりじっくり再読。ＰＬＵＴＯとか、ほぼ同じ時期だったロボイドなんかを思い出す。ギャグとか、アイロニーとか、無頼とか、ブルースとか、汚れとか、女の子の感性とか、寓話とか、絵本とか、安易な着地点を爆砕しながら、「うつくしいのはら」。「あおいそらとそらまめ」。アレゴリーくそ食らえ。まんがにしてやるぜってこと？手塚をこえましたね巨匠とかゆって、思想用語駆使したような理屈ゆったらどんな意地悪されるんだろうか。他の本を見ても、ばかばかしくなったので、これだけ買って帰ってきた。

営業ものがたり

　わけわからない自虐ネタを連ねたが、要するに言いたいことはなにかと言うと、ぼくはこれをカラーコピーして学生に読ませ、感想文を書かせるような教師にはなりたくないということだ。でもしかし、この「うつくしいのはら」はそれにしてもそれはそれでイイと思うってことだ。「あおいそらとそらまめ」。アレゴリーくそ食らえ。まんがにしてやるぜってこと？「営業ものがたり」も「朝日のあたる家」もなんとなく自己模倣ちっくでありつつ、やっぱし「○○○って、すげえや」はすげえや。でも、一番笑ったのは「おまけまんが」。新企画に対する当初の数々。読者って、すげえや。西原って、すげえや。馬路すごすぎ。ｗ
　こうなったら、プルートだけじゃなく、大先生の『バンパイヤ』とか、『やけっぱちのマリア』とか、同じ吉祥寺ちゃんの『イアラ』とか、『肉面』とか、あるいは映画とかでもやってくんないかな。個人的には、『汚れた顔の天使』とか読んでみたいよ。こういちくんでいけちゃったりするところがこわいかも。