台湾のPHS事情

ご存知の方も多いと思いますが、台湾はPHSのサービスが行われていますので街中を歩いていると至る所でPHSのアンテナを見かけます。
形状は日本のものと同じ感じですね。
最もポピュラーなのは、日本のウィルコムの4本アンテナ基地局と同じ形状です。
時々8本アンテナを見かけたりしますが、台湾ではOAMのサービスはしてなかったと記憶しているので、他のアンテナよりチョット立派なアンテナという位置づけなのかもしれません。

仕事でご一緒させていただいたパートナー会社の方々も、PHSを会社から支給されていました。
携帯じゃない理由は「安いから」だそうですので、日本の事情とそれほど変わらないかも知れません。

ただしやはりPHSはサービスエリアが狭いようで、台湾各地を飛び回るスタッフの方はPHS/GSM兼用端末を持っていました。
う〜ん、ちょっと羨ましい。
PHS/GSM兼用端末をウィルコムが出してくれたらいいなぁと、彼の端末を見ながら指をくわえていました。

先日、中国がPHSサービスの終了を宣言したり、Willcom COREのスケジュール前倒しのための増資計画をカーライルが断念したりと、PHSの雲行きも怪しいなと感じるニュースが立て続けにありました。

確かに中国のPHS撤退は国策なので如何ともし難いのですが、中国向け端末の需要がなくなった今、国内向け端末の販売価格にも少なからず影響が出るんじゃないかと危惧しています。