プロジェクトINAZUMA BLOG

2007-08-27

[]映画美学校映画祭2007

今年も映画美学校映画祭が開かれるそうです。


■「映画美学校映画祭2007」開催

映画美学校修了生の自主制作作品から

講師と受講生とのコラボレーション作品、スカラシップ作品まで全31作品を一挙上映いたします。


日程:2007年9月1日(土)2日(日)8日(土)9日(日)

会場:映画美学校

 〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-2 片倉ビル1階

 (JR東京駅八重洲下車南口 徒歩5分/東京メトロ銀座線 京橋駅下車3番出口前)

参加:前売:500円 当日:600円

詳しい情報はこちらをどうぞ。


というわけで、いくつか作品紹介を。


[][][]杉田協士『河の恋人』と小出豊『お城が見える』について(井川耕一郎)

以下の文章は『映画芸術』2007年冬号(第418号)からの再録です。

なお、小出豊の『お城が見える』は、高橋洋『狂気の海』のカップリング作品として、7月8日(火)21時からユーロスペースで上映されます。

 『狂気の海』公式サイト:

http://www.kyoukinoumi.com/

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(小出豊『お城が見える』)


「2006年日本映画ベストテン&ワーストテン選評」(井川耕一郎)


杉田協士『河の恋人』(10点)

小出豊『お城が見える』(10点)


 昨年見た新作で、これはもっと多くのひとに見てもらいたいと思ったものに、古謝甲奈『われはうたえどもやぶれかぶれ』、西山洋市『死なば諸共』、七里圭『ホッテントットエプロン・スケッチ』、万田邦敏『接吻』などがある(『接吻』は今年公開予定)。しかし、字数も限られていることだし、ここでは二本の映画にしぼって書くことにする。

 まずは杉田協士の『河の恋人』について。とにかく出演している少女たちが皆、素晴らしい。TVドラマや商業映画では決して見ることができない顔つきだし、しゃべり方なのだ。流行や風俗にきっぱりと背を向けて、少女を普遍の相でとらえようとしていると言ったらいいのだろうか。少女たちの中にはタレント志望の子は一人もいないという。だからだろうか、可愛く映ろうなどとこれっぽっちも考えていない潔さが気持ちいいのである。

 母親の仕事の関係で住みなれた町を離れることになった少女の最後の一日を描いた映画である。少女と母にはつらい過去があった。十年前に突然、父親が行方不明になってしまったのだ。理由はいまだに分からない。町のあちこちに尋ね人の紙が貼られたが、今ではもうぼろぼろになって字も読めない。だが、引っ越し当日になっても、母はひょっとしたら夫が帰ってくるかもしれないと、窓の外につい目を向けてしまうのである。

 忘れられないシーンがある。畑の中の一本道で、少女と友達が話す場面だ。友達は立ち止まると、先を行く少女に唐突に話しかける。わたしはあなたとずっと一緒にいたのに、今まで見て見ぬふりをしてきた。今日だって、あなたが尋ね人の貼り紙から目をそらすのを見ていたのに、気づかないふりをしてしまった……。すると、少女は友達に向かって話しだすのである。本当はお父さんがいなくなってから、一度だけ姿を見かけたことがあるの。お父さん、川でいつものように釣りをしていた。でも、子どもだったわたしは何だか恐くて声がかけられなかった……。

 少女が友達に語った思い出はおそらく夢か幻覚だろう。しかし、少女は釣りをする父の姿を見たときに、父の死を感じ取ったのだ。だが、そのことを母に告げてしまうと、母は希望を失ってしまうだろう。だから、少女は十年間、沈黙を守ってきたのである。

 すぐそばにいるというのに、大切なひとを救うことができない痛み――畑の中の一本道での少女と友達の会話シーンはそういう痛みを見事に表現していたと思う。二人の少女の芝居を緊張感がとぎれることなく1カットで撮りきった松本岳大のカメラも素晴らしい。

 小出豊の『お城が見える』について。男は妻を虐待し、妻は子どもを虐待した。その結果、子どもは死亡。男は我が子の遺体を解体し、海に投げ捨てた――といった事件の概要が手短に語られたあと、男がDV加害者に対する暴力防止プログラムを受ける様子が描かれる。男は警官に連れられて大きな部屋に入る。すると、天井のスピーカーから医師が呼びかける。あなたが奥さんに暴力をふるうようになった経緯を再現して下さい、と。

 男に対するプログラムの要求は事実の正確な再現であった。医師は男の些細な台詞についても、実際と同じように感情をこめて言うようにと命令する。また、男が「ちょっと休ませて下さい」と言うと、妻役の女性が「現実には休んだりせずに、奥さんを追いつめていったんでしょ!」とひどくいらだった口調で男に演じることを迫ってくる。

 命令に従うしかないと諦めた男は、妻に見立てたマネキン人形を突き飛ばして、壁に叩きつけると、TVからAVケーブルを引き抜き、それで何度も鞭打つ。その横に立って悲鳴をあげる妻役の女性。医師が、このあと、どうしたか、と尋ねると、男は、妻にドアのところまで来るように言って、それからドアにはさんで痛めつけた、と答える。そして、その通りのことが再現される。男の手招きで、マネキンをかついでドアまでやって来る警官(このときのマネキンの頭部をとらえたカットが、まるでひとの手を借りずに歩いて移動しているように見えて恐い)。男がくりかえしマネキンにドアを叩きつけると、その音は施設内に大きく響きわたる……。

 人形を相手にDVを再現しているだけなのに、生理的な痛みが伝わってくる映画である。それにしても、「再現を続けましょう」という医師の冷静な声を何度も聞いているうち、プログラムの本当の目的は何なのかという疑問がわきおこってくる。ひょっとしたら、このプログラムは暴力の再現に快楽を見出しているのではないか、と。いや、これは観客である私たちの問題なのかもしれない。『お城が見える』は、私たちの中にひそむ暴力を楽しみたいという欲望をはっきり意識させる映画だ。たった十分の短編ではあるが、密度の濃い危険な作品である。

2007-08-26

[]朝倉加葉子『ハートに火をつけて』(9月2日(日)Dプログラム(17:30〜))

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『ハートに火をつけて』

(2007/DV/30分)

監督・脚本:朝倉加葉子(8期フィクション高等科修了)

出演:渋谷拓生/岸勇亮/小松美月/内木英二

スタッフ:

撮影/新藤直人 甲斐靖人 小原悠人  

照明/川村清人 松浦直博 森内健介

録音/高島良太 豊嶋晃子 黄永昌

美術/山下知恵 永志純子 元林秀和 高橋美帆 高橋弥生

音楽/奥田純

演出/四方隆夫 栩兼拓磨

制作/畑有紗 齋藤涼平

(『ハートに火をつけて』は映画美学校映画祭(9月2日(日)Dプログラム・17:30〜)で上映されます)


ストーリー

片田舎に転属になった刑事の萩原。ある兄妹と知り合っていくうちに息をひそめている秘密が近づいてくる。


監督コメント

高等科シナリオ選考を経て、製作資金を与えてもらった本作には、提出時50分程度だったシナリオを「30分にまとめること」という異例の条件がついた。4割減だ。おお。帰宅し、ひとまず寝返りを打つ。おおおおおおおおおお。

一番初めは『爆発』という仮題だったシナリオは、オカルトでありSFを匂わせるサスペンスを流麗なドラマで描くものであれ、ボガーン!!と思って書いたものだった。また、自分が近年見かけた、Jホラーの看板を盗んだだけのような映画や、恥らい無く同世代感を強要するのが目的になってしまっているような映画達への怒りもあった。

さてと。予算よりも尺の問題でSFはやめる。流麗さは己の技能の問題なので神のみぞ知ることとする。Jホラーは先人もオバケも怖いから最初から触らないことにしてある。同世代感は一周回って取り入れて別の提示をしようと思ったが、その行為自体が馬鹿馬鹿しくなってやめた。結果、30分をサスペンスとドラマで組むオカルトの形、が目指す所のものとなった。

編集も終わった。今の自分にしては上出来かもしれない。ポジティブ・シンキングと水平思考は人生の命綱ですからね。また次も映画を撮りたいと思う。

ボガーンは初稿から紆余曲折ありながらも形を変えて残り続けた。皆から死ぬから止めろと言われたが、結局死なないやり方で思うようにすませられた。関わってくれた全ての人達に深く深く感謝する。本当にありがとう。いろんな人に見てほしいです。よろしくお願いします。

2007-08-24

[]川村清人『目のまえ』(9月1日(土)Dプログラム(17:30〜))

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『目のまえ』

(2007/DV/80分)

監督:川村清人(8期フィクション高等科修了)

出演:石川真大/平沢里菜子/遠藤留奈/大黒公雅

スタッフ:撮影 小原悠人/照明 秋山恵二郎、三島祐二、斎藤涼平/録音/高島良太、豊嶋晃子/美術 山下知恵、粕谷美枝/装飾 香内斉/劇中画 オーノユカコ/音楽 中村遼/制作 甲斐靖人、永志純子/助監督 松浦博直 新藤直人

(『目のまえ』は映画美学校映画祭(9月1日(土)Dプログラム・17時30分〜)で上映されます)


監督コメント

とある地方の高校の卒業式の日に暗闇の中である事件が起こる。

被害者と加害者、そして目撃者。

5年の歳月を経ても、明るみに出ない事件。それぞれの思いを抱えた3人が再び出会う。

出演は『かえるのうた』(いまおかしんじ監督)の平沢里菜子、気鋭の劇団ポツドール作品などに出演の遠藤留奈。

皆様のご来場お待ちしております。



[][]松村浩行『TOCHKA』(トーチカ)(9月2日(日)Eプログラム(18:15〜))

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『TOCHKA』

2007年/DVカム/スタンダード/カラー/93分

出演:藤田陽子菅田俊

監督・脚本:松村浩行

助監督:大城宏之、石住武史、本間幸子 撮影:居原田眞美 録音:黄永昌 装置:相馬豊 装飾:浦井崇 衣装:居原田眞美 編集:黄永昌 整音:黄永昌 スチール:宮本厚志 劇中写真:黄永昌 制作:柴野淳、大橋里佳

協力:映画美学校新茶屋お母婆

(『TOCHKA』(トーチカ)は映画美学校映画祭(9月2日(日)Eプログラム・18時15分〜)で上映されます)


[ストーリー]

日本の東端、北海道根室半島。男が独り、荒涼とした草叢に立っている。男の眼前にあるのは、太平洋戦争中につくられ、いまは潮風に曝されるがままのトーチカのみ。生まれ故郷であるこの土地に、男は数十年ぶりに帰って来た。

見る者もいないはずのその光景を、ただ独り、偶然目にしていた女がいた。トーチカの写真を撮っているという女の登場が、男を深く揺り動かす。「あなただとは思わなかったんです」その言葉を残して逃れるように歩み去った男の後を、女は追った。やがて男の口からトーチカにまつわる記憶が語られる。


監督コメント「映画のふるさと」

 この映画を準備しながら、私はひとつの文章を憑かれたように、幾度も読みかえしていた。「文学のふるさと」と題された、坂口安吾のエッセイである。そのなかで安吾は、ぺロオの「赤頭巾」や、とある狂言芥川龍之介が経験したという話、伊勢物語中の一話などの例を引いて、これらの物語が「絶対の孤独−−生存それ自体が孕んでいる絶対の孤独」のようなものを伝えているといい、またそこに人間の「ふるさと」をも見いだしている。「それならば生存の孤独とか、我々のふるさというものは、このようにむごたらしく、救いのないものでありましょうか。私は、いかにも、そのように、むごたらしく、救いのないものだと思います。(中略)そうして、最後に、むごたらしいこと、救いがないということ、それだけが、唯一の救いなのであります。モラルがないということ自体がモラルであると同じように、救いがないということ自体が救いであります」。

 この映画は一人の男がひとつの場所に立ちかえってくる物語である。

 その場所とは、その男が生れそだった「ふるさと」であると同時に、安吾的な意味での「ふるさと」でもある。だからこの作品は、「むごたらしく、救いがない」。そのような映画をつくることは、時に気の滅入ることだ。いまこれを読まれている、今後この作品をご覧になられるかも知れない各位にも、この映画のむごたらしさ・救いのなさが密かに伝播するのではないかと、私は危惧してすらいる。

 しかし文学が暗黒の曠野のごとき「ふるさと」からしか始まらないように、映画もまた、おそらくそこからしか始まらない。心から祈るように、私はそう思っている。

2006-09-09

[][]9月10日(日)16:00から『西みがき』

今日、上映された第9期初等科修了製作の6作品はいかがだったでしょうか? 修了式のあとも、よりよい作品を目指して、編集などをしなおしたとのことですが……。

さて、明日10日は16:00から『西みがき』が上映されます。

映画美学校映画祭に関する情報はこちらをどうぞ。http://www.eigabigakkou.com/

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『西みがき』

(2006年・DV・カラー・53分)

出演:本間幸子、粕谷美枝、西口浩一郎、中村聡、前田怜子

監督・脚本:井川耕一郎、撮影・照明:福沢正典、録音:臼井勝、編集:北岡稔美、製作:山口博之

第8期高等科生(制作:中矢名男人、浦口醇二、四方隆夫、演出:小嶋健作、栩兼拓磨、澤遼平、元林秀和、撮影・照明:飯田佳秀、朝倉加葉子、森内健介、録音:高島良太、豊嶋晃子、小柳津拓己、美術:横手珠美、高橋美帆、粕谷美枝、劇中映画「真・三本足のリカちゃん」演出:西口浩一郎、撮影:佐藤正彦)


あらすじ

『真・3本足のリカちゃん』という自主映画と謎の言葉を遺して、西口くん(西口浩一郎)は逝ってしまった。一体、「西みがき」って何なの? 西口くんの姉・幸子(本間幸子)と西口くんのことが忘れられない美枝(粕谷美枝)は、言葉の意味を探ろうとするが……。

2006-09-08

[]『復讐』(第9期初等科修了製作)

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監督・脚本 吉川慎太郎

キャスト 梅津ノリジ・中川杏奈・阿部純三・鯨エマ・映画美学校フィクション九期生のみなさん

スタッフ 瀬川浩次・岡安・大城・加藤麻矢・石毛麻梨子・浅野陽士・大畑創・竹内郁


「幽霊のでる映画って怖くないといけないんすかね・・・」

監督吉川慎太郎のつつましくも味わい深い監督デビュー作。

「幽霊が出る映画=ホラー映画=怖い映画」と思い込む世間に背を向けて、

天然ぼけ一歩手前の淡々としたトーンで語られるその独特な映像世界。

幽霊だからといって復讐しないといけないわけではない。

幽霊だから怨念深いと思ったら大間違い。

「・・・幽霊だって勉強したいんすよ。」

心澄ましてご覧あれ!


○あらすじ

山中教授が母校の大学に戻ってきた。研究室を構えるのは自殺した女子生徒の幽霊が出るという噂の旧校舎。ある夜、噂を気にせず研究を続ける山中の前に、奇妙な赤いワンピースを着た女が現れる。その女はレポートを残し、山中の前から忽然と姿を消してしまった。自分は幽霊を見たのか?次第に、なぞの女に惹きつけられていく山中。さらに妹の死の真相を求める双子の姉、麗子が現れて・・・。怨まない幽霊が登場する異色の怪奇映画。


ただそこにいるだけなのに・・・


[]『迷蛾の灯』(第9期初等科修了製作)

心優しき殺人衝動!異才・長谷部大輔が独特の空気感で描く

現代の迷える人間哀歌!!

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脚本・監督:長谷部大輔

キャスト:長谷部大輔/原田樹理/高橋洋/国沢実/坂本仁美/畑広太郎/少女/吉行由実

スタッフ:梶田豊土/太田衣緒/関力男/近藤結/岡部尚/金村英明/真下雅敏/桑子琢磨/山内麻莉

音楽:木形子


●最高気温を記録した夏の日。

君田は測量の仕事で老人・友島の家に行く。そこには友島の若妻で盲目の美女・麻理がいた。仕事を急ぐ君田を邪魔するように奇天烈な行動を繰り返す麻理。君田は困惑しつつも、そんな麻理に惹かれていく。しかし、意気揚々と帰宅した君田の目に映ったものは、愛犬みゆき(♀)と逞しい黒犬(♂)との激しい交尾の光景だった…。


〜『迷蛾の灯』の不思議について〜

『迷蛾の灯』は不思議な映画である。映画自体については、何が不思議か説明できない。なぜなら説明するための拠り所がこの映画には存在しないからだ。実際、観ていただくしか、この映画を伝える手段が無いのかもしれない。昭和を代表する名漫才師・花菱アチャコがもしこの映画を観たなら、きっと「むちゃくちゃでござりますがなぁ!」と言った事だろう。しかし、試写で観ていただいた方々の反応は概ね好評だったように思える。だから、だからこそ製作した一員として自信を持ってお勧めしたい、お勧めできる映画である。ストーリーなどはよくわからないかもしれない知れないけれど、おもしろい映画だと思う。     

他者の欲望を覗きみるおもしろさが、この映画にはきっとある。


さて、この映画はすべての登場人物が秀逸でおもしろい。

見事に監督・脚本・主演をなしとげた長谷部大輔の独特の世界を役者さんが体現している。

それはこの映画を観てもらって確認していただきたい。お願いします。


私たちにとって、なにより不思議なのは高橋洋さんが、国沢実さんが、そして吉行由実さんがこの映画にいることかもしれない。

そして、やはり不思議な出来事が多々あった。

高橋さんが本番前のテストのときに撮ったポラロイド写真に心霊らしきものが写っており、「高橋さん、何か写ってますよ!」とその写真を高橋さんに渡すと、高橋さんはしばらく見つめ「…ああ」と頷いた、その姿は最高にイカしていた。やはり!と思わずにいられなかった。

国沢さんに、役の設定年齢が70歳代で老けメイクをほどこすことを伝えたとき、国沢さんは「なんなら、歯を外しましょうか?頬が今よりもコケて、老人っぽくなると思いますよ」と松田優作ばりのノリでさらりと仰られ、驚くべきことに、実際に歯を外して本番撮影に臨まれた姿はカッコよかった。

吉行さんは今回、肌の露出が多く、事前にその旨を伝え、水着を持参していただいたのだが、当日、雰囲気がでないということで純白のパンティを買いに走られた。そのお姿は凛々しく素敵で詩情さえ溢れていた。そして、キャメラの前の吉行さんは最高に魅惑的で美しかった。


撮影中、不思議の世界にいる錯覚になんどもおちいった。


他にも、

あんなことやこんな事をされるのに出演を快諾していただいた主演女優の原田樹理さんも、不思議でかわいらしく、その魅力は確実にフィルムに焼きついている。

野宿生活者の次恵役の坂本仁美さんも独特の存在感を見事に、かもし出してくれた。

黒犬役の畑広太郎さんにはテーマソングとなる楽曲も提供していただいた。この映画の世界観を決定付けるホントにすばらしい楽曲だ。みなさんにも、ぜひ聴いてほしいです。


きっとこれは人間自体のおかしさが記録されているからおもしろい映画なんだろう。


リアルで不思議な世界を、おかしなおかしな人物たちが躍動する!

現代の迷える人間哀歌!!

9月9日、映画美学校映画祭にて目撃してください。

魂を揺さぶられる傑作に違いありません。

以上 文責・金村英明