超高度な「組織」としての「体」にマッピングしながらチームを考える

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  • 今自分がやろうとしていることは何なのか
  • 今やっていないことは何なのか

そんな疑問に答えてくれるのは、超高度な「組織」である「体」との比較ではないか。

 

脳は考えることができる。しかし肝臓のような化学処理はできない。心臓のように栄養素・酸素・温度を届けることもできない。

 

管理者のもたらす真の「価値」は全体の幸福のコーディネート、どこへ向かうかを示すこと(リーダーシップ)・・・ではないのかな。

Work as a Life

Work life balance = WLB

ワークとライフは別々ではないはず。

ワークがつまらなければライフの質も下がる。

寝ることと働くこと、これが多くの時間を占める。

ITワークで使うディスプレイやマウス、キーボードにはこだわりたい。

寝るためのベッドと掛け布団、枕もよいものを使う方がよい。


さて、ワークとライフのバランスではないのなら、家族を大事にしましょうとか、そういう考えを表す言葉は何なのか。

パブリック・プライベート・バランスかな。

Work as a Life !
Sleep as a Life !

有意義でやりがいのある仕事・・・?

お昼後にたまたま読んでいた記事で、自分の気持ちを知ることができた。

 

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00868/110800024/

だから働き方改革の中でも「働きがいを高める施策」には人一倍関心がある。

 

 これには色々な切り口があるが、一番本質的なのは仕事から単純作業や非効率さを追い出し、有意義でやりがいのある仕事ばかりの職場を作ることだ。人間は案外真面目なもので、やっている仕事に意義を感じられなければ、いくら給料が高くても、カフェでランチがただで食べられても、オフィスがキラキラしていても、職場の人とフットサル大会をやっても、「働きがいがある」とは実感できないものだ。 

 

すごく「良い」ことを書いてあるんだろうと思う。

 

けど、「違うよ」って心が否定していた。

 

「有意義でやりがいのある仕事」って「難しい仕事」をオブラートにくるんだだけじゃないのか。

 

私はね、毎日「今日はどんな大変なことが起こるんだろう」と不安に思いながら過ごしたくない。障害や事件など発生しないにこしたことはない。毎日平穏に過ごしたい。

 

農耕をしていても気象など問題・課題は起こる。しかし、別に「そんな決まりきった仕事つまらないだろ!?狩りに行こうぜ!!」っていわれても「嫌」なのである。そんな怖い世界にわざわざでかけたくない。

 

昨日まで手動で5時間かけていた作業を自動化して1時間で終わるようにしました。

4時間はまったりブラウジングでもしますわ〜

なぜかこうならない。もっと自動化しにくい厄介な仕事が残っている。そんな厄介な仕事ほど残っていく。それができるのは今の所人間だけだから・・・

 

追い立てられている。その時間に別の仕事をやるんだ。終わりはない。

もっと、もっと、もっと。

追われている。機械に、コンピュータに、同業に、他の国の人々に。

 

100m走

 

20秒かかっていたところを頑張って10秒で走れるように訓練した!

 

そしたら200mを20秒で走れと言われた。

 

そんな世界。いつまで走れるのだろう。

ダイバーシティというけれど

私の会社は「ダイバーシティ」という言葉を定期的に発信してくる。
多様な人を集めることで新たな発想が生まれるのを期待しているらしい。

女性、外国人、障害をもった方、会社の中ではまだまだ少ない。そういうことをダイバーシティと言っているのだと思う。
ただ、ふっと思った。この会社は全然多様性なんて認めていない。だって昇格できる人は技術の人ではなく、管理者としてのスキルがものをいうのだから。

自分は何十人を抱えるプロマネになるイメージがわかないし、苦しいからなりたくない。
だから今の主任職まではイメージの範疇でも、その先が見えない。課長のイメージが無い。私は奴隷商人じゃないんだ!!!
行き止まりが見えてしまった感じがして、最近は今までにもまして冷めた見方になっている。

お前はエースなんだからどこでもやれる

そうかもしれない。なんとかやると思う。だからといって現場を変わりたいとは思わない。
新しいところは怖い。積み上げてきた信頼や実績がリセットされる新しい場所にいくときの徒労感をもう味わいたくない。
できるとしても、それは傷つきながらやっているんだ。折れそうな不安のなかでやっているんだ。
それをどこでもやれるなんて言うな!!!!!!!!!ふざけるな!!!!!!!!!

炎上しているプロジェクトなら言い値で入れる

初めて聞いた時に耳を疑った。
自分にない発想だ。
ビジネスとしては儲かる。けどそれは炎上しているところに人を入れるってことだ。

ゆとりの法則かピープルウェアにある「群れの速度はリーダーの速度で決まる、というポスターがある・・・群れとは君たちのことだ」というような記述を思い出さざるを得ない。

ITはビジネスツール

ITは商売道具だと言い切った。
ごめん、私はITが楽しいからここにいるんだ。そういう気持ちを失いつつあるけれど、楽しいからやっているんだ。
人生の1/3以上の時間を費やす仕事を楽しくないものにするのは不幸だ。

仕事は楽しくないもの

私は2年生に聞いてみた。少し変わりつつある自分を意識して、「仕事は楽しい?」と。
細かい仕事の指摘どうこうではなく、大事なのは「仕事は楽しいか?」だと思ったから聞いてみた。
そして「仕事は楽しいものじゃない」との答えを得た。そうなのか・・・

チェス盤の上の駒

配置を変更する様子が駒のようだ。
これまでで一番そう思う。

無限成長への疑問

  • どうして去年よりかならず売上アップの予算が組まれるんだろうか。
  • なぜ予算が減ることはないのだろうか。
  • その予算を達成するために、存在しない・やりたくもない「仮の案件」を計上し、予算達成できそうな計画を立てるのだろう。

できないと思ったらできない。これはそう。だけど、そもそもなんで「売上」を上げなくちゃならない?宇宙の様に無限に膨張していくものがあるのか?という単純な感覚があって疑問を投げかける。誰かのためにそれが求められているだけではないのか?という疑問もある。

違和感

  • 単調増加する予算、別に増えない所得
  • どこまでも増えていく、ということが「永久機関が不可能」だとされることに反するように感じる
  • 誰のために売上を増やすのか?

見解

売上を伸ばすことの妥当性

今自分が感じている、「売上」を伸ばすことの妥当性、理由が2個ある。

  • 守るために攻める

三国志の蜀と同じである。蜀は魏を討伐し、漢を再興する、という大義名分のもと魏と何度も戦う(北伐)。子供の頃は「夢のために挫けずに何度も挑戦する蜀」という捉え方をしていた。しかし、あるとき、「攻めることで魏から少しでも領土を奪っておかないと、攻められた時に蜀の本土が奪われてしまう。国力が弱い蜀は攻められたらすぐマイナスになってしまう。少しでもプラスを稼ぐことで攻められた場合でも0に戻るぐらいのバッファを確保する必要がある。つねに戦いの場を自国ではなく相手の領土内にしておくことで、自国を守る。」という解釈に転換した(どこかでそういう解釈を読んだ)。

だから、単純に「売上を伸ばす」について、本当に攻めたいから出ている目標なのか、実は「攻撃は最大の防御」としての目標なのか、これは意識したい。企業も自分が滅びることは怖い、だから攻めていることがある、と思う。後ろ向きな解釈だが、これは従業員の利害と一致すると思う。

  • 株主のために成長する

私の所属する会社は「株式会社」なので株主が存在する。一般の投資家や銀行ではなく、親会社が100%の株主ではあるが、株主は株主だ。株主は利益を得るために「投資」している。リスクを負っている。

100%子会社の場合、株券自体の値上がりによる収入はそれほど見込まれず、配当による収入が目的とも思うが、株主の成長期待は自分が株を持ってみるとわかると思う。「もっともっと」なのだ。「もっと売り上げて規模が大きくなって、それに比例して利益を上げて、俺に利益をもたらしてくれ」という気持ちが単純に出てくる。今後3年で売上・利益を2倍にします、株価も2倍ぐらいにはなります、だけどそこで無理したことにより5年後に破綻します、ということだったら3年後に売り抜ける前提でそれを選択するかもしれない。ひどい自分だと思う。その企業の社会的意味など、かけらも考えていない。

「お前がその程度の意識の株主だからといって、全員がそうだと思うな」とはごもっとも。けれど、「売上アップ」を単純に「予算」として「達成しなければならないもの」と妄信しているかのような言動をしている上位層を見ていると、「それって誰のためのもの?」、「どうしてそんなに当たり前のもののように言えるの?」、と思わずにはいられない。その目標を本当に望んでいる人は別に居る。

だからどうする

そんな「売上」の目標であるが、会社に所属している以上は否定は難しい。だからどうするか。

  • 同床異夢

全然別の自分の目標を持ち、その結果の一部として、見かけ上、組織の目標を目指している・達成したようにする。自分が会社に依存せずに生きて行くために、「自分がこの売上を立てられるスキルを身につける」ための練習の場として利用する。これは同じ様な結果を形上生み出すが、意味合いは異なる。

同意出来ない目標であっても、同意しか選択肢がないのなら、本心から同意する必要はない。

  • 株主になる

大きな規模ではないが、売上アップを求める側の立場に片足をおく。ストックオプションはこの形を押し進めたもの。

  • 良い売上を目指す

増やそうと思って増やす。売ろうと思って売る。売れるところがないかと探して売る。そんな売り方が嫌なのかもしれない。アップルのipod touchを電車内で見たとき「なにこの全面ディスプレイの携帯端末!これすごい合理的!すごい便利そう!欲しい!」と思ってすぐ買った。何のCMや広告を見た訳でもない。見て、欲しいから買った。みんなそうだろう?「お願い売って!」という状態だったと思う。増やそうとしなくても結果として増えてしまう・・・こんな売上を目指す。

補足
  • やろうと思わなければできない

これは真実。だから「やりたいことならやりたいと思え」「やるための計画を立てろ」「計画通りにやって成し遂げろ」と思う。
ただ気をつけたい。これは「やりたいと思ったことを人が成し遂げる」ための手法の正しさであって、「なにをやりたいか」については何も規定していない。

「売上アップをしたいと思いその計画を立てなければ達成はない」は正しい。ただ、「正しい」は手法への正しさであって、その手法を適用した対象への同意ではない。
「手法」関数は正しいが、「手法(売上)」の呼び出しに同意するかどうかは別問題。

感覚の問い合わせでしか内容を取り出せないデータベース

良い配色に関するルールを知識としてインプットしたとして、その後の使い方には2種類考えられる。

  • そのルールが私に訴えかけて色を決める。
  • 私が色を選んで、ルールを満足しているか(私の中で)問い合わせる。

良いと思えるものが体系的に作られるのではなく、良いと思えるものが出てくるまでいくつも試すことになる。とても時間がかかるやりかただ。いつになったらできるのか、それがわからないやりかただ。