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インキュベ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008/11/25 UOやりまくってた頃が懐かしいなあ

[]『ウルティマオンライン』

最近はてなブックマークの人気エントリーをチェックすることを覚えたのだが、今日チェックした「ネトゲのキャラクターは死ぬべきである」というエントリーは非常に興味深かった。

俺はネトゲについてはウルティマオンライン(UO)とFF13とルナドン3しかプレイしたことがなく、また長期間に渡ってプレイしたのはUOだけである。が、少ないプレイ経験の中で感じたことは、やはり大きく2点、能力のインフレ化とお金のジャブジャブ化である

まあ能力のインフレ化については、UOのようにスキルキャップ制を採用するなど、パラメータの工夫で解決することかなと思っていたが、リンク先のエントリーで提示されていた解決策は全く異なり、ネトゲのキャラクターが老いて死ぬことで、新陳代謝を図ろうというものである。なかなか新鮮。

ところで俺がUOプレイしていた遠い昔(テレホーダイやタイムプラスなんて今のネットゲーマーは知らないかも?)に漠然と考えていたこと、それは能力のインフレ化ではなく、お金のジャブジャブ化に対する解決策である。その解決策とは、UOに「経済社会」の概念を持ち込めばもっと面白くなるのではないか、ということである。といっても、別に複雑なことを考えていたわけではない。単純に考えて、モンスターが無尽蔵にアイテムお金を落とすからお金がジャブジャブ化するわけだから、それを防ぐために、サーバ全体のお金の総額を運営側で管理・調整すれば良いじゃないか、ということであるNPCの秘薬の購入価格アイテムの売却価格などは、需給状況で価格が上下していたのだが、お金のジャブジャブ化は、それだけではどうにもならなかった。

ただ、もちろん単にサーバ内のお金の額を管理・調整するだけでは絶対に上手く行かないことが自明なので、銀行に預けたお金には「マイナスの利子」をつける。つまり使わないと、所有者のお金がじわじわと減り続けるわけである。それが嫌なら、どんどん使っていくか、減る以上に稼ぎ続けるしかないのである。これは、休眠ユーザーアクティブユーザー化してもらう動機になると同時に、新規ユーザーベテランユーザーの差を常に埋めようとする動きにもなる。リンク先のエントリーに倣えば「ネトゲのお金は死ぬべきである」ということになるだろうか?

……この頃は「凄いアイデアだ!」と思っていたのだけど、10年近くも経って久々に思い返してみると、結構穴だらけのアイデアだな。それにマイナスの利子までは行かなくとも、実体経済のメカニズムを注意深く埋め込んだネトゲは、既に幾つもありそうだ。

なお、この「マイナスの利子」というアイデアは、ちょうどこの頃に浅田彰や柄谷行人や坂本龍一が中心となって展開していた(あるいは展開しようとしていた)NAM(New Associationist Movement)という運動があったのだが、NAMの考え方を紹介した『NAM原理』と『NAM生成』で提唱されていた「LETS(Local Exchange Trading System・地域交換取引制度)」からパクったアイデアであるNAM……久々に思い出したけど、懐かしいなあ。いつの間にかNAMが消滅していたので、仮にも本を2冊も3冊も出して読者をアジテートした浅田彰や柄谷行人が、NAMにどうケリをつけたのか、実はよく知らないんだけども。

NAM―原理  NAM生成

hedachihedachi 2009/03/13 00:36 うわ!続編エントリで書こうと思ってたことに近いことが書かれていてびっくりです。「エンデの遺言」という本で「老化するお金」について書かれているんですが、続編ではそれを踏まえてまさに「お金は死ぬべきである」という話を書こうと思っておりました。

あと、僕もMMORPGやってた時は、能力よりもお金のインフレのほうが気になりましたね。なんだか共感するところが非常に多くて驚きです。

※これは(2008/11/26 01:10)に書かれたコメントだが、誤って消してしまったため、バックアップデータを上記の時間に再登録した。

incubatorincubator 2009/03/13 00:36 コメントありがとうございます。
MMOにおいては、どうしても数々のインフレが起こるのですよね。私はお金と、あとアイテムの問題についても何とかならないかなと(漠然とですが)考えていました。といっても原理は同じで、銀行に「死蔵」したアイテムに寿命や機能逓減を設定するというものです。UOの場合、アイテムを持ち歩いているときに死んだら、死体からアイテムをチートされるリスクがあるので、持ち歩いている場合にまで追加のリスクを負わせるのは酷というものです。でも銀行という安全地帯にアイテムをガッポリ貯め込んでいるプレイヤーにも、相応のリスクを負ってもらったら、新規ユーザーとベテランユーザーのバランスが保たれるんじゃないか、と考えていました。

エンデの遺言という本は寡聞にして初耳です。続編エントリー楽しみにしています。

※これは(2008/11/26 02:00)に書かれたコメントだが、誤って消してしまったため、バックアップデータを上記の時間に再登録した。

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