先生を振り返って

ナマステ^人^
プリーのサンタナスタッフ、あやのです。



私は2013年9月〜2014年3月までサンタナの運営する小・中学校
チャンドラ・セカール・アカデミーで子どもたちに日本語を教えてきました。



私は元々日本語を教える専門の技術を持っているわけではありませんが、
プリーに住み、学校に顔を出しているうちに、この子達をもっと伸ばしてあげたい!
純粋にそう思ったのがきっかけでした。



実際には日本語の授業が成り立つのは大体6年生〜中学生くらい。
それより下の子どもたちは、「日本の遊びや日本の歌、興味関心をくすぐられる楽しい授業」を
目指して授業をしてきました。




言葉の壁もあるし、先生としてのキャリアがあるわけでもない。
楽しい一方で本当に考えさせられた時間でした。



子どもたちは本当に素直。
興味を持つと向こうから近寄ってきてくれる。
でも楽しくないとそっぽを向く。
正しいことにはちゃんと言うことを聞く。
でもただ怒るだけじゃ何にも伝わらない。



子どもたちは私のことを一人の人間としてみていることを、はっきりと、ずっしりと感じました。



最初は言葉も通じなくて、子どもたちの理解力もわからなくて、
子どもたちが静まらなくて、したい授業が出来なくて・・・
「授業をすること」が目標になってました。



でも、子どもたちが私が思っているよりずっと大人で、
自分の意見もはっきり言えるし、相手のことを思いやることだってできるし、
そんな子どもたちを見てたら、子どもたちが思いっきり楽しめて、
なおかつ日本のことを知れて、創造力が膨らむようなそんな授業をしようを思ったのです。

頭ではそんなの当たり前じゃん!って思ってても、それが意外と難しいんですね。

実際、日本語を教えることよりも何よりも「先生」でいることのほうがずっと難しかったです(笑)




日本語の授業の先生として各クラスを担任して、
高学年の子どもたちが覚えた単語を使って文章に出来たときは本当に嬉しかったです!

「先生、この文章であってるー??」って聞いてくれた生徒たち。
「完璧!すごい!」っていったときの生徒の嬉しそうな顔。

このとき、あ〜よかったなって思ったのを覚えています。




結局言葉という言葉をあんまり教えられなかった1・2年生の授業も私にはけっこう印象的でした。

今日、ロッジのオフィスを掃除していて、学校のファイルから見つかったいつぞやのプリント。
この日は、2年生の授業で、日本語の名詞(動物とか食べ物とか)を勉強した後に
「オリジナルのさかなを描いてみよう!」というアクティビティを行いました。

いつもArtのクラスでも模写しかしたことがなくて、子どもたちは困っちゃったんですが・・・
「何か見ないと描けない〜」って言ってても、
なんだかんだ5分10分待ってたら、自分の想像力を頼りに描き始めました^^*


そしたら、さかなの種類も様々で個性あふれるものばかり^^!



中にはカラフルに塗る子もいたり。


時間が余ったので、「さかなの友達も描いてね!」と言ったら、
「さかなの友達??だれ〜??」ってケラケラケラ〜って笑った後に、



おんなじさかなの仲間を描いてくれた子も、


違う種類を書いた子も、



わかめを描きはじめた子も(笑)



子どもの想像力っておもしろい〜〜すきです、こういうの。



このとき、子どもたちは夢中になって描いていたのですが^^*
なにより私がすっごく楽しかった授業のひとつです。


そんなことを思い出し、切ない気分になっていた私。
実は4月末でサンタナを去り、日本に帰国することを決めました。



本当はもう少し先生をやっていたかったけれど。
ロッジに住み着いてフォクナとお客さんとわいわいやっていたかったけれど。
インドを周りたかったけれど。(そこ?笑)



でもね、私サンタナと出会えてよかったです。
C・Sアカデミーで先生できて本当によかったです。



サンタナとはこれからも繋がっていくんでしょうで。
こんなときはこの言葉で締めくくります。



アウトレ デッカハボ。ナマスカール。

また会いましょう。ありがとう。



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今日は切ない感じになりましたが、まだあと少し!プリーのいいところをブログで紹介します^^*
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