神様ぁ〜! 私だって“おセンチ”な気分になるけど 生徒さん達の“パワー”には負けると言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 ノルウェージャンフォレストキャット十七フサ目 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−113》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   あしたのお見送りなんですけどぉ
    予想以上の方達から問い合わせがあってぇ
     サラさんの叔母様もビックリされてますぅ

  ホントは平日なんでわたし達だけで
   空港までご一緒する予定だったんですけどぉ
  なにがなにが OBさん達が
   あしたのお食事の準備をされたみたいですぅ」

  実は私も驚いているのよ
   昨日その連絡を頂いてね
  空港でお食事するくらいならサラさんの叔母様に
   いつもの『和食屋』さんで
    ゆっくり日本の味を楽しんで頂いて
  皆さん揃って空港に移動しようってことになって
   『福島』へ行くときお願いしてるバスを
     急遽2台手配して頂いたのよ

  だからいつもの『和食屋』さんにも
   旦那様の知り合いのバス会社にも
    本当に無理を聞いて頂いて
     感謝しているわ

 「先生 こんかいはアヤちゃんやユキちゃん達の
   希望は叶いませんでしたけどぉ
  未来の生徒さん達の何人かは
   アヤちゃん達が以前お世話になった
    下宿のお婆ちゃんご夫婦が
     引き受けてくださるんで
      わたし達の『教室』で
       スタートが切れると思いますぅ」

  そうね まだその子達のお勤め先とか
   クリアしなければならない問題が
    山積しているけど
  例えどんな1歩でも踏み出してみないと
   何も変えられないでしょ
    アヤちゃん達も私達も未来の生徒さん達もね

 「先生 実はわたし達と同じ『ナース』の子は
   わたし達の病院の院長に
    頼み込んでありますからぁ
  いまその子が勤めている病院の了解があれば
   オッケーだと思いますぅ」

  それはありがたいわ
   ほかの子もね 旦那様にお願いして
    『アロマ』のお勉強に集中できるように
      フレックスタイムでお勤めできる会社を
       探して頂いてるのよ

  でね アヤちゃん達がお世話になってた
   下宿のお婆ちゃんご夫婦もね
  私があらためてお願いに上がったら
   もう二つ返事どころか即答で
    了承してくださったわ

  アヤちゃん達が『パリ』に行ってからは
   やはりお寂しかったみたいで
    むしろお婆ちゃん達から次の生徒さんを
     お迎えしたいっておっしゃってたのよ

  とっても大きなお屋敷だから
   アヤちゃんやユキちゃん達が使ってた
    お部屋以外にも
     まだ4部屋も準備出来るそうなのよ

 「先生 そうなんですよぉ
   アヤちゃんやユキちゃん達がお勉強してたころ
    わたし達も入り浸りだったことが
     あるじゃないですかぁ

  その時お婆ちゃんにお家の中を案内していただいて
   部屋数の多さにビックリしたことがあるんですぅ
    ホント1人だったらトイレに行くのにも
     迷っちまうくらいだったですぅ

  わたし達はなに造りって言うのか
   知らないですけどぉ
    『中庭』を囲むようにお部屋があって
  二世帯どころか三世帯や四世帯?だって
   ぜんぜん問題ないと思いましたぁ」

  あの大きなお家の中に四世帯はともかくとして
   お婆ちゃんとお爺ちゃんお二人だけでは
    さすがに寂しくなると思うわね
     私なんか広すぎてぜんぜん落ち着かないもの
      やっぱり『貧乏性』なのかしらね

  また私がこんなことを言うと
   お叱りを受けるかも知れないけど
  昨日ほらイジワルな『神様』や
   『キューピッド』がって・・・
  でもあれは『恋』のお話しだったけど
   親子の間でも同じようなことがあるのよね

  私達から見ればあんな大きなお家があって
   今はお歳を召されてしまわれたけど
    立派なご両親がみえて
     何不自由ない暮らしがあったと思うのに
  子供さん達は遠くに離れてしまって
   その上とっても疎遠になられてしまって・・・
    これも誰かさん達のイタズラなのかしらね

  もっともね 『神様』達にだって
   言い分はあると思うのよ
  だって『神話』の世界からひもとけば
   紆余曲折があって
    今の世界が成り立っている訳でしょ

  あらごめんなさい
   私今朝は何をお話ししてるのかしらね
    叔母様達が『パリ』に戻られるんで
     ちょっとおセンチになってるのかしら

 「先生 そのおセンチって言葉ですけどぉ
   これって昔からあったんですかぁ」

  エッ 婆やからは確か『昭和』の始めころ
   『sentimental』をちょっと縮めて
     感傷的で涙もろいさまを言うのが
      女学生の間で はやりだしたって
       聞いたことがあるけどね

  なんで私こんな時にマジで答えてるのかしら
   もぉ 私だってちょっとウルウルしてたのに
    吹っ飛んで行っちゃったわ
     さすがにあなた達の不思議なパワーには
      負けてしまうわ

  じゃあ気合いを入れ直して
   今日も『アロマ』のお勉強を頑張りましょうか

 「先生 ア〜エ〜ッ」

  ダメよ 『ハワイ』には誘導されないわよ

  神様ぁ〜 私だって“おセンチ”な気分になるけど
   生徒さん達の“パワー”には負けると言ってね

  お願いねっ