デブラ・ウィンガーが61にして彼女史上ベストロール、と絶賛の小品。
彼女や結婚をネタにパブリシティもやりやすそうな作品。
英語は非常に平易です。
結構面白かったけど、あのラストはイヤ〜
不倫って本当にビンボくさい。
不倫相手役の2人(Aidan Gillen、Melora Walters)がコバエのような人物として描かれていたのは、精一杯のイヤミかな。
デブラとトレイシー夫妻。
60代近くなっても、人間はあんな幼いものなのだろうか。
多少気楽になるというか、愕然とするというか。
おすぎの影響もあり(下記参照)、デブラを「今こそ最高の女っぷり!」と賞賛したかったのだが、あまりそう思えるカットはなかったかな。時々ウルウルの瞳が美しい、稀に笑顔がかわいい、くらい?
私は10代の頃、当時行っていた教会の口の悪い、でもすごく頼りになる熱いハートの宣教師に「あなたは笑ってないとブスだよ」と言われたのを深く胸に刻んだのだが、本作の女性陣を見ていると、老いたら笑わないとシャレにならないのを実感。
息子がガールフレンド連れて帰ってきて、大団円を迎えるまでの団らんは良かったのにな。
夫婦が家族の(そして教会の)バイタルなんだって分かる。
夫婦さえ仲良ければ、子どもはグレない。
「愛と青春の旅だち」はタイトルしか知らず、私にとってデブラ・ウィンガーといえばロザンナ・アークエット監督『デブラ・ウィンガーを探して』の百恵ちゃん的存在であり、劇作を見たのは今回が初めて。
『デブラ・ウィンガーを探して』については、おすぎが、「並みいる現役若手女優を蹴散らして、デブラが圧倒的にきれい」と書いていたものだ(多分「日経エンタ」だったと思う)。
すっかり引退した人みたいな趣だったけど、実は当時まだ40代… むしろキレイじゃないとまずいだろう。
トレーラー。