うーん、出だしは「こ、これは面白そう」と思ったし、想像よりもリンクのシーンが多かった(『ブラックスワン』のバレエシーン思い出した)のは嬉しかったが、暴力暴言ばっかりで、やっと事件が起こる頃には飽きていた。
やっぱり極端な人、ヘンな人、斬新な人しか出てこない物語って障害がなくなって面白くないのよ。
襲われた直後のケリガンの映像(Wh〜y, Wh〜yってやつ)は、当時すでにネタと化していたように記憶しているが、本作ではトーニャの「あんなの、1回殴られただけじゃん」とセットでつい笑ってしまった。
あれ、痛かったと思うよ...
まだネットもなかった頃だけど、日本の報道だと五輪の頃にはケリガンも多少ビッチ扱いされていた気がする。
結局銀メダルに終わって、表彰台に来るのが遅れた1位のオクサナ・バイウルに「おまえが化粧に時間かけても意味ないだろ」と言ったとか言わないとか。
アメリカ人フィギュアスケーターでは私はミシェル・クワンとクリスティ・ヤマグチが好きです。
プロデューサーとしても名を連ねたマーゴット・ロビーは目を見張る怪演。
「アメリカンそのもの」だというトーニャを描き切るオージー。
若いのにすんごくカッコいい仕事ぶりだ。
そうそう、ポートランドってずっとこんな憂鬱な天気なのよね、と思いながら見てた。
本作は本物のトーニャのガッツポーズで終わる。
映画館を出ると、アラバマ州の上院補選でダグ・ジョーンズに当確が出ていて私も思わずガッツポーズ。
師走です。私が2017年に見た映画ベスト5はこちら。
トレーラー。