2010-05-13 「鋼鉄のガールフレンドと私」
私の会社の社長夫婦はお互いを「〜ちゃん」「〜君」と呼び合っている。羨ましい、こういうこと大事なのだと思う、是非見習いたい。私だったら旦那様をどうやって呼びたいだろうか、「旦さん」、旦那様の「旦さん」。ダーリンは「ダーさん」旦那様は「ダンさん」付き合っている段階では「ダーさん」にしよう、結婚したら「ダンさん」に昇格してもらおう、楽太郎が円楽へ襲名するみたいに。
私はとち狂ったのではない、少し体調が芳しくなかっただけ。なぜこんなことをいきなり思うのかというと私は今日わかっているのに今敏監督の『東京ゴットファーザーズ』を観たからだ。これを観ると子供が欲しくなったり、家族が輝かしく見えてしまう。世の中では婚活とやらと称して、余り者が己を正当化してるわけですよ。北関東一の余り者、北関東一結婚と無縁なバイセクシャル、イニキイデオであっても『東京ゴットファーザーズ』観ちゃあ結婚したくなってみたりするわけよ。例えば、知人の結婚パーティの帰りは必ずダウナーになる、心底祝福をしてやりたいのだけれど、何処かでそれを拒む私がいて、パーティ中一生懸命祝福の演技をして、帰り道一人になると完全な廃人と化している、「これでアイツも公然中出し関係になりやがった、ダセ〜」等とホざきながら酒に逃げる、駆け込みBよ、もうすぐ酒に逃げる、もう一杯目から「シャブリ1本!!」 ですよ、そんなテンションになるわけですよ。
そのような私であっても、結婚をするのと同様の関係を築いた男が過去に二人いた。あの生活は籍を入れていなくともまさに結婚だったと思う、私はその二人との関係していた間にそれぞれ一度ずつ、計二度妊娠した。しかし私たちは籍を入れることもなく、妊娠を懐妊にしなかった、私たちはその時それ以上にやるべきことが沢山あったような気がしていたし、それは悲観的な出来事ではなかった。私にそんな記憶を築かせた二人の男と二度と会うことはないと断言出来るのだけれど(それは、滅茶苦茶な別れをしたとかいう理由ではない、二人共と私はとても温厚な別れをした)私は二人を尊重するので、籍は入れていないけれど実質バツ2の心持でいる。
結婚を少しダサいと思ってしまうのは、それ等の経験から「恋愛と結婚は違う」をそれなりに学んだつもりでいるからだと思う。それに私が結婚をダサいと思ういちばんの理由はお金のこと。私は私たちなりに籍を入れない結婚関係の間、全てをワリカンにしていた、食費も家賃も、同じ場所に住んで同じベッドで眠って同じものを食べて、ワリカン、当然でしょ。しかし一般的には結婚して妊娠して働くことが出来ない期間、旦那様に奥様は養ってもらうわけでしょ、それって任意のヒモじゃん、公然慰安婦じゃん、っていう感覚がある。その間欲しいアクセサリーや服はどうするの!?ガマンするの!?それとも媚びて買って貰うの!?私は今からその期間の為にある程度貯金しておかなきゃならないの!?嗚呼嫌だ。このことを考えると、結婚ってほんとくだらないと思う。そりゃ恋愛関係でいられなくなるわけだよ、とまで思う。
だけどね、正直結婚してみたい、こんな私であっても子供も産んでみたいと思う。ちゃんと恋愛関係のまま結婚して、恋愛関係のまま子供を育ててみたりしてみたい。それは私に程遠いことだから憧れるのか、誰にでも出来ることで出来ないことだから憧れるのかは今のところ私にはわかっていない。世間が婚活と騒げば騒ぐ程冷める性質だったりもする、でもいつか出来るもんならしてみたい、でもそこまで必死ではない。
結婚というのは色気もなく咳が止まらない恋人にヴィックスヴェポラップを塗ってやることに似ているような気がする。『東京ゴッファーザーズ』観なきゃよかったよ。
結婚してみたくなる→「TGF」
