おすすめバレンタインのおいしいチョコレートブランド

デパートのバレンタイン特設会場に行ったら、数多あるブランドから、なにを基準で選べばよいのか?

  1. 王室御用達
  2. ショコラ版ミシュランクラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」で最高位の5タブレット獲得
  3. M.O.F(フランス国家最優秀職人章)
  4. ルレ・デセール会員
  5. 世界二大製菓コンテストであるクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーまたはWPTC(ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ)の入賞歴
  6. ワールドチョコレートマスターズの入賞歴
  7. 世界チョコレートアワード金賞受賞

他にも色々あるが、こういったチョコレートの情報について書きたいことは一年前の「ベルギーとフランスのショコラ(チョコレート)&東京のショコラトリーまとめ&チョコレート用語集」で書き尽くしたので、今回はおすすめチョコレートブランドのアソートについて並べるだけにする。
 
「フレデリック・カッセル」パリ郊外のフォンテーヌブローに本店を構える、ルレ・デセール会長。2008年12月、「ハイアット リージェンシー京都」のペストリーブティック「トラットリア セッテ ペストリーブティック」にて国外初となる店舗をオープン。18種類のボンボン・ショコラ各315円

ヴァレンタイン限定の箱が欲しくて京都まで買いに行った。

 
「カカオ・サンパカ」スペイン王室御用達。中央アメリカで幻のカカオ豆といわれた絶滅危惧のレアルカカオクリオロ種を再生し、2500もの農家を救った。世界中で有名なミシュラン三ツ星レストラン「エルブリ」のパティシエ、アルベルト・アドリア監修の斬新な食材を使ったボンボン「イノバシオーネス」から4種と、やわらかいガナッシュを包んだトリュフ「トゥルファス」から4種の人気商品を詰め合わせた期間限定セレクション16個入5880円 トゥルファスセレクション 2940円

  
「オリオール・バラゲ」 「Collection12」12種の異なった味のボンボン12粒入3675円。こちらも「エルブリ」のシェフパティシエを経て独立した、デザート界のピカソ

 
ラ・メゾン・デュ・ショコラ」 「禁断の果実」青リンゴのコンポートの酸味が効いた「果実の誘惑」、スパイスノートを感じさせる情熱的なガナッシュの「出会い」などストーリー仕立てになっている。「コフレ・バレンタイン」 4粒入1900円 30粒入8900円

 
アンリ・ルルー」 「コフレ・ルルー」 2258円 スペシャリテのC.B.S.ルイゾンボワーズのアソート

 
「ノカ・チョコレート」 アメリカ・ダラス発のセレブリティも愛するラグジュアリーチョコレートブランド。東京ミッドタウン 「ブラックマットボックス」 4個入3000円

 
「ベージュ アラン・デュカス 東京」シャネルとのコラボレーションレストラン、ベージュのシェフ・パティシエ、ジュリアン・キンツラー。 「ショコラ・ゾディアック」星座占いをモティーフ。グアナラ使用。カカオの香り高いビターチョコレート 1枚2500円

 
「ブルガリ」 「ルイ・エ・レイ」は彼と彼女の意。一緒に食べる幸せな時間も共有してほしい。ブラックサンブーカとエスプレッソのビターチョコレートガナッシュが「彼」、シナモンとカモミールのミルクチョコレートガナッシュが「彼女」 「サン・ヴァレンティーノ2010:ルイ・エ・レイ」 3500円

 
「グッチ」 「ホワイトグッチチョコレート」グッチ銀座4Fのグッチカフェにて期間限定販売。ラズベリーガナッシュホワイトチョコレートをコーティング。4個入2400円


 
「チョコシック」 ミッドセンチュリーのファッションデザインにインスパイアされたパッケージデザインは、The Creativity Awardsの飲食部門やThe Mobius Awardで金賞、The Pentawardsで銅賞を受賞した。


スーツケースは12600円

 
「パティスリー オ・グルニエ・ドール」京都烏丸四条 アラン・シャペル資生堂パーラー出身の西原金蔵がパティシエ。 「柚子とショコラのマリーアジュ」京都左京区の特産品「柚子」を使用。小林かいちによるイラストが素晴らしい。


 
「スーリール・ダンジュ」奈良県生駒。 「Beatitude ベアチチュード」

  1. 「リシュブール DRC Richbourg 1991」世界で最も高値で取引されるワイン「ロマネ・コンティ」の生産で有名なDRC(Domaine de la Romanee-Conti ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)社のワインを使用
  2. 「シャトー・ディケム Chateau D'Yquem」世界三大貴腐ワインのひとつを使用
  3. ペリエ・ジュエ・キュヴェ・ベル・エポック Perrier-Jouet Cuvee Belle Epoque」エミール・ガレによる白いアネモネのボトルデザインが美しいペリエ・ジュエ社のフルール・ド・シャンパーニュ(シャンパンの華)と称されるプレミアムシャンパンを使用
  4. ロックフォール Roquefort」イタリア「ゴルゴンゾーラ」、イギリス「スティルトン」と並ぶ世界三大ブルーチーズのフランス産青かびチーズを使用

以上の4組のマリアージュをセットした豪華すぎるアソート

ジャン=ポール・エヴァン」「スペシャルショコラボックス」宝石をテーマにワカマツタダアキ手掛けるQ-potとコラボレーション。ダイヤ型にカットされたショコラ2個+Q-potのバッグチャームアクセサリーのアソート 7980円

 
「オリジンーヌ・カカオ」 「クリオロドメリダ」5本入1600円。1986年日本初のショコラトリー「和光チョコレートショップ ルショワ」を立ち上げ2003年独立した川口行彦の店。「C.C.C.」で最高位の5タブレット獲得、ルレ・デセール会員

  
ピエール・エルメ・パリ」 「バレンタイン限定マカロン6個詰合せ」 2310円 フランボワーズ風味のガナッシュショコラ「クロエ」やパッションフルーツ風味のガナッシュショコラオレ「モガドール」など、いずれもチョコレートを練り込んだものばかりが揃う 

 
ラデュレ」1862年パリ8区ロワイヤル通りに創業し、20世紀初めにはパティスリーとカフェを融合させ、パリのサロン・ド・テの歴史を作り上げた。以来「l'art de vivre a la francaise(フランス流美しき生活)」を象徴する格調高いメゾンとして世界中の人々を魅了し続けている。2008年銀座三越に日本初上陸以来、本場のマカロンが人気。 マカロンボックス “ヤズ・ブッキー(オスマントルコ出身のクリエーター)”とのコラボレーションしたソワレバッグ。 2500円

LADUREE pour TOMORROWLANDトゥモローランドとのコラボ。「ショコラ・マカロン」 3種類のフレーバー1400円

  
●銀座三越バレンタインフェア 〜2/15。今年のテーマは「女性目線」。会場ではショコラ・コンシェルジュがガイドしてくれる。
 
「メルト」日本初上陸ブランド。2006年にイギリスのロンドン・ノッティングヒル 渡辺ちか 「スリーバーボックス ¥2,625 ホワイト×クランベリー、ダーク×カカオ、ミルク×ローズペダルの3種のバー」ノッティングヒル・ゲートにブティックを開き、現在はセルフリッジにも出店している。手作りのフレッシュな生チョコの評判が高く、パッケージデザインも人気。「銀座三越オリジナル 3bar box」 3本入2625円
 
 
「ジン・パティスリー」日本初上陸ブランド。ロサンジェルス 「1842」トロピカルテイストのマンゴーバジル、紅茶フレーバー。アソートチョコレート 9粒3675円

 
「ルレ・デセール」 「アルコール&リキュール」をテーマにフレデリック・カッセル、ローラン・デュシェーヌ、エリック・ヴェルニュ、ジェフ・オーバーワイズ、川口行彦寺井則彦大塚良成の7名が手がけたアソート 3,150円

 
「王室御用達ロイヤルチョコレートセレクション」5個入2520円 5ヵ国の王室御用達の栄誉を賜わるショコラトリーから厳選して詰合せた贅沢なアソート 英国「プレスタ」バノフィー、ベルギーマダム・ドリュック」ロイヤルシャンパーニュオーストリア「ハイナー」コーヒープラリネ、スペイン「カカオ・サンパカ」カラメロ、アラブ首長国連邦「アルナスマ」キャメルキャラバン

 
日本橋三越限定
 
「プレスタ」1902年創業、英国王室御用達のロンドンのショコラトリーでダイアナ元妃も通った。「ミントボックス」ミントフォンダン、ミントクランチ、コーヒーミント、ビターミントの4種類のアソート 3780円

 
高島屋アムール・ド・ショコラ限定
 
「パッチ」日本初上陸ブランド。1974年にレバノンで生まれた 
「ハートボックス」9粒入1575円「ナポリタンボックス」24枚入1260円

 
「ヴィツィオ・ヴィルトゥ」日本初上陸ブランド。「マリアンジェラ」イタリア・ベネチア。新進女性ショコラティエ、マリアンジェラ。 8個2268円

 
パスカル・カフェ」 「ルロワ&パスカル カフェ タカシマヤオリジナル」 ブルゴーニュの至宝「ルロワ」がコラボレート。2000年ブルゴーニュ赤ワインと2001年ブルゴーニュ白ワイン、それぞれに合うガナッシュとマリアージュして生まれた2つの新しい味わい 4個入2100円

 
松屋銀座限定
「5th AVENUE Chocolatiere」1976年、NYマンハッタン五番街に創業。「生チョコ4種詰め合わせ」1470円

 
●阪急百貨店限定
「ミッシェル・ブラン」 「スペシャリテブラン」代表作の甘草のガナッシュ“メリッサ”や、すみれフレーバーが香るショコラなど、阪急限定のアソート。5個入1995円 南仏アルビで1987年創業。ルレ・デセール創始者メンバーでフランスで唯一、最優秀パティシエ賞、 フランス最優秀職人賞、最優秀ショコラティア賞に輝くフランスの国民栄誉パティシエ。

 
「グランフール」ベルアメール系列 「リサとガスパールのチョコレート」



 
伊勢丹限定
 
デルレイ「Diamant du Chocolat」9801円、4つのチョコレートの真ん中にダイヤモンド。デルレイ銀座店に持ち込み、加工代2万1000円を支払えば、ネックレスに加工してもらえる。

 
サロン・デュ・ショコラ会場限定 今年のテーマは「オペラ」

日本だけの限定発売「セレクション・オペラ」5250円 ジャン=ポール・エヴァン、ジャック・ジュナン、ジャン=シャルル・ロシュー、マルク・ドゥバイヨルパスカル・ル・ガック、クリスティーヌ・フェルベールという6名のトップ・ショコラティエによるスペシャリテがひとり2種類ずつ計12種類入ったアソートで、DVD付。
 
 
「オテル・デュ・キャップ-エデン-ロック」*1 門外不出であるが世界初登場。コルシカ島のイチジクや南仏産素材を生かしたショコラ
ショコラ詰合せ 16個入4935円
 
 
「ジャック・ジュナン」ラ・メゾン・デュ・ショコラのパティシエ。パリのパラスホテル*2中心に卸専門で活動していたが、2008年にパリのマレ地区に出店。「パートドフリュイ」はジューシーな味わい。「オペラ」(4個入1575円) モーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」から発想したイメージを知人のイラストレーター描かせた。アルルカン(道化師)は、アーモンドとヘーゼルナッツ(ノワゼット)。ポートレイトはアーモンドプラリネ。ファム・ニュ(裸婦)は、キャラメル風味のノワゼットのプラリネ。リベルタン(自由人)はヘーゼルナッツのノンシュガープラリネと4種のフレーバーのミルクチョコのプラリネ。イラストの色は花粉を使用。
「ショコラメタルボックス」9個入2835円  バニラ、ノワゼットのプラリネ、トンカ、プレーン、パッション、はちみつ、ジンジャー、シナモン、ミント。平たく表面積を増やすことで口どけが早くなる為に薄めに仕上げている。


 
 
パスカル・ル・ガック」ラ・メゾン・デュ・ショコラのクリエイティブ・ディレクターであったが2008年に独立し、サンジェルマンアレーに出店。 「ボンボンショコラ詰合せ」 9個入3150円、トリュフナチュール 4998円

 
ファブリス・ジロット」ブルゴーニュ出身。M.O.F.ショコラティエ。代名詞の「クルール・ド・ブルゴーニュ」はカシスやフランボワーズなどをパート・ド・フリュイにし、薄いガナッシュでサンドしたフルーツの酸味とショコラの甘みのマリアージュ。8個入3570円


 
クリスチャン・カンプリニ」18人しかいないM.O.F.ショコラティエモナコを中心としたパラスホテルに卸しているため、一般に購入することはできない。南仏なのでレモンの産地が近く、シトラスを使ったショコラが多い。レモンを使ったギモーブ(マシュマロ)も人気。「ショコラ詰合せ」4個入1575円 4種のシトラス風味
 
 
「ジャン=シャルル・ロシュー」フランス ワニ柄のレザーボックス。ソーテルヌワインやバーボンをしのばせたものや、バラの香りがするショコラなど。

 
「ドゥバイヨル」ベルギーブリュッセルマルク・ドゥバイヨルはM.O.F.ショコラティエ。「ショコラ ドゥ トワ」は、「あなたに夢中」という意味を込めたビターとミルクの2種類がアソート。

 
ピエール・マルコリーニ」 「マルコリーニ エボリューション(ストラップ付)」3570円

 
フィリップ・ベル」 「キャラメリゼ リキッド ショコラ」 4個入1575円

 
 
1/30の日経PLUS1のなんでもランキングで「大切な人と食べたいチョコレートケーキ」ランキングが掲載された。全国主要百貨店など販売している41商品の中から専門家11人がベスト10を選出したもの。
1位 ジャン=ポール・エヴァングアヤキル
2位 ダロワイヨ「オペラ」
3位 デメルザッハトルテ
4位 オッジ「ショコラ デ ショコラ」
5位 トップス「チョコレートケーキ」
6位 ベルアメール「ショコラノワール
7位 ヴィタメール「ザッハトルテ
8位 デメル「アンナトルテ」
9位 グラマシーニューヨーク「アフロ」
10位 シーキューブ「フェリチタ チョッコラータ」
  
ブリティッシュスタイルのカレーでも有名な函館・五島軒のベルギーチョコレートケーキは、中のチョコレートムースがベルコラーデ社のクーベルチュールを使用しており、口どけが素晴らしい。上記ベスト10に負けないおいしさ。

 
 
イタリアのアメディ社のチョコレート、ポルチェラーナを購入した。
AMEDEI Selezione "Porcelana" (12 Napolitains)ポルチェラーナの商品名はカカオ豆に由来している。ポルツェラーナとはベネズエラ産クリオロ種の希少なカカオ豆。栽培している農家は5軒しかなく、年間わずか3000kgしか収穫されない。この幻のカカオを含有率70%使用しているため、世界で限定20,000箱のみ生産される。箱裏面にシリアルナンバーが手書きで記載されている。価格は一口サイズ12枚入(55g)で2940円(1枚245円!)。表参道と札幌のショコラバー・ラプソディ、銀座三越でのみ入手可のところ、バレンタイン時期のみあちこちで売られる。味は甘味や酸味、苦味のバランスがとれたビターで、アロマの余韻が残る。ウイスキーやワインと最高のマリアージュ(相性)。さすが「チョコレートのロマネ・コンティ」といわれるだけある。(※ロマネ・コンティは年間生産約5000本と稀少な為、世界で最も高値で取引されるワイン)
英アカデミー・オブ・チョコレート主催の世界チョコレートアワードで最優秀ダークチョコレート部門で4年連続金賞受賞している。


会社でゴンチャロフ、月の桂を頂いた。パッケージも中身もかわいい。

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