2005-06-10
■ネコソギラジカル(中)赤き征栽vs橙なる種
購入。そして読了。
あ〜あ、やっちゃったなぁ、西尾維新。私の中でこの作者、終わっちゃいました。
いやまあ、あと一冊あるから、その出来次第によっては評価を変えて大絶賛するかもしれない。でも……うーん。
結局「戯言遣い」という能力と作者が作りたかった世界とが、上手くかみ合わなかったのでしょうね。バトル路線でなくミステリー路線のままで進めばよかったのにな。
結果的に読者に提示したあらゆる事象が投げっぱなしの放りっぱなしに。好意的な見方をしようにも、限度がありますよ。
今回は副題にも偽りあり。何より頭にくることは、結局ここ2巻での出来事に何も意味がなくなっていることでしょう。人が生きたり死んだり、消えたり登場したり、そういったこと全てに。商業主義のお手本のように見えてしまう。
読者一人一人がこの物語に意味を見出すことは出来るでしょう。その余地は充分にあります。それらしきキーワードを拾い集めて、繋ぎ合わせれば、十人十色の景色が見えてくることでしょう。
でも、私にはもうそれをしようとする気力も興味もありません。
とりあえず、シリーズの最後までは付き合いますけどね。
う〜ん、本当に残念。戯言シリーズが好きだっただけに、余計に。
残り一冊で「私」が納得できるような鮮やかな「解決」を示してくれたら、逆にすっげぇ神作品になってしまうとは思いますが。
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