とうとう出ましたね、Lion 搭載の新型 MacBook Air
周りが急に騒がしくなりました。いま僕がひとつ前の型の MacBook Air(Late 2010)を持っているので、周りの人から「実際に使ってみてどーよ?」という旨の質問攻めです。
でも、だいたい受ける質問は決まっているし、また、質問されてはないけど自分としてこれは伝えておきたいという項目もあるので、この機会にまとめてみました。よろしければ参考にしてください。
よく訊かれた 10 の質問
ええと、質問への回答に入る前にまずは持っているモデルのスペックの確認から。11インチ、64GB、カスタマイズなしです。下記はシステムプロファイラより抜粋。
ハードウェアの概要: 機種名: MacBook Air 機種 ID: MacBookAir3,1 プロセッサ名: Intel Core 2 Duo プロセッサ速度: 1.4 GHz プロセッサの数: 1 合計コア数: 2 二次キャッシュ: 3 MB メモリ: 2 GB バス速度: 800 MHz
本質的なところに先に触れておきます。良い点はたくさんあります。MacBook Pro と較べても。それでもひとつだけ挙げろと言われたら迷わずコレ。
ディスプレイを開いて 3秒以内に使える状態になること
薄いとか軽いとかももちろん重要ですが、搭載した SSD に最適化して、(スリープ状態から)3秒以内に使える状態になることがおそらく MacBook Air の本質です。
この特長のために、従来のノートブックと使い方が違ってきます。従来の HDD 搭載のノートブックでは電源を入れたまま移動させるのは(HDD に傷がつき寿命を縮めるので)御法度とされてきましたが、MacBook Air ではむしろほとんど電源を落としません。
パッと開いて使って、使い終わったらそのままディスプレイを閉じて鞄にしまう(自動的にスリープ状態になります)。SSD なので、電源が入ったまま移動させても問題ありません。アップルとしても電源を落とさない使い方を想定していて、スリープ状態で 1か月バッテリーがもつことを謳っています。
(2011年7月27日訂正)
ラップトップ(ノートブック)の蓋の部分(ディスプレイ)をずーっと「ラップ」と呼ぶんだと思っていましたが、はてブコメントで勘違いだと教えていただきました。id:sotokichi さんありがとうございました。
僕の周囲から一番よく訊かれたのはこの質問でした。僕の場合、Firefox 3.6 が富豪的にメモリを使うのですが、搭載している SSD がすごく優秀なので、スワップしても気づきません。小飼弾さんも同様のことを書いておられました。ちょっと長めに引用します。
「そんなスペックで大丈夫か?」「大丈夫。問題ない」。その一番の理由は、SSD が超優秀なこと。現在私の「旗艦」にして iPhone の母艦でもある MacBook 5,1 にもサードパーティの SSD を搭載しているのだが、それとは比較にならないぐらい高速だ。XCode をインストールする際に Activity Monitor を見ていたら、200MB/s ぐらい出ている。iMac 11,1 の SATA 3.5" HDDの二倍近い。
これくらい速いと、swap が無問題化する。衝動買いした際に一番気になったのは RAM が 2GB しかなく、4GB モデルは BTO するしかないことだったのだが、これなら「一番いいのを頼む」しなくても充分実用に耐える。これを書いている現在も 400MB ほど swap outしていて、HDD なら「もうやってられん」状態になるはずなのだが、新 Air ではいつ swap out したか、Activity Monitor を観察していない限りわからない。
404 Blog Not Found:そろそろ MacBook Air (3,1) についてレポートしておくか
この質問も同じくらいよく訊かれました。僕自身も購入前は Intel Core 2 Duo 1.4 GHz という CPU では不安でしたが、ネットブックと違って十分使い物になります。ブラウザ、エディタ、Evernote、Skitch、あとターミナルから SSH 等、普段複数のアプリを起動させて使っていますが、ほとんど待たされることはありません。
逆にストレスを感じることがあるのは、下記のことをやっているときくらいでしょうか。MacBook Air でほとんどやらないことばかりですけども。
結論から言うと、Windows を使ったり、動画や音楽、画像などをガッツリ入れるのであれば、64GB では窮屈に感じるのではないかと思います。参考までに僕のマシンの現状を示しておきます。
/System や /Library 等システム側で使うものと、書類等ユーザ側が使うものに分けると、下記のとおりです(容量が小さいディレクトリは一部割愛しています)。
(システム側で使っている容量 32.7 GB) /(※) ├── Applications 12.2 GB(※) ├── Developer 1.9 GB ├── Library 6.5 GB ├── System 4.7 GB ├── private 4.6 GB └── usr 2.8 GB (ユーザ側で使っている容量 24.6 GB) /Users/inouetakuya/ ├── Desktop 0.3 GB ├── Documents 7.7 GB ├── Downloads 1.9 GB ├── Dropbox 2.0 GB ├── Library 5.0 GB ├── Movies 7.2 GB(※) ├── Music 0.0 GB(※) ├── Public 0.0 GB └── Pictures 0.0 GB(※) (合計 57.3 GB、6.84 GB の空き)
上記のうち、僕は入れているけど大半の人には要らないであろうと思われるファイルを列挙します。
逆に大半の人には必要かもしれないけど、自分は入れていないものも挙げておきます。
あくまで個人的な意見ですが、ブラウザを使っているときは、しょーじき小さく感じます。特に縦のサイズが。
アップルストアで 11インチと 13インチを手に取ってみたときに 11インチの方がずいぶん軽いという印象が残りましたが、よく考えたら鞄に入れたらそれほど大差はないでしょうし、いま使っている鞄は 13インチも余裕で入るので、次買うときは 13インチを買うかもしれません。
一方、エディタでトコトコ書いている分にはほとんど不自由を感じません。ブラウザや統合開発環境(IDE)も含めてガッツリ使う人は 13インチを、エディタやターミナルで十分という人は 11インチが良いのでは?と思っています。
11インチモデルのキーボードも、他の Mac のキーボードと同じ大きさです。
(2011年7月27日 訂正)
キーボードの一番下の段については、縦のサイズが、他のモデルの Mac のキーボードよりも若干短くなっていると、コメントで教えていただきました。iMac のキーボードとよく見較べてみたら、確かにそうでした。訂正いたします。申し訳ありませんでした。
(2011年7月26日 追記)
関連するエントリーを書きました。よろしければ参考にしてください。
見た目よりも硬くて頑丈です。よほどの事がない限り折れたり曲がったりしないと思います。一方で、見た目よりも重くてズシッと感じます。買う前に一度は触ってみるべきかもしれません。
11インチモデルで連続 3時間半くらいもちます。エディタ、ブラウザ、Evernote、ターミナルの 4点セットを開きっぱなし、ディスプレイの明るさ 50% で。個人的には十分かと思いますが、それじゃあ足りないって人には「HyperJuice」という選択肢もあるようです。
アクト・ツー HyperJuice 60Wh External Battery achj060 jhotna
バッテリーについては下記記事も参考になります。
オプションで外付けドライブがありますが、僕は持っていません。無いなら無いで困らないなー、というのが感想です。
Apple MacBook Air SuperDrive MC684ZM/A
ちなみに他にも Mac を持っていれば「DVD 共有」という手段もありますが、僕の場合、以前、何かのソフトをインストールしているときににこけてしまいました。以来、MacBook Air で光学ディスクを使いたいときには次のようにしています。
(参考)Windows で開ける ISO 形式のディスクイメージを Mac OS X で作成する | Bowz::Notebook
出張先のビジネスホテルでは有線 LAN しか使えないことが多いので、別売りのコネクタは持っています。ただ今のところ出張先以外では使ったことないです。
Apple USB Ethernet アダプタ MC704ZM/A
あー、でも、次の Mac にデータ移行するときに使うかもしれません。
まとめると、次のとおり。
以上です。Late 2010 の MacBook Air で十分完成度高いと思いますが、Lion 搭載の新型はもっとスゴいんだろうなー
paperboy&co.(ペパボ)でソフトウェアエンジニアやっています。「カラメル」というショッピングモール担当です