2010-12-20
インソースは、社員の入社試験で「ビジネス文書研修」の要約演習を使っています。要約演習とは、1,000文字のプレスリリースを、上司に報告することを想定の上、200字と、さらに50字に要約するというものです。
◇演習イメージ(PDFで開きます 140KB)
私は長い間、この演習がどうして入社試験に良いのかよくわかっていなかったのですが、この頃わかるようになったのでお伝えいたします。皆さんはおわかりになりますか?
論理力を伸ばす要約演習(筋道立てて・立場を変えて考える力強化)
当社の要約演習は、「上司が知りたいことを想定して、それに合わせた内容に要約しなければなりません。」
お客様や社員と同じ目線で見られる人を採用したい
冒頭でお伝えしました、社員の入社試験がこの「要約演習」という話、これは本当です。実は、社員だけでなく講師も全員これを受けています。代表いわく、ここまでこだわっているのは、「お客様や社員と同じ目線で見られる人を採用したいから」という理由だそうです。(参考に当社の採用ページ)実はこの要約演習は、要約した後、伝える相手の知りたいことを正確に捉えていないと、高得点が出せないのです。なお、これは4〜5回やってコツさえわかれば伸ばせるようになるスキルです。
相手が○○(例:営業部の上司)なら、何が知りたいんだろう?
当社の要約演習は、解くためには次のことを考える必要があります。「営業部である私の上司は、ライバル社のことをどう思っているか?このニュースはもう知っているか?当社の現状から見るとこのニュースはどういうことになるのか?上司は自分に何を求めているか?」などなど。当然、演習の情報は足りないので、完璧な答えが出るわけではありません。答え合わせの際は、最低限必要な情報が入っているかを確認することになります。が、そういう視点の大切さをお伝えしています。(なお、その他、だらだらと長くわかりにくい文になっていないか、主語と述語が食い違ってわかりにくくなっていないか、など注意すべき点がたくさんあります)。
文章を書く力、視点を変える力、常識
この演習のゴールイメージは、以下のような形になります。
- わかりやすい文章が書ける
- 立場を変えて物を見ることができる
- 常識的な部分(上司が知りたいことは何か等)がわかることの大切さを知る
(ですので、当社の入社試験は、これらが身についているかをテストしていることになります)
上司が何を知りたいか、わかる人とわからない人といる
この演習をした受講者が営業部の場合、この立場の変換はかなりよくできるといわれます。普段の仕事で身についているようです。新入社員の場合、これがわかる人とわからない人の差が大きく出ます。アルバイトなどを通し社会で働いたことのある人は、営業部の上司だったらどんなことを考えるか、というのをイメージできる人が多いです。一方、縁遠かった人は想像がつかないので、どうしても国語的に要約することになります。社会人をしていれば、自然にわかるようになりますので、新入社員研修に関しては一度グループで話し合って、考えていただくケースが多いです。
※なお、お客様の課題やご要望に応じ、立場については触れず、文章の書き方(結論から先に書く、誤字脱字はないようにする、など)に特化させてしまうことも可能です。
今回は、「ビジネス文書研修」の特徴の1つをお伝えいたしました。もっと知りたい方は、担当営業か、こちらのお問合せフォームへご連絡ください。 電話:03-5259-0070 WEB
(中島)
