2011-03-02
またしても移転いたします。
一年ほど放置していたこのブログですが、ブログ書くのがめんどくさくなってきていたので、Tumblr に移転いたします。
下記が移転先でございます。あまり読まれることを意識せず、アウトプットの効率重視で日々のメモがわりに使いますので、なんのことやらよく分からないかもしれませんが、たまにチラッとでもご覧頂いて、「こいつは今どんなことに関心があるんやろうか」など、関心についてご高配いただければ幸いです。
paradisemaker's notes
http://paradisemaker.tumblr.com/
それでは、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
2010-02-22
iPhoneアプリ成功の法則 - 抜書き
アイディアを生む
- 1. わかりやすいコンセプトにする
- 2. あえて機能を絞る
- 3. ブロガーや iPhone ファンが好きそうなアプリにする
- 4. iPhone の新機能を使う
- 5. 「世界初」などの珍しい機能を使う
- 6. ニッチ市場を狙う
アプリ作りのコツ
- 7. アイコンのデザインを練る
- 8. アプリのタイトルは一文字目を工夫
- 9. アプリサイズは10Mバイト以内に
- 10. アプリのレスポンスを速くする
- 11. 使った時の「気持ちよさ」を大事にする
- 12. ユーザーインタフェースを工夫
- 13. メモリー管理を徹底する
- 14. iPhone ガイドラインや資料をよく読む
アプリを広める
- 15. 期間限定セールを実施
- 16. メディアやブロガーに送るプレスリリースを工夫
- 17. App Store の説明文を各国言語に対応させる
- 18. 有料版と無料版の相乗効果を狙う
- 19. 競争が少ない App Store のカテゴリに登録する
- 20. ブログや Twitter を徹底活用
ファンを増やす
- 21. ユーザーを大事にする
- 22. 時にはユーザーの要望を受け入れない
- 23. 頻繁にアップデートする
さらに飛躍するには…
- 24. iPhone を好きになり、開発を楽しむ
- 25. 世界を目指す
詳細は書籍のほうで。実際にアプリ作った人の体験談が載っているので、すごく参考になります。webサービスと通じるものがあるなぁ…。
- 作者: 日経BP社出版局
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 19人 クリック: 562回
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2010-02-21
iPhonアプリの作り方・売り方
前回のエントリではプログラミングについて書いたけど、企画からマーケティング、セールスまで含めるとこんな感じかなと思っている。
- アプリのアイディアを思いつく - これはほっといても思い付く。まず自分が欲しいもの、それに市場性を加味してプロダクトのアイディアを煮込んでいく。本業のwebディレクション/プロデュースのスキルを使って企画を固めていく。
- アイディアを要素に分解する - アイディアを実現するために必要な要素に分解していく。技術、デザイン、マーケティングのノウハウなど、必要なものを自分でやるか、外注するかを考える。外注するにしても、自分は理解できないものを人に指示するのは嫌いなので、中身が分からないものは自分で学習する。今回は iPhone アプリを作るので、開発に必要な Objective-C と iPhone SDK を学んだ。
- プロダクトを作る - 1と2を踏まえて、スクラッチ&ビルドでプロダクトをシコシコ作る(←イマココ)。形が見えてきたら、デザイン等を外注する。
- 周りの人に使ってもらう - alpha版のプロダクトを周りの人に使ってもらって、感想などをフィードバックしてもらう。
- プロダクトを売るための環境を作る - 作ったものをマーケットに出せば、それで売れるというわけではない。iPhone アプリの市場も、もうそろそろ黎明期は脱したフェーズに入るだろう。成長期にプロダクトは売れるが、その波を活かせる環境は作っておく必要がある。
- 売る - フィードバックの内容をある程度反映したら、プロダクトを売る。5のフェーズで作った環境からのフィードバックを活かしつつ、プロダクトを改良していく。本当はここがかなり大変なはずなんだけど、apple様のおかげでプラットフォームに乗っかるだけでいい。Jobs は本当に神。
あとはそれぞれのフェーズの精緻化で大体どうにかなるのではないかと考えている。今のところは。特に5の部分はいろんなノウハウが隠れてそうなので、掘り起こすのが楽しみ。
2010-02-14
iPhone アプリのプログラミングと企画はこの参考書4冊を読めばオッケ!!
ブログをお休みすると言って、舌の根も乾かぬうちからエントリをアップw
Twitterでメモりにくいことをメモるには、やっぱブログが必要なのかも。
さて、最近空いてる時間に iPhone アプリ作ってるのですが、ようやくマイルストーンが見えてきたので、メモっときます。
自分の前提条件
・コンパイラ型の言語は経験なし。HTML とか PHP がだいたい読み書き出来るぐらい。つまり、ほぼゼロスタート。
・参考書は「サンプルコードが充実している」「部分と全体像の関係が分かるように丁寧に解説してある」という点を重視して選択。たぶん世の中に普通に出回ってる本は全部目を通した。結構、いいところ取りしようとして中途半端な本が多いんよね。
・企画やラフなんかは、本職でwebディレクションやってるので、そのスキルを応用。デザインは外注する予定。今回のエントリは、プログラミングが主眼です。
学習/開発マイルストーン
1. C言語を学ぶ
まず、『やさしいC』で C言語を学ぶ。
iPhone アプリは Objective-C という言語で作るのだけど、そのベースが C言語。
C は Java などとも近い言語らしいので、将来的に Android アプリなどをいじることも視野に入れて、まずは基礎固めから。
iPhone アプリは Interface Builder という簡易型の開発環境もあるのだけど、それに頼ると中身がわからないので不安。
『やさしいC』はタイトル通り、分かりやすく、簡単なサンプルを書きながら覚えるのでいい。
2. Objective-C を理解する
Cが大体理解できたら、『詳解 詳解 Objective-C 2.0』で Objective-C の特徴を理解する。
これもタイトル通り、「かなりクセがある」と言われる Objective-C について詳しく解説があるのでいい感じ。
C を踏まえていれば、解説はわかりやすい。
3. iPhone SDK を攻略する
2と並行しつつ、iPhone SDK (iPhone アプリの開発環境)の攻略をする。
デベロッパーズプログラムのサンプルは結構レベル高いモノが多いので、『iPhone SDK アプリケーション開発ガイド』を読みながらやってみる(←イマココ)。
iPhone アプリは部分部分を作りながら全体にまとめる、スクラッチビルドの手法が適しているようなので、あとは試行錯誤でどうにかなりそうな感じ。
企画やマーケティングについては、『iPhoneアプリ 成功の法則』がスゴク良くまとまってて参考になった。
「iPhone アプリで驚異的にプログラミングの敷居が下がった」とか言われるけど、こうやってみると、結構ハードル高いんやね。それでも普通の社会人が真面目にやれば2-3ヶ月でどうにかなりそうだけど。
4冊買うと12,000円ちょっとで、結構高い買い物の気もするけど、まぁこれでアプリ出せるんだったら安いもんでしょうな。iPad も出るしね。
みなさんもよかったら、ご参考にどうぞ。
- 作者: 高橋麻奈
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- 作者: 荻原剛志
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- 作者: Jonathan Zdziarski,近藤誠(監訳),武舎広幸,武舎るみ
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2010-02-08
ブログお休みのお知らせ
もう半年ぐらいブログ書いてませんが、Twitter はほぼ毎日つぶやいてます。
顔の見えない相手にちゃんとメッセージ書くのって結構大変で、それが無い Twitter は楽ですごく気に入ってます。
しばらくブログを書くことはないかな〜、と思っているので、とりあえずブログは Twilog(Twitterをブログっぽく見せるサービス)で代用しようと思ってます。
masayoshi hashimoto(@paradisemaker) - Twilog
http://twilog.org/paradisemaker
Twitter はこちら。楽しいですよ。
masayoshi hashimoto (paradisemaker) on Twitter
http://twitter.com/paradisemaker
しかし、ほんの少し前に書いたブログのエントリを見直してみると、結構青いこと書いてるなwとか思うもんですね。
今となってはややこっ恥ずかしい気もしますが、とりあえずは置いておきます。
ではでは、今後ともよろしくお願いします。
2009-07-02
webでの「説得力のあるお金儲け」について
先日、なかなか珍しいwebディレクターばっかりが集まる勉強会に行ってきた。
その名も「マネタイズHacks」。ライブドアさんが主催です。
【募集締め切りました】第三回マネタイズHacks 参加者募集のお知らせ テーマは「ユーザー課金」 - livedoor ディレクターブログ
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51206033.html
そこでの話はレポートしてくれている方がいるので、そちらにお任せするとして、会全体やこの業界についてつらつらと考えました。
いっつも社外の勉強会行くとエンジニアばっかりでアウェー感が凄いんだけど、今日は逆に親近感が凄かった。
親近感という意味で、特に印象深かったのはプレゼンの話し方。
登壇した方はみんな「こういう風に考えていて〜」とか「〜と思ってるんですけど」とか「まぁ、あの、〜なんで」とか、仮定に論理的展開を重ねる言い方になってた。
で、それを聴いてて「ああ、自分もこんな話し方するよな〜」とか思ってました。
ディレクションとかプロデュースって、コードとかハードみたいな外部に確保された信頼性(≒共通認識として使える道具的存在)がないから、どうしてもそうなっちゃうんですよね。
すごくわかります。
もちろん、ディレクションやプロデュースの「アート」と「サイエンス」も、メソッドの体系にすることはできると思うんだけど、それが確立されるのはまだ先の話。
業界はまだ若いし、やれることの可能性はまだまだ山ほどある。試行錯誤と検証のプロセスはしばらく続くでしょう。
webサービスを一部の人だけじゃなくて、もっと多くの人に広く深く使ってもらえるようになるには、たぶんその試行錯誤と検証のプロセスを経て確立された方法論が持つ説得力が必要条件になってくると思うから、そこはきっとこれから必死に作っていく必要があるんだと思う。
自分が、っていうんじゃなくて、みんなでそういうサービスやお金儲けについての「確信のある説明」ができるようになればいいな。
そうすれば日本のwebも、もっと豊かになれると思う。
「みんな悩んでる」っていうのを共有できる会って素晴らしい。
主催者の方々の勇気とwebへの愛情を本当にリスペクトしています。
2009-07-01
「マスコミ vs. ネット」の構図ってプロレスだよね?
昨日は会社の歓送迎会で飲みすぎました。
でもみんなと実のある話ができてよかった。懇親ってそれ自体が目的になるとつまんない。ってか、そういうのは何話していいか分かんないからニガテです。
で、昨日飲んでつらつらと思ったのは、ハビトゥス(特定の社会環境で無意識に規定される行為や思考パターン)って強いんだなぁってこと。
CGMサービスの立ち上げも手伝ってくれていた元バイト君が、すっかり「マスコミ人」っぽくなっててびっくりしました。
そういう「ぽさ」って、会社内とか業界のつながりとかで形成されるんだろうなぁ。
彼自身は本来謙虚な人なので、とにかく自我が肥大しやすい状況なんだなと実感した。
なんというか、マスコミの人って自分の職業がフラットな職業のひとつであるという感覚がない。やっぱり変な特権意識がある。
それじゃあ普通の人にモノは伝わらんだろうと思う。
人にメッセージを伝えるときには、相手とメッセージに対する謙虚さが必要だから*1。
新聞が読まれないとか、テレビ番組が見られないとか、雑誌が売れないとか言われてるけど、それってメディア側のマインドの問題も大きいと思う。
やっぱり、メディア業界は参入障壁を取り払って自由競争にしないと良くならないと思った。
適度な競争状態では、コアコンピタンスとなるサービス力に注力せざるを得ない。
いつ新しいライバルに負けるかもしれない、と思うから競争するわけなのであって、日本のマスコミは新規プレーヤーの参入が極めて困難な状況にあるから、馴れ合いのぬるま湯のまま、地盤沈下しているのだろう。
今でもフリーランスいるけど、産業構造上は使い捨ての傭兵状態だもんね。
でも、仮に自分がマスコミの中の人だとして、読者・視聴者のことをよく知りよく考えて、なぜ彼・彼女らが金を払い、何を欲しているかを真剣に考えて働こうとしたら、すごくやり辛いだろうなとは思う。きっと邪魔する人もたくさんいるし。
なんだか「エスタブリッシュメントかく崩壊せり」ってのを目の当たりにしてる気分。ヨーロッパの貴族制度もこうやってなくなったんだろうと思う*2。
まぁ、そういう政治的な文脈では、彼らがネットを敵視する理由も分からなくはない。
産業構造的にはネット業界は彼らに挑むチャレンジャーの立場にいるわけなので。消費者のアテンションを奪い合ってるってのも事実だし。
でも webサービスをやっている立場としては、それはすごく不毛な対立構図だと思うし、そんなことよりユーザのニーズ汲み取ったりとか世の中の見取り図を提示するほうが大事なんじゃないのと思う*3。
「俺はCGMやってるけど、マスコミに挑戦するつもりなんてサラサラないよ」と言ったら驚いてたけど、彼にメッセージはちゃんと届いたかしら。
2009-06-30
一般人をブン投げてキャズムを超えさせる
嫁はんのiPhone導入騒動(よくあれができない、これができないと発狂している)を見ていて、つらつらと思ったこと。
ユーザが「キャズム(製品がメジャー化するときに超えなくてはならない溝)」を超えるには、それをジャンプして超えるだけの勇気を奮い立たせる「ニンジン」*1が必要*2。
イノベーターはニンジンを植える。
アーリーアダプターはいつもニンジンを探している。
アーリーマジョリティはニンジンを見つけたアーリーアダプターに集まる。
…が、レイトマジョリティにはニンジンの場所や美味しさを教えるだけでは十分ではない。
ニンジンの美味しさや場所を十分に説明した上で、キャズムを超えるために体ごとブン投げてやらなくてはならない。
たぶんブン投げるのはショップとかユーザサポートとか、身の回りの詳しい人だったりするんだろう。
そんで、日本人は特にレイトマジョリティが多いから、このへんの泥臭い部分が重要だったりするんだよね。
iPhone が docomo から出てたらどうなってたんだろうと考える。
2009-06-29
ドラクロワの自由の女神のおっぱいと、リーダーシップについて
リーダーシップのイメージについて、つらつらと考える。
絵画に詳しいわけではないが、「リーダーシップ」という漠然としたものを最もよく表してる絵は、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」だと思う。
この女神はなぜおっぱいが出てるのかをときどき考える。
「ドラクロワのおっぱい好き」以外の個人的な見解としては、革命には女性の賛同が必要なこと、そしてリーダーシップにまつわる恥ずかしさが表現されているのではないかと思っている。
女性の賛同を得られないムーブメントはただの暴力だし、リーダーシップとは常に恥ずかしいものだ。
本当かどうか知らないが、前読んだ本には"lead"の語源には、「前進するために死ぬ」という意味があると書いてあった。
痺れる言葉だ。
でも、リーダーシップを表現するために死んだ男を描いてもしょうがないし、「恥」を表現するにしても、男では絵にならないから、おっぱいを出した女性を描いたんではなかろうか、と想像する。
ともかく、いろいろ行動し始めたときに周囲の反応が鈍くて心が折れそうなとき、思い出すのはこの絵だったりする。
2009-06-28
「陰徳」とマーケティングについて
納得感のあるマーケティングについて、つらつらと考える。
人格というブランド - Keep Crazy;shi3zの日記
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20090502/1241294843
新しいビジネスやサービスを始めようと思ったら、二つのやり方がある。ひとつは、ブログや知人を通して宣伝して、記者会見を開き、インタビューに広告を駆使して華々しくスタートするというやりかた。
もうひとつは、全く誰にも知られずにひっそりとスタートして、ブログにも書かず、いつのまにか成功して、もう充分成功したと言えるようになってから、「実はあれは僕がやったんです」ということを明かすやり方。
どちらが上手く行くかというと、たいていは後者だと思う。
少なくとも、僕が過去に手がけた方法では、後者のやり方の方が圧倒的に上手く行く確率が高かった。
今現在も、実はそうである。
つまりブログで明かしていない製品やサービスの方が、実は上手く行っている。
実際に成功しているサービスというものは、そういうものなのだ。
全く同感です。
日本には「陰徳」という考え方があって、そういう考えって今のご時世でも日本では通用するんじゃないかと思うんです(たぶんアメリカは違う気がする)。
納得感があるものがあって、初めてマーケティングって成立するんじゃないかと思う。
世間の商売の常識からすると、青臭く聞こえる話かもしれませんが、消費者ってそんなに馬鹿じゃないと思うんですよね。
組織でイノベーションを起こすときにトップがするのは「活動自体とそれに必要なリソースの承認」だけでいい
イノベーションと組織について、つらつらと考える。
軍とかインテリジェンスの組織はイノベーションの連続で成り立っている。
イノベーションを活かせない国は、確実に敗北する。日本軍しかり、ナチスドイツしかり。
軍やインテリジェンス組織の歴史を紐解いてみると、大戦などで重要な役割を果たす組織(創始者)は必ずしもトップダウンによるオーソライズによって、大々的にイノベーションにつながる試みを始めているわけではなかったりする。
トップが否定する活動を行うのは困難だが、
新しい役割を持つ組織は、その多くが周囲からの軽視と最低限の承認によって生き延びている。
「予算が無いからできない」と何もせずボヤくやつは、所詮そんな程度なのだ。
イノベーションが育つ環境を作るときにトップがするのは、そのイノベーションを行うのに最低限必要な活動と、それに必要なリソースの承認だけでいい。
ただし、活動自体の承認を行うには、承認する側にもそれなりの思想と覚悟が要求される。
また、大々的にリソースを承認すれば、そこには収奪的な思考しか持たない輩が大挙して訪れる。
この国の産業振興策を見るにつけ、官僚はこのへんが決定的に分かっていないと思う。
日本に必要な「アート」と「サイエンス」について
労働と哲学について、つらつらと考える。
やっぱりね、今の日本には新しい哲学が必要だと思うんです。「サラリーマン」じゃない何か。うさんくさくないやつで。
いい哲学はメソッドと結びついている。
いま日本に必要とされているイノベーションもエクスペリエンスデザインもリーダーシップも、全てメソッド化できる。口で言うほど簡単なことじゃないけど。
メソッド化のポイントは「アート」と「サイエンス」だと思うんです。
このへんは欧米のアカデミズムでは学問の立脚点として、大学院の最初の授業で教えられたりもするんだけど、ここの理解が日本には決定的に欠けている。
アートでカバーすべき部分をサイエンスで補おうとしたり、サイエンスでやるべき部分をアートで補おうとしたり。
そういう意味では日本は200年ぐらい遅れている。
日本社会の同調圧力の強さと情報コスト
嫁さんの希望で行ったグァムから帰ってつらつらと思ったこと。
外から帰ってくると、日本がつくづく同調圧力の強い国だと実感する。
グァムでマスクをしていた日本人は皆無だが、成田が近づくとみんなマスクをし始める。
みんな無意識にやっているようだが、これは日本社会に溶け込むための儀式のようなもんだろう。
同調圧力自体は悪いものだとは思わないけど、それが強すぎるとデメリットも多い。
とりあえず、同質性を確保するための無駄な情報コストが多すぎる。
今後の日本では、情報の取捨選択がクリティカルなテーマになるだろうな。
Twitterのつぶやきをブログに突っ込みたい
Twitter のつぶやきをブログに突っ込みたいと思ってネット上を少し探してみたけど、手頃なのがない。なので、javascript の勉強がてら、みんなが使えるのを作ろうと試行錯誤中。
それまでは Twitter のつぶやきを手動でまとめようと思います。
「Twitterでつぶやきながら思考を外部化して展開する手法」が最近うまくいってるので、そういうフローをストック化するのは悪くないんじゃないかと思ってます。まずは実験。
2009-06-16
日本にもっといいwebサービスを、もっとweb標準を!!
日本の web を良くするには、今携わっている人のエンパワーメントと、新規参入者をスムースに引き上げられる仕組みを作るのが手っ取り早い。
ということで、こんなの始めました。
日本にもっと「Web標準」を!! "Opera: Web Standards Curriculum" をみんなで日本語に訳してみるサイト
https://sites.google.com/site/webstandarscurriculumja/
よし、日本の web のためにいっちょひと肌脱いでやるか、という方はぜひ。
2009-06-15
日本のウェブの残念さを少しでも改善するために僕らができること
「日本のwebは残念だ」というお話がある。
まぁ僕のなかでは、そう言っている梅田氏はよくも悪くも「アジテーター」であって、共に戦う「兵士」でも責任を持って方向を指し示す「指揮官」でもなかったんだな、という感想しかない *1。
ただ、CGMサービスを運営している自分としても、「残念だ」の背後に何を言いたいかはよく分かる。
確かに日本のweb空間を全体として見たとき、建設的な力が醸成されやすい状態にあるとは言い難い。
しかし、それを「残念だ」と切り捨ててしまうにはあまりにも可能性を過小評価しすぎているとしか思えない。
何よりも、残念だろうがなんだろうが、僕らは自分たちの web とともに生きて行くしかない。
諦念に逃げる前に戦え。それが兵士の心得というものだ。
では、どんな心得があれば、戦況が悪くても踏みとどまって戦えるのか。
戦う兵士にリスペクトを
リスペクトできる「戦い」をしている人をちゃんとリスペクトする。それだけでいい。
人をリスペクトできる人には、リスペクトが返ってくる。
何かを生み出すためにリスクを取っている人、何かを良くするためにコストを払っている人。
何を言っているかではなく、何をやっているかで判断する。
大げさに褒め称える必要はないし、リスペクトするときは別の対象を貶める必要もない。
世の中にカンペキなモノ・人は存在しないのだから、問題をあげつらって悦に入らない。
何かの問題を誰かのせいにする必要もない。
当たり前のことだけど、これをちゃんとできるひとが増えれば、日本はwebに限らずもっと小さなチャレンジをしやすい社会になるんじゃないかと思う。戦う兵士にリスペクトを。
みんな優秀で勤勉なんだし。戦況を変えるようなイノベーションもそう難しいことじゃない。
…と、そんなことを梅雨の気だるさのなか、ふと思った。
*1:彼のおかげでおじいさん達がネットに「夢」を見て、少しはお金が動いたのだろうから、彼の活動はそれなりに意義があったのだろうと思う。その「夢」はどこに行ったのかについては検証の余地があると思うけど。
2009-06-09
iPhone と付き合うべきか、Android と付き合うべきか - 女の子に喩えて考えてみる
今日(正確に言うと昨日)、Google Developer Day 2009 に行ってまいりました。
基調講演のサプライズで、なんと参加者全員に「Android の開発機」が配られました!!
(モノ的には来月ぐらいに発売される HT-03A とおなじもののようです。)
基調講演後、いくつかのセッションを聞いて回って実感したのは、Google の良さってやっぱり本当にwebのことを真剣に考えてるところなんだなぁってことでした。各セッションのプレゼンでも、「そもそもwebとは何か」とか「あるべきブラウザとは」とか、「ソーシャルってどういうこと?」という前提がキッチリ押さえてあって、聞いていて大変気持ちのいいものでした。
この業界にいると、「流行ってるから」とか「技術的に作れるから」とか「儲かるから」とか、そういうところから始まるプレゼン・企画が結構多いんですよね。そういうのは、一度頭に何かひっかかると、聞いていてずっと頭に「?」が出てきて後味が悪かったりします(質問するにしても、なんだか「思考の穴」を指摘しているようで気が引けます)。
…で、Android も設計思想のレベルでかなり考えてつくってあって、実際に開発機をいじりながら「よく出来てるなぁ」なんて思ってました。
さらに、同じ9日には深夜に行われていた WWDC でのアップルの新型iPhoneが発表になっていて、個人的に2009年6月9日は日本のIT業界にとって記念すべき日になったと実感しております。
まだ日本では話題性という意味で、Android はキャズムを超えてない、一般的な認知を得てはいないと思いますが、既に発売されている地域では2008年にいきなり18%のシェアを獲得したそうで、今後、従来のケータイ(いわゆるガラパゴスケータイ=ガラケー)はかなり苦境に立たされることになると思います。
iPhone もそうですが、Android をさわってガラケーに戻るってのは、ちょっと考えられないぐらいエクスペリエンスに差があります(googleのサービスをほとんど意識せずに使えるのは、普通のお姉ちゃんにも分かるレベルの「凄さ」です)。
iPhoneと付き合うべきか、Androidと付き合うべきか
そうなってくると持ち上がってくるのが、
「iPhoneを使うべきか、Androidを使うべきか」という問い。
おそらく、そのうち、どちらもできることに差が無くなってくるでしょう。まだ Android には荒削り感がありますが、しばらく経つと相当こなれてくると思います。
どっちもいい。あとは好み。でも、どっちと付き合うかで人生のエクスペリエンス(人生経験)は確実に変わる。
…ということで、ちょっとカスタマイズ性やらブランド力やらを擬人化して女の子に喩えて考えてみました。
iPhone
ちょっとお金持ちのイイトコのお嬢さん。服装や化粧にはいつも手間とお金をかけてるし、センスもいい。そこにいるだけで空気が華やぐ、みんなの人気者。一緒にパーティなんかに行くと、羨望のまなざしを受けたり。でも実際に付き合ってみると、結構自分の世界がハッキリあるので、距離感を大切にしないといけなかったりもします。
Android
中産階級の素朴な感じの女の子。素直な性格で、気がよく付くけど、たまに天然なところがあるので、細かいサポートをしてあげる必要がある。きちんと愛情をかけてあげると、見違えるように奇麗な子になったりします。でも悪い男と付き合うと、根が素直なだけにだめんずまっしぐらに。良くも悪くも、付き合う男に人生が大きく左右される。
iPhone も Android もお互いに仲が悪いというわけではないのだけど、住む世界が違うので、同じ場にいてもすれ違う。クラスでも属するグループが違う。iPhone は人気者なので、中心となってグループを作るタイプで、Android は数人の親友と深く長く付き合うタイプ。
実際、apple は iPhone で mac や iTunes を使ってオリジナルなエコシステムを作っているし、Google は Android でオープンな設計と規格の整備によって Docomo というキャリアや、HTC とか sonyなどのハード屋さんとガッチリ連携して展開していく方向性みたいです。
まさに mac vs. DOS/V(windows)対決の構図再燃という形なんだけど、付き合うほう(ユーザ)としては、ケンカせずにそれぞれの魅力を伸ばしていってくれればいいなと思う次第でございます。
…で、どっちと付き合うのがいいかと言われると、今のところはまだ早咲きでアドバンテージのある(アプリが充実していてOSもこなれている) iPhone でしょうか。新型 3G S は旧型の課題を全部解消してるし。
きっと毎日楽しいエクスペリエンスを得られると思います。
あと1年ぐらいしたら Android の素質も開花すると思うので、そのときにまた考えてみる、ってのはどうでしょう?
ケータイは浮気しても文句は言わないので。
ま、下手な振り方をして別れ時を間違えると、手切れ金を請求されますけどね(笑)
2009-06-06
今度、自分でwebディレクションとかプロデュースに関する勉強会やってみようと思いました。
勉強会をやりたいなぁと思ってたんだけど、ちょっと取っ掛かりが分かんなくてやれてませんでした。
世の中の勉強会ブームを横目で見つつ、自分の仕事とか、webとか経済の世の中的な流れとかの感じで「そろそろ動こうかしら」と思っていたところに、ナイスタイミングなカンファレンスが。
勉強会カンファレンス2009 : ATND
これに今日行ってきたのですが、議事録的なレポートは他の人におまかせするとして(すみません)、聴いていていいなと思った点をいくつか備忘録的にメモしておこうと思います。
・勉強会を社内でやるか社外でやるかってのはよく考えたほうがいい
・社内勉強会の意義は「一緒に仕事をする人とイイ仕事をしたい」
・社内勉強会のリスク・コストってのはやっぱり「上司」
・ただし、実際に勉強会をやってる人は、めんどくさい調整や説得も必要な意義のあるプロセスだと実感している
・名言:「勉強会は主催者のエゴ」 これを前提としていろいろ考えないとうまくいかない
・勉強会やったら、ちゃんとデータ取ったり分析してKPI設定したりするといい
・社内勉強会に参加する人は「熱意のある人」と「そうでない人」に二極化するってのはどこでも見られる現象らしい
・社内勉強会のメリット:参加者の意外な適性や能力を知ることができる点
・社内勉強会で人気があるテーマは「興味はあるけど未経験」「おろそかにしがちな基礎」など
・営利目的では自治体の場所を借りられない。会費徴収ぐらいならOK
・社内利用だと商工会議所、横断的にやるときは勤労福祉会館とか
・勉強会ブームと言っても、世の中には全然伝わってない。大学とか行政をHackせよ
…などなど、実際に物事をやっている人の貴重な話が聞けて、とてもよかった。ビアバッシュ(立食みたいなの)でも、いろいろ貴重な話が聞けた。
とにかく、志が高い人が集まっている場にいると大変気分がよいです。
で、自分の問題意識としては、やっぱり「いいサービス」を作るために、webディレクションやプロデュースのクオリティをいかに上げていくか、ってところにあるんだけど、参加してみて、こんなことも思った。
・やっぱり勉強会ってエンジニア中心なのね
デブサミとか行っても思うけど、なんかもう最初から企画屋さんは対象とされていないというか(livedoorディレクターblogでは「企画は調整だけやってろ」ぐらい言われてるし・苦笑)。
同業者で同じ目的を持っている人たちが集まっているはずの「IT勉強会」で、なんとな〜くアウェー感を感じるのです。
まぁこれを裏返せば、「企画屋も頑張れよ」ってことなんだと思うんだけど、そういう感覚を危機感として明示的に持っているwebディレクターとかプロデューサーって日本にどんだけいるのかなぁ、とかも思ったりする。
とりあえず、自分はこれから「日本のwebディレクションやらプロデュースが未成熟である」という認識で勉強会とかやろうと思うんですけど、その認識を支える事実として、下記のようなものは共有できるのかなと思う。
・ディレクションやプロデュースにはプログラマーで言う「オライリー本」みたいな「テキスト(教科書)」がほとんどないこと(最近ようやく基礎的なものを見かけるようになりました)
・IT勉強会カレンダーとか見ても業界横断的な活動がほとんど見られないこと(今日、カレンダーの管理やってる方に聞いてもそう仰ってました)
・技術ドリブン、もしくは模倣的なサービスが多いこと
・そもそも「なぜwebディレクションやプロデュースをちゃんとやらないといけないか」という認識が業界(企業や担当者)に浸透していないこと
このへんをベースに組んで、ちょっと考えてみたいと思います。まずは読書会かなぁ。
上司説得用にサクッと企画書を書こうかな。
あと、同じ問題意識を持っている同業者を探したいな。
2009-06-05
最近つぶやいてます。
最近ようやく Twitter の楽しさが分かるようになりました。
http://twitter.com/paradisemaker
主にweb業界やイノベーションとかについてつぶやいてます。
どうぞよろしく。
官僚制はイノベーションを阻害する? 本当に?
ヴェーバー先生によると、近代産業革命は官僚制によって成立したということだけど、官僚制は「意思決定とリソースの管理手続きの目的化」によって、イノベーションの阻害要因にもなっているというのもよく言われる。
mixi然り、apple然り、Microsoft然り。イノベーションによって生まれた企業が硬直化するってのはすごくよくある、ありすぎる光景。
先日公開された、今後10年のインターネットのルールを決めるであろう Google Wave も、Google の本業とは関係ないところで生まれた。
では、官僚制は「本質的に」イノベーションを阻害するのだろうか?
そうは思えないんだよな。
要は「イノベーションの定式化(メソッド化)」にあるのではないか。
この石は手掛かりになりそうだ。
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