2010-01-26 トヨタへの苦言が多くなってきたなぁ
2005年8月。鳴り物入りで日本で展開されたレクサスですが、現在のところ決して順風満帆とは言えません。LSがデビューして3年少々。3年リースならばリースアップの時期です。聞くところによると、7割は再リース、2割が乗り換え、1割は返却 (!) なんだそうです。この不況では、たとえお金があっても乗り換えるのは周りにカドが立つのは容易に想像できます。新車を買うだけでも白い目で見られる今、ましてやレクサスなんか買ったら 『お宅は景気いいねぇ、ウチなんか喰っていくのがやっとだよ』 と皮肉交じりに言われるのがオチでしょう。賢明な経営者ならクルマなんかにお金をかけないのは当然だと思います。
今はエコカー減税のおかげもあって、ディーラーは何とかHSで食いつないでいる (失礼な言い方、申し訳ありません) のでしょうけれど、減税が打ち切られたら何を売るのでしょうか?レクサスの弱点は、あまりにトヨタ的であることだと思っています。基本的にトヨタ車は道具としての出来は申し分ありません・・・と言いたいところですが、このところのリコールを見た限りは、道具として持っているべき信頼性が失われつつあるように思ってしまうのですが、まぁ、コストパフォーマンスに優れていることは間違いないと思います。
では、レクサスは何が優れているんでしょう?デザイン?動力性能?ハンドリング?燃費?環境性能?居住性?静粛性?乗り心地?インテリアセンス?ステイタス性?アフターサービス?リセールバリュー?はっきり言いましょう。
アフターサービス以外はどうってことないです。しかもそのアフターサービスは割高な車両価格に含まれていますから、当然と言えば当然の話です。ちなみに以前 『ベストカー』 の記事にレクサス車のディーラー利益率は18%と出ていました。トヨタ車は12%くらいだったと記憶しています。これに関しては人それぞれ見方があると思いますが、販売台数の見込めないレクサス車の台あたりの利益率が高いのは当然と考えます。ディーラーから見れば、ちょっと高めのサービス料を受け取る代わりに、最高のサービスを提供するという考え方ではないかと思います。それ自体、僕は反対しません。そういう商売も 『あり』 だと思います。
問題はクルマ本体です。クルマ本体に提案がなさすぎです。今売ってるクルマだって、別にレクサスじゃなくてトヨタのエンブレムが付いていても、ちっともおかしくありません。例えば、今売れ筋のHSなんて、その最たるものじゃないでしょうか?雑誌に載っているレクサスの開発者インタビューの記事を見たって、なんだか苦しい言い訳みたいな説明ばかりでウンザリですよ。はっきりと 『レクサス版SAIです』 と言ってくれたほうがよっぽど気持ちいいです。だって、主要コンポーネントは一緒じゃないですか。『各パーツの設計値に極めて近いものだけで作ったのがHS、公差に収まっている部品で作ったのがSAI』 ・・・恐らくはそんなところじゃないかと予想しているのですが、そんな商売いつまでも続くもんじゃないですよ。
これはHSだけの話じゃないです。ISもGSも、元をただせばゼロクラウンやマークXの焼き直しじゃないですか。GS発表の時なんか、『新開発シャシー』 とあからさまなウソを付いてましたけど、客を騙すことを何とも思わないような人間が作ったクルマが市場で評価されるとでも思ってるんでしょうか?
客はそんなにバカじゃない!一生懸命働いたお金で買うんだ。そんなウソがバレないと思ってるのか?!仮にそのときにバレなかったとしても、真実はやがて広まっていくものです。
そして真実を知った瞬間、『ああ、オレは騙されていたんだ・・・』 と落胆するでしょう。そういう客が次もレクサスを買うと思いますか?最初から本当のことを言えばいいんですよ。『ゼロクラウンの主要コンポーネントを基本に、レクサスGSとして求められる性能に徹底的にこだわり、磨き上げました。具体的には・・・』 と。そういう説明の手間を省き、適当な美辞麗句を並べたって、化けの皮はすぐに剥がれます。
レクサス車はリセールバリューが弱いです。匿名掲示板ではマツダ地獄ならぬ 『レクサス地獄』 なんて書かれています。僕がLS460に乗り換えたときのGS350の査定は350万円でした。652万円で購入し、3年乗って350万円です(それでも超高取りです)。それ以前に乗っていたマーク?・iR−Vは450万円で購入し、4年8ヶ月乗って228万円で売却しました。
この差はいったい何でしょう?レクサスを日本で展開したときの話では、高いリセールバリューを約束してませんでした?それを信じて買った客に一言でも説明をしましたか?きちんとお詫びをしましたか?中古車市場は、本来の価値を極めて正確に判断する市場だと思います。価値のあるものは中古でも高く、ないものは安い。新車価格が不当に高いものは買い叩かれ、価値のあるクルマはちゃんと値がつく。
そう考えると、レクサス車にはバリューがない、ということになります。いいですか、今僕はすごいことを書きましたよ。『レクサス車にはバリューがない』 これはクルマを評価する上で一番最低な評価だと理解できますか?バリューがない、つまり価値がないと書いたんです。レクサス車を2台購入して、その上で乗っているクルマをここまで酷評することの辛さ、開発に携わった方は理解できますか?僕は長距離走行が比較的多いほうです。ディーラーに行く回数も多いほうじゃないかと思います。
行くたびにきちんと面倒を見てくれるディーラーを100%信頼しています。だからGSからLSに乗り換えました。
クルマがいいから乗り換えたんじゃないんです。LSが欲しくて欲しくてしょうがないから買ったんじゃないんです。そこを十分に理解してほしい。
もうひとつ。僕が無理して高価なクルマを買うのは、少しでもリッチな気分を味わいたいからというのもあります。そういう意味では、GSは大した事ありませんでした。率直に言えば、650万円払っても大してリッチな気分に浸ることができませんでした。『なんだ、この程度か』 これが正直な感想です。LSはさすがにちょっぴりリッチな気分になれます。隣にSクラスが並ばなければ、ね。しかし、LSは明らかに時代にマッチしたクルマではありません。こんな大きくて重たいクルマは前時代的です。本当は、GSやISをもっとちゃんと作るべきです。『何を言う、GSもISもちゃんと作ってる』 なんて言わないでくださいよ。先に書いたとおり、基本はトヨタ車の焼き直しです。そうじゃなくて、レクサスならではのコンポーネントを用意して欲しいと思います。もちろん、時代を大幅に先読みした先進性も必要です。
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2010-01-23 中古車市場どころか自動車市場の縮小が本質
自販連では、「良質車のタマ不足が恒常化しているのに加え、2009年はエコカーを対象とした減税や補助金の影響で中古車の割安感が弱まった。さらにスクラップインセンティンブによる廃車増が中古車流通量に影響を与えた」とみている。中古車の影響は新車販売に対する政策の肩入れが逆に作用したとの見方だ。
おおっぴらに出てくるコメントがこんなんだから困ります。どこの新聞にもその問題の本質が出てこない。
「中古車も含めて自動車自体のマーケットが縮小していく大きな流れが遂に現実的な目の前の問題として表面化したということ」…だからもう今の自動車業界は持たない…販売体制も生産体制もタイムリミットが目の前に来ているから焦りなさい!今を変わらないともう間に合いませんよ!ということ。
そんな状況で、まさかの自販連のコメントは「中古車の不振は新車のせい…」ということ?
では、その新車販売に関してみれば、実際の統計数字は2009年の新車販売台数2921085台。前年比9.1%減。ということ。1年の間に25万台程の実績が吹き飛んでしまったということ。新車が良くなって中古車が悪化するならば先の論調もわかりますが、中古車も悪ければ新車はもっと悪い…という状況。確かに新車販売対策に偏った政策が中古車販売に悪影響があったことは事実ですが、先の論調コメントを見れば、少なくとも”新車のほうは少なくとも未来が明るい”という誤解を与えかねません。
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2009-12-16 欲しい車庫
愛車はどこにおいてますか?屋根つきの車庫に置けてますか?できれば愛車は車庫に置いておきたいけど、なかなか・・・ということで外の駐車スペースに愛車をおく人がほとんどです。車庫を持つって結構費用的にも大変ですからね。でも車庫があれば洗車後も雨の心配は不要ですし、車をもっと楽しめます。積雪地では雪下ろしの心配も要りませんね。
次は、軽自動車の形。一口に軽自動車と呼ばれていますが、形で区分してみてもじつにいろいろな軽自動車があります。例えば乗用車タイプの軽自動車だけを見ても、ミニバンタイプやキャブワゴンタイプ、オフロードタイプなどがあります。その他貨物自動車もあります。軽トラだってあります。一口では語りつくせないほど軽自動車にもバリエーションがあるのでした。
中古車買取相場。愛車の買換えなど愛車を手放すとき、まず気になるのが中古車の買い取り相場ではないでしょうか?少なくとも、何も考えずに下取りというのはやめたほうがいいですよ。損です。その分車屋さんの儲けが増えているでしょうが。さて、買取相場より安い価格で売るのはいやですよね。できれば買取相場より高い値段で売りたいものです。中古車の買取相場ってよく分かりません。なぜなら、中古車には車種、型式、色、装備、年数、走行距離、事故暦、オーナー数、・・・など全く同じ条件の車はほとんどない上に、場所によっても違いますし、時とともに変化もします。買取相場を聞いてもいつの時点の相場なのかがすごく重要です。つかみどころのない相場を追うより、ネットで複数買取店に査定依頼したほうが早いです。無料で簡単にできますからね。「中古車買取相場」が参考になりますよ。
もひとつ、車の値段。車購入時の費用って分かりにくいですね。車体価格の表示に消費税込みになったとはいっても、それだけでは車は買えません。税金や各種手続きがあります。リサイクル料金もかかります。費用だけではなく、補助が受けられる場合もあります。環境対応車への補助など、時期によっても異なりますが、利用しない手は無いですね。ということで、なかなか分かりにくい車の値段です。
最後は、中古車選びは販売店選びが大事。中古車の場合、見ただけで良し悪しを判断するのは素人には難しいです。ですので、中古車選びは販売店選びから考えましょう。信頼できるお店を選ぶ事がその後のトラブルを回避します。もっとも無難なのは正規ディーラーの経営する中古車販売店です。逆に注意したいのは、車の説明のときに言葉を濁すようなお店です。素朴な疑問をぶつけてみると案外自がでてきたりしますよ。
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2009-11-14 車が大好きなニホンという国
昔々車が大好きなニホンという国がありました。ニホンは年上を敬うという精神が満ち溢れ、農耕民族の国ですから出過ぎることを嫌い「年相応」なることを美徳としておりました。免許年齢に達すると夢の免許証を手に入れる為に通う学校のほかに自動車学校に通い、卒業すれば家の車を借りては運転し、お金を貯めて小さな車を買い、それでどこまでも走っては車の楽しさを覚えたのでした。
社会では「いつかはクラウン」という目標があり、社会に出た若者はまずは軽自動車や小さな排気量の車を買い、その車を乗りつぶせば少しづつ排気量の大きな車を買いました。けれど決して父の車を越えることも、上司の車を見てはその下の排気量の車を買うという美徳を守っておりました。
そしていつか社会が認める「大人」になったならクラウンに乗るんだろうと考えていました。
車には1000 1100 1200 1300 1500 1600 1800 2000ccとさまざまな排気量がありました。各メーカーは青年たちにむけて相応な1500ccあたりの小さな車を作ります。その上のコロナやブルーバードはちょっと上級過ぎましたし、2000ccなんて車に乗る身分ではありません。それらは会社での出世や社会での成功後に乗るものだと思っていたのです。
その頃に若者専用というジャンルの車が生まれます。1600と2000という当時最大のエンジンを積み、決して出世してしまった大人が乗らないだろうスタイリッシュで狭い車です。開放感や豪華さより、車に乗り込めば走るだけとなるような車を若者は求めていたのです。オートマチックはまだクラウンたちのものでしたし、若者は手足4本を使って走ることの喜びを知っていました。若者専用に作られた車はその世代だけが乗れる車として経験すべきものとして時代は提案していたのです。
その後ニホンには不思議な若者たちが出現しました。中古車業界の発展とともに新車で買うより中古の「オジサン」カーを乗ることを覚えた若者たちでした。大きなエンジンと大きなボディ、豪華な内装を持つ車をみれば、ゆったりと走る大人を想像したものでしたが、そこに乗っているのは不思議な若者たちでした。そしてその車は溢れる馬力を使って高速で走りまわるようになったのです。いつかはという車の一世代前の車は若者たちのものになりました。町を走る車のドライバーの年齢はまるでわからなくなりました。車だけにお金をかけられる若者たちは町の通行の中心となり、大人たちこそ小さな車に乗り始めます。それは車ではなく家族にお金をかかるべき大人たちでした。大人たちの世代は順序の美徳を知っていますから今でも身の程を知っているそうです。まだクラウンじゃないなと思ってがんばる人が多いのです。若者たちは大人の背丈を越えて生きるものたちですが、若者たちの車も大人の背丈を越え恰幅を良くし、その力を溢れさせるものになりました。小さな車からはじめた大人は小さな車、ほどよい車の美しさを知っています。いまやその世代のほうが若者より増え、その比率は高まっているのだそうです。
何台の車を乗り替えてきたかを思い出せば小さな車から大きな車へと変わっていった成長期、ほどほどの車になった子育て期、そして今はまた小さな車の楽しみを思い出しています。いつかはクラウンが大きすぎるボディとエンジンを持つ時に、1000ccの楽しい思い出を持つ大人が増えてきています。
ニホンという国は車文化においてぐるりと回ってまた最初に戻った選択がはじまります。小さくて美しく、今まで経験した経験を満たし、足腰にやさしくそしてほどほどであり、お洒落心も満たしてくれる車が求められています。もう大食いもいりません、たくさん飲むこともしません、楽しみの何かをしれば足りるこ
とを知り、見栄などはいらないのだと思うのです。車線一杯を使って走るより、キビキビと楽しみと楽しみの間を結ぶ車があればそれが大人の車です。そんな世代への提案が始まれば車社会は熟成したと言えるのです。これはニホンという国のお話です。
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2009-11-01 ガリバー、悪路快走
今日の日経産業新聞にガリバーの記事がありました。「中古車の巨人 悪路快走」の見出しでした。最近、自動車の需要低迷が深刻な問題になっています。エコ減税のおかげで、少し需要の前倒しと思われる現象が起きていますが、エコ減税が継続されなければ、また再び、いやもっと深刻になるかもしれません。実は、中古車の需要はさらに低迷が続いていたのですが、ガリバーだけは違いました。
最近はHV車だけは快走と伝えられていましたが、それ以上の伸びを示したのがガリバーでした。記事によると、ガリバーの売り方は、「月々1900円から車が買える!」です。これは、3年後の残価をガリバーが引き取る前提での残価保障型ローンです。新車ではありましたが、中古車でも実現してしまいました。ガリバーの強みは、大量に中古車を扱うことで、残価の算出精度を他社よりも高められるので、この売り方が成立したのだと思います。
また、ガリバーは、購入後の走行距離が1万キロメートル以内なら1ヵ月間は返品可としたり、国産車の修理保証期間を最長3年から10年に延長するなど、次々と業界初の試みを実行しています。09年度上半期の中古車登録台数は7.3%減の191万台と統計を取り始めて最低の規模、その中で09年3〜8月連結決算は営業利益が過去最高を更新したのだそうです。
ガリバーでは、社長2名体制でして体制面でも異例です。自動車業界では、未だにディーラーは1メーカーとしか契約できないなど、多くの慣行があります。ガリバーの本当の強みは、そんな慣行を次々と破って挑戦していく精神にあるのだと思います。もはや日本国内での自動車需要は伸びを期待できません。従来の慣行に捉われることなく、競争に挑戦していく精神が必要でしょう。