2010-09-30(Thu)
9月に読んだ本
ISBN |
読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3140ページ
今月は三崎亜記の短編に出会えたのがよかった。ハヤカワ(プランニング)シリーズもっとないのかな。
そしてこのはかどらなさは…そうですね ラグナロクオンラインにはまってるんですね…。夫婦 RO おもしろいです。日常ではなかなかない、両人瀕死から協力プレイで起死回生の大逆転とか爽快です(そんなん日常で頻繁にあったら困る)。
となり町戦争
三崎亜記初読。国文学研究したくなる。すごいスルメの予感。
読了日:09月01日 著者:三崎 亜記
盗まれた細菌/初めての飛行機 (光文社古典新訳文庫)
飛行士バカかっこいいしおっかさんかわいいなぁ。すっとぼけた味わいと適度に時代がかった感じをそこはかとなく醸し出すこの訳者の文体はすごいんじゃないだろうか、と思ったら「酒仙」の人か。読もう。
読了日:09月03日 著者:ハーバート・ジョージ ウェルズ
失われた町 (集英社文庫)
3日ほどがんばったがどうも馴染めず。また今度。
読了日:09月08日 著者:三崎 亜記
バスジャック
表題作の書き出しがとにかくすごい。ひっつかまれる。びっくりしてマジ「ぇー」て声出た。奇妙ななりに筋の通った世界にだんだん馴染んできたころにスカッと落としてくる感じのが好きだな。
読了日:09月11日 著者:三崎 亜記
鼓笛隊の襲来
表題作の書き出しにまたやられる。びっくりしているうちに奇天烈な常識のまかり通る世界に住まわされる。ただ奇抜なことを思いつくだけではない、奇抜さを活かす仕掛けを見抜いてやりたいけど、なかなか驚き目を回すばかりだ。ちょっと思ったのだけど、長編でこういった手法を貫き通すのは体力と技巧を要し、読み手もある程度選んだりするかな。
読了日:09月11日 著者:三崎 亜記
廃墟建築士
表題作は「図書館」だろ!と力説したいが、どう考えてもタイトル的に「廃墟建築士」って横綱だよなぁ。廃墟を建築というインパクトに加え、廃墟建築士試験とか廃墟建築士の建築法違反とか廃墟建築士と土建業界の癒着とかイメージ広がりすぎる。SF・奇想・架空お仕事・恋愛・ミステリ・図書館萌えとさまざまな要素で魅せる「図書館」が好きです。もっと読みたい。「蔵」がラストでとても美しいSFになってはっとした。ところで「動物園」(バスジャック所収)と「図書館」はハヤカワ(プランニング)シリーズとか呼べばよいのだろうか。
読了日:09月13日 著者:三崎 亜記
1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)
うーんうーんライトノベルというか漫画的ご都合っぷりとキャラクタ造形でした。装画がサファイアと亜麻色の髪の乙女の邂逅に見えてだいぶ違う路線を想像しちゃったのも敗因だなー。それでもあえて多難を予感させつつ甘く力強くさわやかなラストがすごく好きです。
読了日:09月17日 著者:初野 晴
精霊がいっぱい!〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)
明るくコミカル。中学生ぐらいで読みたかったなぁ。
読了日:09月19日 著者:ハリイ タートルダヴ
精霊がいっぱい!〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)
世界観がほんとにイイ。みんながよく知ってる手垢系ファンタジー要素で絶無のオリジナル世界を構築するとかすごい。しかし合理的疑いがあるとしか思えない件がスルーされまくるあたりなど、ミステリ要素が生きてる感じはしなかった。この文体のコメディなら、連作短編で読めたらうれしかったかも。
読了日:09月22日 著者:ハリイ タートルダヴ
オーディンの鴉
今まさにここにある私たちの足の下の深淵をこれでもかと見せてくれる。心臓が痛くなるほどリアルに怖かった…。
読了日:09月26日 著者:福田 和代
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2010-08-31(Tue) 札幌も暑い日
8月に読んだ本
ISBN |
読んだ本の数:20冊 読んだページ数:7130ページ
有川浩の図書館シリーズを別冊含めて読了するなど、恋愛ものの多い月でありました。えーとテメレア戦記もある意味恋愛ものだよな…。
阪急電車
あらまあすてき。こんなすてきな人達の住む今津線沿線は地価とか出生率とか上がってもいいんじゃないでしょうか。あの小豆色に白抜きの繊細なロゴが映えるおっとりと上品な阪急電車にとてもお似合いだと思いました。今津線には乗ったことないのがほんとに残念。
読了日:08月01日 著者:有川 浩
[テメレア戦記] I 気高き王家の翼
堅物軍人の真性英国紳士と小生意気でけなげなドラゴンの魂の交歓。リアルな背景にとんでもないけどいてもよさそうなドラゴンたちが映える。ドラゴンのいる18世紀架空史、軍記もの、堅物ローレンス×萌えドラゴンテメレア、とさまざまに楽しめる。
読了日:08月06日 著者:ナオミ・ノヴィク
テメレア戦記II 翡翠の玉座
中国は龍権先進国だったのか。おっと後半は驚愕の展開に…!
読了日:08月06日 著者:ナオミ ノヴィク
つばき、時跳び
美しいですねロマンですねぇ。おかあさんとりょじんさんがけっこう好きです。こんなかわいい娘がなんでフリーなんだよ問題をちゃんと解消してあってフェアだと思いました。
読了日:08月07日 著者:梶尾 真治
テメレア戦記III 黒雲の彼方へ
負け戦と陰謀と老獪なリエンの悪意が重いし暗雲たれこめ状態がほとんどだし、ちょっとしんどかった…。まだまだ子供なドラゴンたちには荷が重いのでローレンスがんばれ。次巻でスカッとするといいなぁ。でも Empire of Ivory って隠喩なのかな象牙の産出国でいいのかな…。
読了日:08月09日 著者:ナオミ ノヴィク
紙魚家崩壊 九つの謎
北村薫たぶん3冊目。3冊とも私にはハマらなかったけどどれもよい作品だと思う。寓話だったり純文だったり巧いショートホラーだったり、バラエティに飛んでいてパスティーシュ集みたいに感じた。「紙魚家崩壊」ってほんとに人家の崩壊でもあったのか! 書痴同士の結婚は(蔵書家にはなりきれない読書家の視点からの傍目には)ほほえましいが末路こわい。「俺の席」つまされてこわい。
読了日:08月13日 著者:北村 薫
図書館内乱
むずがゆくて最高にニヤニヤしました。そしていつ来るかと思っていた決定的瞬間が早くも! 次巻楽しみだ。あと堂上さんの絵面がロイ・マスタングになって困ってる。
読了日:08月16日 著者:有川 浩
海の底
この荒唐無稽な素材をこう調理してくんのか。すげえ。硬派でリリカル。すげえ。調理といえば、対レガリス兵器に火炎放射器を持ち込みたい。あとレガリス丼は海老天入りですか。
読了日:08月18日 著者:有川 浩
南の子供が夜いくところ
連作短編集。舞台が海外の南国ときては、私好みな古代大和国的観念の根幹まで遡れる的なところは期待しにくいにしても、よいホラーファンタジーだと思いました。“隠”の遠い遠い外伝でもあるのだなぁ。
読了日:08月20日 著者:恒川 光太郎
歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)
馬鹿で真面目で熱い。複数の車両が変形合体して巨大ロボになる理由として、これ以上のものは聞いたことがない。ダブルオーの挿絵がないのが粋だぜ。
読了日:08月22日 著者:坂本 康宏
完全犯罪研究部 (講談社ノベルス)
ああああ駄目だ痒くて痛くてこっぱずかしい!特に君と君!若いってひどいよなそうだろう!と悶えていたが、これだけやりすぎておいてさわやかめな読後感に持って行くとか…すげえ…。装画はどんなんがいいのかなぁとりあえずこれじゃないんだけど。
読了日:08月24日 著者:汀 こるもの
天地明察
なんだろう、キャラが立ってる、じゃなくて、人柄が匂う。しばしばなんでもなさそうなところでじわっと瞼の裏が熱くなるのでやばい。深山幽谷の露天温泉につかったみたいに、しみじみよかった。
読了日:08月25日 著者:冲方 丁
図書館危機
郁ちゃんのびざかり。きもちいいなぁ。
読了日:08月25日 著者:有川 浩
図書館革命
大団円。もう正当に甘すぎてかゆくもなんともないぜ!
読了日:08月25日 著者:有川 浩
三匹のおっさん
なんという全年齢向け良書…(上限なし的な意味で)。有川さんがおっさん世代になったときどんなかっこいい人物を描くのか興味が出てきた。須藤さんのじーばー挿絵がどれもいい。特にカバー見返しのビフォーアフターの変わりっぷりと変わらないっぷりが愛しい。あとあの孫息子は絶対じーさんそっくりの風貌に老ける。
読了日:08月29日 著者:有川 浩
塩の街
カテゴリはSFじゃなくて恋愛で。脳内挿絵は高橋しん。
読了日:08月30日 著者:有川 浩
別冊 図書館戦争〈1〉
なにこの萌えりんぐチャンピオンたちの競演…
読了日:08月30日 著者:有川 浩
別冊 図書館戦争〈2〉
別冊も読了。激甘方面もじれったい方面もこれ以上の妄想は無理じゃんすか…。完結じゃんすか…。内緒にしたいんだけどこれらの別冊、ちょこちょこハンカチを使いました。あとけっこう声出して笑いました。ものすごいサービス精神の横溢した作家さんだなと再認識しました。
読了日:08月30日 著者:有川 浩
シンデレラ・ティース
かわいいです。サキちゃん簡単に恋に落ちすぎだろ…でも相手が四谷さんじゃ仕方ない。
読了日:08月30日 著者:坂木 司
鹿男あをによし
万城目学初読。ドラマも見ればよかったなぁ。先生の奈良・歴史・女学生知らずっぷりが正解だと思った。狐顔と鼠顔は直してもらえたのであろうかなぁ。
読了日:08月31日 著者:万城目 学
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2010-07-31(Sat) 鯖飯を炊いた日
7月に読んだ本
ISBN |
読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5292ページ
今月はヴィンジとハウルと糞袋が収穫だったかな。
幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論
Dmitri Belyaev氏の“従順なキツネ”を作り出そうとする交配実験にちょっと触れられてるというので読んだ。人体の多くの特徴が幼児化によるものという説は、海洋居住説より納得がいった。ヒトの心身の特質を“幼児化”という視点で解く論をおもしろく読める本。日本は何故ロリコン大国か、についても触れる。
読了日:07月03日 著者:クライブ・ブロムホール
マイクロチップの魔術師 (新潮文庫)
挿絵に負けた。
読了日:07月06日 著者:若島 正,ヴァーナー・ヴィンジ
最果ての銀河船団〈上〉 (創元SF文庫)
「遠き神々の炎」の前に!ぜひ!! ファムはやっぱり野卑でイカす中年色男だなぁ。物理的分厚さと多彩なガジェットに幻惑されつつもリーダビリティーに促されるままに下巻へ。
読了日:07月10日 著者:ヴァーナー ヴィンジ
最果ての銀河船団〈下〉 (創元SF文庫)
カタルシスまで遠かった…。でもついに来たファム無双と回収されまくる伏線に超すっきりだし、新たな冒険も遠い謎も待っていたから! 読後感がいいというか、読んでよかった感がある。見ているものの方に顔を向ける人間の様子は蜘蛛族にとって幼い子供を思わせてかわいらしく見える、というくだりがすごく好きだ。ヴァーナー・ヴィンジの手に入れられる邦訳は読み尽くしてしまったので、次は銀河船団→神々の炎の順で読みたい。
読了日:07月11日 著者:ヴァーナー ヴィンジ
マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)
映画全部見てない。「追憶売ります」好きだ。
読了日:07月12日 著者:フィリップ・K. ディック
糞袋
藤田雅矢初読。肥担ぎから始まる軽妙でとぼけていて美しく哀しくかぐわしい、少年の成長と成功とその後の物語。この上品で穏やかな感じって何だっけかなぁ。架空物語っぷりは「後宮小説」級の堂々たるものだし、人生物語っぷりと主人公の性格にちょっと「旅のラゴス」を思い出す。ただし、「ダイナー」を食卓で読める私でもこれは自信がない。次は植物の本を読みます。
読了日:07月18日 著者:藤田 雅矢
バルタザールの遍歴 (文春文庫)
佐藤亜紀初読。何度見ても「メルキオールの惨劇」を読みたくなるタイトルなので読んだ。やあこれは実に手堅く巧く堂に入ってるなぁ。ファンタスティックでオカルティックな異能を有し特異な状態にある青年貴族らが、それらでどんなすごいことをし一族の血筋の秘密はどうなっているのかと思いきやひたすらとめどなく没落しゆく物語。ヨーロッパ文学っぽい頽廃的な香気とピカレスクロマンっぷりと、独特の硬質な軽みを楽しんだ。
読了日:07月19日 著者:佐藤 亜紀
ひみつの植物
表紙・冒頭の植物が魅力的すぎて。
読了日:07月22日 著者:藤田 雅矢
科学でわかる料理のツボ
何かにつけ理由や目的を知らずにはおとなしく規則を守ってられない私とあなたに。何故塩より砂糖が先か、何故塩抜きを薄い塩水でするのか、など。復習的ではあった。
読了日:07月22日 著者:左巻 健男,稲山 ますみ
星の綿毛 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
情報処理する多肉植物。自走するナノマシンの巨壁。植物群に都市が息づき壁のうしろに村ができる。とにかく世界が魅力的。角が丸くてふわりと素朴な肌合いがサイバー方面とはちょっとなじまない気がした。なんかこう椎名誠的な定かならぬ未来技術っぷりを勝手に期待。驚愕の結末とか瞠目のアイデアとかをこしらえなくてもイケる人じゃないかと思いつつ、3冊目はどれを読もうかな。
読了日:07月23日 著者:藤田 雅矢
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
「ハウルの動く城」が消化不良なので読んだ。なにこれ超おもしろいんですけど!! 突き放したところがあまりなく伏線など丁寧に張ってあってわかりよい。不思議な魔法にあふれるハウルの出身地はマジ不意打ちでびっくりした。ラストの雰囲気がとても好きです。
読了日:07月25日 著者:ダイアナ・ウィン ジョーンズ
星をかった日
自分の好みで4歳半の子供に読んでやった。難しいかなと思ったが、気に入ったようだった。
読了日:07月25日 著者:井上 直久
コロボックル物語(1) だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ―コロボックル物語)
私も30年以上も前に読んだクチ。そうか語り手は大人だったんだなぁ。改めて語り手の視点から読んだ。
読了日:07月26日 著者:佐藤 さとる
つきとうばん
自分の好みで選んで、4歳半の子供に読んでやった。須藤真澄の絵で見たいです。
読了日:07月26日 著者:藤田 雅矢
コロボックル物語(2) 豆つぶほどの小さないぬ (コロボックル物語 (2))
30年ちょっとぶり。
読了日:07月27日 著者:佐藤 さとる
コロボックル物語(3) 星からおちた小さな人 (コロボックル物語 (3))
そうそう、こうやってほんのちょっとずつコロボックルの世界が広がっていくんだよなぁ。30年ちょっとぶりに読んで、着ぐるみの中に鉛筆の削りかすが入っちゃう場面をすごくはっきり覚えている自分に噴いた。なんでそこなの。
読了日:07月28日 著者:佐藤 さとる,村上 勉
コロボックル物語(4) ふしぎな目をした男の子 (コロボックル物語 (4))
ちょっと電気技師とその卵が多すぎだぜ…
読了日:07月29日 著者:佐藤 さとる,村上 勉
コロボックル物語(5) 小さな国のつづきの話 (児童文学創作シリーズ―コロボックル物語)
ああ30年前よくわからなかったのは錯綜気味な話運びのせいかな。
読了日:07月30日 著者:佐藤 さとる,村上 勉
八丁堀喰い物草紙 江戸前でもなし
するすると楽しく読んだのですが、魅力的だけどこの時代では浮いてるっぽいなぁと思う人物が多すぎたのです…。婿殿すごく普通で安心する。
読了日:07月30日 著者:宇江佐 真理
図書館戦争
ニヤニヤしますなぁこれは! 脳内挿絵は細田守監督版「時をかける少女」風でした。
読了日:07月31日 著者:有川 浩
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