想像力はベッドルームと路上から RSSフィード Twitter

2015-08-08

とあるネトウヨとの不毛な会話 とあるネトウヨとの不毛な会話を含むブックマーク

「馬鹿なネトウヨとはまともな会話が成立しない」という旨の皮肉を書いたところ、はてなの貴重なネトウヨ枠であるid:m-matsuoka先生が(頼んでもいないのに)その実証役を買って出てくれたので、先生の労力に報いるべく記録としてまとめておきます。

タイトルの通り不毛な会話なのでご注意を。読んだあとの苦情は受け付けません。

なお会話がわかりやすいようにidコールの部分は削除し、私のコメントは青m-matsuoka先生のコメントは赤にしてあります。

■発端

夜回り先生、武藤貴也議員のSEALDs批判に反論 例えば支那に行って話して彼らの長期的日本侵略計画をやめさせる事が出来るのかね? #SEALDs の中核に共産党や民青過激派や反日国が背景にある事も知らないようだ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/Japan369

多分、↓(※↑のコメントのこと)で間抜けな陰謀論やデマを垂れ流してる馬鹿よりも中国共産党の中枢にいる人達と話つける方が楽。まともな知性を持った相手なら利害の調整もできるが、馬鹿とは取引以前に会話が成立しないからねぇ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/inumash

情緒的な願望では国民は守れない。だからどの国も軍を持つ。id:inumash←中国の軍閥が中国共産党のコントロール下に無いことを知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国共産党と中国軍の関係くらいは勉強しよう。

http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/m-matsuoka

Twitterだったら“糞リプ”と呼ばれる類のコメントですね

※なお、後述しますが「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」という説は近年の中国研究によって否定されています

■展開

「中国の拡大政策は中国共産党公認のもので解放軍が勝手にやってるわけではない」ということすら知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国の基本的な軍事外交施策ぐらいは勉強しよう。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262038783/comment/inumash

命令では無く公認だということの意味も理解できないアホ発見。解放軍は中国共産党の部下ではないということくらいは基本だから知っておこう

http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka

※“公認=命令ではない”という唐突な論理の飛躍

“公認=指揮命令の下で動いている”ということすら理解できないアホ発見。「解放軍は党の軍隊であり、統帥権は共産党内に設けられた中軍委の主席にある」ってことくらいは基本だから知っておこう

http://b.hatena.ne.jp/inumash/20150808#bookmark-262039303

※中軍委=中国共産党中央軍事委員

公認と命令の区別が出来ないアホが必死w 共産党では無く、中軍委の主席が統帥権を持つことの意味も理解できないとは爆笑。お前、勉強が足りなすぎw

http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka

※中軍委が共産党内にあることを理解出来なかった模様

なにが“共産党では無く”だ馬鹿。中軍委は共産党の内部組織だとさっき書いただろ。中軍委の主席、副主席、委員は共産党中央委員会が選出するんだよ間抜け。ほんと馬鹿とはまともに会話が成立しないわ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash

■混迷

ぶはっは。その選出された連中に軍が従わないことが他国から問題視されている原因だというのに。少しは中国軍の健軍の歴史でも勉強しな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash

※“中軍委の主席が統帥権を持つことの意味”とやらが行方不明に

「うち軍人たちが言うこと聞かなくってねぇ」というのは中共軍事恫喝をかけたり観測気球飛ばすときの典型的なカバーストーリーなわけだがそれを律儀に信じてるレベルの馬鹿なのね君は。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262085034/comment/inumash

ついでに言っておくとそれは中国政府および中共内のガバナンスの問題であって共産党自体が拡大政策を推し進めてること自体は変わらないんだが。軍閥とやらがなくなれば中共は拡大政策やめんの?

http://b.hatena.ne.jp/entry/262087651/comment/inumash

カバーストリーだという言い訳を信じるアホw 軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になるのはこういうアホに対してのみww

http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/m-matsuoka

軍閥無しで何を拡大するの?

http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/m-matsuoka

※“人民解放軍軍閥”だと思い込んでいる馬鹿

お前本当に馬鹿なのな。“軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になる”わけねーだろ。恫喝等を“軍が勝手にやったこと”にして政体への直接的な非難をかわすのが目的だろ間抜け。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/inumash

お前“軍閥”の意味分かってないでしょ。軍閥とやらがなくなっても“軍”は残るだろ間抜け。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/inumash

軍が勝手にやったと主張すれば政体は非難されない?どこの不思議世界かしら。そういうファンタジー世界の妄想なら他でやれ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/m-matsuoka

残りません。中国軍の構成を少しは勉強しろ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/m-matsuoka

※中軍委が共産党内にあることも理解できなかった人のご意見です

お前自身が「中国解放軍の軍閥は共産党の命令を聞かず好き勝手やってる」っていう中共のカバーストーリーまんまの“ファンタジー”を主張してるじゃねーか。お前こそ妄想は他でやれ間抜け。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/inumash

お前が中国共産党と人民解放軍の構成を勉強しろ間抜け

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/inumash

■破綻

反論出来ないと相手の発言をオウム返しするしかないよねw

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/m-matsuoka

まともに反論・反証してから言え間抜け。共産党内部の組織である中軍委を"共産党ではない”なんて言う馬鹿には無理な話だろうがな

http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/inumash

負け犬の合い言葉「まともに反論・反証しろ」をいただきました!! (σ´∀`)σ ゲッツ!!

http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/m-matsuoka

やっぱり反論出来ないのね。ちなみに「反論できないと○○する」というお前の言葉も同じ意味だからそれブーメランだぞ。国語能力の著しく低い馬鹿には理解できんだろうがな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/inumash

で、で、出たーっ「やっぱり反論しないのね」相手の動きを予測していたとアピールすることで自分を上に見せようとする伝説の負け台詞w 少しは自分の頭で考えようぜ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/m-matsuoka

“少しは自分の頭で考えようぜ”←まともな反論のひとつでもしてから言おうな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/inumash

m-matsuoka先生、ご協力ありがとうございました。広く言われてることですが、やはり馬鹿なネトウヨは「自分が馬鹿である」という自覚がないだけでなく「自分は他者よりも知能が高く知識も豊富」と思い込んでおり、明白な事実誤認をつきつけられてもそれを認めようとしないあたりがまともな会話を成立させ難くしているポイントかと思います。

さて、うえでも書いた通り「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」というm-matsuoka先生の主張は近年の中国研究によって既に否定されております。ちょっと長いけど『軍事板初心者質問スレまとめ』にいい解答があったので最後に引用しておきますね。軍事的組織のガバナンスの問題はどの国でも起こりうることですが「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」というのは酷く時代遅れの認識です。賢明なはてなーの皆さんは他所でこんなこと言わないように。恥をかきますよ。

Q.中国軍って内部統率取れてるのか?なんか地方ごとに軍閥があるらしいが…


A.「軍閥」と言う言葉自体が、相手側を貶める意味がこめられていおり、相手にレッテルを張る際に使用されることも多かったため、近年では分析概念としての有効性が薄れてきている。

(このあたりの研究動向については塚本元氏の一連の研究が良く纏まっている。)


軍閥と言う言葉が一般的に中国や日本で使用され始めたのは明治時代の藩閥政治批判で使用され、それが中国に輸出されて軍事勢力を表す言葉として一般化された経緯がある。これを前提として、現代の人民解放軍において「軍閥」が゙存在するか考える際には、この「軍閥」の定義を明確にする必要がある。


これを軍の統制において、法制度的な制度だけでない地縁、血縁など様々や要素が影響を与えてしまう私兵的側面として考えると台湾移転前の中華民国軍や、各軍区ごとの人的・制度的独立性の強かった1980年代までの人民解放軍にも、私兵的側面が存在しているとみなす事はできる。


ただし、人民解放軍を考える上では、軍の統制における共産党の優位性を見逃す事はできない。各軍区ごとの独立性ガ強かった時代においてもあからさまに党による軍の統制をひっくり返す動きは存在し続ける事はできなかった。


1990年代以降は、軍において隠然たる存在感を有しており、各軍区で影響力を持っていた革命第一世代の軍人が姿を消し、軍の近代化を達成するため中央政府/党による軍令・軍政権の掌握強化が進められた。その過程で、軍の独自の財源であった軍保有企業が軍との関係を断ち切られることになり、代わりに中央政府軍事予算を増やしてその供給に責任を有する事とされ、財政的独立性は大きく弱められた。


軍区の枠が弱まる中で、軍人のテクノクラートプロフェッショナル化が次第に進展し、軍人としての任務の枠内で影響力をとどめる幹部が増加してきているとのこと。もちろん、各種軍事学校や兵科、出身など、私的関係は存在しているが、それは軍の公式の統制の枠を外れるものではなくなっている。


中国政府=党による軍の統制は1990年代以降、時を経るにつれて強化されてきているというのが最近の動向分析の成果です。


海軍については、各艦隊や兵科間での摩擦。派閥の存在が指摘されております。しかし、海軍は陸軍とくらべて、技術的・財政的面などで中央政府の存在を必要とする点が多く、陸上部隊以上に「軍閥化」はしにくい性格があります。ましてや、強大な海軍戦力建設には中央政府の強い支援ガ不可欠であり、海軍が分裂を思考するメリットはありません。

軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ) - 中国軍

m-matsuokam-matsuoka 2015/08/09 22:13 >「中国の軍閥は中国共産党のコントロール下に無い」というのは酷く時代遅れの認識です。

時代の変化を理解できないアホがいるだけでしょ。君のことだよ。

inumashinumash 2015/08/09 22:41 >m-matsuoka

誰がどう見てもお前のことだな。

軍閥がどうこうとかいう自分の主張が全否定されてるのに、それに対する反論や反証もできず間抜けなコメント書くしかないんだもんねぇ。

2015-07-03

“「風評被害なんて存在しない」という風評”について “「風評被害なんて存在しない」という風評”についてを含むブックマーク

「大涌谷周辺」での情報発信要望 箱根町、風評を懸念:朝日新聞デジタル

この件、個人的には「あんまり風評風評と騒ぎすぎるのも逆効果だし、正確な情報を発信し続けて事態が収まるのを待つしかないよなぁ」と思っていますが、ただ行政が危機感を抱いている理由もわかります。

箱根は私の地元なので、火山活動が活発化した直後からネット上で箱根に関してどのような噂が流されているかを確認しています。私が確認した限りでは、報道直後から「箱根山が大爆発する」「箱根山からサルの群れが一斉に逃げ出した」「芦ノ湖の水が変色した」等のデマが散見され、現在も根拠不明の情報やそれに基づいた危機感を煽る書き込み・tweetがあとを絶ちません。

また、旅館やホテルに勤める複数の知人からは「箱根は温泉が出なくなっている」「大涌谷以外の場所でも噴火の兆しがある」「芦ノ湖周辺も立入禁止になっている」「遊覧船も止まっている」等の誤解に基づく問い合わせやキャンセルが少なくないと聞いています。箱根町が行った要請はそうした現状を受けてものでしょう。

そしてこういうことを平気で言ってしまう人もいます。

風評もなにも現実に爆発してるんですがそれは……あと温泉枯渇してるんでそれ目当ての人は行かなくて当たり前なのでは……

id:iasnaのブックマークコメント

※現在は書き換えられています。

少し調べればわかりますが箱根では“温泉枯渇”などしてはいません。ただ「大涌谷から温泉を引くための設備が破損し、一部の施設への供給ができなくなった」という事態が起こっただけです。

神奈川県は三十日、同県箱根町の一部施設から温泉の湯が止まったとの連絡を受けたことを明らかにした。同町の強羅、仙石原地区の旅館など約四百軒に温泉の湯を届ける「箱根温泉供給」によると、うち約七十軒で温泉の湯が二十九日からほとんど出なくなったという。

東京新聞:ページが見つかりませんでした(TOKYO Web)

箱根には各所に温泉が湧き出している地域があり、江戸時代に『箱根七(八)湯』と呼ばれていたものが少しずつ拡大、今では『箱根二十湯』といわれるまでになりました。源泉の数は確認されているものだけでも350ヶ所以上にのぼります。

大涌谷温泉はそのうちのひとつに過ぎず、それ以外の温泉に関しては噴火の影響は出ていません。さらに、温泉が出なくなったのは大涌谷から供給を受けている約400軒の施設の一部に過ぎません(今後増える可能性はありますが)

そのため、温泉の供給が受けられなくなった旅館等に対しては影響を受けていない施設が温泉設備の提供を行う方向で対策が進められています。

このような状況を指して“温泉枯渇”というのは明らかな事実の誇張・歪曲であり風説・風評の類です。id:iasnaさんは風評被害を危惧する行政の対応に疑問を挟んでおきながら、自分自身が根拠の無い風評を流してしまっているのです。

しかし、大半の人がそうであるように、id:iasnaさんも「自分が風評を流している」という自覚がありません。そのため「それは事実誤認だ」という指摘に対してこのような逆ギレをしてしまうわけです。

枯渇していない温泉を「枯渇している」というのは枝葉末節の話で、その訂正を求める人は病気なんだそうです。

“風評”のひとつひとつは些細なものに見えるかもしれません。けれどもそれが寄り集まることで、実際に起こっている事象から大きく離反した情報が“事実”とすり替わり人の判断を狂わせることになります。それが“風評被害”というものの実態です。

冒頭の記事のブックマークコメントでは“風評被害”が存在しないかのような口調で箱根町や政府の姿勢を批判する人が複数いましたが、実際には上で挙げたとおり事実に基づかない風説・風評が撒かれその影響が出ています。そうした人たちは、恐らくどのような風説・風評が流布されているか、また旅館などにどのような問い合わせが寄せられているかについて自身で確認したりはしていないのでしょう。

そもそも、過去の事例などに照らせば、これだけ大きな話題になっている災害に関して「風評被害が起っていない」と考えるほうが不自然でしょう。現在起こっていることを客観的に見れば「風評被害なんて存在しない」という主張それ自体が風評なのです。

“「風評被害なんて存在しない」という風評”は、実際に起こっている被害から目を背向けさせるだけでなく、既に拡散されている風評を“事実”として追認し、また別の風評を呼びこむきっかけともなります。id:iasnaさんの言説・態度がその一例です。その結果さらに被害が広がっていくわけです。

どれだけ努力しても全ての風評を払拭することはできません。恐らく現在の火山活動が沈静化したあとも新たな風評は流され続けるでしょう。であればせめて、実際に風評被害が発生していることが広く認知され、この不毛な連鎖に加わろうとする人がひとりでも減ることを願うばかりです。

2015-05-27

2010年から現在までのFIFA汚職報道まとめ 2010年から現在までのFIFA汚職報道まとめを含むブックマーク

f:id:inumash:20150528083117p:image

FIFA副会長ら14人起訴 贈収賄、24年間で185億円 - 47NEWS(よんななニュース)

FIFA幹部6名が20年以上に渡る汚職の疑いで逮捕…14名が起訴へ | サッカーキング

FIFAに激震、副会長らを汚職で米当局が起訴?会長選直前 - Bloomberg

米FBIが、贈収賄容疑などでFIFA役員らを何人も逮捕。会長選挙まであと48時間というタイミングで - NAVER まとめ

この件に関連して、ここ5年ほどの間に報じられたFIFA汚職疑惑について時系列順にざっくりとまとめておきます。抜け漏れに関してはご容赦を。

疑惑が報じられたFIFAの関係者は黒い太字、さらに今回逮捕された人物は赤い太字にしてありますので人物相関図をつくる際にでもお役立てください。なお、役職については当時のもので現在は変わっている人も多いです。

ちなみに現在報じられている疑惑は主に以下の3つです。

【2010年:英国メディアによる報道

  • 12月:2018年と22年の開催地を決める投票が行われ、18年大会はロシア、22年大会はカタールで開催されることが決定。当初“18年大会の最有力”と見られていたイングランドは全投票数22票のうち獲得できたのが2票のみ(うち1票は自国のもの)という完敗を喫する。以降『サンデー・タイムズ』をはじめとするイギリスのメディアは今回の投票を巡る不正疑惑を厳しく追求していくこととなる。

2011年:疑惑の追求と会長選挙の混乱】

  • 5月:英国下院の文化・メディア・スポーツ委員会が辞任したトリーズマン氏を証人として召喚。トリーズマン氏はジャック・ワーナーから出身国での学校建設費やハイチにおけるW杯放映権の購入費用を求められたこと、さらにニコラス・レオス氏からは爵位の要求、ウォラウィ・マクディ氏(タイサッカー協会会長)からはイングランドとタイの間で行われる親善試合のテレビ放映権を譲渡するよう要求があったことも明らかにした。また、リカルドテイシェイラからは見返りの内容を明確にするよう求められたことも証言した。証言の模様はTVで生中継されたほか多数のメディアで報じられた。
  • 委員会はさらに『サンデー・タイムズ』にも不正疑惑に関する調査文章を提出するように求めており、その中で同紙はイッサ・ハヤトウ氏ジャック・アヌマ氏(コートジボアールサッカー協会会長)の2名がカタールからそれぞれ150万ドルを受け取っていたとする証言や、ジェローム・バルク事務局長による“カタールは金でW杯を買った”という旨の私的メールがあることなどを明らかにした。

【2012年:スイス検察による捜査文書の公開】

  • 同月:汚職疑惑が続いていることを受け、FIFAは倫理委員会の調査局長に元インターポールのマイケル・J・ガルシア氏を任命。調査における全権と独立権を認めるとともに、W杯開催地決定を巡る疑惑を徹底的に解明するとした。

【2013年:カタールゲート】

  • 9月:イギリスの高級紙『ガーディアン』がカタールにおける建設作業員の過酷な労働状況について報じる。同紙は主にネパールからの移民が作業にあたっているとし、酷い時には50度近くに達する酷暑のなかで水や食べ物もほとんど与えられないまま僅かな賃金で奴隷のように働かせられていると報告。これを受けて各国の人権団体が是正を求める声明を発表したほか、カタール側も実態を詳しく調べて必要であれば改善すると応じた。

2014年:さらなる疑惑とガルシア・レポート】

  • 3月:イギリスの高級紙『デイリー・テレグラフ』が、ジャック・ワーナーとその家族がモハマド・ビン・ハマム氏の経営する会社から約200万ドルを受け取っていたと報じる。
  • 6月:サンデー・タイムズ』が、モハマド・ビン・ハマム氏がアフリカ諸国のFIFA理事や各国のサッカー協会幹部に対して総額500万ドル以上の賄賂を支払っていたと報じる。賄賂はハマム氏が設立した企業の基金を通じて30人以上のサッカー関係者に支払われたとされる。さらに同紙は、ハマム氏がウォラウィ・マクディ氏を通じてカタールとタイの間で閣僚級会談をセッティングし票の見返りに天然ガスを非常に安い価格で購入できるよう便宜を図った疑惑や、鄭夢準副会長(大韓サッカー協会名誉会長)が役職の保証と引き換えにハマム氏に協力していた疑惑なども報じた。これらの報道を受けてソニーアディダスなど主要スポンサー各社がFIFAに対して適切な調査を要求するという異例の事態となった。
  • 9月:FIFA倫理委員会調査局長のマイケル・J・ガルシア氏が、不正疑惑に関する調査の終了と350ページの報告書(通称“ガルシア・レポート”)をまとめて裁定部門に提出したことを発表。報告書はおよそ1年間にわたる75人以上の関係者への聞き取りとインタビューの録音記録などおよそ20万ページ分の資料を基に作成された。
  • 11月:FIFAは“ガルシア・レポート”を抜粋した42ページの資料を発表。それによりロシアとカタールW杯招致に関する不正疑惑は晴れたと結論付け、開催地決定の再投票は行わないとした。
  • 12月:FIFAの発表に対して、ガルシア氏が「レポートの内容が歪曲して伝えられている」として異議申立てを行うもFIFA上訴委員会はこれを却下。これを受けてガルシア氏は調査局長を辞任した。

2015年:冬季開催決定、そして捜査へ】

  • 3月:FIFA2022年カタール大会の開催時期を変更し11月〜12月の冬季に行うと発表。大会期間も短縮され、決勝は12月18日に行うとされた。
  • 5月:27日、米司法省FIFAの副会長ら14人を贈収賄などの容疑で起訴したと発表。これを受けてスイスの司法当局はFIFA本部のあるチューリッヒに滞在していた関係者を逮捕した。さらにスイス当局は18年のロシア大会と22年のカタール大会の開催地決定についても不正行為が行われた疑いがあるとして独自捜査を開始していたことを発表。3月10日に正式な捜査を開始したとし、FIFA本部を家宅捜索して関係書類やデータを押収した。

ざっとこんな感じです。まとめてて自分でも嫌になりました。FIFA真っ黒すぎぃ!しかもここでまとめたのは“FIFAの活動に関連した不正”だけで、ほかにも協会レベルでの不正や(FIFAの活動に関係のない)個人単位での不正は山ほどあります。サッカー界どんだけ腐ってるんや……ってか来月の女子W杯とか大丈夫なんでしょうか。。。

ちなみに一部報道によると、2011年に行われたFIFA会長選で不正を告発した北中米カリブ海サッカー連盟のチャールズ・ブレイザー氏が今回の捜査にも協力していたとのことです。ただこのブレイザー氏、捜査に協力することになったのは10年に渡る所得税未納がバレてFBIから強要されたからだったうえ、彼自身も横領の疑いで2013年にFIFAから活動停止処分を受けてるんですよね……本当にクズばっかりや……

あと過去の報道を見る限り、カタールが行った不正の捜査に関してはモハマド・ビン・ハマム元アジアサッカー連盟会長がキーマンになりそうですね。こんな人物がAFCのトップやってたんだからそりゃACL絡みでも色々ときな臭い話が出てくるはずです。

なお汚職を含めたFIFAの様々な問題については、イギリス人コメディアンのジョン・オリバーが自身の番組で皮肉たっぷりにまとめてます。気になる人はこちらの動画も御覧ください。

D

矢田部矢田部 2015/05/28 19:58 この手の汚職はFIFAに限らず利権あるところにはどこにでもありそう。
とくにオリンピック。むかしサマランチが話題になってたけど、マスコミその他が熱を上げてる東京オリンピックはどうなんでしょうね。まさか「おもてなし」で開催が決まったわけではあるまい。重要なのはお金。
汚職調査はFIFAだけにとどまらず他の方面でも徹底的に実行して欲しいですね。

inumashinumash 2015/05/29 00:59 >>矢田部さん

IOCは以前から様々な汚職疑惑が報じられてましたからね。ただ決定プロセスを見ると東京が支持された、というよりほかの候補地が(政治的混乱等により)勝手にコケた、という見方のほうが正しい気がするのでどうかな、と。

FIFAの不正も長年問い沙汰されていたものがようやくという感じでしたし、対象が大きければ大きいほど具体的な捜査に及ぶのは難しくなるんだと思います。

2015-03-24

蝙蝠の眼光は判例に徹せず 蝙蝠の眼光は判例に徹せずを含むブックマーク

「頭おかしい」という一言で1万円!? 気を付けたい表現。 - コウモリの世界の図解

『「頭おかしい」という一言で一万円』という判例の詳細はここで読むことができます。

8月23日の判決 クレーマーに頭がおかしいと言ったら一万円 | 広尾総合法律事務所

まずもって『「頭おかしい」という一言で一万円』ではないですよね。最初の「頭がおかしい」と、その言葉への抗議に対する「頭がおかしいからしょうがねえじゃねえかよ」という追撃の二言です。この時点ですでに前提が崩れています。警鐘を鳴らすためとはいえ事実誤認を招くような表現はやめたほうが良いと思います。

ではこの中から判決の根拠として挙げられている部分を抜き出してみましょう。

裁判所の判断

警察は,個人の生命,身体及び財産の保護に任じ,犯罪の予防,鎮圧及び捜査,被疑者の逮捕,交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当たることをもってその責務とし(警察法2条),警察官は警察法に規定する個人の生命,身体及び財産の保護,犯罪の予防,公安の維持並びに他の法令の執行等の職権職務を忠実に遂行する義務があるから(警察官職務執行法1条),これらに係る110番等による通報ないし申告に対しては,これを適法,適正に対処すべきであり,その職権職務の遂行において通報者等を侮辱し,その名誉を毀損することがあってはならないことは当然である。

前記認定事実によれば,丁原警部補は,控訴人が放置車両やパイロンを用いた不動産広告が交通の安全を害する危険を生じさせていることなどを申告し,これへの対応を求めたことから,川崎臨港署内において他の警察官をして場所の特定をさせるなどしたが,すぐに撤去等することを繰り返し求める控訴人に対し,国民が出入りし得る同署受付カウンター前において,「あなたは頭がおかしい。」との発言をし,その後控訴人から本件発言をしたことの確認を求められると,「頭がおかしいからしょうがねえじゃねえかよ。」と発言したことが認められる。

この事実によれば,本件発言は,ささいなものあるいは言葉の弾みなどとして看過することができないものであり,控訴人の名誉感情を害するものであって,これにより控訴人が精神的苦痛を受けたものと認めることができるから,本件発言により,被控訴人の公権力の行使に当たる公務員がその職務を行うについて故意によって違法に控訴人に損害を加えたことを認めることができる。

これを読めば分かるとおり、この判決の根拠となっているのは『警察法』と『警察官職務執行法』です。『警察法』は警察の基本的な責務・職務・組織・権限等を規定した法律、『警察官職務執行法』は逮捕や立ち入り、武器の使用といった警察官が職務執行時に必要となる具体的な行為について規定した法律になります(何かとトラブルになりやすい職務質問も『警察官職務執行法』に基づく行為です)。

この二つの法律に基づき、警察官が通報者に「頭おかしい」「頭がおかしいからしょうがねえじゃねえかよ」と言ったことについて“公権力の行使に当たる公務員が職務を行うについて故意によって違法に控訴人に損害を加えたこと”を認めたのがこの判例です。

要するに、ここで“違法”と認定されているのは“警察官が通報者に対して複数回に渡り故意に「頭がおかしい」という侮辱的な言葉を投げつけること”であって“「頭がおかしい」という言葉”あるいは“それを他者に言う行為”それ自体が単純に違法だと認定されているわけではないのです。

さらに、判決の根拠とされている警察法2条と警察官職務執行法1条はともに“警察官の責務・義務を定めるもの”で、警察官ではない人間はこの条文の対象とはなりません。判例は“その行為に対して、どの法の、どの条文に基づいて、どのような判断が下されたか”を基準に考えるものです。従って、警察官のみを対象とする法に基づいて下された判例を根拠に世間一般においてもその行為が違法であると主張するのは単なる誤用です。

このような判例を引くまでもなく“目の前にいる人間に対して何度も「お前は頭がおかしい」と言う行為”が法に触れることは世間一般の常識として広く知られているところです。類似の判例もあるでしょう(探してないので確証はありませんが)。

恐らく“一言だけで”という部分を強調したいがためにわざとこの判例を引いてきたのでしょうが、事の経緯をきちんと読めば分かるとおり“「頭がおかしい」と一言言っただけ”ではありませんし、違法と認定されたのも行為者が警察官だった故の特殊なケースです。

判例はその解釈を巡って専門家の中すら意見が分かれることも珍しくなく、扱いには注意が必要です。いくら自身の主張の裏づけが欲しいからといってもこのように粗雑な扱いをするべきではありません。まして、判決の詳細の確認もしないままスポーツ新聞に載った雑な要約を持ち出して「お前の行為は裁判所が違法だって言ってるぞ!」などと主張するのは自身のリテラシーのなさを露呈するだけの愚かな行為でしょう。

このことは事前に忠告したはずですが、どうやら彼の耳には届かなかったようです。おかげで無駄なエントリを書く羽目になりました。上に出てきた警察官の方の気持ちがわかるような気がします。

言及したことを本気で後悔しております。私が愚かでした。覆水盆に返らず。

2015-03-23

“良いフェミニスト”とは“死んだフェミニスト”のこと “良いフェミニスト”とは“死んだフェミニスト”のことを含むブックマーク

ルミネの件はそもそも動画を見ておらず、その是非に関する話題も(ついでに言うと批判されてるブログも)特に追いかけていなかったので何も書けないんですが、それに関連して気になるコメントを見つけたのでピックアップしてみます。

フェミニストを名乗る割に財政苦しい日本女性学会の会員になってるようでもそこに論文書いてるようでもない人たちを「ネトフェミ」と呼んでます http://togetter.com/li/688408

http://b.hatena.ne.jp/entry/245327714/comment/KoshianX

『ネトフェミ』という用語についてはその起源や用例について詳しくないので上の定義が正しいかどうかの判断はできません。フェミニズム批判の用語としてよく使われる『フェミナチ』の類型で『ネトウヨ』と似たような蔑称なんだろうな、ということが予想できるくらいです。

なので、ここで書かれていることを読んでも「ああこの人は自分の気に食わない人たちにそういうネガティブなレッテルを貼ろうとしてるのね」という程度なんですが、問題はこのあと。

まず、上記のコメントに対してid:saebouさんが疑問(というか皮肉ですねこれは)を挟みます。

id:KoshianXさんの「フェミニスト」の定義が意味不明すぎてすごい。その定義だと女性参政権運動家も女子労働の運動家も芸術家フェミニストにならない。「内村鑑三は教会に行かないからクリスチャンじゃない」みたいな

http://b.hatena.ne.jp/entry/245327714/comment/saebou

それに対する回答がこれ。

まったくその通り。運動家は「左翼活動家」と呼べばいいんですよ。研究をしない人を女性学者を意味する言葉で呼ぶこと自体が誤り。エセ科学と同列です id:saebou/リンクあるんだけどこっちにも http://togetter.com/li/688408

http://b.hatena.ne.jp/entry/245357025/comment/KoshianX

エレノアルーズベルトが聞いたら激怒しそうなコメントだなぁ…」という感想はさておき、いったいいつから“フェミニスト=女性学者を意味する言葉”になったんでしょう?念のため辞書を検索してみます。

デジタル大辞泉の解説

フェミニスト(feminist)

1 男女同権論者。女性解放論者。女権拡張論者。

2 女性を大切に扱う男性。

[補説]英語で2の意は、gallant


大辞林 第三版の解説

フェミニスト(feminist)

1 女性に対する差別や不平等の解消を唱える人。女性解放論者。女権拡張論者。

2 女性を大切に扱う男性。

フェミニスト(フェミニスト)とは - コトバンク

どうやら辞書どおりの意味ではないようです。

で、id:KoshianXさんが貼っていたリンク先のまとめを読むとその論拠らしきものが出てきます。

この“フェミニスト=女性学者を意味する言葉”というのはid:aliliputさん(はてなやってるみたいなのでコールしてみた)の受け売りのようですね。

上の発言を見る限りid:aliliputさんは学術的な価値や態度をかなり重視されているようなのですが、まとめの中にはこの定義の根拠となる文献やそれを主張したフェミニズム研究者の名前は出てきません。過去のtweetブログでも同じです。

そもそもこの方は自分のことを“フェミニストでもリベラルでもない”と紹介しており、プロフを見る限り専門は図書館学フェミニズムを研究しているわけでもなさそうです。信じて大丈夫なんでしょうか。

念のため手持ちの文献やネットの論文等をいくつか調べてみましたが「フェミニストと名乗れるのはフェミニズム研究者だけ!」という主張は見当たりませんでした。本当に大丈夫なんでしょうか。

「日本におけるフェミニズムの大きな役割は終わった!必要になったら呼ぶから目立つ行動などせずにおとなしく研究だけをしていてくれたまえ!」という主張をなさっているように見えますが、これが“マトモなフェミニストの方のための弁護”になるんでしょうか。嫌な予感がしてきました。

なるほど、id:aliliputさんが評価しているのは“学問としてのフェミニズム”であって“社会運動としてのフェミニズム”には価値がない(少なくとも今の日本においては)という認識なわけですね。“理論と実践”を強く意識してきたフェミニストたちに真っ向から喧嘩を売る素敵な主張だと思います。でも“マトモなフェミニスト”には支持されるのでしょうね。頑張ってください。

で、これを鵜呑みにした挙句に拡大解釈するとこうなります↓

ゆのっちの顔が浮かびましたがAAを貼るのは控えます)

とりあえずざっと調べてみた限りでは“フェミニスト=女性学者を意味する言葉”というのはただの“俺定義”のようです。id:KoshianXさんはその“俺定義”に基づいてフェミニストを“本物のフェミニスト”と“偽者のフェミニスト”に分類し、偽者の方を『ネトフェミ』という蔑称で呼んでいるわけですね。で、「表に出てきてるのはだいたい偽物=『ネトフェミ』だ」と。

font-daさんは『ネトフェミ』という言葉について“観客席から「俺が認めてあげる良いフェミニズム」と「悪いフェミニズム」に分断していい気分になっているもので、それこそが批判の対象である”と言っているわけですが、そのブコメでわざわざこんな主張をするのは(馬鹿でないのなら)「俺のことを批判しろ!」と言ってるのと同じでしょう。

少し前に、公的・歴史的・学術的な定義を無視した“俺定義”で「アイヌ民族は存在しない」とぶち上げて炎上した(正確には“今もしている”)地方議員がいましたが、その方の姿が思い浮かびます。

声高に権利を主張することなく体制に従順な姿勢を見せるマイノリティ(例:日系アメリカ人)を“模範的マイノリティ(モデル・マイノリティ)”と呼ぶことがありますが、この概念は社会運動に積極的に参加し現体制への不満を述べるほかのマイノリティ(例:アフリカ系アメリカ人)を抑圧する道具としても使われてきました。上で語られている“本物のフェミニスト”と“偽者のフェミニスト”という分類はまさにその類型です。

フェミニズムは女性が権利を求める運動の中で生まれ、育ち、広まっていきました。学問としてのみ発展していったものではありません。いまなお偏見や抑圧に苦しむ女性が少なくない中でフェミニストに「社会運動を行うな。政治に出てくるな」と言うのは(少なくとも“フェミニストとしては”)「死ね」と言っているのと同じです。

従って、id:KoshianXさんとid:aliliputさんの分類をそのまま受け取るのであれば“良いフェミニスト”とは“死んだフェミニスト”のことになるわけです。

現代においてもこのようなことを臆面もなく言えてしまうのは、お二人の主張に反して“まだまだ啓蒙が必要な証拠”なのではないかと思う次第です。

nisemono_sannisemono_san 2015/03/24 11:07 蛇足ですが、弘文堂から出ている『【縮小版】社会学辞典』平成12年版を参照しますと、以下のような定義になっています(公平に述べておきますと、『【縮小版】社会学辞典』はやや独自定義みたいな特色が強い部分もあるので、そこを引く必要もあるかもしれませんが):

「女性解放思想と訳す。かつては性差別の裏返しである女性尊重思想や女性崇拝と解釈されていたこともあるが, 今日では広く女権拡張主義または女性解放思想と受け取られている。既成のあらゆる思想や学問の「男性中心主義(androcentrism)」の偏向を告発し、文明それ自体の男性支配を指摘するその徹底性で「20世紀最大の思想的事件」とみなされている」

と解説されており、どちらかといえば思想的な側面が重視されているように感じます。

もちろん、「偏向の告発」という部分から運動的な側面もあり、また辞書によれば「婦人参政権の獲得」が、19世紀から20世紀初めのフェミニズム(どうも第1期フェミニズムと呼ぶそうです)の課題であったということが解説されているので、そのように捉えてしまう部分はあるかとは思います。ただ「フェミニズムの研究家」が「フェミニズム」であるという印象は、少なくとも辞書を参考する上においては読み替えすぎではないか、と、両者のやりとりを読んで感じました。

ちなみに、「女性学」の項目も引いてみますと、1960年代の第2期フェミニズム時に発足しており、「過去15年間に多くの女性学研究者が育ち, 歴史の書きかえや文学の読み直し、女性学視点に立った数多くの調査研究などが各分野でつぎつぎに生まれている」と解説されており、フェミニズムの「運動」の成果の一つとして紹介されているような印象を覚えます。こちらはまさに学問的な側面が強調されていますが、フェミニズムが内包する成果の一つと捉えるのが妥当かなというのが、あくまでも辞書からの推測になります。

なので、ファミニズムを学問的側面や運動的側面を強調するのは、確かに「成果・業績」という観点からすると、そうなるのかなとは思いますが、とはいえ、先の辞書の定義を信頼するならば、「学問・運動」を取り出すだけでは、フェミニズムの説明としてはやや不適切というか、矮小化されている感じはしますね。

inumashinumash 2015/03/24 21:26 >nisemono_san

補足、多謝です。

>なので、ファミニズムを学問的側面や運動的側面を強調するのは、確かに「成果・業績」という観点からすると、そうなるのかなとは思いますが、とはいえ、先の辞書の定義を信頼するならば、「学問・運動」を取り出すだけでは、フェミニズムの説明としてはやや不適切というか、矮小化されている感じはしますね。

まあ“全体像”を正確に語ろうとするとそれだけで膨大なボリュームになってしまいますから(それだけ影響力の大きいものだということ)。

少なくとも私自身はフェミニズム全体について正確に語る知識を持っていないことを自覚しており自分はあくまでも概略レベルの理解をしているに過ぎないと思っていますので、言及する場合は慎重になるしもし足りない部分があれば補おうとします。

そういう認識がそもそもなく、あくまでもいち側面に過ぎない“部分”を“全体”であるかのように勘違いしてしまうと今回のような事故が起こるんだろうな、と思いました。

sakatresakatre 2015/05/23 22:29 障害者に何の話?ってIDコールされたので、フェミニストのことを書いているこの記事に書きに来ました。あのような増田の男性差別ってのを擁護してるわけではないですよ。歴史事実として、日本のフェミニストが障害者を差別してきたのは事実で、障害者男性という弱者男性を差別してきたフェミのことを言ったんです。この記事で書いているネトフェミについても、多数派に属する女性が少数派を差別してきたのに女性差別で無視してネトウヨと同じことをしているとかいう批判ですよね?最近、ネトフェミでこんな批判とかはてブにありましたけど→ http://www.shisokan.jp/hansei-joseigaku/netfemi/

今までの男女間格差は健常者の男女間の格差のことばかり言ってきて、健常者の女性と障害者の男性の間のあらゆる格差を考えてこなかったという批判とかこんなことがこれからの男女の新しい差別論になっていくでしょうね。日本の先駆的フェミニストが断種を支持したとか考えるとなおさら。

sakatresakatre 2015/05/23 22:56 追加のIDコールで来た件ですが、障害者が健常者前提のデータから排除されているから問題ということです。そのネトフェミnetfemiの記事にも、健常者様のオリンピックに障害者が出ることは考えられてないからって、パラリンピックに閉じ込めているのも批判されてますよね。障害者を差別してきた、してないと言い張るフェミニストがどこかにいるなら見てみたいですね。パラリンピックの障害者スポーツを考えずに、健常者の女性スポーツ選手への蔑視ばかりを言ってきたフェミニストばかりとか、今でもそんなことばかりって批判されてはいますけど。

sakatresakatre 2015/05/23 23:58 決して救われない社会的弱者「キモくて金のないおっさん」について語る
http://togetter.com/li/824984

IDコールしてきたのは、こういうのと同一視して反発があるからですか?フェミニズムに対する批判は多様で、フェミニズムよりさらに「左」側から出る批判は、男性特権など百も承知だから、多数派の男の特権から批判してるんじゃないですよ。多数派の女性がいかに少数派を差別してきたか、今まで女性差別でそれをスルーしてきたかってのを問題だって言われてるわけです。

「弱者男性の問題について真剣に考えてるわけじゃなくて、単にフェミニズムを攻撃する道具として“弱者男性”を使ってるだけなんだよね。だからフェミに文句言うだけで「自分たちで救おう」とはならない」

これに倣うと、ネトフェミは女性の問題について真剣に考えているわけじゃなくて、単に男を攻撃する道具として"女性差別"を使ってるだけ。だから、男に文句言うだけで「自分たちで救おう」とはならない、ですね。スポーツで障害者スポーツの女子選手をどれだけ無視してきたかってのとか、見るとそうです。

inumashinumash 2015/05/24 06:28 sakatreさん

「それってフェミニストの一般的傾向何ですか?」と聞いて返ってきたのがNATSU2007の人だけって時点でなんとも。

単に個人レベルの話でいいならこういう問題意識を持ってるフェミニストだっていますよ?

http://macska.org/article/132

それに、そういう話でフェミニストを批判するなら、逆に障碍者差別を扱う側も「性差別についてきちんと考えてない」と女性の障碍者から批判されたりしてるわけで、相互に批判や議論を交わしながら理解を深めていく以外に問題解消の方法はないと思いますけど。

ちなみに俺が言いたいのは「いまその話(障碍者云々の話)はしてませんよね」ってことだけです。

“障碍者差別とフェミニズム”はなかなか面白いテーマだと思うので、それは個別にエントリ書くなり増田で書くなりすれば良いと思いますよ。

inumashinumash 2015/05/24 06:41 ちなみに統計はいろいろな目的を持ってやるもので、目的別に調査項目や反映される情報に差異が出るのは当たり前です。

そこに“障碍者の情報が反映されていないから差別”というのは酷い暴論でしょう。そもそもこの統計は国がやっているものでフェミニズムと何の関係もないです。

障碍者の雇用状況や所得等に関しては個別にきちんと統計がとられています。もし健常者の情報をそれに混ぜたら“障碍者が直面している問題”が抽出できなくて困りますよね?それでどうやって障碍者の労働政策や福祉政策を考えるんです?

なんでもかんでも一緒にすればいいってもんじゃないですよ。

sakatresakatre 2015/05/24 11:35 男女格差の統計を出して「だから、女性は男性より差別されている」というのは健常者間には当てはまっても、健常者の女性と障害者の男性には当てはまらないと言ってるだけなのに、何が難しいんですか?障害者とフェミニズムは今まで結構言われてきて、まさか、平塚らいてうが断種を支持したとか、フェミニズムと障害者の問題で有名なことも知らないで、フェミニズムと障害者について言ってきてるんじゃないですよね?

そのnetfemiの記事のところに書いてあるのは、教育の機会均等で健常者の女性よりも障害者のほうが制限されてきたのに、何で健常者の女性の教育ばかり重視されてきたのかとか、複数のことを書いてますよね。記事の内容を読んでないでしょ?別にその記事だけでなくて、マジョリティ女性の差別は、言われてきてますが。マイノリティ差別より、何でマジョリティの女性の差別ばかりを優先するのか、それはバックラッシュのやることでしょ?

一緒にしなくていいってのを女性に当てはめれば女性差別必至ですね。そうやって、オリンピックに女は出すが障害者は出さないのが当然とかになってきてるんですね。

inumashinumash 2015/05/25 02:21 >>sakatre
当然その歴史については知ってますよ。同時にそういう過去に関するフェミニストの内部批判があることも知ってる。だから「それってフェミニストの一般傾向なんですか?」と聞いたんです。そうした主張は“今も”フェミニストのマジョリティを占めているんですか?色々な人の主張や文献を読む限りとてもそうは思いませんけれど。

統計に関してはブコメで「増田の言う“弱者男性”に障碍者は含まれていない」と説明したとおり、その定義に沿った反証を提示したまでのこと。「“弱者男性”に障碍者は含まれていないこと」に文句を言いたいのならそれは元の増田に言ってください。

でもって貴方の論法は件の増田と同じ“女性よりも虐げられている人(障碍者)がいるから女性が自身の権利を主張するのはおかしい”というものでしかありません。“障碍者が虐げられていること”は“女性が自身が不当に扱われていること”を受忍しなければならない理由にはなりませんから。

私はその論法そのものを否定しますよ。障碍者を差別するフェミニストがいるならその人を個別に批判すれば良いでしょう。フェミニズムは障碍者差別を是とする思想ではないのだから。

sakatresakatre 2015/05/25 18:18 "貴方の論法は件の増田と同じ“女性よりも虐げられている人(障碍者)がいるから女性が自身の権利を主張するのはおかしい”というものでしかありません"
全く意味不明だが、よくある見当違いな批判ですね。これは正反対ですね。
多数派女性と障害者の差別の主張は両立するのに、多数派女性の権利ばかり言ってきて、障害者差別を考えてこなかったから批判されてるんですよ。具体的に、健常者の女性より障害者のほうが差別されているという複数の例の提示を、徹底的に無視しているところが興味深いですね。オリンピックとパラリンピックで分けて障害者はオリンピックに出られないのに、今でもずっとオリンピックの健常者の女子選手への女性差別ばかりで、障害者選手への差別報道が、メディアでとことん無視されていることとか見ても、多数派女性からのトリクルダウンと言われても仕方ないですね。

フェミニズムは障害者差別だけでなく、もっと世界的には、フェミニズムは恵まれた白人女性に最も有利になるもので、黒人女性から「今でも」批判されてますね。日本でも障害者の女子選手のことを健常者の女子選手より考えてこなかった結果、パラリンピックになってるわけで、オリンピックに健常者の女子選手が出てから、どのくらい経ってるんでしょうね?

ところで、フェミニズムが少数派と共に闘ってきたというのが一般的なんですか?そんなの見たことも読んだこともないですけど、そんな偉そうな文献があったら、少数派から嘲笑されて笑われますよ。そもそも、コメント欄にフェミニズム全体のことは知らないって書いてあるのに、何で、フェミニズムが少数派に寄り添ってきたから批判するなとか言ってるのか?

sakatresakatre 2015/05/25 18:28 障害者の男性が健常者の女性に差別されてきた歴史を言って、フェミニズムを批判するのも許されないんだ。これって、義務教育で障害者差別教育が不十分で、女性差別ばかり教育されてきた弊害ですね?

何というか、言ってることが、同和差別が今でもあるのに、「同和利権!」と言って、同和教育さえ否定しているのと似てないですか?少数派への差別を多数派が封じ込めてるんだから、似てますよね?

inumashさん、あなたが言ってる女性って、「多数派の女性」が大前提になってしまっていることに気づいてますか?多数派女性は今でも少数派女性を差別してますからね。ちなみに、inumashさんに別にそんなに腹は立ってなく、多数派から少数派への差別は、特に女性で認めにくいのは結構一般的ですから、よく見る光景ですね。

sakatresakatre 2015/05/25 19:01 読んで探してきた。これに似てませんか?↓

http://www.shisokan.jp/hansei-joseigaku/netfemi/
「ネトフェミがネトウヨと類似していることがよく分かる。ネトウヨは「大東亜戦争でアジアは団結して侵略者の白人に戦いを挑んだ」と言っている。しかし、実際には当時の日本人はアジア人を蔑視した態度を取っていた。それを言われると、ネトウヨは白人社会の植民地主義のためには仕方なかったなどと言う。ネトフェミは、男社会から女性を解放するための女性の人権の確保のためには、少数派への抑圧は仕方ないという態度である。大東亜戦争史観とネトフェミ史観は、大きな戦いに挑む者たちは、「小さな問題」には見て見ぬフリをしても構わないという意味で、よき仲間である」

ネトウヨがアジアとの団結で白人と戦ったって笑うでしょ?それと似たことをネトフェミがやってしまってるわけですよ。それにしても、こういうネトウヨを批判する層とか、フェミニストよりもっと左派(見方によっては、極左とか言われることも)からもフェミニストたちの差別が糾弾されるようになる時代に入っていってますね。そういう層には、「このネトウヨが!」「男性差別ばかり言うな!」とかで批判できなくなりますね。そんなこと言ってるわけでないから。

inumashinumash 2015/05/25 19:50 sakatreさん

>>多数派女性と障害者の差別の主張は両立するのに、多数派女性の権利ばかり言ってきて、障害者差別を考えてこなかったから批判されてる”

だからフェミニズム内部でもその批判や反省はありますよって書いたばかりですけれど…。

でもって女性を“多数派”と“少数派”に分断しようとするのはアンチフェミの典型的なレトリックなので私はそれには乗りません。


>>障害者の男性が健常者の女性に差別されてきた歴史を言って、フェミニズムを批判するのも許されないんだ。
“障碍者を差別するフェミニストがいるならその人を個別に批判すれば良いでしょう。フェミニズムは障碍者差別を是とする思想ではないのだから。”と書いてあるのが読めませんか?それを何故“フェミニスト全て”がそうであるかのように語るのですか?と言っているのです。

>>読んで探してきた。これに似てませんか?

似てません。上にも書いたとおりフェミニズム内部で「女性の地位拡大がほかの人達を抑圧することになってはいないか。なっているとすればその解消にはどのような方策があるのか」ということが語られているからです。障碍者差別も例外ではありません。

貴方はフェミニズムの弊害の一側面だけを切り出し、それを全体化しているだけです。そしてフェミニズム内部でそうした弊害を解消しようという動きがあること、そういう人たちがいることを、私が何度指摘しても無視している。

“障害者の男性が健常者の女性に差別されてきた歴史”は事実でしょう。けれども貴方はそこに固執し、フェミニズム内部での批判も無視し、フェミニズムそのものを否定しようとしている。

それには賛同しません。

sakatresakatre 2015/05/25 20:12 「似てません。上にも書いたとおりフェミニズム内部で「女性の地位拡大がほかの人達を抑圧することになってはいないか。なっているとすればその解消にはどのような方策があるのか」ということが語られているからです。障碍者差別も例外ではありません」

これについてですが、これもよく言われて、よく聞いてきたんですよ。戦前で女性の選挙権が制限されている時でも、男性の中で女性に選挙権を与えようと語られて動いてきたのだけど、実際には実現しなかった。だから、これは、「戦前では女性に選挙権が制限された女性差別」ですよね。しかし、語られて解消する道を探していた男性たちもいたわけですよ。

つまり、重要なのは結果です。inumashさんの言ってることは、「結果を伴わなくても内部で批判があって解消する道を探る過程があれば、差別解消に動いてきたから批判するな」でしょ?結果を重要視していることと、inumashさんは過程重視ですね。だから、かみ合わない。

しかし、女性差別で考えると、選挙権の付与という結果が伴わなければ、過程がどうあれ女性差別でしょ?それを、何で、障害者には当てはめないんですか?結果的に、障害者はスポーツでも、教育でも、外出でも収入でも、圧倒的に健常者の女性よりも差別されてきた結果がある。これはもちろんフェミニズムだけのせいではないですが、フェミニズムが批判されるのも当たり前でしょ?だって、フェミニストたちは障害者を考えず、健常者の女性の権利ばかり言ってきた結果があるから。

何で、ここまでフェミニズムが行ってきた少数派差別を擁護するんだろ。ネトウヨが言うアジアを分断するな!と言って、戦争時のアジア差別をスルーするのと似てないですか?確かに、白人社会の植民地主義はひどかったが、何でネトウヨはアジア間の差別を正当化するのか?

inumashinumash 2015/05/25 20:29 そりゃフェミニズムはあらゆる差別を解消する万能の利器ではないもの。あなたの論法なら、「特定の属性に基づく差別の解消」を求める運動に関して「ほかの属性を含む万人の平等」という歴史上達成されたことのない“結果”が達成されていないことを理由に全否定できる。それこそフェミニズムに限らず障碍者の権利運動ですら全否定できる。そんな論に何の意味もないですよ。

それを主張するのは貴方の自由だけど俺はそんな意味のないものに付き合いませんよってだけです。

俺は“フェミニズムが行ってきた少数派差別を擁護”なんてしていませんが、何度言っても貴方は理解しませんね。もういいです。

平行線なのでもうこのへんで。

inumashinumash 2015/05/26 00:29 あ、最後に指摘しておきますが、あなたが「障害者の男性が健常者の女性に差別されてきた」というとき、そこからは“障碍を持った男性から受けた性暴力被害に苦しむ健常者の女性”や“障害を持った家族のケアを一方的に押し付けられた健常者の母親”という存在がすっぽり抜け落ちてますよね。

自分がフェミニストを批判しているのとまったく同じ誤謬をあなた自身がおかしている。無意識だったら考えが足らないし意図的だったら悪質です。

いずれにせよ馬鹿馬鹿しい論法ですよ。貴方が使ってるのは。