2008-08-04
■ごちゃごちゃ言ってないで生んで欲しけりゃ金よこせ。

日本の危機・人口減を阻止せよ! 新婚夫婦は無理して都心に住め!|竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方|ダイヤモンド・オンライン
馬鹿芸人相手に鼻糞ほじりながら適当なこと言ってお茶を濁す連載企画とはいえ、あまりに手を抜き過ぎてる感があったので勝手に補足。
イベント性で少子化に歯止めをかけるフランスの取り組み
竹中 フランスの具体的な対策は、子供3人以上の家族には「大家族カード」を支給し、その家族に特典を与えたこと。国鉄運賃が割り引きされたり、公共施設の利用料を無料にしたんです。実際、これらの特典で割り引かれる金額はそう多くはないと思いますが、このシステムの持つ「イベント性」は重要でした。
たとえば、子供が3人いる家族で旅行をするとき、全員の旅行費用が半額になると、なんだか得したような気分になりませんか? そういう制度を利用した家族は、「子供がたくさんいるとなんだか楽しいことがあるな」というある種のゲーム性を感じたんだと思います。
日本の危機・人口減を阻止せよ! 新婚夫婦は無理して都心に住め!|竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方|ダイヤモンド・オンライン
本当に?そんな子供だましの「イベント性」なんかで2人以上も子供持つ気になるんですかねぇ?
ということで、当のフランスメディアの記事を。ちょっと古いのですが。
少子化対策に成功する国と、最初から失敗する国【1】|PAGES D'ECRITURE
少子化対策に成功する国と、最初から失敗する国【2】|PAGES D'ECRITURE
少子化対策に成功する国と、最初から失敗する国【3】|PAGES D'ECRITURE
少子化対策に成功する国と、最初から失敗する国【4】|PAGES D'ECRITURE
(PAGES D'ECRITUREさん多謝!)
簡単にまとめると
(1)フランスでは女性一人あたり2人の子供を産む状態になってるよ!若いカップルも子供をつくり始めたよ!
(2)一部で「移民が増えたから出生率も増えた」と言う人もいるけどそれだけが理由じゃないよ!鍵は厚い社会保障とそれを基盤にした公的扶助・減税・公サービスの的確かつ柔軟な組み合わせだよ!それから非嫡出子と嫡出子を平等に扱うのも重要だよ!(これは竹中さんも言ってますね。何で“倫理的に問題がある”のかはさっぱり分かりませんが)
(3)フランスでは子供が3人いる家庭が理想的と考えられているよ!女性は母親になることに自然な喜びを感じてるみたいだよ!
(4)もしかしたら、自分の母親世代の古臭いフェミニズムに異議申し立てをしているのかもしれないよ!
という感じです。
特に(2)で指摘されている充実した支援制度に関しては広く知られている通りです(“フランス 少子化対策”とかでググれば詳しい記事がたくさん出てきます)。OECDの調査では家族対策への支出はGDP比で日本の約5倍。
もちろん、単に「金を出せばいい」という話ではありません。続きの記事では他国の状況の解説が行われています。
続・少子化?フランスの周辺【1】スペインとイタリアの場合|PAGES D'ECRITURE
続・少子化?フランスの周辺【2】ドイツ、英米の場合|PAGES D'ECRITURE
これも簡単にまとめると
【スペイン】:主に若年層の雇用問題と貧しい住環境(高額な賃貸住宅)により若いカップルは親元に同居せざるを得ず(パラサイト!)、家族の負担が大きい事がネックとなっているよ!
【イタリア】:保育所など子育てに必要なインフラが整ってないし、家族への補助も十分じゃないよ!これは独裁政権に対するカウンターとして「出産は個人の問題(自由)」という傾向が強いことが遠因になってるのかもしれないね!
【ドイツ】:財政支出は高いけどほとんどが扶助(補助)に使われて必要なインフラが揃ってないよ!それから、「働く母親」への無理解と社会的な抑圧が強いことも大きな問題だね!
【イギリス】:ここでもインフラの整備不足が問題になっているよ!そのせいで母親(シングルマザー)は仕事を制限され、公的扶助に頼らざるを得ない状況に追い込まれているよ!
【アメリカ】:アメリカも基本的な構造はイギリスと同じだよ!それでも出生率が高いのは黒人やヒスパニックの影響と、それからアメリカの宗教的・社会的特性が大きく影響しているよ!でも、母子家庭の貧困率はとても高いよ!
という感じです。
特にフランスと並んで家族関係の財政支出が非常に高いとされているドイツの状況は重要でしょうね。要するに、保育所のような子育てに必要なインフラ構築に十分なコストをかけることと、「家族のあり方」に関する多様性を社会が容認すること、この2つが揃わないとせっかくの財政支出も十分な成果に結びつかない可能性がある、ということですね。フランスメディアの記事なので、他国の状況を厳しく見ている面もあるとは思いますが。
まあ、僕は社会政策の専門家ではないのでこれらの状況分析が本当に正しいのかは分かりませんし、それぞれの国では社会的・文化的背景も違うでしょうから一様に語ることが出来ないのは確かです。
ただ、上の記事を読む限り、「イベント性」なんて全体の対策から見れば枝葉もいいところで、フランスの成功を分析するならば「十分な財政支出を行う」ということが大前提だってのは事実でしょうね。具体的な対策の方向性や分配方法などはその上で語るべき事案です。大前提を無視して枝葉の話をしたって意味がありません。
財政支出に関して正面から語らないのは、「小さな政府」を推進するご自身の主張と食い合わせが悪いからでしょうか。でも、そんな小手先の対策で事態が好転するような状況ではないと思いますけどね。
それにしても・・・
3つめが、おそらく最も重要なことですが、「女性の機会費用」。これは子供を持つことによって失う利益です。たとえば、働く女性は子どもができると仕事を休まなければならない。子供ができるたびに仕事を休んでいては、その度に収入や社会的地位など、さまざまなものを失ってしまいます。だから、今や子供を産むことは、女性にとってかなり深刻な問題になっています。
という状況は分かっているのに、その対策が、
竹中 “秘策”と呼べるものはありませんが、最も重要なのは「仕事と家庭の両立」なんです。そこで私が提案したいのは、「新婚夫婦は無理して都心に住め」ということ。家庭と仕事を両立させる環境さえ整えば、少しは子供が産み易くなりますよね。
とかマジで馬鹿かと思いますよね。21世紀にもなって、マリー・アントワネットと同じ種類の台詞を臆面もなく吐けるとは・・・。
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- 1908 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080805_headline/
- 1608 http://b.hatena.ne.jp/hotentry
- 1552 http://b.hatena.ne.jp/
- 1355 http://www.hatena.ne.jp/
- 835 http://dochikushow.blog3.fc2.com/
- 800 http://d.hatena.ne.jp/
- 593 http://blog3.fc2.com/dochikushow/
- 360 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080804/p1
- 277 http://reader.livedoor.com/reader/
- 180 http://b.hatena.ne.jp/hotentry?

雇用が多いわけではないので、富裕層だからではない専業主婦が多い地域です。
保育所は隣の市に比べて少なく、5時で終わりです。7時までの延長保育はありません。一時保育は表向きは看板が出ていますが受け入れは行われていません。
病児保育の施設もバスで30分ほどかかりますが、病母親の場合は全く手段がありません。
子供ができると親の家から徒歩圏内に家を構える人が多いです。
子供を育てるのに2000万円。家を構えるのに3000万円。
合計5000万円を背負う自信がありません。
専業主婦でも保育所を使用できて、子育てが600万円程度で済めばいいのになと夢想しつつ先送りにしています。
このままタイムリミットがきそうです。
最後の「子どもを預ける場所も余裕も金もないんだから職場の近くに住めばいいじゃない!」というのはとても美しい日本語ですね。
こういう姿勢だから一昨年の12月に2歳の子どもが火災で死んだんだなあ(http://d.hatena.ne.jp/chazuke/20070331)と怒りを通り越して感動すら覚えてしまいました。
そもそも都心に子どもOKな賃貸物件なんてどれだけあるのでしょうね。
これを思い出しました。
倫理ってなんなんでしょう・・・
少し科学関係にいる私にとっては障害のような感じがしてしまい仕方ありません。
金なんかいらん、暴論言えば、とりあえず中央省庁を土地があいてる名古屋などの地方都市(合計特殊出生率が高いすいてる土地)に移す→許認可省庁があるとこに企業が移る。人口移動が起きる→少しの税金で出生率アップ
海外を見ると適正な人口密度は名古屋レベル
経済的には東京や大阪に人を集めるのが合理的だけど、文化的社会的には名古屋や福岡、札幌レベルの土地に人を集めたほうが合理的(出生率向上に最適)
明治以降の富国強兵etcの胤が、こんな小さな島国に一億オーバーの人間を住まわせてくれたのでしょうが、そうした「近代」の副作用と(徳川以降の)儒教の自家中毒で若者が苦しむのはお隣韓国ともども悲惨です。
「近代」と儒教精神(バカの品格、国家の壁!)の便益を最も享受している方々が、「死にたい人ほど重労働を」などと週刊誌で吠えているのを見かけたときは怒りを通り過ぎて、仕事中に火病になりそうでした。
「誰かが道徳を捨てたときほかの誰かが捨てられた分を背負ってしまう」。倫理や道徳を語るべき立場の人にそれがあるのでしょうか。いや、むしろ有った場合の方が希でしょうけど。
数年前わたしが肉体労働で食いつないでいた時、このまま過労死できたら倫理的なのだろうなと思っていました。ついでに肉骨粉にされて飼料にされたならば完璧じゃないかと。無意識的な「皮肉」なんでしょうけども。
よく考えればみんなが産むから産むとか産むのが当たり前とかってのも不気味な考えに思います。極端な話、キルケゴールの結婚観からほじくりなおした方がまだ健全ではないでしょうか。
地球全体の事を考えるならば、一人当たりに消費する地球資源は、後進国の人より先進国の人の方が多いでしょうから、そろそろ、少なくとも先進国から人口を減らす努力をすべき局面にあるのではないでしょうか?(後進国も人口増加を抑える努力をしてもらはねばならないでしょうが…)
人口が減ると経済に悪いと考えるよりも、他の国より先んじて、人口増加時代の経済モデルから転換して、人口減少時代の経済モデルを研究して構築する事で、勝ち組になろう!と考えた方が前向きで夢があるように思います。
消費税35%の世界がいいなら日本が率先して人口減少の経済モデルを作ればいいと思いうけどさ・・・・
日本の育児・教育に関するインフラや補助は本当に貧弱だと思います。そのせいで女性の就労条件が制限されたり、住宅などに余計なコストがかかってしまってますよね。正社員といえども定期的な昇給を期待できる層は極僅か。非正規雇用の場合は言わずもがなです。企業の労働者に対する収益分配率も上がるどころか下がり続けている。おまけに政府は更なる増税を進めようとする始末。
これでは、いくら「先送り」しても事態が好転する兆しは一向に見えてきませんよね。余程環境に恵まれない限り、どれだけ子供が欲しいと思ってもこれじゃ産めませんよ。
正直、この状況では『心中お察しいたします。』以外にかけるべき言葉が見つかりません・・・。
そもそも若いカップルの所得で済むことが出来る都心の賃貸なんてほとんどないですよ。まさか、家族3人でワンルームに住め、とでも言うつもりでしょうかね。
例の子供の事故、僕も良く覚えてます。2CHなんかでは母親に対するバッシングが酷くて、暗澹たる気分になりました。
日本では本当に「シングルマザー」に対する無理解が酷いですよね。だからサポート体制が全く整わないんだと思います。
この記事でも、現状分析に関しては概ね的確なんです。でも、対処法を考える段階になると常識を外した異次元の領域に飛んでいく。
・・・まさか『具体的な対策を提案する時だけアホになります。』なんてネタやってるわけじゃないですよねぇ?
なるほど。その部分は考えてなかったですね。
ただ、人口の移動が進んで各都市が最適化されたとしても、育児や教育に関するインフラや補助が脆弱なのは変わりませんから、そこは手当てをする必要があるんじゃないかと思います。
出産は個人の自発的な欲求によってなされるべきで、社会からの要請によってなされるべきではない、というのは大前提ですね。
ただ、子供を持つこと自体、生物にとって自然な欲求であることを考えれば、出来る限りそれを実現可能な状態にするのが社会のあるべき姿でしょう。
倫理や道徳は人を生かす(活かす)ためにあるのであって、人を縛りつけ無残に殺していく、そのような行為を正当化するためのものではありませんよね。
自分が掲げる倫理や道徳が一体誰をどのような状況に追い込むのか。そのことを考えようともしない人間に倫理や道徳など語る資格はありません。
もちろん、そういう選択も“アリ”だと思っています。「人口を減らす」という政策が社会的なコンセンサスを得て、そのリスクやコストを社会全体で負っていくというのであれば。
しかし現状はそうではありません。現在の日本は、歪んだ現体制を維持し、既得権者が逃げ切れるだけ逃げ切って、その後のリスクやコストは全て後続世代に丸投げ、という状況ではないでしょうか。
このまま人口を減らすにせよ、あるいは何らかの対応をするにせよ、このままだと全てのリスクをコストを若い世代がひっかぶることになります。それはさすがに容認できないですよ。
食糧や資源を海外からの輸入に頼っている状況で、人口減らしても購買力と経済力は保持したままでいられる、というような素敵な政策があるのか、本気で悩んじゃいますよね。
それこそ竹中先生あたりに本気で考えて頂きたいテーマですよ。
自分たち世代と同程度かそれ以上の生活が見込めるなら生んでもいいと思うけど、悪化する以外考えられない現状では、必要以上の苦労を与えるだけなんじゃないかと・・。
それ以前に私個人としては相手がいないから悩む事でもないんですけどね(笑)
そうなんですよねぇ。わざわざ過度な負債を負わせるのを分かっていて生みたくはないですもんね。
相手は…いつか見つかりますw
自分は国家・政治や会社が何もしてくれないというスタンスで、共働き、子供3人の道を選びました。政もボランティアも資本主義から抜け出せないですからね。
単に「好きだから」という理由での嫁(恋人)探しをやめ(^^;)、結婚し、親へ頭を下げて時々支援をもらってます。
現状では、会社での昇進も保留、自分の趣味もほぼ皆無・・でないと面倒みれない。
でも選んだ道ですから弱音はいいません、日々生活向上改善に邁進です。
ご家族が持てない方には恐縮ですが、地域の付き合いが希薄になる時代、一人子では、将来のデメリット大と確信してます。
将来、国家の借金などなど負の遺産を背負うのに産んで・・・・とは思いません。
いつの時代も背負うものはあるし、それに負けない強いモノを持たせてあげたいし、親もその覚悟でまだまだ成長できると信じます。
この考えは強制しませんよ。いろんな環境や事情がありますが、国家の安泰というなら、その責任に当たる人、斬新なアイディア期待します。島国が良いか悪いか、移民問題は深刻ではないはずですから。(子供たちの国際結婚はむしろウェルカム!)
均整のある種の保存なら・・・・第3国への教育しかないのかなぁ・・・・。
>penさん
勝手にやるのはいいんですけど、その負債を僕等や僕等の次の世代が負うことになるのはやっぱり嫌ですよw
>ANDYさん
どもです。
もちろん、そういった考え方がある、あるいはそういう考えの下で必死に子育てをしている人達がたくさんいるというのは理解します。
しかし、いやだからこそ、自分だけでなくそういう人達がより充実した子育てを行うため、あるいは子供が充実した教育を受けるための環境を整備する必要があると思っています。
子供だって余裕の無い、明日の希望もないような状態で育てられるより、もう少し余力と希望がある状態で育てられた方がいいと思うんですよね。
社会状態の厳しさを、子供や親の成長に結びつけるのは適切だとは思いません。人間は、どのような環境であっても望めば成長できる生き物ですから。
なら、余裕のある環境で経験を積み成長した方が健全だと思いますよ。少なくとも、親が自分の全てを犠牲にしない限り子育てができないような環境よりは。