とあるネトウヨとの不毛な会話

「馬鹿なネトウヨとはまともな会話が成立しない」という旨の皮肉を書いたところ、はてなの貴重なネトウヨ枠であるid:m-matsuoka先生が(頼んでもいないのに)その実証役を買って出てくれたので、先生の労力に報いるべく記録としてまとめておきます。

タイトルの通り不毛な会話なのでご注意を。読んだあとの苦情は受け付けません。

なお会話がわかりやすいようにidコールの部分は削除し、私のコメントは青m-matsuoka先生のコメントは赤にしてあります。

■発端

夜回り先生、武藤貴也議員のSEALDs批判に反論 例えば支那に行って話して彼らの長期的日本侵略計画をやめさせる事が出来るのかね? #SEALDs の中核に共産党や民青、過激派や反日国が背景にある事も知らないようだ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/Japan369

多分、↓(※↑のコメントのこと)で間抜けな陰謀論やデマを垂れ流してる馬鹿よりも中国共産党の中枢にいる人達と話つける方が楽。まともな知性を持った相手なら利害の調整もできるが、馬鹿とは取引以前に会話が成立しないからねぇ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/inumash

情緒的な願望では国民は守れない。だからどの国も軍を持つ。id:inumash←中国の軍閥中国共産党のコントロール下に無いことを知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国共産党と中国軍の関係くらいは勉強しよう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/261979752/comment/m-matsuoka

Twitterだったら“糞リプ”と呼ばれる類のコメントですね
※なお、後述しますが「中国の軍閥中国共産党のコントロール下に無い」という説は近年の中国研究によって否定されています

■展開

「中国の拡大政策は中国共産党公認のもので解放軍が勝手にやってるわけではない」ということすら知らないアホ発見。まともな知性があるなら中国の基本的な軍事・外交施策ぐらいは勉強しよう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262038783/comment/inumash

命令では無く公認だということの意味も理解できないアホ発見。解放軍は中国共産党の部下ではないということくらいは基本だから知っておこう
http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka

※“公認=命令ではない”という唐突な論理の飛躍

“公認=指揮命令の下で動いている”ということすら理解できないアホ発見。「解放軍は党の軍隊であり、統帥権共産党内に設けられた中軍委の主席にある」ってことくらいは基本だから知っておこう
http://b.hatena.ne.jp/inumash/20150808#bookmark-262039303

※中軍委=中国共産党中央軍事委員会

公認と命令の区別が出来ないアホが必死w 共産党では無く、中軍委の主席が統帥権を持つことの意味も理解できないとは爆笑。お前、勉強が足りなすぎw
http://b.hatena.ne.jp/entry/262039303/comment/m-matsuoka

※中軍委が共産党内にあることを理解出来なかった模様

なにが“共産党では無く”だ馬鹿。中軍委は共産党の内部組織だとさっき書いただろ。中軍委の主席、副主席、委員は共産党中央委員会が選出するんだよ間抜け。ほんと馬鹿とはまともに会話が成立しないわ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash

■混迷

ぶはっは。その選出された連中に軍が従わないことが他国から問題視されている原因だというのに。少しは中国軍の健軍の歴史でも勉強しな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/262050242/comment/inumash

※“中軍委の主席が統帥権を持つことの意味”とやらが行方不明に

「うち軍人たちが言うこと聞かなくってねぇ」というのは中共が軍事的恫喝をかけたり観測気球飛ばすときの典型的なカバーストーリーなわけだがそれを律儀に信じてるレベルの馬鹿なのね君は。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262085034/comment/inumash

ついでに言っておくとそれは中国政府および中共内のガバナンスの問題であって共産党自体が拡大政策を推し進めてること自体は変わらないんだが。軍閥とやらがなくなれば中共は拡大政策やめんの?
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087651/comment/inumash

カバーストリーだという言い訳を信じるアホw 軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になるのはこういうアホに対してのみww
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/m-matsuoka

軍閥無しで何を拡大するの?
http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/m-matsuoka

※“人民解放軍軍閥”だと思い込んでいる馬鹿

お前本当に馬鹿なのな。“軍人が言うことを聞かないなんていうのが恫喝や観測気球になる”わけねーだろ。恫喝等を“軍が勝手にやったこと”にして政体への直接的な非難をかわすのが目的だろ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262087320/comment/inumash

お前“軍閥”の意味分かってないでしょ。軍閥とやらがなくなっても“軍”は残るだろ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262088047/comment/inumash

軍が勝手にやったと主張すれば政体は非難されない?どこの不思議世界かしら。そういうファンタジー世界の妄想なら他でやれ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/m-matsuoka

残りません。中国軍の構成を少しは勉強しろ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/m-matsuoka

※中軍委が共産党内にあることも理解できなかった人のご意見です

お前自身が「中国解放軍の軍閥共産党の命令を聞かず好き勝手やってる」っていう中共のカバーストーリーまんまの“ファンタジー”を主張してるじゃねーか。お前こそ妄想は他でやれ間抜け。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089432/comment/inumash

お前が中国共産党人民解放軍の構成を勉強しろ間抜け
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089393/comment/inumash

■破綻

反論出来ないと相手の発言をオウム返しするしかないよねw
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/m-matsuoka

まともに反論・反証してから言え間抜け。共産党内部の組織である中軍委を"共産党ではない”なんて言う馬鹿には無理な話だろうがな
http://b.hatena.ne.jp/entry/262089967/comment/inumash

負け犬の合い言葉「まともに反論・反証しろ」をいただきました!! (σ´∀`)σ ゲッツ!!
http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/m-matsuoka

やっぱり反論出来ないのね。ちなみに「反論できないと○○する」というお前の言葉も同じ意味だからそれブーメランだぞ。国語能力の著しく低い馬鹿には理解できんだろうがな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262090457/comment/inumash

で、で、出たーっ「やっぱり反論しないのね」相手の動きを予測していたとアピールすることで自分を上に見せようとする伝説の負け台詞w 少しは自分の頭で考えようぜ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/m-matsuoka

“少しは自分の頭で考えようぜ”←まともな反論のひとつでもしてから言おうな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/262092318/comment/inumash

m-matsuoka先生、ご協力ありがとうございました。広く言われてることですが、やはり馬鹿なネトウヨは「自分が馬鹿である」という自覚がないだけでなく「自分は他者よりも知能が高く知識も豊富」と思い込んでおり、明白な事実誤認をつきつけられてもそれを認めようとしないあたりがまともな会話を成立させ難くしているポイントかと思います。

さて、うえでも書いた通り「中国の軍閥中国共産党のコントロール下に無い」というm-matsuoka先生の主張は近年の中国研究によって既に否定されております。ちょっと長いけど『軍事板初心者質問スレまとめ』にいい解答があったので最後に引用しておきますね。軍事的組織のガバナンスの問題はどの国でも起こりうることですが「中国の軍閥中国共産党のコントロール下に無い」というのは酷く時代遅れの認識です。賢明なはてなーの皆さんは他所でこんなこと言わないように。恥をかきますよ。

Q.中国軍って内部統率取れてるのか?なんか地方ごとに軍閥があるらしいが…


A.「軍閥」と言う言葉自体が、相手側を貶める意味がこめられていおり、相手にレッテルを張る際に使用されることも多かったため、近年では分析概念としての有効性が薄れてきている。
(このあたりの研究動向については塚本元氏の一連の研究が良く纏まっている。)


軍閥と言う言葉が一般的に中国や日本で使用され始めたのは明治時代の藩閥政治批判で使用され、それが中国に輸出されて軍事勢力を表す言葉として一般化された経緯がある。これを前提として、現代の人民解放軍において「軍閥」が゙存在するか考える際には、この「軍閥」の定義を明確にする必要がある。


これを軍の統制において、法制度的な制度だけでない地縁、血縁など様々や要素が影響を与えてしまう私兵的側面として考えると台湾移転前の中華民国軍や、各軍区ごとの人的・制度的独立性の強かった1980年代までの人民解放軍にも、私兵的側面が存在しているとみなす事はできる。


ただし、人民解放軍を考える上では、軍の統制における共産党の優位性を見逃す事はできない。各軍区ごとの独立性ガ強かった時代においてもあからさまに党による軍の統制をひっくり返す動きは存在し続ける事はできなかった。


1990年代以降は、軍において隠然たる存在感を有しており、各軍区で影響力を持っていた革命第一世代の軍人が姿を消し、軍の近代化を達成するため中央政府/党による軍令・軍政権の掌握強化が進められた。その過程で、軍の独自の財源であった軍保有企業が軍との関係を断ち切られることになり、代わりに中央政府が軍事予算を増やしてその供給に責任を有する事とされ、財政的独立性は大きく弱められた。


軍区の枠が弱まる中で、軍人のテクノクラート・プロフェッショナル化が次第に進展し、軍人としての任務の枠内で影響力をとどめる幹部が増加してきているとのこと。もちろん、各種軍事学校や兵科、出身など、私的関係は存在しているが、それは軍の公式の統制の枠を外れるものではなくなっている。


中国政府=党による軍の統制は1990年代以降、時を経るにつれて強化されてきているというのが最近の動向分析の成果です。


海軍については、各艦隊や兵科間での摩擦。派閥の存在が指摘されております。しかし、海軍は陸軍とくらべて、技術的・財政的面などで中央政府の存在を必要とする点が多く、陸上部隊以上に「軍閥化」はしにくい性格があります。ましてや、強大な海軍戦力建設には中央政府の強い支援ガ不可欠であり、海軍が分裂を思考するメリットはありません。

中国軍 - 軍事板初心者質問スレまとめ(FAQ) - アットウィキ