天漢日乗 このページをアンテナに追加 RSSフィード

近日中に再引っ越しします
再引っ越し先は、現在βテスト中なので、正式運用が始まり次第、改めてurlをお知らせします。 仮引っ越し先は 天漢日乗 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/ です。

2003-08-20 化粧品価格の謎

[]なぜ日本で買う化粧品は高いのか

わたしは子どもの頃、いまでいうアトピーだった。その頃は、アトピーという言葉はなかったが。それ以後も、所謂「敏感肌」で、年頃になっても、合うファンデーションはなかった。塗ったそばから顔が痒くなるのだ。

そんなこんなで、長いこと下を塗ってメイクすることはなかったのだが、最近はさすがにあまりにみっともない、というので、日焼け止め兼化粧下地を塗っている。敏感肌用のメーカーのモノで、たまたまハワイに行くときに、化粧石けんのサンプルを請求したら、一式揃って送ってきたモノの一つだった。色味が合うので、ファンデーションがわりに使っている。

基礎化粧品も、

  • ベル・ジュバンスの化粧水 3と5を自分向きに調整して

ベル・ジュバンスのサイト

http://www.bjsalon.com/

  • その上に、ポーレンシップ

ビューティ・ポーレンのサイト

http://www.beauty-pollen.com/pollen/syouhin.html

という敏感肌向けのちょっとアヤシイ*1組み合わせをほぼ十数年続けていたのだが、この頃は冬場に激しく乾燥するので、これまた海外に行くときに

  • 機内乾燥対応

という触れ込みに惹かれて買った*2

  • GuerlainのIssima Blue Voyageシリーズ

を日常にも使い始めた。*3

これが結構使いよかったので、今は同じGuerlainのIssima Success Day & Nightを使っている。

アジア人の肌は白人や黒人よりもデリケートといわれる。どこまで本当か知らないが、海外の化粧品でも、アジア向けとアメリカヨーロッパ向けでは調合が違ったりする。基礎化粧品はもちろん、メイクアップ用も違うので、色番が使い物にならないメーカーがある。

わたしの使っているGuerlainは、幸い、どこで買っても調合は変わらないらしい。で、これを日本百貨店で買うと、馬鹿馬鹿しく高い。たいてい、出国前の免税店で買う。そうすると国内と較べてクリーム一瓶5000円くらい安い。

では、アメリカで買うとどうなるか。Guerlainはフランスのメーカーだから、アメリカで買っても「外国製品」である。

今回、Issima Eye-techという新しいアイクリームが日本で先行発売された。正式出荷は8/22なのだが、一度でも百貨店のGuerlainカウンターで買い物をして登録したヒトには、別にはがきが来て、8/1にはもう買うことが出来た。一瓶15000円するクリームがキットになって17000円だったので、そっちにした。キットには、美容液兼用の化粧水と美容液のサンプルが入っている。Gurlainのサンプルはたいへん大きいので有名で、モノによると、現品の1/3くらいの大きさである。

空港ではDFSに寄ってみたが、ここでは

日本と同じ発売日になります

と言われた。同じコトは、WaikikiのDFSでも言われた。すなわち

らしい。しょうがないので、Nieman Marcusという

に行くと、

  • 現品は$90 キットは$100

だと言うので、迷わずキットを購入した。アメリカのキットは日本とは構成が違い、おまけに入ってるのはSuccess Day & Night 15mlの瓶だった。ま、$10で現品の1/3程度のおまけがついてくるなら儲けモノだろう。どちらも日本空港免税店で買ったとしても、二つで26000円ほどする。

激しく謎なのは

ということだ。その差額はいったい何のためなのだろう?

日本百貨店の一階は、たいてい化粧品売り場*4に充てられていて、BAと呼ばれる怖いおねえさんがたが、カモを鵜の目鷹の目で探している。Nieman MarcusのBAのおばさま、おねえさんも似たようなモノだが、価格は随分違う。たった$100のお買い物なのに、わたしについてくれたElizabethおばさまは、引き出しから、ぽんぽんと気前よくサンプルをくれた。そういえば、去年Macy'sで売れないから残っていた最後のBlue Voyageを買ったときも、現品をおまけにくれたっけな。

日本ではコスメマニアであってもなくても、多少なりともお化粧をする人で

をお買い求めになる向きは、下手をすると一回に一万円以上は払わされる。$100の顧客など、日本のBAたちには、上客でも何でもない。こうして、化粧品に多額のお金を費やすと、月手取り20万円も行かない若い女性たちは、他に充てられるお金がなくなってしまう。ああ、百貨店化粧品売り場があんなに眩しい理由がわかった。日本化粧品カウンターは、働く女性*5の膏血を啜って光り輝くという訳だ。

外国製品でなくても、最近の化粧品はえらく高価だ。ケチなわたしは、せっせと海外へ行く友達に買い物を頼んだりして、ささやかなコストダウンを計っている。

*1:ベル・ジュバンスは弱酸性トリートメントを基本とする髪と肌の手入れをするし、ビューティ・ポーレンに至っては「花粉絶対主義」で、どちらも新興宗教めいたところがある

*2:実際すばらしい効果があった

*3:残念ながら、このシリーズは廃番になった

*4京都伊勢丹は通路の関係で二階

*5:たいてい、義務としてお化粧しなくてはイケナイ