孤児院から村に変更

ボランティア先をチェンマイの孤児院にした。


ボランティア派遣のスタッフ、ムクナダさんと待ち合わせをする。
民主記念塔の前のマック。


「ボランティアの許可が今日おりるから、一緒に行きましょう。」
え、まだおりてなかったんだ!?


ちょっとはらはらしながら、バスに乗って政府のセンターへ行った。
すると悪い予感は当たり、「外国人は受け付けていません。」


え、まじ?まじですか?
帰国の日までの40日間は、一体どうなるのだ。
ムクナダさんが怒って抗議するが、どうやら無理らしい。
その上、そこの人に、14歳くらいにしか見えない、と言われる。
そんなこと言われても。


建物を出て、暑い中を2人、バス停へ歩く。
しきりに謝りながら、別のプランを提案するムクナダさん。
「別の場所で、小学校や幼稚園でボランティアできる村があるから、
 そこにホームステイするのでどう?」


こういうときって、怒った方がいいのかな。
NGOとしては、大きなミスだよね。
でも、どうにも怒れず。
「全然それでいい、子どもと一緒に活動できればなんでもいいから。」
覚えたてのタイ語、「マイペンライ」を連発してしまった。


2日後にその村に連れて行ってもらうことになる。
それまではフリータイム。2日間かぁ。何しよう。


ホテルに連れて行ってくれ、そこでムクナダさんは帰ってしまった。
まだ昼過ぎだよ。荷物を置いて、外に出てぶらぶら。


川のほとりのマーケットで、色々食べてみることにした。


タイは果物がとってもおいしい。
お気に入りは、パパイヤとパイナップル。
たったの10B(=30円)で、袋にいっぱいある。



パパイヤを食べながら、さらに歩く。
道を行く人がみんな食べているドーナツが気になるなー、
と思っていたら、ドーナツ売りを発見。


でもその隣で、両手のない人が、ひじにバケツを引っ掛けて物乞いをしている…!
ああああ。どうしよう。初めて見る物乞い。


お金をあげると物乞い業に依存してしまって良くないって聞いたことがある。
より稼げる物乞いになるために、自分で手を切る人もいるって。
でも、あの稼ぎで今日のご飯を食べるか食べないかが決まるのかも。
家に帰ると子どもがいっぱいいたり、するのかも…


結局、おそるおそる近づいて、バケツに20Bを入れた。
手がない。手がないけど、手を合わせるような仕草をする。
ふぅ。


ドーナツやら肉まんやら色々と食べる。
うろうろして、疲れてホテルへ。


そのまま、眠ってしまった。