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ライトノベル感想一覧(1500件以上/2010年1月)

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エロ』 / エロ2』 / エロ3』 / マウスとペイントで絵を描く速読

自作ライトノベル

2016-05-29

[]週刊模型戦車道22週目。うらー!


ソ連戦車のT70です。

アニメには未登場です。漫画版リボンの騎士」に(おそらく冬季迷彩)校章なしバージョンが出てきます。


それを、通常時だったら「こんな位置に校章があるんじゃないかな」と砲塔の左右に貼り付けて作りました


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エッチングパーツがひん曲がって作りにくかったです。画像だと分かりにくいけど、結構駄目な感じに仕上がった。残念。

カチューシャは1/35だけど、アクリルスタンドのノンナは1/30くらいあって、ちょっとデカい。

最近発売されたアクリルスタンドだけど、この微妙なサイズにするくらいだったら、もうちょっとだけ小さくして戦車プラモと並べられるようにしてくれれば良かったのに。



今年に入ってから週1ペースで作ってきたけど、とりあえず「劇場版ブルーレイが出るまで続ける」のを達成したから、

あとはペースが崩れてもいいやということで、通常よりも倍くらいの時間を使いました。

これで作り駄目が無くなった感じだし、そろそろ週刊更新は無理かな。

無理して週1ペースにするのでは無く、丁寧に練習するつもりで時間をかけていくつもり。

マウスとかBT-42とかクルセイダーとか早く作りたいんだけど、高いキットとかあまり売ってないキットとかは、もうちょっと上手になってから作りたいので、しばらく練習モード。

2016-05-22

[]週刊模型戦車道21週目。校則違反よ

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.282 フランス 戦車 B1 bis 35282

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.282 フランス 戦車 B1 bis 35282


毎週ガルパンプラモを作り続けて目標連続達成数を更新し続けてきたわけですが、

ついにガルパン劇場版ブルーレイ発売まで続けることが、ほぼ確実になりました。


なんか、朝から晩まで、ひたすらプラモを作る日日でした。

どういうタイミングで組み立てて塗装して乾燥待ちをすれば1週間で完成できるのか考えつつ、いろいろやってきました。

長かった。


さて、今週はカモさん。

テレビ版ではそんなに好きじゃ無かったけど、劇場版で好きになった感じ。

ヘッツァー踏み台にして下方向を狙ってみようかとも思ったけど、ヘッツァーはケースの中に収納してあるので断念。


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デザイン的には何か長方形というか立方体っぽくて、なんか独特。

ティーガーとかシャーマンみたいな「いかにもな戦車」と違って、妙に箱っぽくて不思議な違和感ですね。

マスコットキャラクターの印刷面積は大洗で一番大きいのかな。カモさんのでっかいデカールが車体側面にばばーんと乗っていて気持ち良い見栄え。


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キットは凄く作りやすかった。

タミヤの新しい作品らしく、なるほど、作りやすいと実感。

履帯が1個ずつバラバラのやつなんだけど、接着せずにぱちぱちはめて連結できました。

しかも、外れにくい。というか、不意に外れたことは無いかも。

ぱちぱちはめるのが楽しかった。


大がかりな改造が無いまま劇中仕様に近づけることが出来るので、けっこうお勧めのキットです。

[]この三角戦闘機、作中でロングセラーですね


VF-171は、7のダイアモンドフォースの黒色機体のころから好きです。


あまり活躍の場がなくて残念なデルタ版を作ってみました。


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ハヤテのジークフリードよりも作りやすかった。


部品分割が組み立てやすいし、隙間が少ないし、シールが貼りやすい。

特に、一番の難所になるコクピット周りの曲面を、「シールはやめて塗装可能」といううのが大きい。

というわけで、シルバーを下地にしてクリアーオレンジで塗装しました。


ジークフリードはシールがデカくてコクピット周辺のデザイン込みなので、塗装は困難だった。

けどVF-171は塗装範囲がコクピット部分だけなので、自力塗装が可能。


同時発売の似たような商品だけど、主役メカよりも汎用ザコメカの方が作りやすいというラインナップでした。


ジークフリードの色違いVer(シールが違うだけ?)も出るみたいだけど、色が違うだけでまったく同じキットなのだろうか、気になる。

2016-05-15

[]週刊模型戦車道20週目。重戦車キラー参上〜


いちばん簡単だった。

今までガルパン戦車を20両作ってきて、ダントツに簡単だった。


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最初はグレーに塗るつもりだったんだけど、箱を開けたとき目に飛び込んできたピンク色があまりにも綺麗だったので、これは練習試合時のピンクにするべきと考えが変更。

いや、もう、これが本当に戦車なのかと笑いがこみ上げてくるくらい鮮やかなピンクの成形色でした。

ガルパンの戦車をとりあえず作りたい人は一年生チームのM3リーの公式キットを買えば、安心。

細かいところの再現にこだわらなければ、2〜3時間で、かなりアニメに近い状態のを作れる。

ガンプラ作った程度のレベルでも、多分、余裕。

作っている最中は、「これ、本当に形になるんだろうか」「何か胴体にでっかい隙間が出来そう」「ここで左側面を接着したら、後で天板がはまらない気が……」などと不安になりまくりましたが、形になりました。

作っている最中は、ほんと「これをここにはめれば、次の手順で車体が完成するという未来予想図」がぜんぜん頭の中に浮かんでこないという、ちょっと不思議なキットでした。


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ただ、いちおう写真のは、アニメ中には存在しない突起を削ったり、隙間をパテで埋めたりしているので、少し手間がかかっています。

全体もピンクの缶スプレーで塗装しています(やすりかけたり、パテ埋めしたりしたりした痕跡を消すため)。

ここら辺の原作に近づけるための細かい変更をしなければ、非常に簡単に作れるキットです。



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塗装するのは背面に載っているスコップくらい。

[]週刊模型戦車道21週目。校則違反よ

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.282 フランス 戦車 B1 bis 35282

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.282 フランス 戦車 B1 bis 35282


毎週ガルパンプラモを作り続けて目標連続達成数を更新し続けてきたわけですが、

ついにガルパン劇場版ブルーレイ発売まで続けることが、ほぼ確実になりました。


なんか、朝から晩まで、ひたすらプラモを作る日日でした。

どういうタイミングで組み立てて塗装して乾燥待ちをすれば1週間で完成できるのか考えつつ、いろいろやってきました。

長かった。


さて、今週はカモさん。

テレビ版ではそんなに好きじゃ無かったけど、劇場版で好きになった感じ。


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ヘッツァー踏み台にして下方向を狙ってみようかとも思ったけど、ヘッツァーはケースの中に収納してあるので断念。


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キットは凄く作りやすかった。

タミヤの新しい作品らしく、なるほど、作りやすいと実感。

履帯が1個ずつバラバラのやつなんだけど、接着せずにぱちぱちはめて連結できました。

しかも、外れにくい。というか、不意に外れたことは無いかも。

ぱちぱちはめるのが楽しかった。


大がかりな改造が無いまま劇中仕様に近づけることが出来るので、けっこうお勧めのキットです。

2016-05-08

[]週刊模型戦車道19週目。フィンランド人に謝りなさい


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三突です。

好きな戦車ですがずいぶんと遅くなりました。

というのも箱を開けて、ランナーがやたらと大量にあって、10個以上で、しかも部品が小さい。

何というか、「でっかい箱があって、だいたい戦車の形をしている」物に、「戦車の右装甲」みたいな物を付けていって、とりあえず10個くらいのデカいパーツで、戦車っぽい形になって、そっから小さい部品を積み重ねていくようなタミヤのと違って、

私が作ったDRAGON製のは、なんか細かい部品の集合体で、見た目が辛い。ランナー見ただけで、心が折れそうになって後回しにしていました。履帯も部品ばらばらのやつだし……。

で、GWで時間がとれるということで、ようやく挑戦。

想像通り、かなり手間取りました。


たぶん、構造上、どこのメーカーも似た感じになるのだろうけど、突撃砲は内部まで作るのが多いみたい。

砲がそのまま車体の中に伸びていて、すぐ隣に椅子があって、その横に砲弾入れとか通信機とかがあるような感じで、中身まで作るやつ。

これも中身まで作りました




砲撃するときにくるくる回しているやつとか、外を見るために覗く双眼鏡(潜水艦の潜望鏡みたいなやつ)とか、椅子とか、作りました

中身だから見えなくなるから作らなくても良いかなと思いつつも、砲と一体化しているので、作らざるを得ないし、椅子がくっついている背面の壁(エンジン部との仕切り)に、車体の上部分を接着する構造だったりするので、省略は出来ないっぽい。

というわけで、左衛門佐が座ったり回したり覗いたりするものは全部作った感じです。あとエルヴィンの座る椅子も作りました


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車体の左上部から伸びているやつ(向かって右。名前ど忘れした)は、車体の中にある砲にくっついている物から伸びています。

胴体、車体、砲の組み合わせが知恵の輪みたいになっていて組み立てるのもけっこう大変だったかも。

そういえば、車内で、おりょうとカエサルの所は何も無かった……。説明書に指示も、部品もなかった。


説明書といえば、このキット。

書いてあるとおりに作ると、完成しない。

ランナーAが複数ある(よくある2セット分入っているやつにくわえて、異なる部品のランナーなのにAになっているやつまである)トラップは回避できたけど、

部品の記号と数値が間違っているのもある。

間違った部品の組み立て指示もあった。接着したあと、どう考えても胴体に穴が開いてしまい、かといって、そこを埋めるような部品は無い。

ググってみると、型が違うとはいえ、同じ三突のプラモでやはり同じ問題に遭遇した人が居た。というわけで説明書のミスだろうと確信し、接着済みの部品をナイフをねじ込んで剥がして、それっぽい別の部品をくっつけた。手遅れ寸前でぎりぎり修正できた感じ。

というか、ドラゴンの3突はF型G型とかいろいろあるけど説明書全部間違っているのか……


アニメ仕様とは細部が異なる出来なんだけど、

余った部品を見ていたら、もうちょっとアニメ仕様に近づけられそうな気がしたんだけど、塗装が済んだ後だった。残念。


今回作ったキットでは無いけど、三突劇場版仕様が出るそうなので、それも作ってみたい。

ロリアナ(聖グロリアーナの略)練習試合の仕様で作りたいけど、塗装技術が無くて、無理そうで辛い。

ダメ元で挑戦しようかなぁ。



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並べて遊んでみる。

突撃砲なだけあって結構雰囲気が似ている。


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三突は車高が低いから待ち伏せに向いているって言う割には、ティーガーと並べてもそんなに変わらない。

実際の戦場では数十センチの差が生死を分けるのだろうけど、もっと平ぺったいのを想像していたから、ちょっとデカい気がしちゃいました。

2016-05-05

[]6.劇中で行われた命令違反

纏めて一気に読みたい人は、こちらからどうぞ。

http://d.hatena.ne.jp/iris6462/files/%E6%88%A6%E8%BB%8A%E9%81%93%E3%82%92%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%A3%B2%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%8C%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%9F.pdf


目次はここです。

http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20160429/1461940350



6.1. 越権行為

越権行為とは、権限が無いのに勝手に命令したり行動したりすることだ。

TV版決勝戦で渡河中に1年生チームがエンストした際に西済隊長がロープを持ってジャンプしているとき、武部さんが敵を牽制するための射撃をするように命令しているが、これは越権行為。大洗の統制が取れていないことを意味する。ここは誰かが「明白なる越権行為であります」と静止しなければならない。

能力差を考慮すれば十分な効果が得られないことは明白なので無駄弾を撃っているに過ぎない。最悪の場合、弾を撃ちつくしてしまい終盤で戦闘の継続が不可能になっていた怖れもある。

それに、砲弾の破片がみほや一年生に当たる可能性だってあるし、そもそも砲撃の衝撃がみほ達を負傷させる怖れだってある。

第二次世界大戦の88mm高射砲(ドイツ戦車に搭載された)を撃っている映像が数多く残されているが、それを見る限り衝撃波で周囲の人が死ぬようなことはなさそうだが、それにしても、非力な女子高生なのだから多少の怪我をしたっておかしくない。

戦車の上に人が乗っている状態ですぐ真横で砲撃しても大丈夫か危険か、最も詳しいのは西住みほなので、やはりあの場ではみほが砲撃命令を出さない限り、撃つべきではなかったのだ。


6.2. 大隊長はみほ

劇場版でまほが大隊長はみほが務めるべきだと言ったが、先にも述べたように、これは著しい越権行為である。たとえ周囲に同意を求める形であったとしても、最終的に任命するのは、任命権を有している者でなければならない。

西住まほには任命権など無いのだ。

転校してきたから大洗の生徒であるとはいえ、実質的には他校の生徒にすぎないのだ。まほは中隊長に任命された直後なので「より上位の大隊長を任命する権限など無い」のは明白だ。

それに、大洗の学生なら大洗の生徒会長に従うのは当然のことのはずだ。単なるエキシビジョンならともかく「大洗学園存続の命運を左右する」ような決断に関わる権利は、一切まほには無い。

あの場で大隊長を任命できるのは、「全生徒の信任を得た(であろう)生徒会長」の角谷杏だけである。戦車道を履修していない生徒からしてみれば、「何で私達が選挙で選んだ生徒会長ではなく、転校生(みほ)の姉(他校の生徒)が勝手に隊長を決めちゃうの?」と困惑するはずだ。5万人の生活に影響が出る決断だったのだ。

そもそもいくら家元の娘とはいえ転校生に任せるくらいなら、戦車道素人でも自分達が信任する生徒会長に指揮をしてもらいたいとする生徒だって少なくないはずだ。


これで敗北していたら、みほやまほには責任は取れないし、一般生徒は怒りと悲しみを何処に向ければよいのだろうか。

責任を取って頭を下げて、事情を説明するのは角谷会長しかいないのだ。だから、大隊長を任命できるのは会長だけだ。せめて会長が「大隊長は西住ちゃんでいい?」とか「黒森峰隊長の西住ちゃんが決めてよ」と、他者に委ねていたのなら問題なかったのだが……。


6.3. 劇場版のまほは錯乱状態だった

劇場版のまほは錯乱状態だった可能性がある。

大洗のような素人の寄せ集めのゆるゆる集団ならともかく、黒森峰のように大きな組織で規律が取れているところの隊長を務めていたのにも拘わらず越権行為をするのはよほどのことである。

別記したように勝手に大隊長の任命をするという越権行為をしたし、「待ったー!」などと柄にも無い大声を張り上げた。隊長ミーティングの際にみほが「まほと呼びかけたのを慌てて西住選手と言い直した直後」なのに、まほは普通にみほと呼んでいる。

どうにも、みほのことで頭がいっぱいで、冷静な判断力を欠いていたように思われる。

TV版でもまこのおばあが入院した際にはタイミングよく現われてよくしてくれているのは、みほのためであることは言うまでも無いし、常にみほ中心で行動している節がある。別項で書いたが全国大会の決勝戦は、私的な姉妹の会話の場にしてしまった節もあると述べたように、西住まほは妹のことになると冷静ではいられない。

劇場版のまほは、普段とは違う精神状態だったのではないだろうか。


6.4. みほの転校先が黒森峰だった可能性

まほが錯乱していた可能性として、「みほの転校先が黒森峰学園だった」可能性がある。

もしくは、黒森峰学園と交流が深い学園である。

まほとしては大洗が敗北してしまえば、また「みほと同じチームで戦える」可能性があるのだ。シスコンお姉ちゃんは妹との未来を想像するあまり錯乱状態に陥って越権行為をしてしまったのだろうか。

大洗学園の戦車は過半数がドイツで運用された物なので、戦車道履修者が「みんなでまた一緒に戦車道をしたい」と考えるのなら、整備環境の整った黒森峰への転校は、けして悪いことではないのだ。


6.5. みほが国際強化選手に選ばれていた可能性

全国大会で優勝した西住みほは国際強化選手に選抜されていた可能性がある。

ということは西住まほは、放っておいてもいずれはチームメイトになれるのだ(国際大会の時期に3年生が卒業していないなら)。

つまり、まほは大洗学園が大学選抜に負けても何ら問題なかったのだ。みほは自身が強化選手に選ばれていたことを知らないだろうが、まほだけが知っていたとしてもおかしくはない。

まほ自身が強化選手だし、漫画版リトルアーミーでは西住家に勤めている女性が強化選手の選抜に関わっているので、何かしら事前に相談を受けた可能性もある。


逸見エリカなどは大洗学園を倒したいという意思があるので、大洗学園の存続を望むだろうが、西住まほには大洗学園を護る積極的な理由などないのだ。まほは、あくまでもみほのために駆けつけてくれたのだ。


6.6. 大洗と黒森峰の体制の違い

西住まほは本当に錯乱していたのだろうか。

彼女は意図せずに越権行為をしてしまったが、彼女自身は「自身の権限の範疇で、大隊長を任命できる」と思っていた可能性がある。

この可能性を成り立たせるために、一つの仮説を挙げる。

『西住まほは戦車道の隊長であり、さらに学園内での権力者である』だ。

劇場版でまほは戦車だけでなく、ヒンデンブルク号を「黒森峰の所有物」ではなくしてしまったのだ。勝手に持ち出した以上、ティーガーと同様にヒンデンブルク号も大洗の所有物になっていたはずだ。かなりの権力を有していることが分かる。

これに、「作中で描写が無いだけで、学園艦自体の運営を左右できる」ような権力があると仮定する。そうすると、「学園艦の司令官たる」西住まほには、「学園艦の一授業を履修しているに過ぎない者達」の隊長を任命する権限は、あって当然なのだ。

名家育ちで親が権力者で自身は国際強化選手だ。さらに大洗の何倍もの規模の学園艦をコントロールできる権力を持っていると仮定しよう。まほは劇場版のシチュエーションで「自身には大隊長を任命できる権利は無い」などと、露にも思わなかったのかもしれない。

悪気はないし、越権行為をするつもりもないが、西住まほは隊長ミーティングにいる場で、自分が他の誰よりも偉いと思っていたのだ。そして周囲は自分に譲ることが自然だったのだ。


6.7. だからって角谷会長がいる場で勝手に任命するのはおかしいのでは

西住まほが権力者であると仮定した場合でも、角谷会長がいる場で勝手に任命するのはやはり違和感が残る。

「存亡の危機にある学園艦の最高責任者」を差し置いて話を進めてしまうのは、あまりにも空気が読めていない。

他の隊長達が口を挟まないのも疑問が残る。特にサンダースのケイは全国大会で真っ先に角谷杏会長に挨拶に来ている。これは明らかに相手のトップが分かった上で敬意を払っているのだ。そんなケイが、角谷大洗学園司令官の頭を飛び越えた采配を見逃すだろうか。

となると、新たな仮説が必要になってくる。

「西住まほは、自分の方が大洗学園艦生徒会長よりも偉いと思っている」という仮説だ。「大洗よりも黒森峰の方が偉い」とも言い換えられる。そして各隊長達は学園艦の「格」を知っていて、「格」上には逆らえないのだ。

この仮説は、学園艦の設定を考えれば、実にすんなりと納得のいく結論が出る。


10万人を越すような人口の船であれば、当然、デカイ。進路を互いに把握しあっていなければ、衝突の危険がある。

進路はどうやって誰が決めているのだろうか。

文科省のような学園艦の上位組織が各学園艦に進路を指示することは可能だろうか。難しいだろう。

戦車道の有無や、大会の勝ち進み状況に応じて柔軟に進路を調整する必要があるのだ。さらに試合は終了時間が未定なのだ。時間無制限の殲滅戦すらあるので、学園艦の進路を計画するのは難しいはずだ。さらに試合会場をルーレットで決めているので、やはり事前に計画することは不可能だろう。

学園艦の上位組織は何処に学園艦が居るかくらいは把握しておいて、必要に応じて進路の調整をするくらいはありうるが、それも頻度は低いだろう。あくまでも緊急時などに一時的に、といった具合だろう。

聖グロリアーナのダージリンのように一生徒の独断で進路を変更可能な以上、文科省が学園艦の進路をコントロールすることは出来ない。実際、劇場版の役員は、大洗の助っ人を見て驚いていたので、学園艦の進路は把握できていなかったはずだ。また、急な進路変更を文部科学省などの上位組織に伝える必要がないことも見えてくる。

ということは、学園艦の進路は生徒会や学園長が決めていることになる。ただ、学園町は基本的には相談役なので、実質的に生徒会が進路を決めているはずだ。

進路が重なったときは「小さいほうが譲る」のが船のセオリーだ。大きければ大きいほど、船はかじを切ってから進路が変わるまでに時間がかかるのだ。

となれば、黒森峰と大洗の学園艦がすれ違うときは、「大洗が譲る」の当然なのだ。

おそらく黒森峰学園の権力者である西住まほは、他学園と衝突する際は相手が譲るのが当然の日々を過ごしてきたため、隊長ミーティングの際も自分の意見が通って当たり前だと思っていたのだろう。他校は譲るのが当たり前なのだ。

けして越権行為をしたつもりは無いのだ。


6.8. 学園艦の序列や格差は存在する

黒森峰が大洗を格下と捉えているように、学園艦を代表する者たちは他校の格を見ている節がある。

カチューシャは大洗を聞いたことも無い弱小校と侮っていた。アリサは大洗を「放っておいても廃校になるくせに」と馬鹿にしていたし、プラウダのことを田舎と馬鹿にしていた。

やはり、学園艦に序列や格差は存在するのだろう。黒森峰学園は格上なので、格下の大洗の都合など気にする必要もないのだ。