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2006-08-20
■[ライトノベル][富士見ファンタジア文庫]伝説の勇者の伝説(8) 行方知れずの恩知らず
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伝説の勇者の伝説(8) 行方知れずの恩知らず (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 鏡貴也,とよた瑣織
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 文庫
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あらすじ
傷つけるのは嫌だ。
傷つけられるのは嫌だ。
けど、一人は怖い。
面白かった。
いじけて逃げていったライナを、フェリスが追いかけて、ぶん殴って連れ帰るお話。
上手い。
作中でライナが感じている憤りと、全く同じ気分を味わえた。
ライナは魔眼と呼ばれる能力を持ち、周囲の人々からは化け物と恐れられ、迫害されている。
軍に捕らえられ人体実験をされたり、村ごと家族を殺されたりし続けている。
それでも、ライナ達は人間のことが好きだから、一緒にいたくても、いられない苦しみを抱えている。
どっちが怪物なんだよ。
と。
主義、思想に共感出来ると、一気に感情移入出来る。
無表情で性格が破綻していて乱暴者のフェリスが、だいぶ丸くなってきたのも印象に強い。
ガスタークを巡る世界情勢だけでなく、ライナとフェリスの関係も今後、どうなっていくのか楽しみ。
フェリスは感情を露わにしていき、ライナは自分の居場所を見つけていくなど、精神的に二人とも成長しているんだなあ。
ただ強敵と闘っているだけでなく、キャラクターの成長がしっかりと描かれているのは好きだなあ。
オススメ:★★★★★
■[ライトノベル][富士見ファンタジア文庫]とりあえず伝説の勇者の伝説〈8〉権力のワンダーランド
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権力のワンダーランド―とりあえず伝説の勇者の伝説〈8〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 鏡貴也,とよた瑣織
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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あらすじ
ローランド国王シオンが美女を伴い寝室に入っていくと、ベッドには先客がいた。
変態色情狂ライナだった。
男色趣味。いやああ。美女はおののき、逃げ出した。
そして、瞬く間に城内に国王のあれな噂が流れてしまう。
果たしてローランドの運命は。
男色の短編第八弾――。
エイ、ザー、ハスト、クルオール!
カバーを捲った最初のカラーイラストで噴いた。
最初の絵でいきなり笑ったライトノベルは初めてだなあ。
アップの肖像画といい、右下の脱力キャラといい、絵師さんノリノリ。
面白かった。
イェット編が終わり、ローランド編の開幕。というか、ホモネタ開演。
シオンのホモ疑惑が、変態色情狂ライナの活躍で変な方向に進んでいくのが楽しい。
一方でシオンは少女のスカートを捲って、そっちの趣味疑惑まで生まれたりする。
変態ネタが良い感じ。
ライナを野獣君と呼び、近づくだけで妊娠すると恐れているイリスの出番が多いので、騒々しい。
シオンという弄り、弄られの両方をこなせるキャラの参加は大きいなあ。
フェリスとの姉妹タッグでライナを弄ってくるイリスの参加も大きい。
面白い。終始笑い続けた。
大満足。
書き下ろしの中編も良かった。
ゾーラとライナの出会いが描かれている。ゾーラが非常に良い味を出していた。
ライナとの掛け合いが非常に馬鹿らしくて勢いがある。
宣伝の帯に「4コマもあるよ」って書いてあったので、バトルロイヤルで連載している4コマが一挙掲載かなと期待していた。
けど、書き下ろし4コマが一個収録されているだけだったので、残念。
バトルロイヤルの4コマ、単行本化しないかなあ。
オススメ:★★★★☆
■[ライトノベル][富士見ファンタジア文庫]伝説の勇者の伝説〈7〉失踪の真相
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伝説の勇者の伝説〈7〉失踪の真相 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 鏡貴也,とよた瑣織
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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あらすじ
旅に出る約束をし、フェリスはライナと別れた。
翌日、待ち合わせ場所でフェリスは待ち続けた。
ライナは来なかった。いつまで待っても来なかった。
「お前は仲間だ」
優しい言葉が届けば届くほど、ライナは周囲を傷つけるのを恐れる。
自分の魔眼はいつか必ず親しい者を殺してしまう。
ライナは失踪した。
面白かった。大満足。
自分の居場所を見つけたが故に、周囲を傷つけるのを恐れ、一人離れていくライナが良い。
魔眼保持者の、心の闇がしっかりと描かれていた。
よりを戻そうとして、戻らなくて。誰も悪くないって分かっているのに、最悪な結末が待っている。
まさにクライマックスと言った感じで、6巻で盛り上がった気分がさらに盛り上がった。
不安が的中というか、来て欲しくない未来がきてしまった。
フェリスの内面も描かれていた。既刊ではライナの内面オンリーだったので、ここに来てフェリスの内面は非常に良い。
物心つく前から14年間延々と戦闘訓練を積んで、感情が全く育たなかったフェリスは非常においしいキャラクター。
ライナと接していくうちに少しずつ、氷が解けるのよりもゆっくりと感情が芽生え始めていく様子が良い。
ライナのことを直ぐに殴るのは、愛情の裏返しなのかなと、想像できて楽しい。
ライナは変態色情狂だという噂を流すのも、世界中の女から嫌われれば、自分がライナを独占できるとか、心の奥底で思っていたりするのかなあ。
だとすると可愛いなあ。
何はともあれ、本当に良いコンビだ。
オススメ:★★★★★













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