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エロ』 / エロ2』 / エロ3』 / マウスとペイントで絵を描く速読

2007-12-03

[]魔女ルミカの赤い糸

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)

f:id:iris6462:20060518220910p:imagef:id:iris6462:20060518221345p:imagef:id:iris6462:20060702080844p:image


ヒロイン留美華の魅力が尋常ではなく、とても楽しめました。

サドっ気のある少女って良いですね。主人公がなじられるたびに、読んでいて何故かボクも気持ちよくなってきました。不思議です。

「留美華は自分の影を取り戻すために、主人公にキスさせる必要がある。キスされた場所の影が復活する」という設定は、お見事の一言です。

最初、この設定が提示されたときは、「この設定で、どうやって話を盛り上げるのだろう」と思ったのですが、話が進むにつれ、この設定の見事さに気づかされていきました。

「可愛い女の子の体にキスする」主人公の内面が描写されればされるほど、主人公と一緒に興奮できました。

主人公は代償を払うにも関わらず、少女の身体にキスしたくなるという、葛藤が美味く伝わってきました。お見事すぎです。

主人公がキスするのは、腕や脚くらいだろうと思っていたら、まさに全身。このエロ展開には脱帽しました。性表現の際どいところを、ごまかす部分はごまかし、見せる部分は見せ、うまく処理したと思いました。


ただ残念なのは、中盤で主人公の心境が変化していくのが唐突だったことです。

留美華に付きまとわれて迷惑に感じていたはずなのに、いつの間にか好きになっていて、驚きました。

どのようにして感情が変化していったのか、よく分かりませんでした。

留美華の境遇に同情していく過程は伝わってきたのですが、それがいつの間にか恋にすり返られていたように思いました。


あと、非常に恐縮ですが、表現で数点ほど気になる部分があります。

3人以上で動きの多いシーンが、たまに誰が何をしたのか分からなくなりました。

唐突にシーンが変わってしまったように思える箇所もいくつかありました。

状況や場面や登場人物が切り替わるときは、もう少し説明文があった方が読みやすかったと思います。


何はともあれ、ヒロイン留美華の魅力は最高でした。

読み終わった後の印象は「この新人さんは武器のある作家だ」です。

少女の強さ、生意気さ、可愛さを書く能力は、ベテラン作家以上だと思います。

続刊で、さらにヒロインの活躍を期待しております。


オススメ:★★★☆


2008/1/5:修正

「いつの間にか水着の色が変わっている」と書きましたが、着替えるシーンがありました。誤情報を書き、誠に申し訳ありませんでした。

最後まで伝える「出張版」』さんからご指摘を受けました。

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