うぱ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

ライトノベル感想一覧(1500件以上/2010年1月)

電撃文庫 - 1 電撃文庫 - 2 MF文庫J 富士見ファンタジア文庫
スニーカー文庫 スーパーダッシュ文庫 GA文庫 ファミ通文庫
コバルト文庫 富士見ミステリー文庫 講談社 系 その他
HJ文庫 C☆Novels ルルル・ガガガ文庫  

エロ』 / エロ2』 / エロ3』 / マウスとペイントで絵を描く速読

2008-01-10

[]修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕

f:id:iris6462:20060522213635p:imagef:id:iris6462:20060518220910p:imagef:id:iris6462:20060518220925p:image


凄い。面白かったです。

新キャラのグレンが最高です。大好きになりました。

戦闘力ではなく精神が脆い、という弱さは良いですね。共感できますし、応援したくなります。

ヘタレだけど、「精神の弱さを克服して、敵に挑む強さ」が素敵です。

終盤は最高です。もう興奮して読みました。亡霊騎士が襲撃してきたとき、グレンがどういった行動を取るのか、目が離せなかったです。

自分が戦闘に参加しても足手まといになるだけという状況といい、エミリーから受けていた不遇といい、実に良いシチュエーションでした。格好よく名乗り出てほしいと思う反面、「戦いたくない」という彼の気持ちの方に強く共感していました。

ボクは一巻からエミリーをみてきたので、「エミリーが実は良いヤツだ」というのは知っています。けどグレンはエミリーと出会って、日が浅い。それに、エミリーから酷い扱いを受けている。だから、「グレンがエミリーを助けない」としても、しょうがないと思いました。もちろん、正義を貫くのなら、エミリーのために打って出るべきです。けど、「怖い。自分が足手まといになる」という負の感情が足かせになっているのです。だから、グレンがエミリーを助けなかったとしても、ボクはグレンを許します。

ボク自身、「そうした方が良い」と分かっていても、勇気が出なくて、行動に移れないことはよくあります。だからこそ、グレンの葛藤には共感できました。そして、彼の決断は、とても格好良かったです。

グレン、大好きです。

続刊以降も、主要キャラになるのでしょうか。

正直なところ、エミリーを護る騎士って、「最高の人物」が1巻で出てしまった印象がありました。エミリーの心で一生を生き続ける存在です。だから、アルバートやマティアスの立ち位置に来るキャラって、もう出ないかと思っていました。

思い違いでした。

グレンは、エミリーにとっての最高の味方になってくれそうな予感がします。

グレンは凄いですね。「死んで、綺麗な思い出になってしまったキャラ」に匹敵するほどの魅力を感じました。

グレン、これからもエミリーを護ってください。「マティアスの弟子」に恥じない成長を魅せてくれそうで、グレンの将来が楽しみです。


前巻はやや戦闘の描写でグロさを感じたのですが、今回はあまり感じませんでした。読みやすかったです。

それに前巻の挿絵は作品の雰囲気にあっていなような気がしたのですが、今回は媚びない程度に萌えを取り入れた良い画風だと思いました。

文章も絵も、前巻以上に好みでした。大満足です。


続刊、とても楽しみです。どうもありがとうございました。


オススメ:★★★★★

[]お狐サマの言うとおりッ!

f:id:iris6462:20060519232927p:imagef:id:iris6462:20060522213635p:imagef:id:iris6462:20060518220845p:image


キャラクターがみんな良かったです。主人公の桐緒は元気一杯で、見ていて気持ちいいから好きです。

兄の鷹一郎の脳天気さも良かったです。仲の良い兄弟の掛け合いは見ていて、とても楽しかったです。

ボクもこんな兄や弟が欲しいです。と、失礼。桐緒さんは妹でしたね。男の子のような元気さが良かったです。

鷹一郎の気分になって、つい桐緒のことを男扱いしたくなってしまいます。

桐緒を中心にして、小さな喧嘩が絶えなかったのが良かったです。皆さん、本音だったり、隠しごとをしなかったりするからこそ、喧嘩になっているというのがよく分かりました。

本気ですれ違ったときも、からかっているだけのときも、よくよく見れば、相手のことが好きだからこそですよね。

悪い表現になってしまいますけど、桐緒は殆どの登場人物と喧嘩しています。大げんかから些細な口論まで、色々です。けど、どれもこれも、桐緒が素直だからこその原因ですよね。後にわだかまりが全く残っていませんし、良い人間関係ですね。桐緒の人柄がとても羨ましいし、好きです。


紗奈王も良かったです。

本来なら桐緒が、狐の紗奈王よりも偉いはずなのに、主従が逆転しているというのが愉快です。

桐緒との関係がとても好きです。


終盤の展開がやや唐突に思いました。

「意外な人物が犯人だった」というのは、話の都合で理解できます。ただ、もう少し、伏線や説明を重ねて欲しかったです。

桐緒が犯人を疑いだしてからの展開に、やや面をくらってしまいました。逆転劇や真相や、千代さんのことなど、終盤に一気に話が動いたので、もう少しゆっくりな方が好みです。

と、急ぎ足や、唐突だったと思う反面、驚いているまもなく次の驚きが来るというテンポは良かったです。

てっきり千代さんがはぐれ狐だと思っていました。なので、はぐれ狐の事件が終わったとき、「あれ、もうページが残っていないのに、千代さんにまつわる事件は解決しないの」と戸惑いながら、どうなるのか、とワクワクしながら読めました。


千代さん、幸せになって欲しいなあ。あの終わり方だと幸せになれたはずだけど、騒動には困らないだろうなあ。

続きも読もうと思います。どうもありがとうございました。


オススメ:★★★☆