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エロ』 / エロ2』 / エロ3』 / マウスとペイントで絵を描く速読

2008-01-15

[]刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ)

刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)

刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)

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相変わらず、西尾維新先生は凄いです。

「手術を控えた少年」のためにホームランを予告しておきながら、堂々と送りバントをしてしまうというか、なんというか。

ピッチャーとバッターの因縁の対決を盛り上げておきながら、無視してしまう展開に驚きました。


ボクは鳳凰の超絶忍術が紙面から溢れんばかりに踊り狂う様を期待して読みました。

忍術を超越したトンデモ技への期待が膨らみまくりです。

それが、まさか、あんなことになるとは思いもしませんでした。

確かに鳳凰に見せ場はありました。いえ、無かったです。あったといえばあったような、無かったといえば無かったような。

錆白兵っぽいというか、肩透かしを食ったような気分です。

なのに、面白かったです。

西尾維新先生が自ら因縁やら設定を仄めかしたのに、バントするなんて、予想外すぎです。

何度繰りかえしたか分かりませんが、改めて、西尾維新氏は凄いと思いました。


かませ犬っぽいまにわにの中にあって別格という雰囲気が好きでした。

鳳凰は『刀語』シリーズで一番、好きなキャラクターでした。

鳳凰に関してはもっと素敵なシーンを見たかったので、残念でした。けど、物語としては面白かったです。

続刊も楽しみです。どうもありがとうございました。


よくよく考えてみると、鳳凰は一番不幸なキャラクターな気がします。哀れというか情けないというか、ヘタレというか。

読み終えて暫くすると、そのあたりが魅力に思えてくるから不思議です。


オススメ:★★★★

[]紅~醜悪祭 上

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楽しいところだらけでした。

シリーズ中の「ジョーカーな存在」であるあの人に起きた事件と、真九郎に依頼のあった事件と、一件関係なさそうな二つが交差する瞬間は、驚きと緊張の連続でした。

大事件を提示しておきながら、真九郎は小さな事件を追っているから、なんとも妙なちぐはく感があり、中盤はやきもきしながら読みました。

それが終盤に差し掛かり、二つの事件の関連性が見え始めた頃、気分が次第にすっきりし始めてきました。で、すっきりし始めると、「いつの間にか、真九郎は危険のど真ん中にいる」ということを理解でき、緊張感を味わえました。

危機感がじわじわとこみ上げてくるので、心臓に悪いという意味で、非常に面白かったです。

ボクとしては、「そのアル中はヤバイから逃げてー」なのに、真九郎はノホホンと隣に座っている。

「ボクの感じている危機」より、「真九郎の感じている危機」のほうが遅いという、時差のおかげで、真九郎よりも沢山怖い思いをした気分です。

ジョーカーな存在」のあの人は、果たして何処で何をしているのか、真九郎は直面している危機をどう乗り切るのか、非常に気になる終わり方でした。

ストーリーは大満足です。どうもありがとうございました。続刊も楽しみにしています。


ところで、本筋からは外れる部分ですが、とても気に入ったシーンがあります。

真九郎が紫の着替えを手伝うシーンです。とても微笑ましいです。

世間知らずの紫と、人の良い真九郎と、両者の関係を端的に表した良いシーンだと思います。

しかし、「紫の脱いだ下着を、真九郎が畳んだ」となると、途端に変態でエロスな匂いが立ち込めてくるから不思議です。

しかも、着替えさせているのだから、それはもう、真九郎は紫の下着を見たり触ったりしただけでなく、脱いだ状態もしっかりと見ているわけです。

何というエロリな展開かと、驚く一方で、そういう展開が好きな僕としては、とてもドキドキとしてしまいます。

すみません。微笑ましいシーンなのに、どうしてもエロスを感じてしまいます。


既刊にあった「お風呂という裸が当然の空間」ではなく、今回は「移動中の車内」という、本来なら「女子小学生がパンツを脱ぐ」状況の滅多にない場所だから、なおさら興奮します。

しかも、今回だけでなく、二人の間ではもう、それが常習な雰囲気になっているのが、よからぬ想像を掻き立ててくれます。

互いの身分の違いから、真九郎は「いつまで紫の隣を歩けるか」と悩みます。いずれ二人は別れてしまうと思う一方で、いつまで経っても一緒にいられるとも思っているようです。ただ、もしいつまでも一緒にいられるとしたら、この「パンツを履き替えさせる」という行為が、いつまで続くのか、非常に気になるところです。

世間知らずなお子様の紫が「恥ずかしい」という感情を覚えたとき、果たして、この着替えはどう変化するのか。二人の将来を想像すると、とても楽しいです。

紫が恥ずかしさを覚える頃には、身体も成長しているはずです。その頃には、「真九郎が恥ずかしがる様子」を見るのが楽しくて、着替えを手伝わせるのでしょうか。

いつまで経っても脱がしてくれない真九郎にたいして、紫が言葉攻めにするような関係を、いつか見てみたいものです。


オススメ:★★★★★