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2012-02-22
■[小説]恥知らずのパープルヘイズ ?ジョジョの奇妙な冒険より?
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- 作者: 上遠野浩平,荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 912回
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面白かった。
けど、本作が上遠野浩平先生である意味が分からなかった。
と、OVER HEAVENと同じ感想の出だしです。
ただボクは「上遠野先生らしさ」を語れるほど、上遠野先生の作品を読んではいません。『ブギーポップ』の1巻を読んだくらいだと思う。
でも、1冊読んだくらいのボクでさえ「上遠野先生らしさが出ていなかった」と言えるくらい『ジョジョの奇妙な冒険』らしさが、よく出ていた。
原作漫画の雰囲気を満点に出しているというのが、小説家さんを肯定することになるのか、「小説家さんの個性が現れていない」という否定になるのか、よく分からない。
「難しいことを考えずに、ジョジョの奇妙な冒険の小説が面白かったか」といえば、面白かったの一言に尽きる。
いままで原作ありの小説を何十冊と読んできたけど、「原作の雰囲気を再現している」ことに関しては、本作があまりにも図抜けている。
本の隙間から「ドドドドドドド」とか「ゴゴゴゴゴゴゴ」とか聞こえてきそうだし、ページを捲ったらサソリが出てきてもおかしくないくらいだった。
見事に「原作の隅々まで読み尽くした」人の作品だった。原作に対する最大限の賞賛がひしひしと伝わってきた。
上手いこと原作を解釈して、小説独自の描写として、きっちりと説明している。
「フーゴがブチャラティと同行しなかった」理由は原作では一切、語られていないのだけど、本小説中で語られた内容が、きっと真実だと思う。
とはいえ、「無数の小型スタンドの能力者の精神分析」とか「ラスボスの兄弟が云々」は、さすがに、原作との関連を持たせすぎようとして、あざといと感じる面もあった。
ただ、その程度の細かいことは、気にならないくらい面白かった。
実に良い、ジョジョの奇妙な冒険でした……って言いたいんだがよお、このあとがきはどういうことだ〜〜。根掘り葉掘りの意味を解説なんかしてんじゃねえ〜〜ッ! チクショーッ、クソッ、どういうことだよ! 手品のネタをばらすくらい無粋じゃねえかッ! ナメやがって! クソッ! クソッ!
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