佗助日記

2018-08-06

食べるの簡単

とある家庭で、帰宅した旦那さんが放った「今日は、簡単に冷やし中華でいいよ」という言葉…。その言葉通り、奥さんが作った、簡単な冷やし中華がこちら(笑)。

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ネット上で話題になっていた記事ですが、ふだん料理を作っている身からすると、なるほど〜と思わず笑ってしまう写真です。

確かに、食べる方は簡単ですが、冷やし中華一つとっても、たくさんの具材をそろえ、すべての具材を焼いたり切ったり、麵は茹でてから冷水に…、結構な手間がかかるものです(笑)。

すぐに混ぜられてグチャグチャになってしまうのに、ついつい、美味しそうな彩りを考えてみたりと、作る側の努力には、伝わらないものも多いのかもしれませんね(笑)。


和洋中、すべての料理がそうですが、特に和食は地味に手間がかかる作業が多いのも事実(笑)。

例えば「ゴマ豆腐」などは、材料はゴマ、葛粉、水(ちょっと塩)の液体を、40分近くかけて、ただただ汗だくになって練り上げたりします(火傷も多し、笑)。


冷たく冷やしたゴマ豆腐は、二口ほどでなくなります(笑)。


とはいえ、その見えない苦労こそ、料理人の静かな喜び。

逆に、作るまでの工程なんて考えないで、楽しく食べてもらうのが一番ですね。


おまけ

もちろん日本酒も、造るまでの大変な工程があります。

感謝はしつつも、楽しく飲むのがいいのでは(蔵の方への疑問形、笑)。

2018-07-22

散歩の達人…的な入谷の歩き方。

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考えてみると、いろいろ横道に逸れた話題の多いブログですが、意外に近くのお店の紹介や、周辺のお勧め立ち寄りスポットなどについては、あまり書いていなかったなぁーと思います。もちろん、ご近所のお店の感想などは、なかなか気軽に書けないのは当然ですが、入谷上野・根岸には、結構素敵なお店や美術館(ちっちゃいの含む、笑)などが多々ありまして、例えば土曜日、当店に来ていただく前などに、是非是非寄って頂きたい場所が多々あります。



で、写真は今回は初めてお邪魔した、北上野(台東区役所手前)の路地裏にある「ROUTE BOOKS 」(TEL:03-5830-2666)。40代のオッサンにはちょっと照れる、いわゆるブックカフェです(厳密には、コーヒーが飲める「本屋」さんとのこと、笑)。



今どきは、どこでも素敵な喫茶店は多いとは思いますが、実は入谷周辺にも「珈琲うさぎ」「北山珈琲」「合羽橋珈琲」「イリヤプラスカフェ」などなど、相当に高いレベルで、いろいろなお店が営業しております(「北山珈琲」は、また違うステージにいますが、笑。詳細は別途)。また、タイミングが合えば、いろいろ紹介させて頂きたいなぁ〜と思います(笑)。

2018-07-21

お盆休みの予定

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生死に関わる暑さ…だそうです(笑)。

しかし、さすがに本当に暑いですね。さすがに、ここ数日、営業にも差し障りがでてきました(苦笑)。


さて、直近の営業のお知らせです。

7月28日(土)通常営業(隅田花火大会

8月11日(土・祝)〜8月16日(木)夏休み

隅田花火大会の日は、例年割とヒマで(酒好きは花火好き、笑)、おまけに遅い時間に2次会の連絡があったりと、ここ数年はお休みすることも多かったのですが、今年は頑張ってみようかと思っています(笑)。とはいえ、天気予報では台風(しかも観測史上初の、笑)との噂もあり、いろいろな意味で、どうなることやらです。

写真は、「山形政宗」の夏ラベル。

まずは日本酒で、花火気分です(笑)。

2018-07-20

熟成…について、追伸。

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ひとつ大事なことを忘れていました(笑)。

不思議なことに、もともとしっかりと造られた日本酒は、温めると結構な確率で復活します(笑)。

ドラゴンボール」でいう、ポテンシャルをすべて出し切る感覚ですかね(byナメック星人長老、笑)。

2018-07-06

日本酒は劣化する?…について

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日本酒って、(一升瓶の)空けたてが一番美味しくて、置いておくと酢になりますよね…」。


??????(笑)


考えてみれば、こういう質問って、結構いろいろな人からされていた気がします。


日本酒は、熟成するのか?劣化するのか?


そもそも微生物の世界では、スタートラインの「発酵」と「腐敗」の線引きすら曖昧です。誤解されている方も多いのですが、簡単に言えば「人間が食べられて美味しいものは発酵」で、「お腹をこわすのは腐敗」となり、実は微生物の活動にとっては、どちらも大きな違いはありません。微生物が関わっている以上、日本酒の変化、絶えず進み続けるわけです(特に生酒は、微生物の活動を止めたり、雑菌を予防したりという工程を経ていないので)。


そういう意味では、冷蔵庫に入れて、品質の変化を抑えることが安全ではありますが、一方面白いのは「味わいが変化すること=味わいが劣化すること」を意味するわけでもないことです(笑)。

要は、発酵と腐敗の違いと同じように、あくまですべては人間の目線であり、「その変化が美味しい方に進めば熟成」、「その変化が不味い方に進めば劣化」となる訳です。


山廃や生酛といった昔ながらの造りをしたものは、酵母も力強く、結構な確率で落ち着いた旨味のある味わいに変化します。また、アルコールの度数が高ければ高いほど、雑菌(これも人間が飲んで美味しくない味に発酵させる菌という意味ですが、笑)も入りづらい…という側面もあります。


日本酒を多く扱っている飲食店は、必然的に、数多くの一升瓶の日本酒が、開栓後どのように変化していくかを味見してきましたので、何となく「この酒質なら、一週間後は、こんな味わいに変化していくだろうな…」といった予測はありますが、これも、完全に当たるとは限りません。もちろん、いい意味で裏切られることもありますし、どちらにせよ、それが日本酒の大きな魅力の一つであることは間違いありません。


写真は、兵庫の「竹泉」なのですが、実はこの一本、開けたては結構な癖があり(普通は安定した旨さがありますので誤解なきよう、笑)、開栓したまま常温で一年半以上放置していたのですが、数カ月に一度の味見を繰り返し、最近になってやっと、実に個性的な旨さがでてきた一本です。


「とにかく日本酒はすぐに飲み切ります!」という方、もちろん、それが安全ではあるのですが、心と懐と冷蔵庫に余裕があるようでしたら、是非是非、味わいの変化も試してみてはいかがですか?