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ひどいことをしている、という事実よりも、ひどいことをしている自分を知られることが恐ろしかった
私は汚い人間です


その暖かさが誰のものであったか本当に思い出せるのか


薄めようとしても、視界の端に収まる程度に視線を逸らそうとしても、私は私の身体から精神から逃れられない
もうやめたいなんて喉と口だけがうそぶいている
遠くへ、どこまでも遠くへ


死ぬのは怖い

2015.09.30

痛いのや苦しいのは嫌だと思うけど、死にたくない消えたくないとはあまり思わない。みんなそうなんだろうけど
25、6になってまでこんな青臭い感情を抱え続けるとは思わなかった
そんなものを感じ続けているならさっさと死ぬだろうと思っていた


なにも死ななくても、とは思う
ずっと昔、私はきっと自分に呪いをかけてしまったのだ
死ななくてはいけない。はやく終わらないといけない
自分で決めたんだから、それを果たさなきゃいけない
正直、自分でも混乱していてよくわからないが、そこに向かうのだろうという確信だけがある
嘘みたいだな、死んでしまうなんて
どうしたって自分を許せなかった


深刻にとらえすぎることはない
いろいろなこと、たいしたことはない
時間がゆっくり押し流してくれる
俺は大丈夫、君も大丈夫
そんなに悲しくもないことなんだよ、きっと


友人たちに「またね」を言うとき少しだけ胸が痛んだ
好き放題に嘘を重ねる
とても満足な人生だった
あとすこし あとすこし

2015.03.02

終わりが近づいていく
どうでもいいことなんてなかったんだね、あなたの言葉が思い返される
自分に関わることが自分にとってのすべて、当たり前のことだった


なんでもいいから心を動かしていたかった
なんにもない日は悲しいくらいになんにもなかった

2014.12.20

何事もなかったかのように振る舞えるようになった
こんなはずじゃなかったろう
大切なものだったろう


BGM : amazarashi[美しき思い出]
[ あの娘に手を引かれて病院へ向かう途中の長い坂
虹色のレジャーシート レスポール 青森の星空
逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉
張り裂けたあの子の心 ジグソーパズル たりないひとかけら
美しき思い出
忘れたいこと 忘れたくないこと ]