地震・エマージェンシ

地震 大丈夫」というメールが、某所の本屋にいた時にメールが入った。文章構成がなってない母からのメールである。
続いて、「地震情報を教えて欲しい」というメールが、仕事中である友達からメールが届いた。
地震があったらしい。
「震度4」と、母から届いた。そのまま友達に転送した。
一度、辺りを見回した。お客も、店員も静かに時を過ごしている。
久しぶりの地震に、混乱した様子はない。悲鳴もあげてるようでもない。
でも、推測でしかないのだ。というのは、補聴器をしてこないで出掛けたので、耳が悲鳴を聞いてないだけであるかもしれない。


本を買い終えて、電車に乗りにいった。駅は地下になっているので、階段を降りている時、館内放送があった。
「・・・地震・・・・」
と、響いた男性の声で何かを言っている。
ホームに着くと、とてもたくさんの人が立っている。
地震の規模を感じていないため、たくさん人がいる理由が実感できないのだ。
駅の係の人を探したが、当然ながら見当たらない。探し回ってる時に、「ホームは危険です・・・」という電子文字版や、次の電車が何が来るのか知らせている情報が目につく。
こんな時は、本当にどうでも良い情報だ。
きっとみんな、電車が動くのか どうして動かないのか、そして早く電車が来れば この際電車の種類なんてどうでも良いだろう。

再び館内放送があった。やはりよく聞こえない。でもなんとなく、多さがはんぱじゃない事に気づいて、電車が動かないんだろうなと思った。

再び、母からメールが届いた。「電車 不通」
TVニュースかHPを見て、そう伝えてくれたのだろう。
近くの音声より、遠くの文字情報である。

今回は、被害のたぶん少ない地震だったから良かった。
ただ補聴器を装着していても、聴こえたかは疑問だ。
盲聾者、高度な聴覚視覚障害者の気持ちが、実感できた。
最近、耳が聞こえない人のために、警報機が鳴ると匂いが出る 携帯ストラップが開発されてる。
きっと今回は、そんな匂いは出ないだろう。
各自で持たずに、万人のバリアフリーの対策があるはずである。
電子掲示板の設定にひとつ「天災のため、電車が動きません。見合わせ中。」など、増やしてくれるだけで たくさんの人に情報が伝わる。
停電の場合は、どうすればいいのか。きっと店員がスピーカを持って状況を知らせ回るだろう。でもそれを聴こえない人もいるのである。
対策にキリがないが、誰でも情報を知る権利があるので、細かく伝えきる対策を考える事を考えなくてはいけない。