AQUOS Pad SH-08Eを一週間使ってみて

AQUOS PAD SH-08EをMNPを利用して格安購入」より続く。
 
 Nexus7からSH-08Eへ乗り換えて一週間が経過した。良かった点や不満な点、使い心地等を書き残しておく。
 

●良かった点
  • Nexus7より50gほど軽くなった上に一回り小さくなったので、片手で持つのが楽になった。
  • 持ち歩く荷物が減った。今までの「HTC EVO(音声)+F-03D(データ通信)+Nexus7」の3台持ちが、「F-03D(音声)+SH-08E(データ通信)」の2台持ちに。
  • LTE回線が内蔵されているので、外出先でテザリングする手間がなくなった。
  • 背面カメラは偉大。
  • 解像度が上がったので表示領域が広がり、作業効率が上がった(気がする)。
  • ミニテレビとミニネット動画が便利。
  • やはりフルセグは綺麗。
  • どこでもコピーが意外に使える。
  • ポケモンキーボードが問題なく使える。Nexus7で多発していたチャタリングが全く起こらなくなったし、キー配列が完璧。
  • Nexus7以上にバッテリーが持つ。
  • 電卓に「00」キーがある。
  • HDMI対応が地味に嬉しい。MHLなので使い勝手はやや微妙だが。
  • 防水も◎。

 

●不満な点
  • タッチ操作が不安定だったが、設定変更によりほぼ解消。
  • 標準のiWnn IMEの場合、ハードキーボード接続時にソフトキーボードを消すことができないので致命的。よってGoogle日本語IMEを使用中だが、今度は「Fn+7」「Fn+0」などが使えなくなるので少し不満。
  • 電卓でハードキーボードの「+」「*」を使う際に、Shiftキーの同時押しが必要なのが微妙に面倒。(Nexus7ではShiftが不要)
  • 付属の手書きペンが小さすぎて使いづらい。手書きアプリ「書」がうまく使いこなせない。

 

●使い心地

 良いです。まだ完全に使いこなしてはいませんが、スペック的にも機能的にも満足いく端末です。驚異的なことですが、不満はほとんどありません。ただ、Nexus7で味わったドキドキ感は薄いですが(これは仕方ないかな)。
 
 モッサリ感は全くなく、フリーズや突然再起動することは今まで一度もありません。現在、ミニネット動画でYouTubeを視聴しながら、Jota+でブログ記事を書いていますが、快適そのもの。当たり前ですが、同じメーカーが作ったIS01とは比べ物になりません。SH-08Eと同スペックのIS01を出してくれませんかね?

 

●タッチパネルの補正

【追記】ソフトウェアのバージョンアップで現在は解決済(2013-09-03)
 SH-08E最大の不満はタッチパネル操作。あちこちで不満の声を耳にしますが、感度が良すぎるみたいです。タッチでスクロールするつもりが、拡大されたり、リンク先へ飛んだりと、初期状態では頻発しました。
 以下、設定の変更点。

  1. 設定→端末情報→タッチパネル補正
  2. 設定→ユーザー補助→押し続ける時間→短め
  3. 設定→省エネ&バッテリー→エコ技設定→技あり(編集)→省エネ液晶ドライブを「ON」にした上で、エコ技設定「技あり」を有効にする

 3番目の、エコ技設定「技あり」を、省エネ液晶ドライブを「ON」にした上で有効にすることで、タッチパネルの不安定さはほぼ解消しました。ただ、根本的な解決かどうか不明ですので、バージョンアップによって不具合が解消されることを祈っています。
 
【追記】ソフトウェアのバージョンアップでタッチパネルが安定しました!(2013-09-03)
 

●ハードキーボードを使う準備

 愛用のポケモンキーボードを使うための準備をします。自分にとっては、クイック起動へのショートカット登録が必須です。Google日本語IMEもインストールしておいた方がいいかもしれません。
 
1. SH-08EのBluetoothをオン、ポケモンキーボードの「Fn」ボタンを押しながら電源を入れてペアリング。
 
2. 日本語入力に対応させるために、下記apkをインストール後、設定画面からキーボードレイアウトに「日本語」を追加する。
 
kb109jp_is01next_2.apk
https://docs.google.com/open?id=0B_OiJLg-LN4aekJfb01lSkFSM28
 
3. Nova launcherやQuickShortcutMakerなどで「クイック起動(QuickLaunchSetting)」の設定画面を呼び出して、アプリやショートカットを登録。A〜Z、0〜9の英数字に割り当てることが可能。
 
Nova launcher
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teslacoilsw.launcher&hl=ja
 軽快かつ多機能なランチャー。
 また、ステータスバー、アプリドロワー、アプリ履歴などを、クイック起動のショートカットとして登録できるので便利。
 
QuickShortcutMaker
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sika524.android.quickshortcut&hl=ja
 
4. 「HOMEキー」で、登録したクイック起動を呼び出す。
 

MNPを利用してAQUOS PAD SH-08Eを格安購入

AQUOS Pad SH-08E | Nexus7 3G | Nexus7 LTE | Xperia Z Ultra」から続く
 
 2013年8月に更新月を迎えるHTC EVOのMNPと並行して、Nexus7の買い替えを考えていたある日、魅力的なMNP案件を見つけた。

  • MEDIAS X N-07DへMNP(※タイプXi にねん+Xiパケ・ホーダイ ライト+SPモード)。
  • AQUOS PAD SH-08Eを新規契約(※Xiデータプラン フラット にねん+SPモード)。
  • 上記2つの端末の代金は一括24,800円。
  • キャッシュバック15,000円。(※商品券を後日送付)
  • その他条件は有料コンテンツ3個(315円)×2ヶ月。

 この他に契約手数料(3,150円×2台)等が必要となるが、機種代82,320円のSH-08Eを格安で入手できることに変わりない。実質2〜3万円でSH-08E(とN-07D)が入手できる計算だ。

  • [計算式] 2〜3万円=端末代金24,800円+MNP関連初期費用1〜2万円−商品券15,000円

 
 次に維持費を計算する。月々サポートを調べてみたところ、SH-08Eは月2,415円、N-07DはMNPで月2,870円と結構高額なことが分かった。実に素晴らしい。
 
 SH-08Eについては、プラスXi割を利用すれば月880円でLTE高速回線を月7GBまで使える。

  • [計算式] 880円=プラスXi割フラット2,980円+SPモード315円−月々サポート2,415円

 現在契約中のMVNOプラン(月945円。LTE高速回線は月500MBまで)に比べて通信環境が格段に良くなる上に安くなる。2年間限定とは言え、これは非常に魅力的。
 
 N-07Dについては、通話専用と割り切れば、月々の最低維持費は10円となる。そのためには翌月以降Xiパケ・ホーダイ ダブルに切り替えた上でSPモードを外す必要がある(※)。

  • [計算式] 10円=タイプXi にねん780円+ダブル2,100円−月々サポート2,870円

 しかも最初の1年間は、お乗りかえXiスマホ割で780円割引されるから、電話を多少使ったとしても維持費が全くかからない可能性さえある。
(※)N-07Dの月々サポート(月2,870円)とSH-08EのプラスXi割(月3,000円)を維持するためには、何らかのXiパケット定額サービスに加入する必要がある。SPモードを外すのは問題ない。
 
 結論。電話をほとんどかけない人間なので、現在よりも通信回線(音声+データ)の維持費は安くなる可能性が高く、しかも通信環境が格段に良くなる。その上、お目当てのSH-08Eを格安で入手できる。
 よって、迷うことなくauからドコモへMNPした。同時に、現在契約中のMVNOを8月一杯で解約した。
 
 ちなみにN-07DのSIMは手持ちのF-03Dに差して使っている。おそらくN-07Dについては、使わないまま売却すると思うが、そうなればSH-08Eの購入費用は更に安くなる。
 
MEDIAS X N-07D docomo [Brown] の買取価格
http://kakaku.com/item/K0000375539/kaitori/
 
 今回MNPのタイミングに合わせて、7インチタブレットのSH-08Eを、データ通信回線を含め格安で入手できた。しかも発売して1ヶ月も経たない新商品である。
 入手して一週間ほどだが、既になくてはならない存在になっている。IS01以来のシャープ製品だが、いろいろな意味で進化しているし、とても楽しい端末である。
 
docomo AQUOS PAD SH-08E
http://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/sh08e/
AQUOS PAD SH-08E
http://www.sharp.co.jp/products/sh08e/
 
 
【追記1】MEDIAS X N-07Dをドナドナして今回のMNPの収支が確定したので備忘メモ。(2013-09-12)
 

(1) au(HTC EVO WiMAX ISW11H)※解約
  • 転出手数料:2,100円

 

(2) ドコモ(MEDIAS X N-07D)※MNP契約
  • 機種代:0円
  • 事務手数料:3,150円
  • 有料コンテンツ:1,890円=315円×3個×2ヶ月
  • その他:約2,200円(Xiパケ・ホーダイ ライト等)

 

(3) ドコモ(AQUOS PAD SH-08E)※新規契約
  • 機種代:24,800円
  • 事務手数料:3,150円

 

支出 (1) +(2) +(3)
  • 支出合計:約37,290円

 

収入
  • キャッシュバック:15,000円(※商品券)
  • 機種売却:約5,000円(※MEDIAS X N-07D)
  • 収入合計:約20,000円

 

差引(支出-収入)
  • 約17,290円

 
 手間はかかったけど、SH-08Eを格安入手できたし、月々の維持費も安くなったし(たぶん2台持ちで月1,000円未満)、通信環境も良くなったし(LTE月0.5GB→月7GB)、非常に満足いく結果となりました。
 
 
【追記2】月々の維持費についてもメモ。(2013-09-13)
 

1〜6ヶ月目
  • 音声:0円〜(=Xi基本料780円+ダブル2,100円−月サポ2,870円−乗りかえXi割780円)
  • データ:435円(=プラスXi割フラット2,980円+mopera0円−月サポ2,415円)
  • 合計:435円〜

 

7〜12ヶ月目
  • 音声:0円〜(=Xi基本料780円+ダブル2,100円−月サポ2,870円−乗りかえXi割780円)
  • データ:880円(=プラスXi割フラット2,980円+SPモード315円−月サポ2,415円)
  • 合計:880円〜 ※ISPセット割525円(=SPモード+mopera U)にした場合、1,090円

 

13〜24ヶ月目
  • 音声:10円〜(=Xi基本料780円+ダブル2,100円−月サポ2,870円)
  • データ:880円(=プラスXi割フラット2,980円+SPモード315円−月サポ2,415円)
  • 合計:890円〜 ※ISPセット割525円(=SPモード+mopera U)にした場合、1,100円

 
 音声はP-01D、データはSH-08E。Xi契約だけど、P-01Dでもsimが使えるのがとても便利。
 mopera Uが6ヶ月無料キャンペーンをやっているので、SPモードを解約した上で、使ってみることにしました。それ以降は、SPモード315円に戻すか、ISPセット割525円にするか。あるいは、無料キャンペーンをやっているOCNやASAHIネットへの乗り換えを検討するかもしれません。

AQUOS Pad SH-08E | Nexus7 3G/LTE | Xperia Z Ultra

 2013年8月に更新月を迎えるHTC EVO(ISW11HT)だが、魅力的なMNP先が見つからず悩んでいた。理由の一つとして、Nexus7を入手したことにより、スマートフォンへの興味関心が薄れたことが挙げられる。7インチのタブレットに慣れてしまうと、5インチ程度のスマートフォンでは画面が狭すぎて常用する気がなくなるためだ。
 
 ただし、Nexus7は幅が広くて結構重いので、長時間片手で持つと非常に疲れる。また、外出先ではテザリング等でネットに繋ぐ必要があるので、これが結構面倒くさい。それゆえ、よりコンパクトで、単独でネットに繋ぐことが可能な7インチ端末への乗り換えを検討し始めていた。
 
 乗り換え候補の筆頭はXperia Z Ultra。その最大の理由は6.44インチという大画面ながら212gという驚異的な軽さにある。画面はやや狭くなるが、7インチで340gというNexus7からの乗り換え端末としては最適だ。3G/LTEに対応しているのでテザリングする手間はなくなる。しかし残念ながら日本での発売は未定。
 
 そんな中、Nexus7の新型がアメリカで発売され、日本での発売も秒読み段階に入った(この記事を書いている時点では日本でも発売開始)。290gと大幅に軽量化され、しかもLTE対応端末も発売されるという。
 
 という訳で、HTC EVOのMNPそっちのけで、Xperia Z Ultraや新型Nexus7など、7インチタブレットのことばかり調べていた。頭の中はAndroidタブレットで一杯だった。
 
 そんなある日、次のページに遭遇した。
 
7インチ タブレットの比較
http://android.f-tools.net/Tablet/7inch-Hikaku.html
 
 ここでAQUOS Padの存在を初めて知る。2012年12月にはauからAQUOS Pad SHT21が、2013年8月にはドコモからAQUOS Pad SH-08Eがそれぞれ発売されている。
 Androidの7インチタブレットであるが、通信キャリアから発売されている(=維持費等が高い)こともあり完全にノーマークであった。
 
 288gとNexus7より軽い上に一回り小さい。LTEはもちろん、フルセグに対応しているのも面白い。CPUやメモリ等、スペック的にも申し分ないが、いかんせん値段が高い。発売されたばかりのSH-08Eは82,320円もするし、ドコモと割高な回線契約をしなければいけない。それならXperia Z Ultra(7万円前後)か新型Nexus7のLTE版(39,800円)を選ぶ、と言いたいところだが、ギリギリのところで思いとどまる。
 
 Xperia Z Ultra等の購入をためらう理由の一つに、ドコモのFOMAプラスエリアに対応しない可能性が高いことが挙げられる。山間部でも使うことが多い人間にとっては結構重要なポイントである。
 その点、SH-08EはFOMAプラスエリアに完全対応しているし、しかもドコモ純正SIMである限りセルスタンバイ問題も生じないのでバッテリーにも優しい。
 
 「HTC EVOのMNPと組み合わせたらAQUOS Padを安く入手できるかも」と漠然と考えはじめた。この時点では、ドコモの料金体系やMNP施策について詳しく知らなかったのだが。
 

比較一覧表
項目 SH-08E Nexus7 3G Nexus7 LTE Xperia Z Ultra
日本発売日 2013年8月 2013年2月 2013年9月 未定
メーカー Sharp ASUS ASUS Sony
OS Android4.2.2 Android4.3 Android4.3 Android4.2.2
CPU APQ8064T 1.7GHz
クアッドコア
Tegra 3 1.3GHz
クアッドコア
APQ8064 1.5GHz
クアッドコア
MSM8974 2.2GHz
クアッドコア
RAM 2GB 1GB 2GB 2GB
ROM 32GB 32GB 32GB 16GB
外部メモリ 最大64GB × × 最大64GB
寸法mm 190×107×9.9 198.5×120×10.45 200×114×8.65 179.4×92.2×6.5
サイズ 7.0インチ 7.0インチ 7.0インチ 6.44インチ
質量 288g 340g 299g 212g
通信 LTE/3G 3G LTE/3G LTE/3G
通話 対応 × × 対応
解像度 1920×1200 1280×800 1920×1200 1920×1080
外側カメラ 810万画素 × 500万画素 810万画素
内側カメラ 210万画素 120万画素 120万画素 200万画素
スピーカー モノラル モノラル ステレオ モノラル
Bluetooth 4.0 3.0 4.0 4.0
HDMI 対応(MHL) × 対応(SlimPort) 対応(MHL)
NFC 対応 対応 対応 対応
TV フルセグ/ワンセグ × × ×
ワイヤレス充電 × × 対応 ×
防水 IPX5/7 × × IPX5/8
防塵 IPX5 × × IP5X

 
AQUOS PAD SH-08E
http://www.sharp.co.jp/products/sh08e/
Nexus 7
http://www.asus.com/jp/Tablets_Mobile/Nexus_7/
Nexus 7 (2013)
http://www.asus.com/jp/Tablets_Mobile/Nexus_7_2013/
Xperia Z Ultra
http://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/xperia-z-ultra/
 

ポケモンキーボードでメニューや検索を呼び出す方法

 自分用にカスタマイズしたキーボードレイアウト変更アプリを公開します。android4.1以降であれば、ポケモンキーボードでメニューや検索を呼び出すことができるようになります。
 
kb109jp_is01next_2.apk
https://docs.google.com/open?id=0B_OiJLg-LN4aekJfb01lSkFSM28
 
 元のアプリは下記ページのものです(ありがとうございました)。インストール方法なども記載されているので一読をお勧めします。
 
Android 4.1で日本語物理キーボードを使う
http://y-log.net/archives/2012/08/19/1606
 
 実際に使用可能なショートカットキーは以下の通りです。

  • 「Fn+1」 メニューを呼び出す
  • 「Fn+2」 検索を呼び出す
  • 「Fn+3」 電源スイッチ
  • 「Fn+4」 HOME画面を呼び出す

 
 その他のショートカットキーについては下記ページをご確認ください。
 
Nexus7とポケモンキーボードで楽々ショートカット
http://d.hatena.ne.jp/is01next/20121110
 

Nexus7でポケモンキーボードを使う際に便利なアプリ10選

 「Nexus7とポケモンキーボードで楽々ショートカット」の続き。キーボードショートカットに便利なアプリを中心にメモ。
 
Nexus7とポケモンキーボードで楽々ショートカット
http://d.hatena.ne.jp/is01next/20121110
 

●アプリ一覧

  • Chrome
  • iWnn IME
  • QuickShortcutMaker
  • SmartBar
  • OpenStatusBar(× android4.2で動かず)
  • Nova launcher(※追加)
  • Jota+
  • Ghost Commander File Manager
  • VX ConnectBot
  • Dropbox
  • Evernote
  • jump desktop(※追加)

 

Chrome

 nexus7のデフォルトブラウザ。他のブラウザを何個か試したが、ショートカットは一番豊富だった。
 ただし、日本語入力が不安定なので、後述するJota等で文章を作成後にコピペ(CTRL+c→CTRL+v)するのが無難。アプリを切り替えるのは、Alt+TabあるいはHOME+Tabでワンクリックなので面倒ではないと思う。
 

●iWnn IME

 nexus7のデフォルトIMEGoogle日本語入力はキーボードショートカットと相性が悪すぎてダメ。
 他のIMEは試していないが、ATOKであればたぶん問題ないと思う。個人的には、日本語変換についてそんなに不満がないので、iWnn IMEを使い続けている。
 

●QuickShortcutMaker

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sika524.android.quickshortcut&hl=ja
 隠しメニューの「クイック起動」設定画面を呼び出したり、クイック起動に隠しメニューのショートカットを登録すのに必要なアプリ。

 クイック起動の設定画面は「QuickLaunchSetting」の方です。私はクイック起動の「q」に、この「クイック起動」設定画面へのショートカットを登録しています。
 ちなみに以下が実際の「クイック起動」設定画面。

【追記】
 後述する Nova launcher で代用可能。
 

●SmartBar

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aps.smartbar&hl=ja
 Nexus7ではマーケットからインストールできなかったので、別のandroid端末(android2.3)にインストール済みアプリを(バックアップしたものを)Dropbox経由でインストール。
 クイック起動にはSmartbarの以下の4つのショートカットを登録している。

  • お気に入りのアプリケーションの表示
  • アプリケーション管理
  • クイック設定
  • 最近のアプリケーションの表示

 「アプリケーションの管理」は全アプリが表示されるので結構便利。クイック起動の「o」に登録中。

 「クイック設定」は音量や明るさ、タイムアウトなどが、キーボードで切り替えることができるので重宝している。
 

●OpenStatusBar(× android4.2で動かず)

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.capricornus.openstatusbar&hl=ja
 ステータスバーを開くだけのアプリだが、ハードキーボード使いには必須。クイック起動の「1」に登録して使っています。
 上下カーソルキーとEnterキーで選択できるが、どこにカーソルがあるか分かりにくいのが玉にキズ。
【追記】
 android4.2にアップした途端に動かなくなりました。後述する Nova launcher で代用可能。
 

●Nova launcher (※追加)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teslacoilsw.launcher&hl=ja
 軽快かつ多機能なランチャー。
 このアプリの凄いところは、ステータスバーやクイック設定、アプリドロワー、アプリ履歴などを、クイック起動のショートカットとして呼び出せること。すなわちクイック起動に登録すれば、ステータスバーをキーボードで開けることができるようになる。
 なお、アプリ履歴はTabキーを一回押せば、「→」キーや「←」キーで動かせるようになる。
 

●Jota+

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus&hl=ja
 android最強エディタ。ファイルを閉じる、保存など、多様なショートカットに対応している。「設定」→「ショートカット設定」で、独自ショートカットのカスタマイズが可能。
 独自ショートカットを使う場合は、「設定」→「入力設定」→「IMEの前にCRTLキーを処理する」にチェックをいれておく必要あり。
 Jota+は複数ファイルをタブで同時に開くことができ、かつ、タブを独自ショートカットで切り替えられるので、画面分割的に使用することが可能。文章を作成する際、とても重宝する機能。なお、ファイルは2つしか開けないが、寄付すると制限が解除され、3つ以上のファイルを同時に開くことができるようになり、更に便利になる。
 

●Ghost Commander File Manager

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ghostsq.commander&hl=ja
 ファイル管理がキーボードだけで操作可能。しかも様々な独自ショートカットが使用可能。以下、一例。

  • 「スペース」 ファイルの選択・解除
  • 「7」 ディレクトリ作成
  • 「9」 設定
  • 「CTRL+h」 HOME

 

●VX ConnectBot

https://play.google.com/store/apps/details?id=sk.vx.connectbot&hl=ja
 SSH接続やlocal接続がキーボードだけで操作可能。
 
AndroidBluetoothキーボードでSSH接続する場合はVX ConnectBotがおすすめ
http://d.hatena.ne.jp/tabimoba/20121014/1350203482
 

Dropbox

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dropbox.android&hl=ja
 PCや他のandroid端末とファイルのやり取りが、キーボードだけで操作可能。
 

Evernote

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evernote&hl=ja
 PCや他のandroid端末との文書共有が、キーボードだけで操作可能。
 
※この他にもハードキーボードに対応しているアプリは少なくない。

  • twicca (※Twitterクライアント)

 

●まとめ

 もちろん、この文章もNexus7&ポケモンキーボードと上記アプリを駆使して書きました。以前is01で文章を作成していましたが、その時に比べると、キーボードが大きいので入力しやすい上に、使えるショートカットが多いので、作業効率は格段にアップしています。と言うか、androidのバージョンも違えば、端末のサイズも処理能力も違うので、比較すること自体に無理があるのですが。
 外出する際に、Nexus7とポケモンキーボード、テザリング用のP-01Dを持ち出すだけで、3Gが届くところであれば、PCでやっていたことが実現できる環境がほぼ整いました。(私の環境ではVPNVNCがうまくいっていないので後一息の段階です)
【追記】
 jump desktop という神アプリを使うことで、完璧なVPNVNCが実現しました!
 

●jump desktop (※追加)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.p5sys.android.jump&hl=ja
 VPN接続時に欠かせない、RDP&VNCアプリ。Win上でも大抵のショートカットキーが使える上に、画面描画が異様に速く、しかもマウス操作が工夫されていて非常に使いやすい、完全無欠の神アプリ。
 無料でも基本機能は制限なしで使えるが、あまりの高機能ぶりにお布施の意味を込めて有料版を購入した。
 

Nexus7とポケモンキーボードで楽々ショートカット

 Nexus7とポケモンキーボードで快適な日本語入力環境が構築できたのでメモ。
 

●用意するもの

 

●やったこと

1. Nexus7のBluetoothをオン、ポケモンキーボードの「Fn」ボタンを押しながら電源を入れる。
 
2. 日本語入力に対応させるために、下記apkをインストール後、設定画面からキーボードレイアウトに「日本語」を追加する(English(US)と併用)。
 
Android 4.1で日本語物理キーボードを使う
http://y-log.net/archives/2012/08/19/1606
 
3. QuickShortcutMakerなどで「クイック起動」の設定画面を呼び出して、アプリやショートカットを登録。A〜Z、0〜9の英数字に割り当てることが可能。
 
4. 検索キーの代わりに「HOMEキー」で、登録したクイック起動を呼び出す。
 
5. SmartBarをインストールしていると、「お気に入りのアプリケーション」や「クイック設定」等のショートカットを、クイック起動に登録できるので物凄く便利。
  

●共通1

  • 「Shift+矢印」 範囲選択
  • 「Ctrl+a」 全選択
  • 「Ctrl+c」 コピー
  • 「Ctrl+x」 切り取り
  • 「Ctrl+v」 貼り付け
  • 「Ctrl+スペース」 キーボード切替(※キーボートレイアウトが複数選択されている場合)
  • 「Alt+スペース」 絵文字→記号→顔文字(※iWnnの日本語入力時)
  • 「Fn+7」 全角カタカナ変換(※iWnnの日本語入力時)
  • 「Fn+8」 半角カタカナ変換(※iWnnの日本語入力時)
  • 「Fn+9」 全角アルファベット変換。小文字→大文字→先頭大文字+小文字(※iWnnの日本語入力時)
  • 「Fn+0」 半角アルファベット変換。小文字→大文字→先頭大文字+小文字(※iWnnの日本語入力時)
  • 「半角/全角」 IME切替

※「半角/全角」が効かない場合は「Shift+スペース」でIME切替
 

●共通2

  • 「Fn+↑」 ページアップ
  • 「Fn+↓」 ページダウン
  • 「Fn+←」 先頭へジャンプ
  • 「Fn+→」 末尾へジャンプ
  • 「Fn+半角/全角」 Esc(*戻る)
  • 「Fn+Alt」 音量アップ
  • 「Fn+Ctrl」 音量ダウン
  • 「Alt+Tab」 直近に開いたアプリの切替
  • 「HOME+Tab」 直近に開いたアプリの切替
  • 「HOME+英数字」 クイック起動で指定したアプリやショートカットを起動

 

Chrome(ブラウザ。「iWnn IME」の場合)

  • 「Ctrl+l」 検索窓へ移動(*その後、「Tab」でメニュー、「←」でリロードや戻る、進む)
  • 「Ctrl+f」 ページ内検索
  • 「Ctrl+[」 戻る
  • 「Ctrl+]」 進む
  • 「Ctrl+t」 新しいタブを開く
  • 「Ctrl+n」 新しいタブを開く
  • 「Ctrl+w」 タブを閉じる
  • 「Ctrl+d」 ブックマーク追加
  • 「Ctrl+f」 ページ内検索
  • 「Ctrl+Tab」 タブ切り替え
  • 「Ctrl+数字」 数字で指定されたタブへ切り替え
  • 「Tab」 リンクを下方向へ移動(*押し続けることで高速移動)
  • 「Shift+Tab」 リンクを上方向へ移動
  • リンクは「Enter」でリンク先へジャンプ
  • 「Ctrl+Enter」で新規タブでリンク先へジャンプ
  • 「Alt+Enter」でリンク先をダウンロード

 

●Jota+(エディタ。「iWnn IME」の場合)

  • 「設定」→「ショートカット設定」でカスタマイズ可能。
  • Jota+独自のショートカットを使うときは、日本語IMEを切っておく必要あり。

【追記】「設定」→「入力設定」→「IMEの前にCRTLキーを処理する」で解決
 

●Ghost commander(ファイルマネージャー。「iWnn IME」の場合)

  • 様々な独自ショートカットが使用可能。
  • 「スペース」 ファイルの選択・解除がワンタッチ

 

●注意

WifiポケモンキーボードのBluetoothが干渉することがある。その時は一度WifiBluetoothをオフにする。
日本語キーボートでは、ほとんどのキーが対応しているが、若干違っているところがある。
ChromeJavascriptを多用しているサイトを利用すると、日本語入力がうまくいかない場合がある。
Google日本語IMEは微妙。iWnn IMEが無難。
 

●雑感

IS01を使っていたので、「クイック起動」があるとなしでは、作業効率に大きな差がつくことを理解していました。よって、Nexus7とポケモンキーボードの組み合わせで最重視したのが「クイック起動」。うまく実現できた上に、いつの間にかアプリだけでなくショートカットも登録できるようになっていた。これは凄く便利。
なお、ホーム画面に戻るには、「クイック起動」でホームアプリを指定すればOKです。
 

●追記(2012-11-19)

iWnnだと、 全角カタカナ変換「Fn+7」や半角アルファベット変換「Fn+0」が使えることに気付きました。特に「Fn+0」は超便利。「半角/全角」キーを押すことなく、日本語とアルファベットを入力し続けることができます。PCと同様、「Fn+0」を複数回押すことによりに、小文字→大文字→先頭大文字+小文字と切り替えることができるのも楽です。

is01格安リモートアクセス術: Win7とのVPN+VNC設定

 職場のPCで毎日スクリプトを何本か走らせているのだが、土日は休みなのでそれができない。PCを持ち帰ったり、休日出勤したりすることで対応できるが、当然ながらそんなことはやりたくない。
 そんなとき、追加費用をさほどかけることなく、VPNを使ったリモートアクセスにより、自宅にいながら職場のPCを操作できることを知る。
 
 と言うことで、やや見切り発車的であったけれども、buffaloのWHR-G301Nを新規購入した。PPTPサーバとWOL(Wake on LAN)に対応しており、しかも3,000円と安い。VPN環境を格安で構築するのに最適のルーターだ。
 
 だが、ここからが長かった。ネットワークに関する知識も経験も圧倒的に不足している私にとって、越えなければならない壁は高すぎた。試行錯誤を繰り返しては、何度も挫折した。それゆえ、is01からVPN越しで職場のPCを操作できたときは、物凄く嬉しかった。
 
 更に微調整をすることにより、is01を使って安全・格安・快適に、Win7にリモートアクセスできるようになった。様々なリソースを組み合わせていることもあり、時間が経過すれば忘れてしまうこと必須なので備忘的にメモを残しておくにする。
 

用意するもの [サーバ側] ※接続される側

 

用意するもの [クライアント側] ※接続する側

 

サーバ側 (Win7PC) で行なうこと

  1. Win7PCを WOL(Wake on LAN) に対応させる。 http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/715wol/wol.html
  2. ルーターにランダムかつ長文のパスワードを付け、定期的に変更する。
  3. ルーターPPTPサーバとして設定する。ユーザーのパスワードはランダムかつ長文のものとし、定期的に変更する。
  4. ダイナミックDNS(DDNS)サービスを利用して、サーバ側の変動するIPアドレスを特定ドメインと紐付ける。
  5. Win7PCと同一ネットワーク上のandroid端末 (HT-03A) から、DDNSが指定したメールアドレスを定期的に受信させることで、変動するIPアドレスDDNSに通知する。android端末を使うのは節電&耐久性が目的で、電源はWin7PCのUSBから取る。
  6. UltraVNCをWin7PCにインストールする。バージョンが新しいと、androidからVNC接続できないケースがあるので注意。
  7. Win7PCのIME設定を変更し、『alt+enter』や『shift+enter』などで半角全角を切り替えできるようにする。これをするとしないとでは、is01@froyoの使い勝手が大きく変わってくる。

 

クライアント側 (is01) で行なうこと

  1. ルーターVPNパススルーを有効化する。
  2. is01を使う際、パスワード入力を必須とする。
  3. is01のrootをとってfroyo化する。(1.6のままだとQuickVPNが使えないし、VNCでカーソルキーが使えないので不便)
  4. QuickVPNをis01にインストールする。VPN時にユーザー名とパスワードが保存できるので便利。
  5. PocketCloudをis01にインストールする。とても使いやすいVNCアプリ。IPアドレスは、グローバルではなく、プライベートなものにする必要があるみたい。

 
 パスワードについては、『ランダム、可能な限り長いもの、定期的に更新、手軽に扱える』ことを念頭に、対策をかなり考えた。PHPでランダムかつ長文のパスワードを自動作成するスクリプトを用意し、簡単に更新できるようにしている。また、種となる文字列についても、分かりづらい方法で決めている。
 
 少し前まではbuffaloのルーターが標準で対応する無料のDDNSが存在した。だが、現在は有料のDDNSしかない。この事実を知ったのはbuffaloのルーターの購入後。VPNをどれだけ利用するか読めない中、有料サービスを使うのは気が引ける。
 仕方ないので、無料DDNSと消費電力の少ないandroid端末(+root化+ダウンクロック)を組み合わせることで代替することにした。ここ最近、目覚まし時計としてしか使われていなかったHT-03Aだが、上述の通り今はDDNSIPアドレスを定期的に伝えるという重要な役割を果たすことになった。
 このHT-03Aandroidの初期製品なので結構癖が強く、例えばWifiのセキュリティ周りで苦労させられた。ちなみに、HT-03Aだけはセキュリティを甘くするかわりに、スタンドアローンで繋ぐように、ルーターの設定をしている。
 
 VPNVNC構築について、より詳しいメモを残したいのだが、現在そこまでの気力が沸いてこない。今後詳細メモを作成するかどうかは、かなり微妙なところだが、忘れっぽい自分のためにもやりたいのだが。