2009-05-03
シュナの旅
- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1983/06
- メディア: 文庫
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もう20年ほど前に姉が読んでいたのを私が引き続き読んでいる。
たまに読むたびに何かを思い出したり、思い出せそうだと思ったり、新しいことに気づいたり。
子供心には心躍る冒険物語。
思春期には誇り高い生き方とそれを阻むものの姿を、そして、滅びたものの朽ちゆく運命を、老婆は意地悪でもけっして悪い人でないことを、気づかせてくれた。
漫画みたいな絵本で吹き出しが無い。
ナウシカの原作と同時期に書かれ、ナウシカのアニメ化より前に発売されている。
タッチがラステルを思い出させる。
「風の谷のナウシカ」とかの漫画版を知っておられたら、あんな感じです。
イメージでいうと、アニメ文庫とかが一番近いのかな。
さて。
シュナが自分の国に帰ろうとするときも村人もシュナとの別れを惜しみます。
つまり、他者の幸福を求めようとするシュナには、皆がその行いを応援し、自然にシュナの幸福と成功を期待するのだなと気付かされました。
人は一人では生きられないよ、人はなぜ、何のためにいきるのか、それは誰かの役に立つために生きているんだよ、それが人の世だよ、といつも自分の子どもには言い聞かせているのですが、大人の私にはこうした物語がそれを再確認させてくれます。
子どもにも、大人にも、万人に心からお薦めします。

