BCG予防接種

4ヶ月健診とBCG予防接種が近所の公共施設であった。
わが子は6月に受診する予定だったが、
日にちを間違えていて行けず、
その後で博多駅の施設でも開催されたのだが天候悪かったので行かず、
結局5ヶ月を過ぎた7/6に行くことにした。
これ以上延ばすと、これ以降の予防接種が全部予定より大きくずれることになるので、必ず行かなければならなかった。


しかし・・・
前日7/5から妻が体調を崩した。
ちょっと熱っぽい。咳はしていない。頭痛があるようだ。
どうしよう?


7/6当日になって大分回復したが頭痛は治まっていないという。
原因が分からないが、体力的に辛そうだし、他の赤ちゃんに影響を与えてもいけない。
結局僕が会社を休み、子どもを連れて行くことにした。


妻が準備してくれたものを持って、
最近の授乳パターンなどを聞いてメモして雨の中車で
「初の父子二人外出」。


13時半から受付開始だが、13時10分に家を出た。
施設へは車で5分程度で到着する。これでも遅いくらいだろうと予想していた。
幸いなことに駐車場は十分空きがあった。
受付に行くと、すでに数十人の親子がいて、予防接種や健診が始まっていた。
(おそらく最終的には50人くらいの子どもが来たようだ)


パパ連れの家族も数組いたので、僕が浮くということはこの時点では無かった。


他の子どもとわが子は最大で2ヶ月くらいの成長差がある。
めずらしくわが子が一番大きい。
みんな同級生になるはず。
母親たちの年齢層はバラバラ。
でも我々より若めの人が多い。

予防接種の説明を聞き、同意のサインをし、老先生に簡単に触診してもらってハンコ注射。
針自体は痛くなさそうだが、ハンコをぐっーーーーーと押さえつけられる。2回も。
さすがに子どもは「えええええへへ」と泣き出しそうになったが、そこで終わり。
「えらいぞ!!よくがんばった」父である僕が涙ぐんでしまった。


しばらく注射跡を乾かし、絵本を受け取り、保健師と面談。
父親だけだったので、
妻のことをかなり聞かれた。
産後・子育て鬱などニュースが多いので
それではないかと心配されたのだろう。
精神的に大変そうな時期もあったが、今は大丈夫。
授乳も問題ないということを伝えた。


最後にオムツ一枚にして、身長・体重・頭囲を計測して、
女医さんに診断してもらった。
首の据わり方→OK
股関節の状態→OK
性器の状態→OK
体重は軽めだが、増加具合および身長も高いのでOKとのこと。
6100gオーバー。

「パパの鏡ね」と軽口を言われた。

無事終了。
泣くことも、愚図ることもなく、子どもはいつも通り
おとなしくしてくれた。


二人で帰宅。


妻は気分がすぐれないようで寝ていた。


この2日間で哺乳瓶ミルクやりを2回手伝った。
そして健診・予防接種。
食事は一回だけ作った。
大変だった。
子どもは予定通りにはならない一方で、世間は予定がある。
食事は自分の分だけでなく、家族の分も必要だ。
風呂の支度、やっていないけれど洗濯や掃除も。
妻というより母親の大変さがよーく分かった。


最近夫婦間で色々意見を言い合ったが、
この大変さを表面的にしか分かっていないことが思い知らされた。
世間では子育てに悩む母親がいる、でもウチは大丈夫。
勝手に思っていた。
でも悩み、危険性、不安は誰にでももちろんわが家にも沢山あったんだ。


会社の人には「貴重な体験したね」と言われた。
本当にそう。
わが家にいる天使のようなわが子が元気にそこに居てくれるのは、
本人と妻、手を伸ばせば助けてくれる福祉関係の方々、ちょっと遠いけど親や姉妹たちのおかげなんだ。
そして妻はそうとう頑張ってくれているんだと。


急に会社を休むことになったし、雨で憂鬱でダラダラクタクタになったけれど、貴重な体験をした。
忘れないようにしないといけないね。