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そこにいるか - The cape of an island

THE CAPE OF AN ISLAND

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自薦エントリ : ジャイアンの歌に耐える方法


2010年-07月-19日

もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する

※2010年8月24日補記:本記事は当ダイアリーのものとしては珍しく、大きな反響を呼びました。Webで公開して「これほど多くの人に見られるとは思わなかった」という言い訳をしても通用しないとはもちろん考えていますが、実際そう考えがちになってしまうのは事実です。そのあたりの脇の甘さはご勘弁いただくとして、以下のように反省しましたのでご覧ください。

「もふもふウサギ」エントリの落ち穂拾い(暫定版)

日を改めて、本記事の改題と改稿も行う予定です(なお記事の「削除」は行ないません)。


- 以下本文 -


 つい先日、動画投稿サイトYouTubeに以下のようなアニメ作品が投稿された。

D

 戦争漫画家として有名な小林源文氏の作品を3DCGアニメ化した"Cat Shit One - THE ANIMATED SERIES"だ。

 簡単にあらすじをいうと、「G.I.っぽい民間特殊部隊員のウサギ二匹が、アラブのテロリスト風のラクダ集団に誘拐された人質を救出する過程で、敵のラクダどもを殺戮しまくり、めでたく任務を成功させる」というものである。

 リアリティにこだわった(らしい)戦闘描写と、主人公であるウサギのもふもふした質感など、3DCG作品としてなかなかの高品質で、公開されるや視聴数は2日で100,000回を超えている。

 僕はこうした作品にとくだん抵抗感はないので、ソーシャルブックマークのコメントで「野暮を言うが」と前置きした上で、「殺される側に物語がない」と、控えめなコメントを残したが、YouTube上で評価の高いコメントとして、

人種差別うんぬん言ってる人、

原作漫画では日本人は猿なんだよw

主人公のアメリカ人がウサギなのも、言葉遊びからきてるんだし、

なぜそこまで否定的になるのかわからん。

単純に映像を楽しめばいいのに

変な理屈なんか捏ねるなよ。

こんなもんに哲学的な意味とか教訓を求めんなよ。

ともあれ、戦争モノでは上出来すぎるくらいのリアリティを持ったアニメーション。

そのリアリティと、キャラクターとのギャップを、ただ、楽しめ。

ひたすらに観て、楽しむだけでいい。

 このようなものがあったり、意外に「批判」より「反批判」のほうが優勢のようなので、いちおうカウンターを書いておく。


「単純に映像を楽しめばいい」「ひたすらに観て、楽しむだけでいい」とな。


 マニアはそれでいいかもしらんが、「見た目にファンシーなウサギ」という年齢層を問わずアピールしかねないキャラクター(主人公がむくつけき男なら、それだけで見ない人もいるだろう)を使って、購入する必要のない無償提供で、しかも年齢制限など視聴に際してのゾーニングもないという、限りなく誰にでもウェルカムな公開手法を採って、それでリアリティにこだわった戦闘描写を主眼にした作品を流通させるというのは、あまりほめられたやり方ではないし*1、ましてやそれを無批判に肯定するような言動をするのは無責任きわまりない。

「この作品世界では日本人は猿だし、ベトナム人は猫」などと言うが、だからどうしたという話だ。日本人は自分を猿と自虐しているから、アラブ人をラクダのテロリストという一方的に殺されるだけのキャラクターとして描いてもよいというのか*2。だいたい実際に公開されているこの動画で、日本猿がみっともなく殺されているわけでもないではないか。

 この作品が特別残虐とも、子供の嗜虐性を助長するとも思わないが、もし子供が見るとして、そのシチュエーションは、眉をひそめる大人に隠れてこっそり見るものではないかと思う。いい大人(たぶん)が口を揃えて「楽しめばいい」などというのは論外だ。

 だいたいYouTubeの対応もどうなのか(年齢制限にうるさい*3アメリカでは見られない設定になっているらしいが)。

ご注意:本作は動物キャラクターが主人公ですが、内容は米陸軍特殊部隊の偵察チームの戦闘を描いたもので、緻密な戦闘描写が含まれます。


3DCGアニメ映画「Cat Shit One -THE ANIMATED SERIES-」を全編公開中 - YouTube Japan Blog

http://youtubejpblog.blogspot.com/2010/07/3dcgcat-shit-one-animated-series.html

(彼らは私兵で、軍人じゃないんでは? 内容を精査しているのか? というツッコミも言いたいところだが*4)「注意」といって、文末に申し訳ていどに付け加えられているだけだし、そもそもどれくらいの人がこのエントリに目を通すだろうか。はてなブックマークでの注目度ということでいえば、7月18日現在、映像本編についたブックマークは350以上になるが、この広報エントリには2つしかブックマークがついていない。

 話を戻すが、こうしたミリタリーマニアの「内輪がよければそれでいい」的な意識、どこかで見たなと思っていたが、少し頭をひねったら思い出した。性暴力を主題にした成年向けゲーム規制問題のときに出た反応と重なるものがある(そういえば、ニコニコ動画で成年向けゲームが無料配布されるという話があったが、年齢制限などはどうだったのだろう?)。

 個人的には「ファンシーなキャラクターの目を覆うような残虐な行為を描く作品」の必然性はそんなにないんじゃないかと思う。ただ「悪趣味」と受け取られるだけで、多くの人にリーチするとは思えない。例えばエポック社がシルバニアファミリーの新しいシリーズで、G.I.ウサギとベトコンネコをセットにした「わながいっぱいクチの大きな蜘蛛の巣トンネル」とかを発売したとしたら、ミリタリーマニアは「シルバニア始まったな」などと喜ぶかもしれないが、大概のシルバニアファンは不快感しか感じないと思う。あるジャンルを偏愛するあまり、そういう想像力が欠けてしまうことがあるのではないか。

 また、残虐なシーンを表現するだけで「タブーをものともしない覚悟をもった芸術作品」などと評価されてしまう傾向があるような感じもして、それも滑稽きわまりない。マスメディアが使わない差別表現を使って「報道されない真実を白日のもとにさらしている」などと悦に入るような態度となんら変わるところはない。さらに言えば、ファンシーなキャラクターと激しい戦いのギャップを「楽しい」と言うのは、年端のいかない少女が性的に虐待されているのを見て「興奮する」と言っているのとそんなに変わらないような気がする。というか、いま書いていて、もうこのCatShitOneをそういうふうにしか見られなくなったぞ。

 鑑賞者の幼稚さが作品を台無しにすることもある。



タリバン拘束日記―アフガン潜入から拘束、解放までの26日間

タリバン拘束日記―アフガン潜入から拘束、解放までの26日間

 知人の著書ですが、いちおうまだ在庫があるみたいなので、よかったら買ってください。タリバンも普通の人です。



cf.

なにを見てもなにかを思い出す

http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090623/p1


おまけ:

なんというか。

*1:これはフリーミアムモデルの負の側面だと思う(「割れ」の一般化もそうか)。

*2:人質にはラクダもいるが、たぶん通訳か水先案内人かなにかだろう。

*3:「年齢制限にうるさい」は、単にアメリカへの枕詞のつもりで記述したのだが、「YouTubeが年齢制限を慮ってアメリカでは視聴できないように設定している」というふうに書いた、というような誤解を招いたので削除。お騒がせしました。

*4:補記:原作漫画では米兵らしい。僕は小林源文氏の他の漫画を読んだことがあるが、この作品については話しに聞いた程度で未読。ここで対象にしているのはこのアニメのみであって、原作漫画ではない。

apollo440apollo440 2010/07/19 07:00 こんにちは。

残虐性が無かったとしても、YouTubeで全世界(制限あり?)に公開していることが怖い気がします。

日本ではデフォルメ文化が浸透しているし戦争を知らない若者くらいしかこういった動画をみないので、大半は娯楽として楽しむと思う。でも他の国の人、とくに実際に今戦争をしている国々の人が見たら、きっと、政治的な意味があるものとして捕らえ「ふざけんな!」と思ってしまうのではないだろうか。

islecapeislecape 2010/07/19 07:23 id:apollo440

コメントいただきありがとうございます。

YouTubeは設定で地域ごとに公開制限をかけることができるらしいですが、すでにこの映像のコピー(字幕つき?)がBitTorrentで出回っているそうで。

過去にデンマークの漫画家がムハンマドを風刺して物議を醸したことがありました。

http://bit.ly/a3xdcv (ムハンマド風刺漫画掲載問題 - Wikipedia)

apollo440さんのおっしゃるように、こうした作品をあえて作ることの政治性も問われかねません。

このエントリでは受け手の内向きさを主眼にしましたが、日本はイラク戦争でアメリカに「追随した」ことになっていますし、そうした国がこのような作品を発信するということが、どういう意味合いを持つか、ある意味では「作り手も相当に内向きなんじゃないかなあ」と思わせる感じもあります。

へけもこへけもこ 2010/07/19 10:02 とても健全な見識だと思います
エンタメとしての勧善懲悪を否定はしませんが、実在するアラブの人々をB級映画のエイリアンと同様に描くというのは、無自覚な差別を感じます。
YouTubeのコメント欄は日本人の絶賛の声が大半を占めていたので、不愉快な気持ちになりました。

islecapeislecape 2010/07/19 10:25 へけもこさん、こんにちは。

実際のところ、主人公のウサギがアメリカ(ないし西側自由主義)を、ラクダがアラブを寓意しているとすれば、それはもう「勧善懲悪」とすら言えないのではないかと思わなくもありません。

ラクダを完全に理解不能、交渉不能(かつ無能)な存在として描いているあたり、おそらく構成上わざとそうしているのだろうと思いますし、そうした物語を紡ぐ自由はあります。しかし一方で、そうした物語を発表する以上、作り手も、またそれを支持する受け手も批判されることは当然だろうと思うのですが、YouTubeのコメント欄を見るに、「なぜいちいち文句をつけるのか」というようなことを書いている人が目立ち、まるで親に「またそんなものを見て」と嫌味を言われて反発している子供のようだという印象を受けます。

通りすがりのミリオタ通りすがりのミリオタ 2010/07/19 10:47 始めから非難ありきで論理を構成してません?

例えば、おすすめコメントの「原作漫画では日本人は猿」という発言は、
「原作者およびアニメ制作者は特定の人種を毀誉褒貶するつもりはない。その証拠として、彼ら自身である日本人を蔑視的動物で喩えている」
という意味内容を、作品を人種差別だと批判する人に対して、という限定されたコンテクストの中で言っているのであって、
決してアラブ人=一方的に殺されるキャラクターとして描くことを良しとしている訳ではない。
穿った見方しすぎじゃない?

ラクダがぽんぽん殺されてるのは、実際の戦闘がそれくらいの撃破率だから。
そこから現実に存在する「命の重さの違い」を問題にするならともかく、あなたの記事の最後から一つ前の段落内容に持っていくのは無理があると思う。

シルバニアの喩えも強引で……かの製品は最初から「平和・愛らしい」をコンセプトとしていて、そのイメージが好きだからこそのファン達なのであって、裏切られたらそりゃ不快にも思うでしょうよ。
けど、単なるもふもふウサギは絶対に愛らしくなければならないわけじゃないでしょ? キャラ商品なわけではないのだから。
そこは個々人が何をどう連想するかの問題であって、一般的なイメージに準じようと裏切ろうとそれは表現の自由の範疇にあるはず。
もちろんそれを不快に思い、批判することも自由だけど……
そうじゃない人々を「滑稽だ」とか「鑑賞者は幼稚だ」とか精神的に全否定するのは、あまりほめられたやり方ではないし無責任極まりない。
是とする人も否とする人も、どちらが上でも下でもないのだから。
それこそ、あなたの物言いは「不快に思う人の内輪受け」にしかなってないよ。

ゾーニングに関しては同じ意見。ただし、この作品は決して残虐表現や差別表現を使って悦に入っているわけではないと思う。
「血を出さない」とか「肉体の損壊を表現しない」とか、最低限の配慮はしているから。
記事タイトルの非難は HAPPY TREE FRENDS やら South Park に向けるべきでは?

むしろこの作品はドキュメンタリー的要素が強いんじゃ? 
2004年に、四名の私兵がアフガン人にリンチ・殺害されたことをきっかけに「ファルージャの戦闘」ってのが起きたんだけど、それにシチュエーションがよく似ている。
現実に起こった・もしくは起こり得る状況をファンシーなキャラで描くことで、中東の現状を興味のない人たちに伝えようとしたのかもよ? 
実際、主人公がむくつけき米国人なら見ない人が大半だろうし。

そういう可能性を考慮せずに、「ファンシーなキャラで残虐行為を描く必要はない」と独断しちゃうのは幼稚な鑑賞者じゃないの?
現実にはもっと不愉快な戦闘がたくさん起こってるのに、それを風刺した(かもしれない)作品を悪趣味と言い切っちゃうのは、ただ楽しんでるマニアより本当に真っ当なの?

……長文失礼しました。日陰者にも言い分はある、ということを解ってやってください

zzzz 2010/07/19 11:09 見た目とやってることのアンバランスが妙なのであって、
そこに噛み付くのはずいぶん幼稚だなと印象。

「タリバンも普通の人です。」なんて印象論が先にきちゃってるから、論の結末もそりゃそうなるわな。

あなたの論をそのまま通せば、
●もふもふしてなきゃいい。
●パンツが見えてなきゃそれでいい
ってことになっちゃうぞ?

それは随分幼稚な主張だとは思わんかね?

islecapeislecape 2010/07/19 11:43 通りすがりのミリオタさん、こんにちは。コメントいただきありがとうございました。

「日陰者のミリオタ」ということについては理解しているつもりです。

>始めから非難ありきで論理を構成してません?

ありていに言うと、そうです(僕はこの作品を最上級の非難であげつらうほど否定的ではありません)。「不快に思う人の内輪受け」というのはこれまたそのとおりで、それゆえ「カウンター」と書きました。

「アラブ人=一方的に殺されるキャラクター」ではないというのは、主人公が救助しようとしている人質の中にラクダがいることからもわかります。単に、「今回のミッションの敵」がラクダ属性の相手であったのだろうと。ただ、原作のエピソードの中からアラブ(であろう場所)を舞台にしたということが、結果として非常に目立ってしまうのです。こういう言い方はなんですが、もし仮にベトナムが舞台で、敵がネコだったとしても、やはりそれはそれで別の理由で難癖をつけられて批判されるでしょう。それが日陰の趣味のつらさです。そうした肩身の狭さゆえに、今回の作品の出来の良さに興奮し、肯定されたような気分になっているのがYouTubeのコメント欄のありさまではないかな、というような失礼な想像をしているところです。

「ラクダがぽんぽん殺されてるのは、実際の戦闘がそれくらいの撃破率だから」というのは、ミリタリーファンの常識ではあるかもしれません。訓練された歴戦の兵士と、寄せ集めの烏合の集団の差というのはあるのでしょう。しかしやはりたいがいの人間にとっては、逆に不自然な「弾が避けている状態」に見えてしまうという面があると思います。

シルバニアのたとえについてですが、まあこれは「わながいっぱいクチの大きな蜘蛛の巣トンネル」などとあわせて、滑ったジョーク程度に考えていただきたいと思います。もちろんウサギは「可愛くなければならない」ということはありません(僕の好きなWizardryというゲームにも、ボーパルバニーという、敵の首をはねるとんでもないキャラクターがいて、よく話のネタになります。しかしこれは相当に不謹慎です)。

>一般的なイメージに準じようと裏切ろうとそれは表現の自由の範疇にあるはず。

この「表現の自由」が問題なのです。表現の自由とは、なにを表現しても許されるというものではないと思います。それを批判的に見る人があれば、その人が批判すること、自由な表現をしたものが批判されることもある自由です。

「ファンシーなキャラで描くことで、中東の現状に興味がない人に訴えかけよう」という意図があるというのはどういうことでしょう。であればそれは、必ずしも中東の現状より、単にウサギとラクダの血沸き肉踊る殺し合いに目を奪われるだけの結果にならないかというのが懸念です。

ひとつこれだけは明確にしておきたいことがあります。僕は、「ファンシーなキャラで残虐行為を描く必要はない」とはひとことも言っていません。しかし、「趣味が悪い」とは言いましたし、「発想が幼稚ではないか」とも言いました。こうしたジャンルで描かれる作品が好きである人がいることはよく知っています。今回のCatShitOneが、ある人々にとって優れた作品でありながら、またある人々にとっては唾棄すべき作品であるということは、決して矛盾しません。

「 もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する」

しかし、

「 もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、この世に存在する必要がない」

ではないのです。

この作品を楽しむ人には、この作品に対する否定的な意見を噛みしめてなお、この作品を評価し、また批判にある種の正当性を感じたと場合にも、それを受け入れてなお「しかしこの部分は優れているし、次に登場する作品では、批判を受けないような仕上がりになっているだろう」といった具合に、日陰に隠れることなく堂々としていてほしいと思っています。

中山中山 2010/07/19 11:53 現在豪州に滞在中ですが、「この動画にはIDAEntertainmentさんのコンテンツが含まれていますが、お住まいの地域では著作権上の問題で権利所有者によりブロックされています。」と出ます。アメリカで見られないのも、年齢制限じゃなくて著作権の問題みたいですよ。

パンツじゃないからパンツじゃないから 2010/07/19 11:57 ストパンは一応そのへんの批判からの逃げ道は確保してる仕上がりになってると思いますよ。
批判する気力すら奪うという意味も含めてw
重要なのは女体であって戦争じゃないんだからそんなところで反感買うなんてくだらないですしね。

あと「ぱんつしかはいてない少女」って書き方だとぱんつ一丁みたいな誤解を与えるのでよくない。

islecapeislecape 2010/07/19 12:05 zzさん、こんにちは。

http://cleveridiot.tumblr.com/post/820016735/real-life-meme

これで許してください。

islecapeislecape 2010/07/19 12:10 中山さん、オーストラリアからはるばる(?)ありがとうございます。

年齢制限がどうこうというのはわりと適当に書いたのですが、そこそもYouTubeに年齢制限機能ってあったでしょうか。

システム的にとりあえず「著作権」でブロックしているという可能性もあるのでは、とも思います(固執するわけではありません)。

まあブロックの必然性についてアナウンスがないかぎりあれこれ頭をひねっても詮無いことなので、あまり適当な想像をするのはこのへんにしておきます。

islecapeislecape 2010/07/19 12:17 パンツじゃないからさん、こんにちは。

>そのへんの批判からの逃げ道は確保してる仕上がりになってる

なんと、そうでしたか。

ちなみに、僕は『ストライクウィッチーズ』も『スカイガールズ』も見てないので、作品内容そのものについて批判はしてません(cf. http://d.hatena.ne.jp/ISLECAPE/20100131/p1)。念のため。

(ただ実は、僕がはじめて買った同人誌は島田フミカネさんのゾイド少女本でした。ほとんどジャケ買いしたので内容があんなだとは想像だにしなかった……)

>あと「ぱんつしかはいてない少女」って書き方だとぱんつ一丁みたいな誤解を与えるのでよくない。

そうですね!

気をつけます。

のののの 2010/07/19 18:01 今回の本編動画公開前に予告動画が先に公開されていたり、海外のアニメBBS系での紹介など各国からのコメに関しては反批判が大多数を占めてますね。
ちなみに上記の予告&BBS等にはイスラム圏のコメもありますが基本的に「これは問題だ!!」と大声上げてる側に「物語と現実の区別もつかないのか?イスラム教徒より原理主義者だな」で一笑されて終わってます。

islecapeislecape 2010/07/19 18:56 ののさん、コメントありがとうございます。

おっしゃるようなことはありうることだと思いますが、といってじゃあ配慮せずになにを描いてもいいということはないと思います。

先のコメントでムハンマドの風刺画で騒動があったという話がありましたし、日本でも『悪魔の詩』を翻訳した人が殺害されています(未解決事件で、必ずしもイスラムが関わっているとは限りませんが)。

http://bit.ly/aQVXp2 (悪魔の詩訳者殺人事件 - Wikipedia)

予告で大丈夫だったとして、本編で地雷を踏む可能性もあります。イスラム圏の人が笑って許してくれたからといって、それでお墨付きを得たつもりで好き放題するか、それともたとえ相手が許してくれるとしても、他者の文明文化に対し節度を持って接しようとするか、そのあたり考えなければならないのではないでしょうか。

それに、一笑した人たちは「PCでコメントを書く(あるていどリテラシーの高いであろう)層」かも、ということもありますしね。

otsuneotsune 2010/07/19 19:32 >YouTubeに年齢制限機能ってあったでしょうか。

ありますよ。
検索すりゃ一発ですぐ出てきます。
http://www.google.com/support/youtube/bin/answer.py?hl=jp&answer=117432

AmerikanAmerikan 2010/07/19 20:01 YouTubeには年齢制限機能、ありますよ。
YouTubeに一旦登録しないと、視聴は出来ないみたいっす。

で、今回の話しは「ジョジョ」OVA版のコーランで回収されたり、「ジョジョ」2部がナチス描写で単行本でアメリカで出なかった(そもそも「3部」以外な英訳すらされていないが)とか、メガテンの悪魔と天使および宗教描写(特にスーファミの「真・メガテン」あたり)で海外発売が出来なかったという話とか、そういう系統の話?

…ノーコメント、かなぁ。難しいね。

では逆にあいるすけーぷさんに見てもらいたい動画があるよ!(話題とはずれる可能性大だが)

http://www.youtube.com/watch?v=_s3kHU8rMEA

これは「HIV・セーフセックス啓蒙」をしている動画だ。が、内容はショッキングである。
効果的でもある。それでも「節度を考えないといけない」のだろうか?
やはり「支持する自由」もあれば「批判される自由」もある、とお考えなのか?

islecapeislecape 2010/07/19 20:04 id:otsune

(あ、本当だ)

Googleアカウントが即YouTubeアカウントというわけでもないため、手をつけず放置していたというか、今回のエントリを書く際もYouTubeへのログインなどに関して完全に思考停止していました。しかもヘルプはアカウントなしでも見れるわけで。とんちんかんなコメントをしてお恥ずかしいかぎりです。いろいろ準備不足で、お手数おかけしました。

じゃあ、まあYouTubeとしては、著作権(制作者や出演者の権利調整など?)問題で海外に関してはブロックしたのかな、というところでしょうか。

otsuneさん、どうもありがとうございました。

islecapeislecape 2010/07/19 20:48 id:Amerikan

コメントありがとうございます。YouTubeの年齢制限の話は理解しました。

2点あります。

1:僕はIsleScape(花茎島?)ではなく、IsleCape(島の岬)です(これはわりとどうでもいい)。

2:僕はこのアカウントで、直裁的な性の話題にはなるべく触れないようにしています。今回は「暴力」の話題ですが、こちらに関しても好きこのんで言及しているわけではありません(ということもないような気がしないでもないけれども)。さらに「性」の話題に関しては「暴力」以上に避けたいなあと思っています。そういうわけで、もし今後、同じような機会があったとして性的な話題を振るのは遠慮していただきたいなあと。


で、今回僕が主張しようとしているのは、一言でいえば「苦い果実をかじれ」ということだと思っています。『キャット・シット・ワン』という作品が好きだ主張している人に対し、「そんなものは見るな」と言うのではなく、「はっきり言ってその作品には賛同しかねる。趣味を疑う。理由はこれこれこのとおり。しかしもちろんこちらの意見だからあとは好きにするといい」と周囲に聞こえるように言っています。

ある意味では人の趣味にケチをつけているだけですが、例えば、以前Twitterで小学生の女子児童というアカウントに粘着していた人たちがいましたよね。あれは、セクハラされた当人に対してももちろんですが、それが可視化され、(フォロワー以外にも)見られている可能性があるという点においての悪影響もあると思います。それと同じように、この作品をただ「出来のいいミリタリー映画」と称揚し、「皆で楽しもう」というような空気だけが醸成されることには問題があると思いました。

それに付随して、「国際的に展開させる表現としてそのステロタイプはどうか。 国 益 (笑) を損なうんじゃない?」などということもあるとは思いますが、基本的には、「こことこことここがダメ。これは陋習。これは現実にはありえない。制作者の差別意識が如実に現れている」などと言って、それは言いつつ作品を鑑賞すること自体は止めない、という感じです(これは僕がスライム一匹殺すのにも父親に口出しされた影響です)。

「HIV・セーフセックス啓蒙」の動画に関してはログインが必要なようなのでのちほど。

基本的には、どのような表現も制限されるべきではないというのが僕の考えです。ただし、作品を作る側が異文化・異属性を尊重して内容を抑えたり変えたりすることはあると思います。ただ、そうした決断の過程は開かれているべきです。

メガテンをプレイできない文化がある事実はやむを得ないとして、しかしそのコミュニティに属する人が完全にメガテンから排除されているとすれば問題でしょう。もちろん、そうしたコミュニティで普通に暮らしていれば、メガテンに接する可能性は限りなくゼロでしょう。その「メガテンに触れられる可能性」に関してどの程度兼ね合いを取るかは、社会全体で合意形成すべきではないでしょうか。

『キャット・シット・ワン』に誰も触れることができない社会など、冗談ではありません。しかし現に今この作品は、少なくとも日本においてはほぼ誰でも鑑賞できるようになっています。その兼ね合いを考えるべきだと思います。この作品を称揚する人たち自身にも、この作品をどの程度の対象に鑑賞させてよいものかという「考え」を述べてほしいと思っています(もちろん無条件・無制限というのは問題外)。

回答がずれているとしたらご指摘ください。

Glass_sagaGlass_saga 2010/07/19 22:06 非難ありきの非難は、非難されるべきだと思いました。

という冗談は置いておくとして、どうしてislecapeさんがこの作品を非難するのか、僕にはよく分かりませんでした。
「限りなく誰にでもウェルカムな公開手法を採って、それでリアリティにこだわった戦闘描写を主眼にした作品を流通させるというのは、あまりほめられたやり方ではない」のはなぜなのか、「そのシチュエーションは、眉をひそめる大人に隠れてこっそり見るものではないかと思う」のはなぜなのか、
その根本的な理由を明確にしないと、非難の為の非難だと捉えられても仕方が無いと思います。

islecapeislecape 2010/07/19 22:34 id:Glass_saga

どうもどうも。僕は別にいくら非難していただこうとぜんぜん気にしませんよ!

――と、いうだけでは無責任すぎるようなので、ちょっと考えてみます。このエントリを読んで理解を示してくださる方がある一方で、Glass_sagaさんのように、どうしても「わからない」とおっしゃる方もおられる。そこの認識の違いに問題があると思います(これはどちらの優劣ということではなく、生育歴などの環境による価値観の違いでしょう。その差をコミュニケーションで埋めていくのが、本来すべきことだと思っています。「バーカバーカ!」「バカって言ってるお前がバーカ!」といった低レベルの争いにするのではなく)。


「限りなく誰にでもウェルカムな公開手法を採って、それでリアリティにこだわった戦闘描写を主眼にした作品を流通させるというのは、あまりほめられたやり方ではない」

例えば、親の立場から自分の子どもがこうした映像を自分の監督下からはずれて視聴するとしたら、「よくやった」とは思わないのではないでしょうか? そうでなくとも、冒頭部分のウサギ同士の掛け合いで、この映像作品に「過度な暴力シーンがある」というような警告はありませんでした(YouTubeの公式ブログにはその由が書かれています)。ただ、「映像がすごい」「無料」などという煽り文句をいうだけです。こうした作りっぱなし投げっぱなしの姿勢は「ほめられたやり方」とお考えでしょうか?

そして、こうした制作側のいわば「手抜かり」を指摘することなく、「素晴らしい映像」「黙って楽しめ」と反論を封じるコメント者についてはどうでしょう?

そのような賞賛の声で埋め尽くされたコメント、映像のインパクトを重視した作品だけがある状態で、「黙って楽しめ」「ひたすら見ろ」というセリフに後押しされて、批判能力を持たない子供が鑑賞する状況に懸念があるのではないか、という主張は、この作品を楽しむ人たちの興を削がないよう配慮して控えるべきなのでしょうか?

しかし一方で僕はゾーニングであるとか、作品の自主規制といったものは最小限であるべきとも思っていますし、僕自身、幼稚園の頃から残虐な表現の劇画を鑑賞し、人生に少なからぬ影響を受けてきました(それはけっして「悪影響」だったとは思っていません)。「こうした作品は見てほしくない」という親に隠れて、こっそり鑑賞するというようなことがあったとしても、それはそれで問題ないと考えています。

「そのシチュエーションは、眉をひそめる大人に隠れてこっそり見るものではないかと思う」

というのは、そういった想定に基づくものです。

これで僕の「非難」(あえて「批判」ではなく)の意図は明確になったでしょうか?

原作ファン原作ファン 2010/07/19 23:36 問題はミリタリスリラーのキャラクターに愛らしい動物を採用したこと?であれば、宮崎駿も同罪ですが、彼は連載中のそういう批判にナンセンスだと答えてます。人間より描くのが楽だ、ディフォルメすることで、戦場の残酷さが際立つ、いろいろな意見がありまさね。

それとも、専門誌と違い人の目に触れやすい媒体で全年齢向けに公開したことでしょうか?

islecapeislecape 2010/07/19 23:42 原作ファンさん、こんにちは。

どちらかというと後者です(本編とコメント欄をさかのぼってご覧ください)。

原作ファンです原作ファンです 2010/07/19 23:45 問題はミリタリスリラーのキャラクターに愛らしい動物を採用したこと?であれば、宮崎駿も同罪ですが、彼は連載中のそういう批判にナンセンスだと答えてます。人間より描くのが楽だ、ディフォルメすることで、戦場の残酷さが際立つ、いろいろな理由があります。

専門誌と違い人の目に触れやすい、しかも鳥獣戲画の文化のある日本だけでなく、全世界向けの媒体で全年齢向けに公開したことが問題だというのはわかるのですが。

第一、訓練された特殊部隊の兵士とゲリラの戦闘能力の違いを、素人が「現実味がない」なんて、言いがかりでは。ブラックホークダウンとか娯楽作品ですけどよくわかると思いますよ。

islecapeislecape 2010/07/20 00:08 原作ファンですさん、ひとつ前の原作ファンさんと同じ方ですよね?

通りすがりのミリオタさんへの返信と同じになりますが、

「ミリタリーファンの常識ではあるかもしれません。訓練された歴戦の兵士と、寄せ集めの烏合の集団の差というのはあるのでしょう。しかしやはりたいがいの人間にとっては、逆に不自然な「弾が避けている状態」に見えてしまうという面があると思います」

ということになります。

なお、そのこと(劇中での戦闘力の差)について僕自身はエントリ中でとくだん問題視していません(一方的に殺されている、とは書きましたが、それは「能力差」そのものへの疑義ではなく、主人公と敵側の「扱いの違い」についてラクダに同情しているだけです)。

さてこの作品。視聴に際して、第二次大戦ドイツ決戦兵器クイズだか旧ソ連英雄クイズだかで「素人」をふるい落としているわけではなく、「素人」が知識なしに見ることができるのですから、「『ブラックホークダウン』を見ればわかる」「『シン・レッド・ライン』を知らないのでは話にならない」というのは、通用しないのではないでしょうか。

つまり、ただ20分弱の物語だけで評価される(原作漫画もこの無料の映像ほど気軽にはアクセスできないですし)、ということです。今回のエントリは、その結果に対してのみ反応しています。

tyokoratatyokorata 2010/07/20 02:55  はじめまして。

 確かにブログ管理人さんの言われることは拝聴に値すると思います。

 それで、ディズニーのドナルドダックがハイルヒトラーと叫ぶ動画を見つけましたので、よろしければご鑑賞ください。面白かったですよ。

 http://www.youtube.com/watch?v=WhW5Fr9zcGU

KK 2010/07/20 03:43 実際のウサギは共食いするなど凶悪な処のある動物だし,見かけだけで一方的に愛らしいと思うこと自体、嵌められている。

受け手は切り取る受け手は切り取る 2010/07/20 08:03 「悪」+「幼稚」+「非難に値する」=「必要ない」+「存在が許せない」
では?そうでないならどうして、ぬいぐるみの戦争ごっこをここまで叩くのですか?

それと、「作者は幼稚」と言ったあなたが、あなたの意図を「わからない」と言う人に、「認識の違いは優劣ではない」とか言うのは、何なのでしょうか?

通りすがり通りすがり 2010/07/20 08:13 私もYOUTUBEのコメントに違和感を持った一人ですので、大変興味深く読ませて頂きました。

私はビジュアルの問題以上に単に物語の稚拙さからくる問題ではないかと思いますがいかがでしょうか。
どこかで見たシチュエーションに台詞、メタルギアの映像を作った会社(メーカーのコナミではない)によるパロディじみた演出。
もし敵の背景や人質にもなんらかの物語があり、主人公側にもきちんと痛みが存在しうる物語だったとしたら…個人的には評価は少し変わっていた気がします(短編だから物語がないというのは視聴者には関係ないですし、尺も作者の自由です)。場合によってはスターシップトゥルーパーズのような創造した世界とか。
原作は読んでいませんでしたので、ウサギがUSAのGI、タイトルはベトナム人=猫、この関係性もわかりませんでした。むしろ原作通りベトナム戦争がベースならばここまでの違和感はなかったのではと思う次第です。
アニメ作成者が原作の意味を理解せずに物語のないビジュアルだけの映像を作ってしまったのではないかと思いました。

ちなみに劇場では血しぶきなどがある無修正版らしいです(原作者のサイトより)。さらに表現がきつくなりそうですが、無料で誰もが見れるわけではないですし基本ファン向けでしょうからこちらは問題ないのかなとも思いますが、これについてはどう思われますか?

tairaitairai 2010/07/20 08:31 人種を暗喩することと共に、戦争をグロテスクなものであることを表現する方法かも。むっさい人間で映像化してもグロテスクと感じなければならないものが、感じに難くなっている為の措置ではないかと思います。
ただ年齢制限はあった方がいいですよね。

islecapeislecape 2010/07/20 09:21 id:tyokorata

ありがとうございます。これについては知りませんでした。アメリカ制作のプロパガンダですね。僕の単純な理解では、プロパガンダ作品は表現技法としてはともかく、その思想内容としてはわざわざ論評に値しないものではないかという感じです。当時のアメリカ市民は、こうした作品があろうがなかろうが反ナチであったでしょうし、無駄なリソースをつぎ込んだものだなあという印象です。結果的に見れば、それだけ余力があったということでもありますが、なら他の作品を作ったっていいんじゃないか、とも(「いや、これを作るべきだったんだ」と、当時の制作者が思っていたとしたら仕方ないですが)。

これはチャプリンが『独裁者』を作ったのとはまた別の話かなあと思います(ベルトコンベアのシーンは『モダン・タイムス』も想起させるような?)。

islecapeislecape 2010/07/20 09:28 Kさん、こんにちは。

コメントいただいて思ったのですが、この作品は凶悪なところもある「リアルなウサギ」ではなく、我々がもつ「愛らしいウサギ」の「イメージ」を利用してますよね。しっぽが揺れてたり、じっさい愛らしく描いてますし。

かわいい女の子が戦う「魔法少女バトル」みたいなものですかね。あるいは子供が殺しあうという『バトル・ロワイヤル』(未見)とか。

そうしたイメージの仮託が人によっては性に合わないということではないかなあと。

『ストライクウィッチーズ』は主客転倒して「かわいい女の子を描く」ために「かわいい女の子の戦い」を描いている、というふうになってるようですが(未見なので印象論です)。

islecapeislecape 2010/07/20 09:49 受け手は切り取るさん、こんにちは。

「悪」+「幼稚」+「非難に値する」は、必ずしも「必要ない」+「存在が許せない」とイコールではありません。

「悪」+「幼稚」+「非難に値する」作品もあまたある多様性のうちのひとつです。


>ぬいぐるみの戦争ごっこをここまで叩くのですか?

「叩いている」イコール「憎んでいる」というわけではないので、ということでご理解いただけるでしょうか。「バカだなー(褒め言葉)」みたいな心理もあるでしょう。「そういう見方をして楽しい?」「疲れるんじゃないの?」というようなことを言われていますが、僕はそういう見方をして楽しんでいるので、これはもう「認識の違い」としか。


自分の好きなものを貶されて「カチン」とくる心理があることについては理解していますが、このブログは僕が自分の責任において運営しているメディアであり、それについて配慮するつもりはまったくありません。……。いや、まあ、多少はあります。それが「不快である」という人には申し訳ない気持ちもあります。このエントリは『キャット・シット・ワン』を面白いという人に水を浴びせるものあり、僕自身浴びせた人には心のなかで謝っていますが、しかし一方で、『キャット・シット・ワン』を「嫌な作品だな」と思う人もいるわけで、そういう表明をしました。

「下手な批評」という批判はありますが、僕は批評家ではないので、自分の好きなように書き散らかしています。

それが不快だという人は、「どうぞ水をご用意ください」ということです(浴びせるのは水くらいにしておいてください)し、また、正当な批判がある方はもちろん、コメントなりトラックバックなり送っていただければと思います(こんな素人批評は相手にしたくないというのがたいがいでしょうが)。見なかったことにして無視するというのもありです。

このようなところです。


また、「作者は幼稚」とは言っていません。一部の「幼稚な鑑賞者」については言いました(これもあまりほめられた行為ではありませんが)。

islecapeislecape 2010/07/20 10:01 id:tairai

コメントありがとうございます。

現代の鑑賞者が残虐な映像に慣れてしまった面もあるというご指摘ですね。プロレスラーが出血したら老人がショック死した、みたいな話が過去にあったそうですが。

僕も多少戦争映画や戦争映像ドキュメンタリーを見ているつもりでいますが、いまだに残虐表現には慣れません。たいがいの人は僕より耐性がないと思うのですが、どうなのでしょうか。残虐なものを見すぎて耐性レベル99がレベルアップしたらカンストしてレベル1になった、というのは特殊例ではないかと思います。そうした人のための作品だというなら、やはり無制約の全年齢対象とするには疑問があります。

ただ、ある方のコメントによれば、逆に「じっさい人間でやると気が滅入るので動物にした」という話もあるようです。まあこのあたり、作者の動機を想像しても詮無いこと。結果としてこういう作品があり、こういう作品を受容する鑑賞者がおり、さらに抗議の声も出てきた、ということです。

makimaki 2010/07/20 11:24 実際に問題にしたいのは、どちらかと言えば性描写の方なのかなと言う印象。
具体的な作品とその問題点を挙げて、これと同じ事だと他のジャンルを重ね、話をまとめている。
だから多分、メインターゲットは後から重ねた方だろう。
批判されても、そちらは主眼ではないとスルーできるし、その上で悪い印象だけは残せるし。

ところで、ここで言われている事って、そのまま特撮物とか子供向けアニメとかにも当てはまるよね。
格好良い主人公が悪者に正義を振りかざすわけで。
正義の味方仮面ライダーが、怪人蜘蛛男を、正義を理由にライダーキックで爆殺するのは、表象的に「戦争でウサギがラクダ」よりも問題が大きいと思うのだけれど。
(アメリカはまさに対テロの「正義」だとして戦争を始めたわけで)
この時、こうした事実を暴力の肯定やらで批判をするのと、ヒーロー物は作品ジャンルを考慮して楽しむべきだと言うのと、どちらが幼稚だろうか。

あの作品が無批判に楽しまれるべきだ、と言いたいのではないけれど、どうもこの手の批判には違和感を感じる。
なんというか、反論側が悪者になるケースだからこそ、批判しているように感じられるから。

RR 2010/07/20 11:51 作る人も肯定している人も批判される覚悟を持とうよって話だと思いました。 どんなに野暮でも問題は問題なんだし、ちゃんと咀嚼した上で肯定や表現するなら、批判や批評とも向き合えると思うんですが… どんなジャンルの作品でも同じですよね

islecapeislecape 2010/07/20 12:29 とおりすがりさん、こんにちは。すみません見落として順番を飛ばしてしまいました。

物語の稚拙さということに関して「尺が足りない」(描きようがない)という意見もありますが、おっしゃるように「視聴者には関係ない」ですね。

とはいえ、ほんの数カットでも「ラクダ側の事情」を入れることはできたかもしれませんが、それはそれで散漫な印象になってしまうでしょうし、制作側としては、痛快娯楽作品の「完成度」を優先して排除するだろうと思います。そもそもプレビュームービーの側面があるようということなら、「物語のないビジュアルだけの映像」を公開するというのは、制作側の事情としては理解できます。

逆に考えると、レーティングが付く(であろう)ような映画について、「予告編」よりさらに踏み込んだ暴力シーンを映像を公開しているわけで。「プロモーション」といえばそれまでですが、この映像を見て劇場版に行く人もいるでしょうし、やはりその行為自体は好意的に見ることはできませんね。

「動物に置き換えて、ちょっと印象を和らげて、でもけっきょく残虐表現」という「ユーモア」には首を傾げるところがありますし、そうした作品があること「自体」についてとやかくいうつもりはありません。しかし折にふれてケチはつけるでしょう。

islecapeislecape 2010/07/20 12:53 makiさん、こんにちは。

>具体的な作品とその問題点を挙げて、これと同じ事だと他のジャンルを重ね、話をまとめている。

これはけっこうあると思います。ただ、「実際に問題にしたい」という悪意までは、自分では発見できませんでした。だーっと書き連ねたらこんなふうになってしまいました、という認識です(無意識なところまではわかりませんけれども)。むしろ「最初はもふもふの話をしていたのに、途中でぱんつのことが頭に思い浮かんで、さらに過去の成年ゲーム問題の話題も思い返してしまい、けっきょく話が散漫になってしまった」というだけの話ではないでしょうか。一時間で書きました。

成年ゲームに関しては、過去に「性差別構造に乗っかっているし。そうした作品を肯定するのはそれだけでセクハラであり、性差別意識の発露である」と批判していますので、ここでは繰り返す必要は感じませんが、なにかご意見があればお聞かせください。

>ここで言われている事って、そのまま特撮物とか子供向けアニメとかにも当てはまるよね。
>格好良い主人公が悪者に正義を振りかざすわけで。

そうですね。アンパンマンやドラえもんにもそういう側面があると思います(といって、アンパンマンやドラえもんにそのような「小難しい理屈」を導入できるわけがないことも理解しています)。

>この時、こうした事実を暴力の肯定やらで批判をするのと、ヒーロー物は作品ジャンルを考慮して楽しむべきだと言うのと、どちらが幼稚だろうか。

個人的には、「作品ジャンルの考慮」などというほうが幼稚だと思っています(と、言うとお気を悪くするとは思いますが)。それが、「子供向け作品の勧善懲悪」が否定されると「子供向け作品の勧善懲悪を楽しめなくなる」ということだとすれば、特に。

「それはそれ、これはこれ」というふうに考えることはできないでしょうか。「暴力でものごとを解決するアニメを現実でやろうとしたら痛いよねー」と言いつつ、ピンチを乗り切ったヒーローが必殺技で敵をなぎ倒すカタルシスを味わうことは不可能ではないと思います。あるいは、「腐敗した権力が、より上位の優れた権力によって駆逐される陳腐なファンタジーであるところの水戸黄門」を、批判的な視座を持った上で生暖かく見守る、というようなこともできるでしょう。

>あの作品が無批判に楽しまれるべきだ、と言いたいのではないけれど、どうもこの手の批判には違和感を感じる。
>なんというか、反論側が悪者になるケースだからこそ、批判しているように感じられるから。

おっしゃることは理解できますが、僕は自分を無謬と盲信しているわけではありません。この非難エントリ(「批判エントリ」ではなく)が「絶対に正しい」という主張は誰にもできません。もちろん書いた本人としては「ある程度の理はあるだろう」と思っており、それだからこそこうして公開しています。

とはいえ、まだぐうの音も出なくなるほどの反論はいただけていませんが、そういうこともあるかもしれないという覚悟はしています(それに関連して言うと、僕の表現の拙さということもあるので、僕の意見が、この種の意見を代表する総本山みたいに見られるとしたら嫌だなあと思います。今回たまたまこのエントリがソーシャルメディアによって注目され、Webの片隅でぶつぶつケチをつけているところが大写しになっただけです。僕がぐうの音も出なくなったからといって、僕の属する意見が否定されるようなことにならないようにと必死ではあります)。

>なんというか、反論側が悪者になるケースだからこそ、批判しているように感じられるから。

「反論側が悪者にな」りそうなエントリにコメントを寄せていただいてありがとうございます。

ただ、ひとつ明確にしておきたいことがあります。僕はなにも、人を叩くために自分の心底にある意見を押し隠し、ねじ曲げて「絶妙な位置取り」をしているわけではありません。自分が思うところをできるかぎり正直に書きました(その出来映えについてはさておき)。

「いい子ぶっている」と感じられるとしても、僕のせいではありません。むしろそう反発する人の内心の問題だと思いますし、それについては僕の関知するところではありません。

「反論側が悪者になるケース」

これは、僕がある程度自分の意見に正当性を感じているという点においては当然そうなります。しかし、それは意見を表明する人はだれでもそうではないかと思います(それこそ『Cat Shit One』に関わる人だって)。その表明が批判されることもあるでしょうが、批判にも開かれてさえいれば問題はないと思っています。

makimaki 2010/07/20 14:22 お返事有難うございます。

さて

>>もし子供が見るとして、そのシチュエーションは、眉をひそめる大人に隠れてこっそり見るものではないかと思う。
>>いい大人(たぶん)が口を揃えて「楽しめばいい」などというのは論外だ。

と言うとき、仮面ライダーについてはどう思われますか?
子供は大人に隠れて特撮物を見るべきでしょうか?

戦争物が可愛い表象をまとって描写されることと、正義の味方が正義の名の下に暴力が許されるのと、問題は同根だと思うのですが。
子供に見せるとき、「正義を理由に許される暴力」というのは、「うさぎで偽装した戦争」と同じではないですか?

>>「暴力でものごとを解決するアニメを現実でやろうとしたら痛いよねー」

ではありません。

>>(といって、アンパンマンやドラえもんにそのような「小難しい理屈」を導入できるわけがないことも理解しています)。

と言うとき、引いた線はなんでしょう?
その引いた線こそが、まさに批判の根幹だと感じるのですけれど。

mgmg 2010/07/20 16:28 エントリ読みました。
で、誰にどうしろって言ってんの?具体的に。

何か具体的な提案はないの?
ただ人気動画にイチャモンつけて注目されたいだけじゃないんでしょ?

islecapeislecape 2010/07/20 17:33 Rさん、こんにちは。

「作る人も肯定している人も批判される覚悟を持とうよ」

そうですね。こうやって書くこともまた批判を覚悟しなくてはなりません。

しかしまあなんというか、本文中の僕の表現の仕方がいくぶん攻撃的でいらぬ反発を招いたという面はあると思います(とはいえ、逆にあたりさわりのない書き方をしても、これほど注目を集めなかったでしょうが……)。

エントリにも不十分なところがありますし、できることといえば、このエントリが目に入った人に資するよう、せめて内省しつつ対話していくことでしょうか。

mgmg 2010/07/20 17:52 違う違う、表現が攻撃的かどうかは大事じゃない。
具体的に、誰がどうすべきなのか、まったく具体的に書いてないことが問題。

>エントリにも不十分なところがありますし、

そんな雑な締め方あるかよw
批判される覚悟がどうとか言った同じ口で、なんで自分の書いた文章にそんな適当な反省ができるのよ?
それ、反論されたら「まあ、どっちでもいいんだけど」って言う中学生と同レベルですよ。

islecapeislecape 2010/07/20 17:58 makiさん、再度どうも。

仮面ライダーは視聴対象が児童で、放映時間も親と共に鑑賞できる時間になっているはずです。親の監督権の範囲にある作品であり、そのことについて問題視する必要はないと考えています。親が、悪役を倒すライダーを見て、後ろから「でもねえ、悪の組織にも家族がいたりするんだよねえ……。家族はどうなっちゃうんだろうねえ。もしお父さんが悪の組織の一員で、あしたライダーと戦うことになったらどうする?」なんてことを言うこともあるのではないでしょうか。子供からすれば不安このうえなしと思いますが。

一方で、仮面ライダーでさえダメだという親がいる可能性はあります。そしてそうした場合に子どもが親に隠れて仮面ライダーを鑑賞することはあると思います。

>子供に見せるとき、「正義を理由に許される暴力」というのは、「うさぎで偽装した戦争」と同じではないですか?

厳密にいうと(makiさんもおっしゃっていますが)違うでしょう。「無条件で肯定されるべきでないもの」という個人的な認定基準のいう側面から見れば一緒くたにされると思います。


>>(といって、アンパンマンやドラえもんにそのような「小難しい理屈」を導入できるわけがないことも理解しています)。
>と言うとき、引いた線はなんでしょう?
>その引いた線こそが、まさに批判の根幹だと感じるのですけれど。

『アンパンマン』や『ドラえもん』も批判されえます。しかし、現実にそこまではされない。

『Cat Shit One』は、ただあるだけで批判される。

ダブルスタンダードのようですが、この線引きは個人の決定、積もり積もって社会の暗黙の合意だと思います。それ(ダブルスタンダード)が問題だという意見があれば、それはそれで正当だと思いますし、「『アンパンマン』や『ドラえもんは』はこれこれこのような理由で見るべきでない」というような意見があるかとは思いますが、僕自身は『アンパンマン』や『ドラえもん』をことさら批判すべき作品とはみなしておらず、今のところ、そうした意見に加担するつもりはありません。

これは僕個人の問題ですので、「すべての作品が批判されうると主張するのであれば、一貫性を持って『アンパンマン』も『ドラえもん』も批判せよ!」というようなことを言われたとしても聞く耳はありません。ここは個人のブログであり、選ぶ主題は運営者の恣意です。

また逆に「『Cat Shit One』は批判されるべき作品ではない」という主張も当然起こりえます。僕が「もふもふウサギアニメ」を批判し、またそれを批判する人がいるとすれば、そうした批判合戦が保証されている点において、それ以上のなんらの助長も必要ないのではないでしょうか。

islecapeislecape 2010/07/20 18:09 mgさん、こんにちは(先ほどのコメントは別の方に宛てたものです)。

具体的にですか。

例えば、親子で鑑賞して、親が子に「この表現はこういう側面があって、こういう一方的な見方を助長する可能性がある〜」みたいなことを話しあうというのはどうでしょう。

また、この作品を勧めたい人がいたとして、

「理屈は考えず楽しめ」とか「黙って見ろ」みたいなことは言わずに、

「戦闘表現に関してはややショッキングであり視聴に際しては注意が必要だが、ミリタリーマニアの目からするとこの部分が優れている」

「敵の描写が薄っぺらい単純なストーリーと言うが、20分の尺ではやむを得ない面がある。原作ではこれこれこのような思想が展開されており、本編に期待したい」

というような、ただ肯定するのではなく、批判を受けた上で冷静にレビューすることはできると思います。


>それ、反論されたら「まあ、どっちでもいいんだけど」って言う中学生と同レベルですよ。

うーん、まあ中学生ですから(心が)

inukororiinukorori 2010/07/20 19:31 >>『アンパンマン』や『ドラえもん』も批判されえます。しかし、現実にそこまではされない。
>>
>>『Cat Shit One』は、ただあるだけで批判される。
>>
>>ダブルスタンダードのようですが、この線引きは個人の決定、積もり積もって社会の暗黙の合意だと思います。それ(ダブルスタンダード)が問題だという意見があれば、それはそれで正当だと思いますし、「『アンパンマン』や『ドラえもんは』はこれこれこのような理由で見るべきでない」というような意見があるかとは思いますが、僕自身は『アンパンマン』や『ドラえもん』をことさら批判すべき作品とはみなしておらず、今のところ、そうした意見に加担するつもりはありません。
>>
>>これは僕個人の問題ですので、「すべての作品が批判されうると主張するのであれば、一貫性を持って『アンパンマン』も『ドラえもん』も批判せよ!」というようなことを言われたとしても聞く耳はありません。ここは個人のブログであり、選ぶ主題は運営者の恣意です。

横ですけど。
「僕個人の問題」だから自分の勝手だ、と主張するなら批判するために社会呼び出すんじゃねえです。少なくともこの場では合意も何も積もっていない。あなた一人の選択であり決定です。批判されているのは社会の有様ではなくあなたのテキストです。そして選択があなたの言う通り恣意の結果であるなら、あなたの嫌悪感を「社会」を語ることで正当化する必要は全くありません。

また、その選択についての「恣意」がドラえもんやアンパンマンは「しかし、現実にそこまではされない」ていう現状認識から来ているのだとしたらこれも誤りです。アンパンマンもドラえもんも批判されているところでは批判されていますよ。まあ興味がないから見ていないだけでしょうが・・・・

通りすがり通りすがり 2010/07/20 19:51 ブログ主さん頑張って下さい。
あなたがおっしゃる「冒頭に入れるべき暴力描写への注意と配慮」や「誤解されないような物語」は制作者には非常に参考になる意見でしょう。
個人的にはこの2点が駄目なだけでも非難されてしかるべきだと考えます。
ゾーンニングの問題、尺の問題は制作者側が考える問題です。もう少し長くして物語をしっかりさせるべきだと思います。

また特撮物の多くの敵は人間ではない悪の存在、明確に倒すべき存在として描きます。原作ではないこのキャットシットワンは「人質を取る&殺す」がそれに当たるでしょうか。しかし個人的には現実世界の問題が色濃く出ており、特撮物とは同列に語れないと思います。

原作者である小林源文氏もストーリーにはもう少し関わった方が良かったかもとご自身のサイト掲示板で述べておりますので、何か言いたいことがあるのかもしれません(最初としては成功とも言ってますが)。
ですから、瞬間的に絶賛だけする人も冷静に非難の意見を聞いてみては、と思うのです。

islecapeislecape 2010/07/20 19:56 id:inukorori

こんにちは。ときおりブックマーク界隈でお見かけしていましたが、inukororiさんの虎の尾を踏んでしまったようだと、たいへん残念に思っていたところです。inukororiさんのブックマーク欄でのご指摘は重く受け止めています。

inukororiさんのこのアニメに対する態度は存じ上げませんので、それをさておき僕の「エントリを書く態度」についてのお叱りということで話を進めますが、仰るに、僕が自分の不快感を語るに際して、社会を盾に使い、自分を安全な位置に置くような態度をとっているということでしょう(そして反論者が不当な立場に置かれるという)。「そうした社会は嫌だな」という程度のつもりで書いたのですが。それについては無意識の振る舞いのようで、処世なのかどうなのかわかりませんが、確かに公正な態度とは思いません。以後、心にとどめておきます。

『ドラえもん』や『アンパンマン』が「批判されていない」というのは、言い過ぎでした。「ごくごく少数からは批判されているだろうが、社会の大勢からは顧みられていないようだ」というような意図ですが、ありうるだろうとは思いつつ、実際に知っているわけではありません。ご存知であればご教示ください。

ドランドラン 2010/07/20 21:14 どうせ宮崎駿の「泥まみれの虎」は批判する勇気、無いんでしょ? http://j.mp/cCTvhW

これなんか実際の戦争記録を動物に置き換えてる、生々しい絵物語なんだけどね。

tairaitairai 2010/07/20 21:30 レスありがとうございます。
islecapeさんがより嫌悪感を受けられている通り(人間ですら慣れないとしながらも、人間ではエントリされておられない)、うさぎを擬人化し行う戦争の方がよりグロテスクであると自分は思います。
だからこそ、戦争で当たり前のように死んでいく人間の兵士(アニメ・映画・ゲーム・本当の戦争で人間の兵士が戦場で死ぬのは物語として当然であり、慣れがある)では薄れてしまう、戦争への嫌悪感をよりもより強く感じるのではないかと考えます。
擬人化する理由がよりマイルドにしたか、よりグロテスクにしたかったのかは作者ではない自分にもわかりませんが、
表現の視点を変え、その行為を別の視点から見させる意義はあるのではないかと考えます。

ただ、描写がリアルなので、年齢制限をすべきとするのは賛成ですよ。

名無しで大丈夫ですか?名無しで大丈夫ですか? 2010/07/20 21:45 言いたい事は良く分かるのですが、批判のための批判が積み重なって行ったり
勢いあまってミリタリーマニアがどうとか余計なことを言う過程で
どんどん説得力がそぎ落とされて行っているのが残念です。

「ゾーニングしろ!」と、ただそれだけを記述したほうが余程良かったかと思います。

ぱんつじゃないからぱんつじゃないから 2010/07/20 22:11 個人的には「悪趣味だという自覚なしに絶賛してる低脳市ね」だけを記述する方がよほど良かったかと思います。

islecapeislecape 2010/07/20 23:32 すみません、ちょっと実生活上での不都合があり、コメントをお返しする作業に取りかかれないでいます。しばらくお待ちください。

( ´∀`)( ´∀`) 2010/07/21 00:05 主の主文とレス両方眺めてみると
結局のところ映画ネタにして「言葉遊び」がしたい
だけなんだなとしか思えないナ

玉川上水玉川上水 2010/07/21 00:44 小林源文知らない人はこんなアニメ見ねえだろ。そしてよしんば知らない人が見たとして、ウサギが戦争やってるアニメぐらいにしか思わん。それこそ「ランボーうさぎ版」程度の認識だろう。

islecapeさんが考えてる以上に一般視聴者は幼稚で想像力がないよ。一見さんがアレ見た所で「どこの国」「どこの人種」ってのがまず解ってない。「マニアはそれでいいかもしらんが、」との事だけれども、子供が見たって「ウサギのヒーローがラクダの悪者やっつけた」以上の何ものでもないよ。子供にはそれがリアルな描写であるという事自体が解らないんだから。知らなければ、それぞれの動物が実は人間を描写してるという事に思い至るわけがない。全ての視聴者が自分と同じ前提知識で見てると思うのは大きな間違いだよ。

inukororiinukorori 2010/07/21 02:23 どうもどうも。

>>こんにちは。ときおりブックマーク界隈でお見かけしていましたが、inukororiさんの虎の尾 を踏んでしまったようだと、たいへん残念に思っていたところです。inukororiさんのブックマーク欄でのご指摘は重く受け止めています。<<
ちょっとヒートアップし過ぎたかなーと反省しております。イライラして書き散らかしてるだけですから、「重く」受け止めていただく必要はありませんが、なにがしか届いたのなら嬉しいです。冷静に受け止めていただいて感謝してます。

>>inukorori さんのこのアニメに対する態度は存じ上げませんので、それをさておき僕の「エントリを書く態度」についてのお叱りということで話を進めますが、仰るに、僕 が自分の不快感を語るに際して、社会を盾に使い、自分を安全な位置に置くような態度をとっているということでしょう(そして反論者が不当な立場に置かれる という)。「そうした社会は嫌だな」という程度のつもりで書いたのですが。それについては無意識の振る舞いのようで、処世なのかどうなのかわかりません が、確かに公正な態度とは思いません。以後、心にとどめておきます。<<
盾に使っているかどうかは知りませんが、「そうした社会は嫌だな」は「私はそうした社会は嫌だな」以上のものではないので、そういうことを言いたいならそう言えばいいんじゃないですか? という指摘だと思っていただければ十分かと思いますよ。

確かに私は態度を明確にしていませんでしたので以下、説明しておきます。
あの作品に批判があってよい、という意見には賛同しますが、それがジャンル批判に飛躍してしまうなら却下すべきと考えています。
また、「単純に楽しめ」への「カウンター」として、シルバニアファミリーを単純に楽しめ、みたいな話をしてしまうなら、あなたの嫌悪感を尊重すべき理由が私になくなってしまいます。私は「シルバニアファミリー」的な表現の重要性をあまり感じませんので、たとえば「あらしのよるに」の続編はおそろしく無粋なことをしてくれたなという感想を持っています(翌日の悲惨な邂逅を想像させて密かな陰鬱で終わる一作目が私には面白いです)が、他人が私の批判を踏まえた上であらしのよるにを評すべきとは思いませんよ。それは傲慢というものかなと。

内容について。いかにもB級なストーリーはけっこう好みではありますが、人種による差異を「(結果的に)特に意味もなくビジュアル的に強調してしまっている」ことへの批判はあってもよいかな、と。この作品に関して、ビジュアルとストーリーは切り離されたものと私は見ます。シルバニアファミリーとかどうでもいい私には、くっつけて論じる必然性が感じられないです。また、味方に一発も弾丸があたらない戦争映画が政治的にどうかという話はすればいいと思いますよ。007シリーズもご一緒にどうぞ。

「単純に楽しめ」について。特定の文脈における読解を大した根拠もなく他人に要求するのには本当に呆れますね。
以上です。



とりあえず「よくある批判」にも言及していて短いのに二度おいしいこちらのドラえもん批判と
http://d.hatena.ne.jp/uedaryo/20090210/1234268607

こちらのドラえもん二次創作はどうでしょう。前回コメントを書いたときに念頭にあったのはこれです。あるいは娯楽のノー天気さへのテロルの先例として参考になるのでは、と思います。
http://d.hatena.ne.jp/cmasak/20090420/1240185782

アンパンマンは・・・・聖性と悪の極端な二項対立を暴力で解決することへの批判、は世間話のレベルで聞きますね。類似の話は仮面ライダーでもウルトラマンでも。
たとえばこんなエントリがあります。やはり「よくある批判(情報が古いですがある程度の普遍性はあるかと)」への言及もありますし、※欄が表現におけるテーマと表象のマッチ/ミスマッチの話題にもなってて面白いです。
http://d.hatena.ne.jp/usaurara/20070911/1189472956

通りすがり56番通りすがり56番 2010/07/21 10:17 炎上した原因に記事の無駄な言葉並べが多いせいだと思う
もっと核心を伝わりやすく短くまとめるべきじゃない?
それが出来ないってことは考えなしってことでしょ?
ただ書き散らして文面を汚しただけじゃない
ストレス解消ですか? そうですか 2chでやってろ

mgmg 2010/07/21 12:10 具体的提案を書いてくれてありがとう。
要はそういうことが言いたいのね。

子供への影響の話と、ミリオタの賞賛が気に食わねえって話を合わせたのが、読者と意見が食い違った要因じゃないかな。
察するに、「ミリオタのコメント気に食わねえ」が先にあって、それだけだと説得力がなさすぎると思って、子供への影響の話を持ち出したんでしょ?そういうずるい根性が透けて見えてるってとこも叩かれる原因だよね多分。

ミリオタには批判を受け止めて冷静な評価しろとか言ってるけど、真っ向否定の煽りタイトルのエントリ書いちゃってる後じゃ、説得力ないよねw

ただただ 2010/07/21 16:25 制作者は完成度の高いグラフィック見せたいだけでメッセージ性とか何も考えてないよ。考えてるならあんな陳腐な脚本は否定するだろ。

だけどこの「制作者も視聴者も何も考えてない」ってことが一番の問題点で盛り上がってる。
アンパンマンは何も考えなくとも楽しめるかもしれないが、この作品はそうはならない。それはなぜか。
1、キャラクター描写
2、メッセージ性や物語
それは制作者も視聴者も1しか重視していないから。そして近年はキャラ萌え、シチュエーション萌えのような近視眼的で刹那的な楽しみ方が広がっている。

日本のCGアニメはまだまだ世界には通用しないだろうな。長文でどうでも良さそうなことをすみません。ブログ主さんの賛同者はいますよ。

TrickTrick 2010/07/21 22:04 別に作者はそんなメッセージ性とか盛り込んでないと思うがな
高尚な思想性が無い作品というものを完全否定とか理解に苦しむ。

感想感想 2010/07/21 22:07 「制作者も視聴者も何も考えてない」ってことなんでしょうね。むしろブログ主さんの賛同者のほうが多いんじゃないかな。

tyokoratatyokorata 2010/07/21 23:57 そういえば、この間ドナルドダックが日本人の基地を水攻めで何百人と殺す動画を発見しました。直接死体は出ませんでしたが、旭日旗の戦闘機が何機も沈んでるから、おそらく死人が出てるでしょう。


流石はディズニーだと思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=4XVRR1F1DPA

islecapeislecape 2010/07/22 00:28 「mg」さんと「ただ さんへ」さんのコメントを「承認待ち」にしました(削除はしていません。投稿された文章が必要な場合、メールいただければお送りします)。


コメントがどういったものかというと、

「mg」さんのものは、「通りすがり56番」さんへ宛てて、このエントリが「炎上した」というほど一方的に叩かれていない、むしろ賛同の方が多いのでは、と指摘しています(そのことについては、まさにそこが、このエントリの「差別意識の隠蔽」が成功しており、「多数者」を取り込んでいることの証左であるというご意見があります)。

「ただ さんへ」さんのものは、「ただ」さんの主張は、僕の書いていることを好意的に忖度しすぎているうえ、僕に対する批判者も不当に軽んじている。その意見は「ただ」さんの責任において公開すべきであり、このコメント欄に書くのは適当ではない……というような感じでしょうか?


コメント返しができていませんが、放置しているわけではありません。他コメント者に個人攻撃をおこなうのはおやめください。現在は「なぞなぞ認証」によってどなたにでもコメントいただける設定にしていますが、自由に議論するという本来意図とかけ離れた泥仕合が行われる可能性があるなら事後認証制にします。「この程度で消すのかよ」と言われると、うーん確かにちょっとやり過ぎかなとも思いますけれども、とりあえずあまり荒れないようにと思って(もしコメントの宛先の方が「なにを言われようと問題ない」というのであれば、再公開するということも考えています)。


現在、僕は頂いたご批判などを元に、本来すべきであった主張を明確にした改題・改稿作業を行うとともに、オリジナルのエントリの差別性について検証する一種の「反省文」を構成中です。

コメント返信に関してはしばらくお待ちください。

makimaki 2010/07/22 00:38 「まおゆう」の時にも似たようなやり取りがあったんだよね。
【あぁいう表現は危ない】→【作品に思想なんてない】→【その方がむしろ危険】
#作者の意識と関係なく作品は影響を与える、だとか
#受け入れやすい表現で、細部をそぎ落としているので、かえって悪くなっている、とか
#それを普通と感じる感性が危険、とか

でもねぇ、そういう危険視の視点だと、「仮面ライダー」ってすごい危険なんですよ。
「正しい」と定義された物が、「悪い」と定義された物に、「正義を執行」して殺すのだから。
しかも、それを子供に与えるのです。

でも、「まおゆう」を責める人も、「Cat Shit One」を責める人も、なんかそこら辺を有耶無耶にするんですよね。
子供向けに簡易な表現となっていて、まさに「まおゆう」が「Cat Shit One」が抱えている問題なはずなのに。
左的に、どうもしっくりこないというか。

そこで、ラインを聞いてみたんですけれどね・・・

ただただ 2010/07/22 08:51 ブログ主さんのご配慮感謝します。

仮面ライダーは善悪を物語で提示するが、Cat Shit Oneは(ビジュアルのみで)物語で提示しきれていないため批判があるのだと思います。
どのライダーかは知りませんが、基本は「正しいと定義された主人公が悪いと定義された悪人を倒す」なので物語として提示出来ていれば問題ないと思います。
Cat Shit Oneは善悪がはっきりわからない、もしくは安易な形で表現している。つまり「提示させるほどの物語が無い」わけで、その批判は真摯に受け止めて欲しいところ(時間が短いから仕方ないという主張は問題外)。原作者本人も「ストーリー製作にもっと関与しとけば良かったかな」と述べていることですし。
もっとよく考えてもっと良いものを作ろう、作ってもらおうと言うだけ。だから「何も考えずに楽しめばいい」という主張は疑問が残ります。

ちなみに「高尚な思想性が無い作品というものを完全否定」しているわけではないです。そういう作品ならばそう見えるようにしろというだけです。

自分の主張をだらだら書いてすみません。自分のブログでやってろってところですね…。ブログ主さんのエントリ楽しみにしてます。

あっそうあっそう 2010/07/22 10:36 早く病院行け な?

islecapeislecape 2010/07/22 19:34 通りすがりさん、こんにちは(前の通りすがりさんとは別の方ですね?)。

>ゾーンニングの問題、尺の問題は制作者側が考える問題です。もう少し長くして物語をしっかりさせるべきだと思います。

ゾーニングについて配慮してほしいという思いはやはりありますね。尺を長くするのはいろいろ問題があったでしょうね。『ペンギン物語』をあげて「20分程度の物語でも、もっと深いストーリーは作れる」という意見があります。

>個人的には現実世界の問題が色濃く出ており、特撮物とは同列に語れないと思います。

おっしゃるとおり、特撮が現実世界の何かに仮託されて描かれることがあるかもしれませんが、本作は寓意というレベルでは済まないほど直裁的すぎると感じています。

原作者のWebサイト掲示板をのぞかせてもらったのですが、ストーリーについてどういう不服があるかまではわかりませんでした。まあ今後の企画で原作者とアニメ制作サイドのやりとりがあるかもしれませんね。

islecapeislecape 2010/07/22 19:35 ドランさん、こんにちは。

>どうせ宮崎駿の「泥まみれの虎」は批判する勇気、無いんでしょ? http://j.mp/cCTvhW

>これなんか実際の戦争記録を動物に置き換えてる、生々しい絵物語なんだけどね。

『泥まみれの虎』という作品は存じませんでした。ご紹介いただきありがとうございます。

ただ、「批判する勇気」というのがよくわかりません。つまり、「宮崎駿氏が国民的な人気を持つアニメ映画監督で、批判したら逆に宮崎信者に寄ってたかって叩かれることになるだろうから、それが怖いんだろう」ということでしょうか? そうした遠慮は考えたこともありません。また、宮崎監督は、ある人から「労組書記長までやった筋金入り左翼」などと批判されることもあるようですが、そうした人々が勇敢ということではないですよね。

僕が『泥まみれの虎』を批判しないのは、ただ単純に読んでおらず、批判すべきものかどうか判断できないからです。もしこの作品を鑑賞した上で、「批判すべき」と感じたならばそうするでしょう。同じように、このエントリではYouTubeで無償公開されている映像についてのみ述べており、原作漫画の是非についてはなんら言及していないことにご注目ください。

また、あわせて指摘させていただければ、「この作品を批判したならばこの作品についても批判せよ」とおっしゃるのは、型押しした思想の強制です。近似した作品A・Bがあったとして、「A・Bとも批判する」立場、「A・Bとも批判しない」立場だけでなく、「Aのみ批判する」立場、「Bのみ批判する立場」がありえます。

islecapeislecape 2010/07/22 19:35 tairaiさん、こんにちは。

>表現の視点を変え、その行為を別の視点から見させる意義はあるのではないかと考えます。

tairaiさんがそのようにおっしゃるということは、この作品は、僕のようなものではなく、tairaiさんのような人にとって何かしら意味を持った作品ということの表れとなのでしょう。「作品」はすべての人のためにあるわけではないのですから、それは当然です。

であればこそ、

>うさぎを擬人化し行う戦争の方がよりグロテスクであると自分は思います。

まさににそのとおりですね。それが個人の嗜好に合う合わないはともかくとして、こうした見方を提供しかつ成功したのは原作者の功績です。この件において、小林氏は表現の多様性に多大な貢献をしていると評価されてしかるべきと思います。

islecapeislecape 2010/07/22 19:36 名無しで大丈夫ですか?さん、こんにちは。もちろん大丈夫です。

>言いたい事は良く分かるのですが、批判のための批判が積み重なって行ったり
>勢いあまってミリタリーマニアがどうとか余計なことを言う過程で
>どんどん説得力がそぎ落とされて行っているのが残念です。

ご期待に叶うことができず残念です。こうしたご批判は少なからずいただいており、反省することしきりです。

>「ゾーニングしろ!」と、ただそれだけを記述したほうが余程良かったかと思います。

ただ、それだとここまで注目は集まらなかったでしょうね。実際、僕は別の作品について、Twitterでひとこと「こうすべきだったのに!」「なんでこうしない!」的なことを述べていますが、たまに共感の反応をいただく以外には注目されることもありませんでした。

世の中そういうものですね。

islecapeislecape 2010/07/22 19:36 ( ´∀`) さん、こんにちは。

>主の主文とレス両方眺めてみると
>結局のところ映画ネタにして「言葉遊び」がしたい
>だけなんだなとしか思えないナ

Σ(゜口゜;

islecapeislecape 2010/07/22 19:37 玉川上水さん、こんにちは。

「ランボーうさぎ版」はよかったですね。

>一見さんがアレ見た所で「どこの国」「どこの人種」ってのがまず解ってない。「マニアはそれでいいかもしらんが、」との事だけれども、子供が見たって「ウサギのヒーローがラクダの悪者やっつけた」以上の何ものでもないよ。

日本でも最近は外国人労働者などが増えていますが、アラブ系の子供(国籍が外国籍か日本籍か問わず)が、地域に溶け込んでいる場合はどうでしょう。その子が宗教上ターバンをかぶる文化を維持している場合は。

もちろんすべてに配慮することはできませんが、配慮のあとが見られるとも思わないですし。

>子供にはそれがリアルな描写であるという事自体が解らないんだから。知らなければ、それぞれの動物が実は人間を描写してるという事に思い至るわけがない。

あとで気づくということはありえますよね。ラクダのテロリストに引きずられて、アラブ人に変な印象を抱くようになったり……というのは考えすぎでしょうか。

islecapeislecape 2010/07/22 20:26 ぱんつじゃないからさん、こんにちは。すみません、順番を飛ばしてしまいました。

>個人的には「悪趣味だという自覚なしに絶賛してる低脳市ね」だけを記述する方がよほど良かったかと思います。

シングルイシューで論を展開すべきというお話ならそのとおりと思います。しかし、その言い方で冷静な議論はまったく望めなくなるでしょうね。特定の個人に宛てたものではないので削除はしませんが、以後はお控えくださるようお願いします。

「支配的ではない意見を攻撃する際には、これらの手段を使っても世間の非難を浴びることはないし、それどころか、熱意と義憤の表れとして賞賛される場合が高い。だが、これら手段を使った時の弊害がとくに大きくなるのは、自分を守る力が比較的弱い人に対して使われた場合である。そして、このような態度で意見を主張したときに不当に有利になるのは、支配的な意見に賛成する側にほぼかぎられている」(J.S.ミル『自由論』山岡洋一訳、光文社古典新訳文庫122頁)

ということで、公平・公正の観点からも抑制的であらねばと思っています。

islecapeislecape 2010/07/22 23:57 inukororiさんへのお返事は、いただいたコメントの内容が大変充実していることと、IDコールが可能であることから、失礼ですがお待ちいただいて――(Amerikanさんが言及されたセーフセックス関連の動画もログインしておらずまだ見ていなかったり……)

islecapeislecape 2010/07/23 00:02 通りすがり56番さん、こんにちは

>もっと核心を伝わりやすく短くまとめるべきじゃない?
>それが出来ないってことは考えなしってことでしょ?

おっしゃるとおりです。改題・改稿作業を進めています。ねむいです。

「2chでやってろ」ということに関してですが、匿名掲示板もまた公共空間には違いないので、責任の所在ということでいえば同じことだと思います。それにここはふだん2ちゃんねるより閑散としてるので、「目につかないところでやれ」というのはアドバイスとしてはあまり……。

あと、通りすがり56番さんが「増田でやれ」と言わないところに文化の違いを感じました。

cf. http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%FD%C5%C4

islecapeislecape 2010/07/23 00:04 mgさん、こんにちは

「ミリオタの賞賛が気に食わねえ」というのはちょっと違いますね。賞賛は当然あってよいですが、他人の目を意識しないふるまいに対する抗議の意図があります。

「説得力がなさすぎると思って」という計算も、ないと自分では思っているんですがねえ。「透けて見えてる」からといって、それは偶然かもしれないですし。僕はそんなに計算づくで行動できるほど見通しがいいわけではないですよ。

>ミリオタには批判を受け止めて冷静な評価しろとか言ってるけど、真っ向否定の煽りタイトルのエントリ書いちゃってる後じゃ、説得力ないよねw

まったくもって。

islecapeislecape 2010/07/23 00:08 Trickさん、こんにちは。

>別に作者はそんなメッセージ性とか盛り込んでないと思うがな

作者、というのは、「原作者」ではなく、「アニメ製作者」のことですね? これは念のため。

>高尚な思想性が無い作品というものを完全否定とか理解に苦しむ。

「完全否定」はしていません。ある側面において批判されうることがある、という主張です。だいたい「高尚な思想」ってなんですかという話になってしまいます。「政治的な意図」のことか、それとも「形而上学的思弁性」か、もしかして「理想的博愛主義」か……

islecapeislecape 2010/07/23 00:23 感想さん、こんにちは。

>「制作者も視聴者も何も考えてない」ってことなんでしょうね。むしろブログ主さんの賛同者のほうが多いんじゃないかな。

「何も考えてない」というのは失礼な想像がすぎるのではないでしょうか。

これはただ、鑑賞に際して考えている対象がちょっと違うというだけで。

例えば、僕はすごくボケーッと映像を見ているので、目まぐるしいスピードで繰り広げられる戦闘のテクニックのいちいちについては、どこをどう注目したものかさっぱりわからなかったりします。そこでミリタリーマニアの方に特殊戦闘の解説をしていただくと二回目の視聴から理解が深まる、と。ひとつの作品には、さまざまな視点からの観察に耐えうる要素が込められていることがあるわけで、多種多様の関心を持つ鑑賞者同士が、ひとつの作品について視座を披瀝しあうことがあれば、作品理解はより深まっていくことでしょう。しかしそれを、(しつこいようですが)「ただ楽しめばいい」というのでは、鑑賞の方法として極めて単調にすぎるのではないかと、そのように考えています。

ですから、僕が「こういう部分に関してはどう?」と聞くことがあるとして、その場合に相手の方に「自分はこういう所に注目しているんだ」と応じていただくことで、コミュニケーションを重ねていく。そうした過程が可視化されていればなにも問題はないと思います。今の段階だと、「戦闘シーンがすごいんだよ!」「敵がまんまアラブとかなに考えてんだよ!」の言い張り合いにしかなってませんね。

「賛同者」に関しては、おそらく暗数としてはそうだと思います。「非実在青少年」の件でも、「良識的」な意見に逆らってまで成年向けゲームをあえて擁護しようという人は少ないでしょう。この「非実在動物」についても同じことが言えるのではないかと。

islecapeislecape 2010/07/23 00:43 id:tyokorata

>流石はディズニーだと思いました。

見ました。なるほど。

まあこれは「殺す動画」というようなものではありませんね。確かに無人基地でないかぎり人は死んでいるのでしょうが。

戦争の片手間に制作されたこの見事なアニメーションが「描かないもの」を批判的に鑑賞することは、直裁的な暴力描写を批判的に鑑賞するよりそうとう難しいですねえ。そしてそれを批評として表現するのは至難の業のように思えます。僕の手には余る。

まあツッコミ程度なら入れられます。最初ドナルドを狙っていた狙撃兵がお辞儀をしあうところなんかは、誇張描写による差別意識の表れと言えるでしょうか。だからといってドナルドに悪感情は沸き起こりませんけど。

この前買ったばっかり ⇒ http://d.hatena.ne.jp/asin/B002KW5452

玉川上水玉川上水 2010/07/23 00:55 >もちろんすべてに配慮することはできませんが、配慮のあとが見られるとも思わないですし。

十分見られると思う。何せ作中では一度も国や地域の名前を口に出していない。これが配慮のあとでなくて何だというのか。

y_arimy_arim 2010/07/23 11:02 ぼくの友人の言だけど、この作品に関して「同じ人間が立場によって、兎だのらくだだの、見た目からして異なる動物にデフォルメされてしまうところに高度な批評性が存在するのではないか」ということをtwitterで言っていて、なるほどと思った。大いなる皮肉というやつだと思う。
ただ、そういうことを言ってくれる誰かがいてくれないと、多くの視聴者には到底思い至らない話ではないかとも。

配慮配慮 2010/07/23 11:19 監督のツイートより
http://twitter.com/sasaharakazuya/status/17511934551
アラブ人にも色々いるってことを言いたいんだろうが、こんなこと言う監督だもの配慮なんかねーだろよ

AAAAAA 2010/07/23 12:29 レーティングの問題であって、表現の問題じゃないと思います。

「人間が死ぬのはどうでもいいけど、かわいいウサギたんが死んじゃうのは絶対許せないですぅ〜」
ってのは
「豚は死ね!イルカはトモダチ♪」ってのと同じですよ。
動物差別反対。

レーティング、ゾーニングに関しては強く避難されるべきですが、その理由は「擬人化された動物が出演しているから」ではなく「戦争を扱った作品だから」です。
人間を用いて作られた同じ映像に対しても適用されるべきだと考えます。
表現はより自由に。棲み分けはより厳格に。

islecapeislecape 2010/07/23 22:15 makiさん、たださん、inukororiさん

のちほど理由を書きますが、いただいたコメントについて、返答はもうしばらくお待ち下さい。

islecapeislecape 2010/07/23 22:16 あっそうさん、こんにちは。

>早く病院行け な?

もしかして元総理の方ですか? 口調がよく似ておられるような……

islecapeislecape 2010/07/23 22:22 玉川上水さん、こんにちは。

>十分見られると思う。何せ作中では一度も国や地域の名前を口に出していない。これが配慮のあとでなくて何だというのか。

僕の感覚では、固有名詞が出ていないことをもって「配慮」というのはちょっと。

もちろん砂漠とイスラム風装束は物語が要請する必然であって、これが異世界ファンタジーの登場人物みたいな敵だとすると「現実感」が出ないですから、なんらかの現実を寓意した存在になってしまうのも仕方ないことではあります。

しかしその「現実感」のためにアラブの文化が利用されている点は(その是非はともかく)指摘されてしかるべきですし、「国や地域の名前」が出ていなくても、見ればそれがなにを表象しているかは歴然としています。

islecapeislecape 2010/07/23 22:39 id:y_arim

>ぼくの友人の言だけど、この作品に関して「同じ人間が立場によって、兎だのらくだだの、見た目からして異なる動物にデフォルメされてしまうところに高度な批評性が存在するのではないか」ということをtwitterで言っていて、なるほどと思った。大いなる皮肉というやつだと思う。

このコメント欄で、tairai さんのコメントが同じように「動物で描くこと」が「見慣れたものの見方を一変させる」と指摘しています。それは原作者の勝利であり、表現の多様性への貢献であろうと思いました。

>ただ、そういうことを言ってくれる誰かがいてくれないと、多くの視聴者には到底思い至らない話ではないかとも。

正直なところ僕はそこまでは考えませんでしたし、聞いて「なるほどなあ」と感じました。表現の多様性と同時に、批評の多様性も必要ですね(本稿が「批評」であるとは言いませんが)。

一方で、ブックマーク欄ではVodkaDriveさんによる「同じアメリカ人だからといって、ヨーロッパ系、アフリカ系の違いはないのか」という指摘があります。設定をどこまで「厳密」にするかは作者の判断であって、「アラブ系がアメリカ国籍を取得したらラクダからウサギに化けるのかどうなのか」という設定の混乱を回避できないからといって企画全体をボツにしなければならないということはないですし。その「単純化」は、作者が「国籍」という制約を普遍の種族的宿命と認識していることの表れではありますけど、もちろんそれは自由でしょう。

さらに、「こうした舞台での戦闘が描かれているというそのことが、『現実』の表れであり、そこから物語を読み取ることもできる」という意見もありました。それについてもなるほどと思います。

しかしやはりこうした意見は「そういうことを言ってくれる誰か」の存在が担保されていないかぎり出てこないでしょうし、ミリタリーマニアは、「黙って楽しめ」などというのではなく、こうした視点を紹介すべきでしょう。


ところで、ブックマーク欄に「どのような作品であれ非難には値する」とありますが。まったくさようで。

この題からしてすでに滑っていますが、「万死に値する」(cv. 神谷浩史)にしなくて本当によかったと思います。

islecapeislecape 2010/07/23 22:45 配慮さん、こんにちは。

なるほど、そんなこともあったのですね。「揶揄されている」(と感じた)側がそういう怒りと抗議を表明できるというのは結構なことだと思います。それにしても、「翻訳されていた」とすると、彼らラクダがなにを言っていたか気になるところではあります(それでふと思い出したのが、『スターウォーズ』新三部作のジャー・ジャー・ビンクス〔黒人なまりで喋るギャグキャラ〕……)。ブーンドックスという漫画のキャラクターがえらくおかんむりでした(メイス・ウィンドウには喜んでましたけど、エピソード3を見てどう感じたでしょうねえ……)。

cf. http://d.hatena.ne.jp/asin/4344006658

islecapeislecape 2010/07/23 22:50 AAAさん、こんにちは。


>レーティングの問題であって、表現の問題じゃないと思います。

>表現はより自由に。棲み分けはより厳格に。

ほぼ賛成です。


ところで、

>「人間が死ぬのはどうでもいいけど、かわいいウサギたんが死んじゃうのは絶対許せないですぅ〜」
>ってのは
>「豚は死ね!イルカはトモダチ♪」ってのと同じですよ。
>動物差別反対。

このエントリでは上記のような主張はしておりませんし、『Cat Shit One』で死んでいるのはラクダですし、地球で二番目に頭のよい生物であるところのイルカ(人間は三番目)に対してはそれなりに好意を抱いていますが、といって豚にそれほど悪感情をいだいているというわけでもありませんので念のため。

過去に以下のようなエントリを書きました。よろしければご覧ください。

豚の悲劇 http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090920/r4

islecapeislecape 2010/07/23 22:58 さて、連日の猛暑のなか、皆さんどうお過ごしでしょうか。じつは先日ふがいないことに熱失神を起こしてしまいまして、水分を充分に補給してはいるのですが、ここ数日のあいだ疲労感・眩暈・頭痛が治まりません。やや睡眠不足ということもあり、ちょっと失礼して寝込ませていただきたいと思います。

コメント対応の順番が混乱していますが、なにしろコメント欄がただ長くなるだけでえらく読みにくく、こんなんなってしまいました。

makiさん、たださん、inukororiさんには改めてお詫びいたします。失礼しました。

islecapeislecape 2010/07/23 23:05 去年 http://d.hatena.ne.jp/islecape/20090811/p1 のコメント対応も(体力的な意味で)いくぶん難儀しましたが、今年はちょっと耐え難かったですね。

次に話題になるときは、冬だといいなあ、なんて。

とくもととくもと 2010/07/25 15:02 読んでて複雑な感想をもってしまう。確かに受け入れやすいキャラを使って殺戮を娯楽として楽しむ、それを創作にすぎないから全世界に自由に送信しても許されるという感覚には違和感がある。だが、同時にパンツ少女のアニメを規制しようという立場には反対だったりする。

islecapeislecape 2010/07/25 19:06 makiさん、こんにちは。

現実になんらの影響を与えない創作にはまったく価値がない――ということは言えるでしょう。その影響がよしきにつけ悪しきにつけある――それが表現の、「表現としての必要条件」なのだと、ある意味では思います。

『仮面ライダー』、『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』(以下『まおゆう』)、『CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-』(以下『Cat Shit One』)、もちろんこれらは原則的に「等価」な「作品」であり、実際どれも等しく注意深く鑑賞されるべきものではあります。ただその上で考えると、『仮面ライダー』はすでに評価が定まり、社会の「モード」に組み込まれている作品といえないでしょうか(その是非はともかく)。ライダーに比べれば『まおゆう』『Cat Shit One』とも「権威」による保証・箔付のない作品であるからこそ、胡乱な目で見られるというバイアスがかかっているという面は、いくらかあるとは思います。

しかし一方、『仮面ライダー』は、すでにその世界内において「『正しい』と定義された物が、『悪い』と定義された物に、『正義を執行』して殺す」ということに対する自己批判を行っていなかったでしょうか?(『ウルトラマン』も、有名なところでは『バットマン』も)。あれだけ多くの人が関わり、多くのシリーズが登場しているのですから、そうしたことができますが、個人制作の『まおゆう』や、小規模プロジェクトの『Cat Shit One』が批判されるとき、僕は、「そうした視点が外部委託されているということなのではないか」と、個人的には思うのですが。

>でも、「まおゆう」を責める人も、「Cat Shit One」を責める人も、なんかそこら辺を有耶無耶にするんですよね

(makiさんがそうだというわけではないのですが)『Cat Shit One』を批判する人に対し、「じゃあ『仮面ライダー』はどうなんだよ」と聞き、「もちろん『仮面ライダー』も批判されるべきだ」という回答を引き出すや「こいつは、皆に受け入れられている『仮面ライダー』を批判するようなトンデモだ。したがってこいつの『Cat Shit One』批判には正当性がない」というような詭弁を主張する人はいますし、あるいは回答しないことをもって「こいつは不誠実だ。ただ自分の都合で『Cat Shit One』を叩きたいだけだ」と論点のすりかえを行う人もいます。そもそも愚かにも『成年向けゲーム』や『ストライクウィッチーズ』を引き合いに出したのは僕なので、僕がある作品についてどう思っているかに関しては、僕が知りうるかぎりにおいてお答えしますが(『まおゆう』に関しても批判的な視点で見ています)、本来、議論においては、誰かに実際のトピックス以外の事柄について意見の表明を強要することは基本的には慎むべきではないかと思っています。「有耶無耶にする」態度の如何によってはそれだけでその人の誠実さもわかるでしょうし、そこだけを追求するのではなく、攻めるところを切りかえるべきでしょう。

玉川上水玉川上水 2010/07/25 19:33 >「国や地域の名前」が出ていなくても、見ればそれがなにを表象しているかは歴然としています。

知ってる人にとって一目瞭然な事は「前提」で言ってます。国や人種をキャラクターが作中で明言した場合としていない場合で、どれだけラクダに対するイメージが変わるか想像できませんか?

ちなみにここで反論している点は「配慮が見られない」という一点に対してのみです。それが十二分な配慮かどうかという事ではありませんのでそこは誤解の無いように。


所で少し話は変わるのですが、コメント欄で他の方も言ってたようにハッピーツリーフレンズについては取りあげないんでしょうか。アレも子供向けな可愛いキャラクターデザインで誰でも見られるのに、内容は「これ見て喜ぶ人間はとは関わりたくない」って思う類のモノです。最早戦争とかそういう話ですらないので、アレを楽しいという人は本当にただの残虐趣味なのではないかというような。

islecapeislecape 2010/07/25 19:46 たださん、こんにちは。こちらの都合でずいぶんお時間をいただきました。2本のコメントについてまとめてお返しします。

>制作者は完成度の高いグラフィック見せたいだけでメッセージ性とか何も考えてないよ。考えてるならあんな陳腐な脚本は否定するだろ。

これは僕もそう思っています。「原作はもっと〜」という意見はいただいていますし、おそらくそうであろうとは思うのですが、この脚本は、「アニメ制作スタッフの関心」が映像表現にあった(であろう)ということと、その映像表現を際だたせるために、短い尺ゆえ複雑な物語構造をオミットし、あえて単純なストーリー展開を採った、ということの共犯関係なのでしょう(どちらが主犯でどちらが従犯かは?)。

であれば、この作品の政治性などについて口を出すのは、もちろん「野暮の極み」ではあるのですが、一方で、鑑賞者がこの作品にどう向き合うかというそのことが政治的行動になりかねないのでは、とも思います。仮にこの作品がDVDとして販売されたとして、爆発的なヒットとなったとしましょう。それを「顔にターバンのラクダ」として表現されたイスラム圏の人は、やはりうれしいと感じることはないでしょう(これは「ラクダだから」ということではありません)。プレビューを見たイスラム圏の人は「これは物語にすぎない」として一笑したという「のの」さんのコメントはありましたが、彼らは本編を見たわけではないそうですし、また「配慮」さんからご紹介いただいた監督のツイート http://twitter.com/sasaharakazuya/status/17511934551 で、アラブ系の声優が作品から降りたという話もありましたし。

>そして近年はキャラ萌え、シチュエーション萌えのような近視眼的で刹那的な楽しみ方が広がっている。

これに関しては、具体的なデータは持ち合わせていませんが、印象論として同意見です。今回の『Cat Shit One』アニメの鑑賞についても、描かれる目前の戦闘に目を取られるあまり、その戦闘をも組み込む全体構造について詳察がなされていなかったのではないかと感じました(これは、それがなされているから優れている/劣っているという話ではなく、そうしたものの見方が提供されえないことより、単純な作品受容しかなされない可能性があることへの懸念です)。

>原作者本人も「ストーリー製作にもっと関与しとけば良かったかな」と述べていることですし。
>もっとよく考えてもっと良いものを作ろう、作ってもらおうと言うだけ。だから「何も考えずに楽しめばいい」という主張は疑問が残ります。

さようで。作品の批判だけでなく、好き嫌いを語ることさえ否定する空気があるとすれば、それはずいぶん狭量です。

>ちなみに「高尚な思想性が無い作品というものを完全否定」しているわけではないです。そういう作品ならばそう見えるようにしろというだけです。

しかしまあ、高尚な思想性が見えない作品があってもいいですよね。「そう見えるように」する必要もない。それがどこかの文脈から批判されることはあるでしょうが……(ということをたださんがおっしゃりたかったというのではなかろうと思いつつ、いちおう)。

islecapeislecape 2010/07/25 20:00 とくもとさん、こんにちは。

>読んでて複雑な感想をもってしまう。確かに受け入れやすいキャラを使って殺戮を娯楽として楽しむ、それを創作にすぎないから全世界に自由に送信しても許されるという感覚には違和感がある。

前段については、本エントリの言えているようで言えていない少し言えている意見に対する共感をいただけたものと理解していますが、

>だが、同時にパンツ少女のアニメを規制しようという立場には反対だったりする。

僕は表現規制には反対です。今回は、大多数の人があまり好意的には見ないであろう作品を無制限に公開され、しかもそれを批判を許さない態度でただ持ち上げるという、他者の視線を意識できていないふるまいが、表現の自由にとっては「後ろ弾」になりうるというようなことについて指摘したいと思って、それですべりました。

僕が「表現規制派」であるとお考えであるとすれば、それは誤解ですのでどうぞご了承ください。

islecapeislecape 2010/07/25 20:29 玉川上水さん、こんにちは。

>知ってる人にとって一目瞭然な事は「前提」で言ってます。国や人種をキャラクターが作中で明言した場合としていない場合で、どれだけラクダに対するイメージが変わるか想像できませんか?

おっしゃることがおぼろげながら理解できました。「マイナスの要因が少しは軽減される」というような感じですかね(しかし、どのみちマイナスではあると)。

>ちなみにここで反論している点は「配慮が見られない」という一点に対してのみです。それが十二分な配慮かどうかという事ではありませんのでそこは誤解の無いように。

制作者が、脚本をこしらえるにあたって、「主人公に『アラブのラクダどもが!』とか『イスラムの狂信者め!』などと言わせるのはやめておこう」などというようなことを考え、それゆえ作中「アラブ」「イスラム」という言葉はひとこともなかった。だから配慮はあった――という仮定に基づくなら、たしかにそれは(あくまで形式上)「一応の配慮があった」と言ってよろしいと思います。つまり、「あったか」「なかったか」ということで。しかしならばその件に関して僕は「それは『配慮』としては不十分であろう」と言うより他ありません。

>所で少し話は変わるのですが、コメント欄で他の方も言ってたようにハッピーツリーフレンズについては取りあげないんでしょうか。アレも子供向けな可愛いキャラクターデザインで誰でも見られるのに、内容は「これ見て喜ぶ人間はとは関わりたくない」って思う類のモノです。最早戦争とかそういう話ですらないので、アレを楽しいという人は本当にただの残虐趣味なのではないかというような。

『ハッピーツリーフレンズ』をWikipediaで少々調べ、いままで存在も知りませんでしたので、とりあえず"A Bit of a Pickle"( http://htf.atom.com/index.php/episodes/a-bit-of-a-pickle/ )を鑑賞しました。

なるほど。これは「目的が悪趣味」とでも言えばいいような作品のようで。しかし、この一話を見るかぎりにおいては、登場キャラクターが特定の民族を表象しているわけでもないようで、これは「差別性に対する配慮」とはまた別レイヤーの問題であろうと思います。

玉川上水玉川上水 2010/07/25 20:49 >これは「差別性に対する配慮」とはまた別レイヤーの問題であろうと思います。

うーん…延々続くコメント欄の問答のせいで当初の論点を見失ってやしませんか。元々「ゾーニングもないのに子供にも受けそうな可愛らしいキャラクターが殺戮を行うムービーを無批判にただ称讃する人達」への批判じゃありませんでしたっけ?

islecapeislecape 2010/07/25 21:11 玉川上水さん、こんにちは(このあいさつも機械的でいいかげんもう少しましなフレーズはないものかと思いますが)

僕としては、「ゾーニングもないのに子供にも受けそうな(アメリカとイスラムを寓意しているようにも思える)可愛らしいキャラクターが殺戮を行うムービーを無批判にただ称讃する人達(制作者・鑑賞者とも)」というような批判をしているつもりでした。

玉川上水さんはこのうち、「『ウサギのヒーローがラクダの悪者やっつけた』以上の何ものでもない」「全ての視聴者が自分と同じ前提知識で見てると思うのは大きな間違いだよ」とおっしゃることで、僕が主張したつもりの「(アメリカとイスラムを寓意しているようにも思える)」の部分を否定なさったように感じられたため、「この作品の登場人物がアメリカとアラブを表象していること」についての僕の意見を問いただしているのではないかと勝手に判断していました。失礼しました。

『ハッピーツリーフレンズ』は、「公開に際してゾーニングが必要であり、この悪趣味を無批判に称揚す立場があるとすれば無責任であり、批判されるべき」ということは感じます。

islecapeislecape 2010/07/27 23:39 id:inukorori

今さらになってしまいましたが、コメントいただきありがとうございました。


>あの作品に批判があってよい、という意見には賛同しますが、それがジャンル批判に飛躍してしまうなら却下すべきと考えています。
>また、「単純に楽しめ」への「カウンター」として、シルバニアファミリーを単純に楽しめ、みたいな話をしてしまうなら、あなたの嫌悪感を尊重すべき理由が私になくなってしまいます。

「シルバニアファミリー」については、例え話として不適当でした。主張を論じる上で不適切な記述であったと反省しています。「計算づく」というわけではない(と自分では思う)のですが、ここで「シルバニアファミリー」の架空シリーズ(大きな蜘蛛の巣ジャングル云々)に言及することで、一種の「内輪受け」(特定の勢力・派閥というようなものではなく、どこかにいるであろう僕と感性が似た人に向けて、という意味で)を狙った部分があるのだろうと思います。これは、成年ゲーム批判や『ストライクウィッチーズ』に言及したことに関しても同じです。


>私は「シルバニアファミリー」的な表現の重要性をあまり感じませんので、たとえば「あらしのよるに」の続編はおそろしく無粋なことをしてくれたなという感想を持っています(翌日の悲惨な邂逅を想像させて密かな陰鬱で終わる一作目が私には面白いです)が、他人が私の批判を踏まえた上であらしのよるにを評すべきとは思いませんよ。それは傲慢というものかなと。

僕も「僕の主張がかならず肯定され、そのうえで作品が鑑賞されなければならない」というようなことは考えてもいません。「ポジショニング上、反論しにくい意見」という批判はありまして、その点をもって「批判的視点の強要」などと感じられるとすれば、それは僕の本意ではありません。

「あらしのよるに」については鑑賞していませんので、いただいたネタバレを元に想像(喰う喰われるの関係性が、完全になくなった、ある種の「ハッピーエンド」?)して反応しますが、例えばそこで誰かが「肉食動物と草食動物の本来的な構造を無視し、作品に安直に奉仕させるくだらない脚本であり、教育的に誤ったメーッセージを与えかねない」的なことを言うのであれば、それは(論として正当なものかどうかはともかく)「批判」でしょうけれども、ただ単に「無粋なことをしてくれたな」とinukororiさんが言うだけであれば、批判ではなく、やはりただの「感想」です。また、僕の主張もある面では「感想」の域を出るものではありません。こうした主張があることは何ら問題ないと思いますし、その感想の表明に対しては同意するかしないかというだけの話ではないでしょうか。


>また、味方に一発も弾丸があたらない戦争映画が政治的にどうかという話はすればいいと思いますよ。007シリーズもご一緒にどうぞ。

「味方に一発も弾丸があたらない」に関しては、僕はなんら問題視していません。007シリーズはまともに見たことがないいため、これまた想像になりますけれども、おそらく「主人公にご都合主義的な展開が繰り広げられる」という面を『Cat Shit One』の主人公たちの活躍と同一視して言及されたのではないかと思うのですが、これに関しては、僕自身くっつけて論じる必然性を感じません(007シリーズの政治的批判というとボンドガールの扱いでしょうかねえ)。


>特定の文脈における読解を大した根拠もなく他人に要求するのには本当に呆れますね。

これは僕の書いたエントリをはじめ、数多の主張に向けられているのであろうと思うのですが、特定のある種の読解を「主張」することは、とくに問題ないのではないかと思っています。それがたとえ不愉快なものであろうと。それはあくまで受け取る側がどう感じるかの問題です。

しかしそれはもちろん強要されるべきものではありません。せめて出来ることは、主張を述べ、反論し、止揚し、そして何らかの前向きな結果を得るために努力することだと思います。


さて、各リンクについて、ご紹介いただきありがとうございました。

>http://d.hatena.ne.jp/uedaryo/20090210/1234268607

なるほど。この場合、僕は藤子・F・不二雄を擁護するでしょう。そもそも大体においてのび太が便利な道具を使いこなせず破滅する話ですし、また、『ドラえもん』が「テクノロジーは使うもの次第」という描き方をしているとも思っていません。むしろテクノロジーそのものに潜む悪意さえ描くことがあるように感じることが多々あり、僕は『ドラえもん』をそのように受容してきました。もちろん一部のエピソードには「ヒョイと良い物を手に入れ」るようなエピソードもありますし、その点について批判されることはあるかと思います。


>http://d.hatena.ne.jp/cmasak/20090420/1240185782

こちらは、以前一読したことがあります。ドラえもんの「イメージ」をうまくかすめとった、興味深い(そして趣味の悪い)作品だと個人的には思っています。ただ、作者がなにを意図していたかまでは感じ取ることができませんでした(ちなみに、幼稚園のとき一度「ドラえもんは卒業した」と口走ったのをいまだに家族に攻められます)。僕は基本的に二次創作(パロディ)は条件で許容されるべきという立場ですので、この創作に関して不快感を感じるようなことはありませんし、こうした表現もありだろうと思います。藤子プロがどう思うかはわかりませんが。


>アンパンマンは・・・・聖性と悪の極端な二項対立を暴力で解決することへの批判、は世間話のレベルで聞きますね。類似の話は仮面ライダーでもウルトラマンでも。

http://d.hatena.ne.jp/usaurara/20070911/1189472956

そもそも『仮面ライダー』や『ウルトラマン』はその長いシリーズの中で、自ら戦いを放棄したり、戦いによる解決に苦悩したりなど、彼ら自身の戦う運命について批判的なまなざしを自ら持ちえていたのではなかったろうか、仮面ライダーは花々世界ということを考えました。また、『アンパンマン』にもばいきんまんが叩きのめされず終わる話があったような場合に限る気がします。

『Cat Shit One』について、僕もこのエントリを書いた当初は「ただ単に可愛いもので残虐な行為を描いただけではないか?」という程度に考えていたのですが、複数の指摘で、それがある人にとっては、「ただ人間同士が殺しあうよりグロテスクに見える」とか、などというふうに。もちろん、たとえ「ただ悪趣味」だというだけであろうと表現は自由ですが、こうしたある特定のターゲットにとって、『Cat Shit One』が果たしている役割があるということを教えていただいたと思います。それは、今までに存在しなかった「アンパンを食べさせるヒーロー」を生みだした原作者を賞賛することにもつながる

アドルフさんアドルフさん 2010/07/27 23:40 ブログ主の意見だと

「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。

このブログ主は現実と空想を区別できないの?

islecapeislecape 2010/07/27 23:41 あれ? コメント切れてました。


――今までに存在しなかった「アンパンを食べさせるヒーロー」を生みだした原作者を賞賛することにもつながることだと思います。

的なことを書きました。

islecapeislecape 2010/07/27 23:45 アドルフさん、こんにちは。

>「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。

それはアドルフさんが内心で想像する誰かさんの行動であり、僕自身にはなんら関わりのないことなのでコメントは差し控えておきます。

アドルフさんアドルフさん 2010/07/28 19:16 >それはアドルフさんが内心で想像する誰かさんの行動

「もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する」

こう主張しているのはブログ主じゃないの?
ご自身の行動と言動が矛盾してますよ。

islecapeislecape 2010/07/28 19:27 アドルフさん、こんにちは(前回書きそびれたのですが、お名前に「さん」があるので、二重に「さん」付けはしません)

いえいえ。

>「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。

まず前提として、アドルフさんが「言いそうですね」という感想を抱かれるのはもちろん自由です。

ただこれは、もし僕が「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!」と言わなかった場合、あまり意味のないコメントになってしまいますし、僕は現段階では『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』を鑑賞していないため、アドルフさんのコメントに対して返答することができません。

そもそも、「もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する」というタイトルを書いた人間の行動を想定する場合は、

>「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。

ではなく、

>かわいいペンギンを使って描いた『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』も非難に価するのですね、わかります」

などと書いて煽るほうが、まだ文章読解としては適当かと存じます(もちろんこれもいささか雑な括りであるとは思うのですが)。

islecapeislecape 2010/07/28 20:13 いまコメントを見返して、id:inukororiさん宛の二回目の返信で、

>彼ら自身の戦う運命について批判的なまなざしを自ら持ちえていたのではなかったろうか、仮面ライダーは花々世界ということを考えました。また、『アンパンマン』にもばいきんまんが叩きのめされず終わる話があったような場合に限る気がします。
( http://d.hatena.ne.jp/islecape/20100719/p1#c1280241570 )

と書いてあることに気づいたのですが、なんでしょうね、「仮面ライダーは 花 々 世 界 ということを考えました」って……。

「あったような場合に限る気がします」というのもいまいち意味不明ですね(これは「あったような気がします」ということだと思います)。

これを書いていたときは半分――どころか八割がた寝ていたので(これも失礼な話ですが……)、なにを書こうとしていたのかどうしても思い出すことができません。たぶん「花々世界」のくだりがなくても意味は通じると思うので、このままにしておきます。ごめんなさい。

アドルフさんアドルフさん 2010/07/31 08:20 >かわいいペンギンを使って描いた『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』も非難に価するのですね、わかります」

これはブログ主が内心で想像する誰かさんの言動であって、私には関係ないですね。
ちなみに「「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。」
の根拠は

・「もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する」
・「殺される側に物語がない」

以上2点です。ですから

>「まず前提として、アドルフさんが「言いそうですね」という感想を抱かれるのはもちろん自由です。

残念ながら誤りであると言わざるをえません。
今回の「Cat Sit One」の場合、「時間」と「限られた予算」の中で、「誰を焦点に当てていくのか?」を考えた場合、パッキーとボタを中心とした物語を展開させるのが、適当であったでしょう。
ブログ主が、「『Cat Sit One80'』のミーシャ・クリンコフ側のようなストーリー展開を望んだとしても、それは無いものねだりだよねー」ですけど。

ご自身が「鑑賞者の幼稚さが作品を台無しにすることもある。」と主張なさっているのですから、「当然そのことも考えた上で、今回は書いているのですよね?」と聞いてはおきます。
まあ、

>かわいいペンギンを使って描いた『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』も非難に価するのですね、わかります」などと書いて煽るほうが

という残念な回答は、「それって、ブログ主の主張に何か寄与するの?無意味じゃない?」ですが。

islecapeislecape 2010/07/31 18:35 アドルフさん、こんにちは。

どうも失礼しました。僕はアドルフさんがどういうスタンスを持った方なのか判断する材料をもちあわせていないため、アドルフさんの問題意識がどこにあるかがわからず、コメントの意図を読み取るのにたいへん難儀しています。そういうわけで、僕がアドルフさんの内面を誤って想像したとすればまったく申し訳ないところで、そのあたりはやりとりするうちにだんだんと理解できていくものと思うのですが――

>ちなみに「「『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、アメリカ人のみ不幸に描いてる!ケシカラン!」とか言いそうですね。」
の根拠は

>・「もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する」
>・「殺される側に物語がない」

>以上2点です。

やはりわかりません。この2点から機械的に僕の内心を忖度なさったということですが、ということは『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は、ペンギンの米兵(?)が、今回のアラブ風ラクダのように、物語なく一方的に殺されていく存在で、物語はベトナムの正義を無条件に称揚し、そして終わる、といった感じなのでしょうか。であれば、あるいはそう言うかもしれませんが、僕からすると、そもそも感想ありきの作品鑑賞というのが考えられないため、この指摘については困惑するよりほかありません(タイトルについては「不適切」というご指摘はいただいてますが、そのことについてはとりあえずさておきます。言葉遊びをさせていただければ、『ペンギンズ・メモリー』の主演は「もふもふしたウサギ」ではないですよね)。

>今回の「Cat Sit One」の場合、「時間」と「限られた予算」の中で、「誰を焦点に当てていくのか?」を考えた場合、パッキーとボタを中心とした物語を展開させるのが、適当であったでしょう。
>ブログ主が、「『Cat Sit One80'』のミーシャ・クリンコフ側のようなストーリー展開を望んだとしても、それは無いものねだりだよねー」ですけど。

アドルフさんがなにをおっしゃりたいかは、なんとなーく理解できるような気がします。

「それは無いものねだりだよねー」とおっしゃるのはまったくそのとおりだと思います。そして、「ないものねだり」は理解した上で、批判することもあるのではないかと考えています(なんで「批判する必要があるのか」とおっしゃる方もおられると思うのですが、それが「作品鑑賞の多様性」ではないでしょうか)。

>ご自身が「鑑賞者の幼稚さが作品を台無しにすることもある。」と主張なさっているのですから、「当然そのことも考えた上で、今回は書いているのですよね?」と聞いてはおきます。

「『鑑賞者の幼稚さが作品を台無しにすることもある。』と主張なさっている」は、「『当然そのことも考えた上で、今回は書いているのですよね?』と聞いてはおきます」という文に、どうかかるのでしょうか? 「今回は書いている」は本文に向けたものでしょうか、それともコメントのいずれかに向けたものでしょうか?

あるいはアドルフさんの意図するところが、僕自身の「稚拙な鑑賞方法(と文章)によって作品が台なしになった」というお叱りであるなら、それはまったく(意図したところとはいえ)残念なことでした。しかし世の中そうしたものです。今回このエントリが注目されたのは一種の不幸な偶然というもので、あまりお気になさらないのがよろしかろうと思います。

アドルフさんアドルフさん 2010/08/05 22:23 インターネットが無かった時代ならともかく、最低限「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」のあらすじさえ調べようとしないのは、わざとなのか調べたら何か自分にマズイことになるのかどちらなのでしょうか?
「やはりわかりません。云々」という意味不明なことは、スルーさせていただきます。

また「作品鑑賞の多様性」をご主張なさるのでしたら、

「人種差別うんぬん言ってる人、原作漫画では日本人は猿なんだよw主人公のアメリカ人がウサギなのも、言葉遊びからきてるんだし、
なぜそこまで否定的になるのかわからん。単純に映像を楽しめばいいのに」



「変な理屈なんか捏ねるなよ。こんなもんに哲学的な意味とか教訓を求めんなよ。ともあれ、戦争モノでは上出来すぎるくらいのリアリティを持ったアニメーション。
そのリアリティと、キャラクターとのギャップを、ただ、楽しめ。ひたすらに観て、楽しむだけでいい。」

に対して、

「マニアはそれでいいかもしらんが、「見た目にファンシーなウサギ」という年齢層を問わずアピールしかねないキャラクター(主人公がむくつけき男なら、それだけで見ない人もいるだろう)を使って、購入する必要のない無償提供で、しかも年齢制限など視聴に際してのゾーニングもないという、限りなく誰にでもウェルカムな公開手法を採って、それでリアリティにこだわった戦闘描写を主眼にした作品を流通させるというのは、あまりほめられたやり方ではないし、ましてやそれを無批判に肯定するような言動をするのは無責任きわまりない。」

等と書いていては、せっかくの『それが「作品鑑賞の多様性」ではないでしょうか』とは矛盾しますし、「作品鑑賞の多様性」のご主張も空虚に聞こえてしまいます。
せっかくご自身が

「あまりお気になさらないのがよろしかろうと思います。」

と書いているのですから、「わざわざ記事を書かずに心のうちに留めて置けばよかったのにね」とは思いますが。

islecapeislecape 2010/08/05 23:32 アドルフさん、こんにちは。

>インターネットが無かった時代ならともかく、最低限「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」のあらすじさえ調べようとしないのは、わざとなのか調べたら何か自分にマズイことになるのかどちらなのでしょうか?
>「やはりわかりません。云々」という意味不明なことは、スルーさせていただきます。

『Cat Shit One』と『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』を対置させて作品を批評するというそのことに対して僕がまるで無関心だから……では解答にならないのでしょうか。宮崎駿氏の『泥まみれの虎』を挙げた方もいらしゃいました。それらの作品が「動物を擬人化させた作品」であることをもって『Cat Shit One』と対比されることの必然性は、ある人によってはそうかもしれませんが、そもそも世の中には数多の作品があり、『ペンギンズ・メモリー』や『泥まみれの豚』以上に『Cat Shit One』に近しい作品があるかもしれません。しかし個人の意欲、能力、作品鑑賞歴には限界があり、それらにいちいち言及することはできないのです。

たしかに『ペンギンズ・メモリー』について言及される方は多いようですが(たぶん世代が違うからでしょう。僕はあのペンギンのCMを知りません)、だからといって「マズイことになるのか」などと痛くもない腹を探られても首をかしげるしかありません。僕は『Cat Shit One』と『ペンギンズ・メモリー』を並べて批評したいという(アドルフさんがお持ちかもしれない)感性を持っていないのです。僕が今回問題にしたのは『CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-』ただ一作品のみであり、それゆえに「作品批評として視野が狭く、拙い」というご批判は甘んじて受けますが、「他作品と絡めて論ぜよ」というご要望にはお応えいたしかねます。

>せっかくの『それが「作品鑑賞の多様性」ではないでしょうか』とは矛盾しますし、「作品鑑賞の多様性」のご主張も空虚に聞こえてしまいます。

いいえ。僕が今回あげつらった意見は、それ自体に「作品鑑賞の多様性」を否定する論理を含んでいるように思えます。こうした意見が存在すること自体は一向にかまいませんが、その意見に内包される主張は批判されるべきでしょう(念のためおうかがいしますが、我々のあいだには「『批判する』ということがすなわち『表現の圧殺』でない」という共通認識はあるでしょうか?)。

もちろん僕がこうして意見を表明したことについて、なんらかの批判が起こることはまったく正当であり、自由です。たとえば僕の「(この作品を)無批判に肯定するような言動をするのは無責任きわまりない」というような言いぐさはずいぶん強い口調の非難ですが、そうでないというなら、「いや、これは無責任のゆえに出た言葉ではなく、これこれこういう文脈があり〜」などというふうに反論・擁護がなされればよいのです(それにより僕自身が納得するかどうかはともかく)。今回の僕の意見の表明は「作品鑑賞の多様性」それ自体を阻害しておらず、その点について問題があると感じてはいません(成年ゲームや『ストライクウィッチーズ』をまとめてひっくるめたのは誤りでした)。

あのような「他者の意見を受けつけない」意見を「心の中にとどめておけばよかったのに」ということは僕も思うのですが、それでは対立が表面化しないので、今回の成り行きもまるっきり無駄というわけではない――というふうに考えています。

通りがかり通りがかり 2011/08/11 10:19 予告編しか見てないので何ともですが、リアルに残虐に殺したりする映画は姿はどうあれ「楽しめ」という種類の映画ではないと思います。
おっしゃっていることはよくわかります。
「かっこいい」「かわいい」と言った表現がおかしいのであって、「問題点を感じる」が正しい反応と思います。
ただ、見る人間が見ればそれはわかることではと思ったりもします。
「議論になること」が「作品意図」だと思いますので、反対はしません。
年齢制限はつけてほしいですがね。

IslecapeIslecape 2011/08/11 17:44 通りがかりさん、こんにちは。

娯楽作品を鑑賞するそのときに「楽しむ」というのは、よいと思っています。それがどういう作品であれ。ただ、その「楽しむ自分」が「自分の人格のすべて」であったりすると、ちょっと問題かなー、というふうに考えています。その「作品を純粋に楽しむ感覚」と「作品およびそれを鑑賞する自分を、客観的かつ批評的に認識する」の、うまい切り替え方というか、そういうものが必要になるのではないでしょうか。

議論をするにしても、作品が倫理的に正しいかとかそういうことはまったく問題ではなく、作品がなにに優れているのか、そしてなにを無視してしているのかといったことを ひとりですべて把握するのは難しいので、様々な立場・考え方の人たちが互いに提示しあえるようになるのがよいのではないかと。作品に含まれないものを外部で補完するような形で(これは「議論」でもないですね)。

kk 2012/01/13 23:37 そもそもあんたはこれを見るべきじゃなかった。
ましてやこんな所で無責任に批判するべきじゃない。
公開されてるから目に入ったと言いながらいっちょ前に批判してるじゃないか。

IslecapeIslecape 2012/01/15 07:10 kさん、こんにちは。

「公開されたものの責任」という点では、この作品も僕のこのエントリも同じ程度と思っています。

物語を公開することも自由なら、それを批判することもまた自由。というのが僕の立場で、それは今も変わりませんね。

このエントリに対する反論のコメントをそのまま掲載し続けていることが、いちおう公平性の担保になっていると僕自身は考えているのですが。

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