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アドファイブ日記

2016-09-16

「ドローン」市場はかつての「クラウド」と似てる

1ヶ月くらいブログを書いてなかったけど、最近思ってること。

最近知り合いの会社のうち複数がVCから増資を決めてスピードアップしていくのを目の当たりにして、うちはスピード感が薄いなと繰り返し思う。

ドローンを自律制御するソフトの開発を始めてもうすぐ二年、v1.0の機能設計も固まってもう少しでリリースできそうなところまで来たものの、「これは果たして売れるのだろうか?」は全然わからない。

開発している途中、今年の春に展示会に出展して反応を確かめてみたりもしたが、いまいち手応えがなかった。ドローンの「ソフトウェア」市場って、まだそんなに大したことないのかもしれないが、そうこうしてるうちにインテルクアルコム等の大企業が自律制御機能を含むプラットフォームの開発をどんどん進めている。

ドローン市場は10年スパンで見たら確実に勃興するんだとは思う。でも、新しく市場ができることと、その新興市場の拡大に伴って「スタートアップビジネスがシェアを握れるまで大きくなること」は、大きな隔たりがある。大企業のほうが、新興市場においても有利なことは言うまでもない。

かつて「クラウド」という言葉が出始めたときのことを思い返すと、今の状況によく似ている。多くのスタートアップが「クラウド」にチャレンジしたし、大企業もこぞってそれに取り組んだ。そしてクラウド市場が確かに大きくなり社会インフラ化した現在を見ると、そこで勝者となったのはアマゾングーグルマイクロソフトといった「クラウド以前から大企業だった会社」で占められている。

新興市場のすべてが、スタートアップが入り込む余地のあるものであるとは限らない。ドローンは、一見新しいモデルに思えるが、それに必要となる要素技術はむしろ大企業が取り組む方が有望であるようなものばかりだ。

なのでうちの会社がソフトウェア製品をリリースしてみても、まったく売り上げが立たない可能性はかなり高い。

でも、そうした製品を出さない限り、成功することはないのだ。リリースするまでも大変だけど、リリースしても売るまでが大変、しかも大企業が有利な市場、なぜこんな領域に手を出しちゃったんだろうって思わなくもない。

でも、夢を見たいじゃないですか。ドローンの自律制御ソフトの世界シェアNo.1がうちの会社の製品で、世界中のドローンが、僕らの書いたコードで動いてる未来が来たら、楽しいじゃないですか。

本当に現実を見ると、悲観しかないけど、それでも夢があるなら、やるしかないのですよね。