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アドファイブ日記

2016-06-26

ソーシャルでバズる必勝コンテンツの作り方

なんとなく気づいてしまった気がするので書きます。

ソーシャルでバズる強者たちが醸し出す「ワンパターン感」

東京カレンダーっていうサイト、定期的にコンテンツが更新されて、それがどれもツッコミどころ満載でPV的にすごく稼げてそうでうまいなぁって思うんですが、なんとなくパターンがある気がしませんか?

それから、炎上ブロガーのイケハヤ氏とかはあちゅう氏とかの書くコンテンツ。これもなぁんかパターンがある気がする、そうみんな薄々感じつつなかなか真似するのは難しいなという感じじゃないかと思います。

僕も「それがワンパターンだという感じはするんだけど上手く言葉で表せない」というもどかしさを感じてました。でも今日、僕は端的に気づいたんです。それは

「血液型占い」パターン

として説明できるな、と。

血液型占いというコンテンツのパターン

どういうことかというと、、

まず血液型占いって、A,B,O,ABという4つのカテゴリに人間を分類(男女入れたら4x2=8カテゴリに分類)して、それぞれの性格や傾向をステレオタイプ気味に語って「あるある感」を消費するものだと思います。

血液型占いの面白さはユーザ・読者が「自分に当てはめる」ことが出来る点にあり、また自分以外の血液型についての占いも一緒に消費することで「自分と他人の対比」も疑似体験できちゃう特徴もありますね。

ウケるメディアやコンテンツって、やっぱり読み手自身に関係する部分が大きいものだと思うんですよね。みんな「他人よりも自分に関心がある」から。なので、血液型占いはいわば「擬似的なワントゥワン・コンテンツマーケティング」みたいな役割を果たしてきているんじゃないかと思います。「キッチリ几帳面なA型のアナタにオススメなコスメはこれ!」とかね。

擬似的な1to1マーケティング

それで、血液型占いというのはそうしたパターンのコンテンツの中でも割と歴史が長いほうだと思いますが、テレビや雑誌といった「コンテンツ配信チャネルが高価だった時代」には、いわゆる「ワントゥワンマーケティング」のような形でコンテンツを作ろうとしても、読み手のユーザボリュームが一定数ないと配信コストが見合わないため、そんなに多様なコンテンツを作ってもペイしませんでした。

しかし、Webサイトとかブログとかって、特に文字テキストなんていったらコンテンツ配信コストがものすごく安いので、いくらでもコンテンツが配信できてしまいます。なので、血液型占いが持つ「擬似的な、自分ごと」「擬似的なワントゥワンコンテンツ・マーケティング」というパターンを使って、それなりにセグメントごとに分けてコンテンツを作ってもペイするようになりました。

ここで興味深いのが、血液型占いが「ファクトやエビデンスに基づいてない」にもかかわらず繰り返し消費されうるコンテンツであることです。メディアやコンテンツを消費する大衆はいくら「自分に関わるコンテンツ」が好きとは言っても、「自分の予想を裏切る事実やエビデンス」なんかよりステレオタイプでもいいから「予想のなかにあること」を使って組み立てられたコンテンツを好むのでしょう。

東京カレンダーはまさにそれ

ちょっと長くなりましたが、東京カレンダーの記事のパターンはまさにそれじゃないかと思います。起業家外資系金融弁護士六本木タワーマンション、丸の内、麻布、サーファー、東大慶応早稲田読モ美女メガネ男子、理系、ラガーマン、etc. そうしたみんながよく知ってる記号に対して、実体を伴うよりもまず大衆が予想しやすいステレオタイプを与えてしまう。その前提条件のもとで記事を構成していく。これはまさに血液型占い的なコンテンツの作り方にほかなりません。

イケハヤ氏も同じ

イケハヤもまさにこのパターンに当てはまると思います。東京と田舎、それぞれのメリットとデメリット、それはイケハヤ氏が高知に移住してあんなブログ記事を書いてなくても恐らく多くの人が「ステレオタイプ的に」知ってた知識なのではないかと思います。しかもイケハヤ氏は、そのステレオタイプエビデンスを与えてステレオタイプを強調した、と。

でももしかしたら実は田舎暮らしの「ステレオタイプ的には認識されてない不便なところ」については、彼は隠しているかもしれません。生活費が安く済むように見えて案外高くつく費用があったり、インターネットで仕事が済むとは言ってもやっぱり田舎にいると機動力が落ちて不便だったり、そういうのはきっとあるんじゃないかと思います。でも、それは「血液型占いパターン」としてのコンテンツの作り方に照らせば、「書かないほうがいいこと」です。「A型のずぼらなエピソード」や「B型の几帳面なエピソード」のような「予想のストライクゾーンを外すコンテンツ」は大衆にウケないからです。

はあちゅう氏も同じ

はあちゅうも例外ではありません。練習問題がてら、本記事を今読んでくださってる貴方も考えてみてください。はあちゅう氏が、どんな記号とどんなステレオタイプをいつも用意し、どんなユーザの「予想のストライクゾーン」にボールを投げつづけているのかを。

というわけで

長くなりましたが今日はそんなことを考えました。

ではまた。