時津風部屋リンチ殺人──これが、国技か……

 にちゃんねる経由で、 『火葬することに遺族は抗議した』について詳細説明。

親方は遺族に無断で、名古屋で火葬しようと企てる。(死亡診断書があれば法的に可能)

葬儀屋の職員が、遺族親戚が立会わない火葬は極めて異例と不審に思った。

親方、葬儀屋に「火葬はまだですか」「一刻も早く火葬してください」と催促。
葬儀屋、遺体に刻まれた無数の傷を発見。

葬儀屋の職員は、新潟の両親に電話して、『本当に火葬しても構わないのですか?』と尋ねる。

すぐに父親は電話で親方に抗議。親方に火葬の中止を求める。

親方「もう既に日取りは決まってある」「今さら勝手な事を言うな」と父親の要望を却下。

父親、葬儀屋に電話。葬儀屋、名古屋の火葬を直ちに取りやめ、遺体の搬送を行う。

遺体は両親の新潟に搬送され、両親と涙の対面をした。
(遺体の付き添いは葬儀屋の職員だけ、相撲部屋の関係者は一人も来なかった)

 親方がビール瓶でぶん殴り、「おまえらもやれ」と兄弟子をけしかけて共犯に。兄弟子はなぜかあった金属バットで暴行。その後ぶつかり稽古が終わると「後はわしが面倒を見る。おまえらは風呂に入れ」と言って稽古場で二人きりに。その間20分、響く斎藤さんのうめき声……。
 日ごと明らかになる詳細をニュースで聞くが、一体どうなってんだろうなあ、相撲業界って。親方は暴行も無断で火葬にしょうとしたことも認めているのに。遺体は耳が千切れ、足にはいくつも刺し傷があり、全身は痣だらけ。鼻も曲がり、小学生の妹はその惨状を目の当たりにしてしまった。
 もはや殺人である事は明らかなのに、なんで報道じゃその単語が出てこないんだ? 何で容疑者扱いじゃなく、今でも親方親方って言ってんの?
 私は別に相撲は見ないし、興味も持っていなかった。けれど、江戸においては庶民の大きな娯楽であり、長らく続く伝統であり、国技という他のスポーツとは一線を画すという背景には敬意を持っていたつもりだ。私は興味はないけれど、長らくそれを大事に受け継ぎ、研磨してきた人がいる。そしてそれを愛し、応援し、楽しみにしている人達がいる。だから私は相撲がなくなればいいとかは思わないが、どこの部屋でもこういう事が多かれ少なかれ起きているらしいのが実情のようだ(画像:昭和60年以降現役で亡くなった力士一覧)。相撲をこれからも国技として続けていくなら、こういった内面をどうにかしないといけないんじゃないの!?